公認競技会規則、いわゆる公式で使用可能なモーターは○、使用不可なモーターは●で示しています。 各スペックは小学館のミニ四駆GUP完全カタログおよびハリケーンソニックミニ四駆BOOKなどから。 モーターの能力は[[電池>バッテリ]]の状態にかなり影響されます。高性能なモーターを使うにはそれに合った電池を。 ちなみに最近のインフレの影響か一部モーターが値上げを食らっているが、単純に値上がりしただけでなく性能も変化しているらしい。 &bold(){&u(){・片軸モーター(主に旧シャーシーで使用)}} ○&bold(){ITEM.98578 AO-1001 FA-130モーター(ノーマルモーター) 定価 150円} 消費電流:1,100mA 回転数:13,800rpm(無負荷時) 9,900rpm(適正負荷時) 最大トルク:10g-cm 重量:17g 製造メーカー:マブチ、SMC Mortor レーサーミニ四駆やダンガンレーサーなど、キットに付属されているモーター。 またはAOパーツとして売られている。 エンドベル(電極の着いているプラスチックのキャップ)の色によって製造メーカーが違う。 白(乳白色)はマブチ製で青はSMC Mortor製。 もともとはキットのおまけのようなもので、当然ながらトルク・回転数ともにタミヤのモーターの中では一番低くレースで使うには心もとない。 キットによくくっついてきて(スーパー・フルカウル・エアロ・マイティでは付いてこないことが多い)性能が低いため沢山あまる事が多く、シャーシの慣らしなどに使用されたり軸や絶縁ワッシャーなどの内部部品目当てに分解されたりしている。 エンドベルが白いものは主に第1次ブーム時の最初期型と現在流通している新型がある。 微妙な形状の違いこそあれど、(青ベルノーマル含め)大して性能の差はないと思われる。 又、ラジ四駆に付属のものはエンドベルが黒に変更され、ノイズ対策のためにカーボンブラシが採用されている。 そのため他のノーマルモーターより寿命は長いが、性能的には大差ない。 予断だが、このモーターのカーボンブラシは他のダッシュ系モーターのカーボンブラシと違い、赤銅に近い色をしていることから銅系焼結合金の一種かもしれない。 だとしたら他のカーボンブラシより高性能な可能性もある。 でも所詮はノーマル。他のチューン系やダッシュ系に使ってみてほしいところである。 ○&bold(){ITEM.15134 トルクチューンモーター 定価 改定前300円 改定後360円} 消費電流:1,200mA 回転数:13,600rpm(無負荷時) 12,000rpm(適正負荷時) 最大トルク:14.5g-cm 重量:17g 製造メーカー:マブチ エンドベルの色はオレンジ。 高トルク型のモーター。もともとはミニF用に発売されたもので、初期のものはラベルがミニFのものになっている。 トルクが高いため、テクニカルコースに強い。 ハイトルクで回転数もノーマルより高く、消費電流も比較的小さいのでアトミックチューンモーターが発売されるまではハイパーミニと並び主流のモーターだった。 回転数が低い、と言っても[[タイヤ]]の直径と[[ギヤ比>ギヤ]]である程度補えるので、コースレイアウトによっては現在でもよく使われる方。 最近のトルクチューンは良く回るようになったとも言われている。 アトミックで速すぎる、加速が悪い等と感じたら替えてみるのも良いかもしれない。 ○&bold(){ITEM.15133 レブチューンモーター 定価 改定前300円 改定後360円} 消費電流:1,500mA 回転数:17,600rpm(無負荷時) 14,300rpm(適正負荷時) 最大トルク:10g-cm 重量:17g 製造メーカー:マブチ エンドベルの色は紫。 回転数重視の高回転型モーター。 トルクチューンと同じくミニF用に発売されたもので、やっぱり初期のものはラベルがミニFのものになっている。 高回転なので、直線の多いコースに有利…が、上のスペックを見てもらえばわかるようにトルクがノーマルと同じという低性能。 