&bold(){ワッシャー} 大小2種類あります。 普通にマシンを組んでいると余りがちになってありがたみが感じにくい普通のワッシャーですが、 実はゆるみ止めの基礎基本です。 そもそも、ビスは座面(ネジ頭で部品に触れる部分)の面積の摩擦抵抗により安定して締まるので、これを拡張 させるワッシャーは特にビスの緩みが命取りになるミニ四駆において非常に重要なパーツと言えます。 ビスの緩みに悩まされたら、まずワッシャーをちゃんと使っているかどうか確認してみましょう。 (特にFRPを多用している場合など) &bold(){ネジ止め剤} ネジとネジ穴専用の接着剤のようなもので、特にバカになったシャーシやノーマルナットの固定の応急処置として 重宝します。 説明書きによると、硬化に24時間かかるとのことなので、 レース本番前夜などに使うと吉でしょう。 当然緩める時により力が要ることにも注意。 (硬化が進みすぎるとネジ山の方がバカになったり・・・) &bold(){ロックナット} ノーマルナットより外周が少々、縦幅は倍ほど大きく、 中にねじ止め剤、最近の物はナイロンの輪が入っています。 この輪がビスを掴むので、緩む心配がありません。ただし何回も着脱していると緩くなって行くので注意。 ノーマルナット用レンチはひと回り小さいので使えません。 &bold(){ボールスタビキャップ} ノーマルナットで締め、最後に少し突き出たビス先にボールスタビキャップを付ければ、 これがロックナットの輪のように効いてくれます。公式ルールではスタビは何個でも使って良い事になっています。 スタビや緩み止めだけでなく、尖ったネジ山のカバーにもなるので付けておけば安全。 &bold(){ゴムボンドを盛る} ノーマルナットで締めるまでは同じですが、最後に少し突き出たビス先にゴムボンドを盛って、硬化するのを待ちます。 茶色いボンドよりもクリヤータイプを塗れば汚くなりにくいです。 当然、ロックナットやボールスタビキャップの方が着脱し易いですが、何台も組んでそれらを切らしていた、更にはネジ止め剤も持っていない。または組むのに慣れてセッティングが固定化され、変える事は無いだろうと言う時に有効かも知れません(特にフラット用セッティングは既に確立されているので)。 どうしても分解したい場合は、硬化したボンドをニッパー等で砕けば分解出来ます。 &bold(){スプリングワッシャー} 外観は普通のワッシャーよりも小さく、片側が切られています。 これをノーマルナットで挟んで締めれば、バネのような反発力でちょっとの衝撃では緩まないようになります。 でもローラーとか強い衝撃が加わる所に付けても頼りないかな…。 &bold(){プラスペーサー} ロングビスには通常、アルミスペーサーというアルミの筒を何個か通しますが、代わりにプラスペーサーを挟んでみてください。 最後にノーマルナットできつく締めれば、この筒がブニュっと潰れて反発力が生まれ、スプリングワッシャー代わりにできます。 むしろスプリングワッシャーよりも強力かも。 &bold(){ギヤスタビ} 上記プラスペーサーの応用編。 只の筒ではなく、ギヤを円く加工してスタビにした物をロングビスに通し、最後にノーマルナットで締めれば、スタビライザーとして機能する上に緩み止めにもなるので、更に合理的に出来ます。 柔らかいピンククラウンを使えばもっと強力に効いてくれます。特に13mmのローラーを使っている場合直径も丁度良いでしょう。 &bold(){シャーシのビス穴がバカになった場合} フロントバンパー、サイドステー、リヤステーのビス穴は、プレート類を固定するための大事な部分ですよね。 走らせている時に強い衝撃を受けますし、初心者の時には試行錯誤を繰り返してビスを何度も着脱します。 するとビス穴はプラスチックなので早い段階でユルユルになっちゃいます。 そうなった場合、普段よりもう1~2サイズくらい長いビスでFRPを取り付け、反対側に貫通したビス先をノーマルナットで強く締めて下さい。 これでシャーシのプレート類もしっかり固定される事と思います。 ※貫通する長さはあくまでナットの厚さ一個分。これ以上ビス先は突き出させないで下さい。走っているマシンをキャッチした時に指や手をケガする恐れがあります。 &bold(){緩む要因} 実はネジと言うものは、いくらきつく締めていてもネジ頭を真上から叩くと簡単に緩むもの。 特に連続したジャンプや激しいコースアウトなどでは緩みがちになるはず。 マスダンパーの利用なども緩みの危険性を孕む(特にFRP直付けの場合など)。 走行の後は必ず緩みが無いかチェックするべきである。