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ボールベアリングの改造 - (2009/07/11 (土) 22:55:38) のソース

●13mmの玉減らし
13mmローラー用ボールベアリングは、直径が大きい分コースの継ぎ目には強いが、中に入っている玉が大きい所為か他の小型ボールベアリングに比べて回転がいまいち。
そこで、中の玉(鉄球)を抜いて抵抗を減らす改造がよく行われる。

やり方はまず、裏側の青いシールと金属リングの間に、破損しないようカッターナイフなどを差し込み、シールを外す。
次に、玉と玉の間を細い棒などで付いて透明シール(兼リテイナー:玉を適切な位置に保持しておくスペーサー)を外す。
そして玉を同じく細い棒やドライバーなどで片側に寄せると、玉、外リング、内リングに分解できるので、玉を半分(4つ)抜いて、残りを90度づつの角度に設置し、逆の手順で戻していけばおk。

外した玉は、錆びないようオイル漬けにして保管しておこう。
後々ベアリング内の玉が磨耗したときに交換できる。


●二重ベアリング
ない計5mmのボールベアリングに、外径5mmの520ベアリングを仕込んで性能を向上させる改造。
上記の13mmボールベアリングにも当てはまる。他にも、850、950、1050、1150など。
少々重くコストパフォーマンスも悪いが、内外のベアリングが互いの不足を補うため、非常に高い性能を得ることが出来る。
また、どちらかのベアリングにトラブルが起こって回転が鈍くなる(あるいは完全に止まってしまう)事があっても、もう一方が無事ならばローラーとしての機能を維持できるので、保守的にも利点があるといえる。

やり方は簡単で、上記であげたベアリングの軸穴に520を突っ込むだけである。
少々硬いが、まっすぐに打ち込めば入らないものはない。
そのままでは固定されないので、[[瞬間接着剤>シアノアクリレート系]]か[[嫌気性接着剤、エポキシ接着剤>その他]]などで固定しておくこと。
はめ込むとき硬くても、個体差の関係で結構ゆるいものも多いので、接着しておいたほうがいい。

520はMS用ギヤベアリングとしても売られているが、アルミベアリングローラーにも入っている。
歪んで使えなくなったアルミベアリングローラーや、昔使っていたが今は使わなくなったゴムリングつきアルミベアリングローラーなど、捨てずにとっておけば[[520を再利用>小ネタ]]できる。


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