実際は結構長い直線がないとその回転数が発揮されない。 しかし大抵のコースは直線があってもコーナーやTTで分断されている場合が多く、トップスピードに乗る前にそれらで減速することが殆ど。 長い直線が有っても大抵ホームストレート1本。 そのため致命的と言えるほどの低トルク(適正負荷回転数を見ればわかるとおり、最大の売りの回転数もトルクの必要な場面ではがくっと下がる)ゆえレースでは殆ど使われない。 せめてトルクがもう2グラムほどあればまだ使えただろうに・・・ おまけに消費電流もチューン系モーター最大。ここまでくるともう何のために売っているのか疑問でさえある。 現在では半分空気と化している。 ただ、2次ブームの牽引役だった漫画(及びアニメ)レッツ&ゴーの主人公の一人・豪が愛用しており、知名度だけは高い。 …当時どれだけの子供たちが騙された事だろう。 このモーターを好んで使う者は猛者と言える。 公式で優勝できたらその者は神となるだろう。 最近のレブチューンは回るようになったと言われている。 (それでも敢えて使うには微妙) ○&bold(){ITEM.15215 アトミックチューンモーター 定価 改定前300円 改定後360円} 消費電流:1,300mA 回転数:15,700rpm(無負荷時) 13,700rpm(適正負荷時) 最大トルク:14g-cm 重量:17g 製造メーカー:マブチ エンドベルの色はグレー。 ハイパーミニの後釜として発売されたバランス型のモーター。そのため特性はほぼハイパーミニに順ずる。 むしろ回転数が上がっているためより高性能で、完全にレブチューン・トルクチューンのいいとこ取りである。 あのハイパーミニの後釜ということもあって、やっぱりこれを選んでおけば間違いない。 片軸チューン系モーターの中では一番人気のモーターである。 ○&bold(){ITEM.15256 ハイパーダッシュ2モーター 定価 改定前350円 改定後400円} 消費電流:1,600mA 回転数:19,300rpmrpm(無負荷時) 17,200rpm(適正負荷時) 最大トルク:14g-cm 重量:17g 製造メーカー:マブチ 名前が長いので、よくHD2と訳される。 エンドベルの色は赤。本体カップの色が(メッキされているとはいえ)銀色なのでマッハダッシュとかぶってややこしい。 と、いうか初代と比べ個性が無くなってしまった… ハイパーダッシュ、マッハダッシュの生産停止を受けて発売されたモーター。 とはいってもそれらの中間的なスペックというわけでもなく、回転数は上がっているものの、トルクが1g減…しかも回転数が上がっているといってもたったの300rpmである。 それも無負荷時の話で、適正負荷の回転数は変わっていない。 おまけに消費電流据え置き。実質的なスペックダウンである。2なのに何で? と色々あるが、割と回るモーターなので脱チューン系にもってこい。 また消費電力が少な目なので充電池管理がメンドイ人にもお勧めだ。 VSやカーボンSXなど、性能がトップクラスのシャーシでうまく組み上げてやると下手なパワー・スプリント搭載マシンよりも速く出来たりする。 ○&bold(){ITEM.15317 ラジ四駆 パワーダッシュモーター 定価 改定前350円 改定後400円} 消費電流:2,500mA 回転数:?rpm(無負荷時) 19,900rpm(適正負荷時) 最大トルク:16g-cm 重量:17.7g 製造メーカー:SMC Mortor もともとはラジ四駆用に開発されたモーターだったが、ラジ四駆が商業的に失敗ですぐに展開が終了、それに伴いダンガンに導入されたが、結局そちらも尻すぼみになってしまう。 おかげでミニ四駆のダッシュ系モーターの解禁で、公式レースで使用可能なモーターとなる。 生産時期によってエンドベルの色・モーターのステッカーとブラシの品質が違う ・ラジ四駆~ダンガン初期 エンドベルは緑色、ブラシ本体の色はシルバー。 モーターのステッカーが「mini4wd R/C」とプリントされている。 