SuperTZ chassis
[基本データ]
フルカウル・スーパーの中期~後期に登場。
サイクロンマグナムやハリケーンソニック、ビートマグナムやバスターソニックなど、フルカウルのフラッグシップ的な車種に二代にわたって採用され、二次ブームの中核を担ったシャーシと言っていい。
S1超
SFM未満のホイールベース、車高は両シャーシよりも低くなっているなど直進性を主体とながらもバランスの優れた設計となっている。
駆動伝達も
ZEROやS1と同じ
ピンククラウン+
1.4mmプロペラシャフトの組み合わせで潜在ポテンシャルは高い。
しかし駆動系の精度に関しては、スーパー1などのZERO系の方が上とされる。
またフロントバンパーに深いリブをつけることで未だスリットはあるものの、S1やそれ以前のシャーシの弱点であったバンパーの強度は改善され、高い強度を誇る。
また、SFMと同じく
リヤステーが標準で装備されている。
標準的なものは強度・剛性共に低く(特に剛性)実戦で使うには心もとないが、ビートマグナムや同TRF、バスターソニックなどに装備されている専用のリヤステーは欠点が大幅に改善され、さらにネジ穴が追加されたことで汎用性も高くなっており、少しの補強で実戦投入が可能なほどのものになっている。
ちなみに、登場当時はワイドトレッドといわれていたが、TZキットの多くが
ワイドトレッドタイプのホイールを装備しているだけで、シャーシ自体はS1やVSと同じ60mm長のシャフトを使う幅である。
なので当然、S1と同じホイールを装着すればS1と同じトレッドになり、逆にMS用のホイールを装着すればさらに広がる。
2012年に再販がかかったレイホークガンマ・ブラックストーカー・サンダーブーメランW10の3車種には、何故か13mmベアリングが標準装備されている(しかもベアリングローラーは単価換算で2割引)。
主な材質はABS樹脂だが、グラスファイバー入りのスペシャルキットが販売された。
以下のスペシャルキットに入っているTZシャーシは、グラスファイバー混入ABS樹脂製。
- サイクロンマグナム スペシャルキット
- ビートマグナム スペシャルキット
その他カラーバリエーションなど。ほとんどの物はシャーシとギヤケースが同色になっている。
最も標準的な色。
基本的に大抵の車種はこの色。
ビートマグナムの先行販売版と初回版には、シャーシ裏にジャパンカップ記念の刻印が刻まれたものがあった。
限定GUP。シャーシの色変えでは定番の色。
あまり出回らなかったので知らないユーザーも多い。
限定GUP。青S1、スモークSFMと同時発売。
二次ブーム時に発売され、青S1、スモークSFMと一緒にかなりの量が出回ったので知名度が高い。
たまに残っているところがある。
2010年、青S1とともに再販。
「ペンションりんごじゃむ」で限定販売されたもの。かなりの希少品。
同時に同じ色の
VSシャーシが販売された所為か影が薄い。
本当にTZシャーシが好きな人しか持っていない為、見かけることは皆無。
ある意味りんごじゃむVSよりも希少なシャーシなのに、需要が殆ど無い不遇なシャーシである。
サイクロンマグナム・同TRF・ハリケーンソニック・ビートマグナム
上記4種のリミテッドスペシャルに同梱された色。クリアパープルじゃないよ?
ちなみに付属するギヤカバー、リヤステーは白色である。TZでシャーシ本体とギヤケースの色が異なっているのはこれのみである。
ブラックストーカー フルクリスタルモデルのみ同梱された色。
ミニ四駆必勝改造プロジェクトビデオのプレゼント品として、400台の当選であった為、かなり貴重なシャーシ。
後継となる
SUPER TZ-Xシャーシは別項目にて。
2012年、このシャーシの実質的な後釜と言える
ARシャーシが登場。しかし
TZマシンの内ではフルカウルのみが適合というオチが付いている。それ以外、例えばスーパーミニ四駆シリーズ(既に販売終了)だと
主にフロントギアケース部分から干渉する。