慣らすことで無負荷時の回転数が23,000rpmを超えることが多い。 また、ブラシの品質が良いため寿命が長い ・ダンガン後期~現行ロット エンドベルは深緑、ブラシ本体の色はガンメタル。 モーターのステッカーに「Speciality Tuned」とプリントされている。 ブラシが柔らかくなってしまった為、寿命が短くなってしまっている。慣らすと回転数が落ちる場合が多い。 モーター慣らし等をせずにそのままレースに使う、所謂開けポンが早いと言われるのはこのような理由があるためである。 しかも個体差による性能差がひどくなったといわれる。 これは後述のPROモーター(トルクチューンPROを除く)も同様である。 旧シャーシで駆動系が大径(超大径)+超速ギアの組み合わせなら、このモーターのハイトルクがそれらの力を最高に引き出してくれるだろう。 ○&bold(){ITEM.15318 ラジ四駆 スプリントダッシュモーター 定価 改定前350円 改定後400円} 消費電流:2,800mA 回転数:?rpm(無負荷時) 20,700rpm(適正負荷時) 最大トルク:14g-cm 重量:17.5g 製造メーカー:SMC Mortor パワーダッシュと同じくラジ四駆用に開発されたモーターだったが、ラジ四駆が商業的に失敗ですぐに展開が終了、それに伴いダンガンに導入されたが、結局そちらも尻すぼみになってしまう。 おかげでミニ四駆のダッシュ系モーターの解禁で、公式レースで使用可能なモーターとなる。 生産時期によってモーターのステッカーとブラシの品質が違う ・ラジ四駆~ダンガン初期 ブラシ本体の色はシルバー、モーターのステッカーが「mini4wd R/C」とプリントされている。 慣らすことで無負荷時の回転数が30,000rpm近くになることがある。 また、ブラシの品質が良いため寿命が長い ・ダンガン後期~現行ロット ブラシ本体の色はガンメタル、モーターのステッカーに「Speciality Tuned」とプリントされている。 ブラシが柔らかくなってしまった為、寿命が短くなってしまっている。慣らすと回転数が落ちる場合が多い。 しかも個体差による性能差がひどくなったといわれる。 エンドベルの色はライトグレー(ノーマルと間違えやすい色だNE) 高回転系のモーター。といってもトルクも高い。 パワーダッシュと同じく、現行ロットのものは慣らさない方が良いだろう。 現在ではミニ四駆公式大会でも解禁されており、パワーダッシュと並んで公式モーター中最高スペック。 旧シャーシで小径タイヤ部門用のマシンなら、このモーターの回転数が小径タイヤの伸びの低さをカバーしてくれるだろう。 ●&bold(){ITEM.15001 ハイパーミニモーター 定価300円} 消費電流:1,100mA 回転数:14,600rpm(無負荷時) 12,800rpm(適正負荷時) 最大トルク:14g-cm 重量:17g 製造メーカー:マブチ エンドベルの色は黒。 バランス型のモーター…というよりレブチューンアトミックチューンの中間の性能であり(トルクにいたってはトルクチューンと0.5gしか変わらないが)、ぶっちゃけこれを選んでおけば間違いなかった。 実は1番最初のGUPだったりする。なのにこの性能はすごい(というか後のチューン二種がry)。 現在は生産停止中。 ●&bold(){ITEM.15036 ハイパーダッシュモーター 定価330円} 消費電流:1,600mA 回転数:19,000rpm(無負荷時) 17,200rpm(適正負荷時) 最大トルク:15g-cm 重量:17g 製造メーカー:マブチ エンドベルの色は赤。珍しく本体側カップも黒く塗られているので見分けやすい。 ハイパーミニの次に登場したモーターであり、初のダッシュ系である。 当然ハイパーミニよりも高性能であるが、性能が違いすぎるためか、発売当初から公式大会では使用禁止だった。 二次ブーム時には何度かモーター無制限レースが行われたが、そのころにはトルクが同じ15gで回転数が上というどう見てもこのモーターの意義を粉砕しているマッハダッシュがあり、さらに言うとより高性能なウルトラダッシュやジェットダッシュもあったため、いくらルール上使えるといってもこのモーターを選ぶレーサーは皆無といってよかった。 レブチューンのように欠点があるという訳でもないのに、空気と化して行った不遇のモーターである。 現在は生産停止中。 ●&bold(){ITEM.15131 マッハダッシュモーター 定価350円} 消費電流:1,900mA 回転数:23,400rpm(無負荷時) 20,800rpm(適正負荷時) 最大トルク:15g-cm 重量:17g 製造メーカー:マブチ エンドベルの色は赤。 スペックを見れば判るとおりハイパーダッシュの存在意義を吹っ飛ばしたモーター。 だがコイツ自身も無制限レースでは・・・。 ちなみに寿命は短いものの、性能に関してはスプリントより高性能な上消費電流がかなり少ないので(ハイパーproと同じ)アルカリで回しやすいと言えば回しやすい。 ちなみに、最近の公式戦では使用可能モーターになっている。 現在は生産停止中。 ●&bold(){ITEM.15140 ウルトラダッシュモーター 定価600円} ●&bold(){ITEM.15307 ラジ四駆 ウルトラダッシュモーター 定価 改定前600円 改定後620円} 消費電流:4,000mA 回転数:29,000rpm(無負荷時) 24,000rpm(適正負荷時) 最大トルク:20g-cm 重量:17.5g 製造メーカー:マブチ エンドベルの色は黒。本体カップはメッキ仕様でジェットダッシュモーターと同じなので、ラベルを紛失すると見分けにくい。その場合、両者を見分けるにはエンドベルの刻印で判断すれば良い。 ウルトラダッシュモーターは「MABUCHI MOTOR」の刻印がある。 タミヤ発FA-130型モーターの中で最高スペックを持つ三大モーターのひとつ。 回転数重視の高回転系モーターである。しかしながらトルクも最高クラス。ジェットダッシュとは対になる存在。 これと下記のジェットダッシュからカーボンブラシが採用されるようになった。 カーボンブラシが高性能なため、ロット別・個体差による性能のバラつきはあまり見られない。 ミニ四駆用として発売され、モーター無制限レース(特にゼロ四)で活躍。 その後もミニ四駆の後をついで始まったラジ四駆用モーターとして、相方のジェットダッシュを差し置き出世した。 しかし当のラジ四駆は価格の割に性能がしょぼかった所為かすぐに廃れてしまい、ダンガンレーサーの公式規則でも解禁されず、現在は生産停止にこそなっていないものの販売は細々としている。 そのため、滅多に見かけなくなってしまった・・・(タミヤと協力関係にあるジョーシンキッズランドではよく置いてある) ●&bold(){ITEM.15159 ジェットダッシュモーター 定価600円} 消費電流:4,000mA 回転数:28,000rpmrpm(無負荷時) 23,000rpm(適正負荷時) 最大トルク:22g-cm 重量:17.5g 製造メーカー:JOHNSON Mortor エンドベルの色は黒。本体カップはメッキ仕様でウルトラダッシュモーターと同じだが、両者を見分けるにはエンドベルの刻印で判断すれば良い。 ジェットダッシュモーターは「JOHNSON」の刻印がある。 タミヤ発FA-130型モーターの中で最高スペックを持つ三大モーターのひとつ。 トルク重視の高トルク系モーターである。でも回転数も最高クラス。ウルトラダッシュの相方。 珍しく(ミニ四駆用モーターとしてはこれだけ?)マブチ製ではない。 上記の通りカーボンブラシ採用であるが、最盛期に開発・製造されたためかウルトラと同じく品質は良い。 相方のウルトラダッシュがラジ四駆用として出世したのに、こちらはメーカーが違った所為か早々に生産停止になり、すっかり日陰の存在。 現在は生産されておらず、2007年製造までのタミヤ製電動ドリルや電動リューターの駆動用モーターとして同梱されていた。 ●&bold(){ITEM.15186 プラズマダッシュモーター 定価800円} 消費電流:4,200mA 回転数:29,000rpm(無負荷時) 25,000rpm(適正負荷時) 最大トルク:25g-cm 重量:18g 製造メーカー:マブチ エンドベルの色は…とそれ以前に形がかなり変わっているので見分けがつく。 スペックを見れば判るとおり、タミヤ製FA-130型モーターの中で最高スペックを誇り、当然三大モーターの中でも最高峰である。 そのハイスペックは外見からもうかがわれる。 もうなんだか「これほんとにFA-130系モーター?」と言いたくなるようなヘンテコな形をしているが、これはハイスペックモーターにありがちな発熱とブラシ(コミュテーター)の急激な消耗と言う二つの問題を解消するためのものであり、如何にこのモーターのスペックがずば抜けてるかがわかる。 エンドベル、本体カップともスリットが設けられているが、ここから排熱する構造になっている。 またブラシは取り外しでき、コミュテーター周りのメンテナンス(汚れた接点グリスのふき取り、再塗布など)が出来、ブラシそのものもAOパーツでスペアが販売されているため、磨耗したら交換が可能である。 発売当初、その800円(税別)と言う値段には誰もが驚いた。 何せキット並みの600円(税別)と言う値段のジェット・ウルトラダッシュより高く、当時販売していたどのキット本体より高額だったのである。 しかしそれに見合った高性能、ブラシ交換による長寿命、何よりその外見から来るインパクトなど、このモーターを求めるレーサーは多かった。 ウルトラと同じく滅多に見かけなくなってしまったが、やっぱりジョーシンキッズランドではよく見かける。 ●&bold(){ITEM.15225 タッチダッシュモーター 定価250円} 消費電流:1,300mA 回転数:15,000rpm(無負荷時) ?rpm(適正負荷時) 最大トルク:10g-cm 重量:17g 製造メーカー:マブチ エンドベルの色はライトグリーン。パワーダッシュと間違えないように。 内部のコイル側の電極に工夫がしてあり、車体側のスイッチを入れただけでは始動しない。 モーター軸本体か、そこにつながるギヤやタイヤを回して初めて始動するのである。 また、逆に強制的に回転を止めてやると再び停止する、と言う変わったモーター。 外で走らせるとき等は壁にぶつかれば止まるので便利かもしれない。 性能を追求するというより、リレーをさせるなどアイデア次第で楽めるモーター。 現在は生産停止中。 ただ、プラモデルの1/48 プロペラアクションシリーズ(WW2の単発レシプロ機が多い)に使われているので、それらを入手すれば同梱されている。 (それを考えるとジェットダッシュと同じくミニ四駆用に出回ってないだけかもしれない) 通常のスケールモデルとはパッケージのデザインが違うため、比較的見つけやすい。 ラインナップは以下の通り 陸軍四式戦闘機 疾風 ヴォート F4U-1A コルセア 海軍局地戦闘機 雷電21型 A-1H スカイレイダー アメリカ海軍 プロペラアクションシリーズは他にもあるが、明確にタッチダッシュ搭載と記されているのは上記の四種だけ。 一応、商品の説明文からするとリパブリック P-47D サンダーボルト "バブルトップ" もタッチダッシュ搭載の可能性がある。 また、某通販サイトに掲載されている説明書で確認したところ、川西 水上戦闘機 強風11型にも使われている模様。 これら以外は専用のマイクロモーターが使われている。 ●&bold(){ITEM.94031 前チューンモーター 定価450円} 消費電流:2,000mA 回転数:21,000rpm(適正負荷時) 最大トルク:10g-cm 重量:17.0g 製造メーカー:マブチ 配色はウルトラ・ジェットダッシュと同じ(本体もメッキ仕様) ブラシは銅板ブラシ。 ミニFコンペティションパーツ。 ちなみに、ZENとは当時ファイターと並ぶタミヤのキャラクターだった前(まえ)ちゃんから来ている。 限定品で現在は生産停止。 ●&bold(){ITEM.94113 ターボダッシュモーター 定価450円} ミニ四駆BOOKなどから配色はノーマルモーターに近い乳白色のエンドベルと、 ハイパーダッシュのような黒い本体が確認できる。他は不明。 限定品で現在は生産停止。 &bold(){&u(){・両軸モーター(主にMSシャーシーで使用)}} スプリント・パワーダッシュ以降に開発・発売されたため、やっぱりマブチじゃないよくわからんメーカー製。 なのでやっぱり性能のバラつき(主にハズレ方向)が多いといわれる。 また、チューン系モーター3種にはご丁寧に役立たずの[[真ちゅうピニオン>ピニオンギア]]が標準装備である。 二次ブーム時にこそよく使われた真ちゅうピニオンも、PROの展開が始まるころには「硬すぎてプラギヤがすぐに磨耗してしまう上、当の真ちゅうピニオン自体はいつまでたってもあたりが出ない」と言うことがばれており、 しかも悪いことにPRO用チューン系モーターにくっついているのはGUPのものと違いメッキされていない仕上げ面むき出しのもので、それが余計に[[カウンターギヤ]]の消耗を早め、敬遠される結果となった。 そのため、大抵は100均の安物[[ニッパー>基本]]などでカチ割られる運命である。 一部もったいないお化けの取り付いているものは、うまく取り外し、その硬さと表面の粗さを生かして[[オレンジクラウン>クラウンギヤ]]の慣らしなどに使っているようである。 ○&bold(){FA-130モーター(ノーマルモーター)} 消費電流:1,100mAh 回転数:?rpm(無負荷時) 9,900rpm(適正負荷時) 最大トルク:10g-cm 重量:19.2g 製造メーカー:マブチ エンドベルの色は白(乳白色) 両軸ゆえ、シャフトが片軸モーターより長く、よく井桁のリヤローラー軸として利用される。 片軸と違いAOパーツで扱っていないが、大阪のSKLでばら売りされている。 ○&bold(){ITEM.15346 トルクチューンモーターPRO 定価 改定前300円 改定後360円} 消費電流:1,200mAh 回転数:?rpm(無負荷時) 12,000rpm(適正負荷時) 最大トルク:14.5g-cm 重量:19.2g 製造メーカー:SMC Mortor エンドベルの色は蛍光オレンジ(片軸とよく似ているが、よく見るとこちらのほうが明るいので見分けがつく) [[MSシャーシ>MS]]は駆動系が軽い分トルクが不足する傾向があり、そのためよく使われる。 また、以前はMSシャーシ用GUPモーターとしては唯一従来の銅ブラシだった。 そのためか、パワー・スプリント以降発売されたモーターの中では一番性能のバラつきが少ないとも言われる。 ○&bold(){ITEM.15350 レブチューンモーターPRO 定価 改定前300円 改定後360円} 消費電流:1,500mAh 回転数:?rpm(無負荷時) 14,300rpm(適正負荷時) 最大トルク:10g-cm 重量:19.2g 製造メーカー:SMC Mortor エンドベルの色は青。 ただでさえ、致命的なトルク不足から使うものが少なかったと言うのに、上記の通りMSシャーシではトルクが求められる傾向があった上、 やはり性能のバラつきも多く、しかも片軸レブと違いミニ四駆PRO初期は目立ったメディア展開がなく当然ながらそれらで取り上げられることもなく、PROの展開が始まるころにはくっついている真ちゅうピニオンと同じく欠点が露呈していたため、片軸以上に存在感が薄い。 それに追い討ちをかけるがごとくダッシュ系解禁と共に後述のハイパーダッシュPROが追加され、さらにはライトダッシュまで加わり・・・ ○&bold(){ITEM.15351 アトミックチューンモーターPRO 定価 改定前300円 改定後360円} 消費電流:1,300mAh 回転数:?rpm(無負荷時) 13,700rpm(適正負荷時) 最大トルク:14g-cm 重量:18.7g 製造メーカー:SMC Mortor エンドベルの色は黒…これはタミヤ発FA-130型モーターではハイパーミニから数えて6個目である。両軸とはいえややこしい。 片軸のアトミックチューンより本体重量が1.7g重いため、そこでロスが出るのかトルクが食われてしまっている。 片軸とは違い性能はかなり大人しめになった。 というか大人しくなりすぎてトルクが必要なMSシャーシの駆動方式には、超速大径などトルクが必要なホイール・タイヤを回す場合はトルクチューンPROを使うほうが堅実だったりと、おかげでトルクチューンPROかハイパーダッシュPROかという2択な状況になってしまった。 ただし2009年に行われた改定後、発売されたアトミックproは値段こそ上がったものの性能が向上し、使いやすくなっている。 買う時はタグが新しいタイプのものを求めよう。 これでPROモーター選択の幅が広がるか? と思われたものの直後にライトダッシュモーターPROが発表されてしまい・・・ ○&bold(){ITEM.15375 ハイパーダッシュモーターPRO 定価 改定前380円 改定後420円} 消費電流:1,900mAh 回転数:?rpm(無負荷時) 17,200rpm(適正負荷時) 最大トルク:17g-cm 重量:17.8g 製造メーカー:SMC Mortor エンドベルはハイパーダッシュ伝統の赤。 やっぱり名前が長いのでHD PROとかHDPとか略されることが多い。 スペックはハイパーダッシュ2よりトルクが高く、高性能になっているが消費電流量が増えている。 状況に恵まれなかったハイパーダッシュ系だったが、両軸モーターとなったこと、一部を除いたダッシュ系モーターが公式大会で解禁されたことによってようやく日の目を見たと言える存在。 また、他のPRO用GUPモーターと違い不人気だった真鍮ピニオンギアがオプションとなっているため歓迎された。 そんなこともあって確実に愛用者は増えている。 何でPROのダッシュ系はこれしかないんだよぅ、と言うなかれ。 MSシャーシの駆動システムの高性能を持ってすればこのモーターで十分パワー・スプリント搭載の旧シャーシと渡り合えるのである。 というか最近の公式コースでは速度が出すぎるほどであり、200gを超えるような重量級マシンも軽々引っ張ることができる。 &bold(){ITEM.15402 ライトダッシュモーターPRO 定価 420円} 消費電流:1500~2200mAh 回転数:?rpm(無負荷時) 14600~17800rpm(適正負荷時) 最大トルク:13.3~19.4g-cm(1.3~1.9mN・m) 重量:?g 製造メーカー:SMC Mortor エンドベルの色は黄色。これは恐らくミニ四駆用FA-139型モーターでは初。 スペックは事前に公表されていた通り、大体トルクPROとハイパーダッシュPRO(HDP)の中間くらい(ちょっとHDP寄り?) 「金属ブラシの耐久性を高め…」とのことで、恐らくは銅ブラシ(若しくは改良型の銅合金ブラシ?)。 実物を見ても従来の銅ブラシと同じような形なので間違いないだろう。 なのでHDPよりもばらつきが少ないと思われる MSシャーシではハイパーダッシュでは速すぎる傾向があるので、今後使用率が上がりそうなモーター。 特に、コースレイアウトが徐々に複雑化してきている公式大会には適しているかもしれない。 銅ブラシのため耐久性には難がありそうな気がするが、改良型とのことなので従来のものよりは寿命が長そう。 アルカリでの使用を目的としているそうなので、支給アルカリでの優勝決定戦ではHDPよりも速い、かもしれない。 ※rpm:revolutions per minuteの略で、正式にはr.p.m.(R.P.M.)と表記する。 日本語に直すと「毎分の回転数」となる。r/m(R/M)とも。毎秒回転数の場合はrps。 ※2トルク:物体を固定された回転軸を中心に回転運動をさせるときに、回転軸のまわりの力のモーメント(力の能率)である。 力矩、ねじりモーメントとも言う。 単位はg-cm(g・cm)だったが、これはすでに一般的ではなく、最近ではN・m(ニュートン・メートル)やmN・m(ミリニュートン・メートル)が使われる。 ----