ダルシム

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ダルシム」を以下のとおり復元します。
#ref(Super_Dhalsim.jpg,,left,width=250,title=ヨーガヨガヨガ)
&br()&br()
#image(Dhalsim03.gif,title=ヨガッ)
**&space(3)&color(red){&bold(){&i(){&size(26){「ヨガの炎の導くままに…!」}}}}
&space(5)初出作品: [[ストリートファイターII]]
&space(5)出身地: インド
&space(5)生年月日: 1952年11月22日
&space(5)身長: 176cm (ある程度自由に変えられる)
&space(5)体重: 48kg (ある程度自由に変えられる)
&space(5)スリーサイズ: B107 W46 H65
&space(5)血液型: O型
&space(5)好きなもの: [[カ>アルル・ナジャ]][[レー>シエル]]、[[瞑想>ゴレムス]]
&space(5)嫌いなもの: [[甘いもの>K']]、[[肉>春日舞織]][[類>綾波レイ]]
&space(5)特技: 説教・無我・[[読心術>界王神]]
&space(5)ファイティングスタイル: ヨガの奥義
&space(5)キャッチコピー: 孤高のヨガ戦士 (IIX)、ヨーガの奇跡 リーチ無限 (ZERO3)、ヨーガの奇跡 (CVS)、懐深き行者 (IV)、導き照らす炎(V)
&space(5)CV: 山田義晴 (ZERO)、[[や乃>フリーマン]][[えいじ>天草四郎時貞]] (SVC)、[[飯塚>ハート様]][[昭三>サンダー・ホーク]] (アニメ)、江川大輔 (IV)
#clear 

『[[ストリートファイター]]』シリーズのキャラクター。
神秘の技ヨーガの奥義を極めた修行僧&link_anchor(*1){*1}。言わずと知れた格ゲー界の[[元祖色物キャラクター>ブランカ]]にして、
&b(){日本全国のちびっ子たちにインド人とヨガの何たるかを全力で誤解させた男}。

元ネタは、カルト映画『片腕カンフー対空とぶギロチン』のインド人(と、『[[魁!!男塾>溝口誠]]』の&ruby( クヌム ){石壷}のネスコンス)と思われる。
[[関節を外す点や「ズームパンチ」>ウィル・A・ツェペリ]]は、『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』だろう。
開発時の名前は「''インド''」。『ゲーメスト』によると名前はインドの実際の格闘家「ダルシーマ」から取られているとの事。
&nicovideo(sm756974)
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***キャラクター設定
#image(dhalsim.gif,title=ヨガァー)
インド出身のヨーガ(ヨガ)の修行僧にして達人。
村では[[徳の高い僧侶>聖白蓮]]として知られており、[[彼の起こす奇跡や善行によって多くの村人が慕い崇めている>サー・クロコダイル]]。
寡黙であるが誰よりも心優しい人物であり、貧しい家族や村人の為に生活費を工面してあげることもしばしば。
しかしその方法がヨーガによる能力を用いてのストリートファイトであり、
資金を稼ぐと同時に、結果的に人を傷付けてしまうという矛盾に苛まれてしまう一面も持つ。
また僧侶故に本来は争いを好まないという性格もあり、[[「ヨーガは人を傷つける技ではない」>そういうゲームじゃねえからこれ!!]]と迷いつつも、
家族の為、村の為に炎の技をふるう。
慈悲の心とかけ離れた方法で金を稼ぐ、そんな迷う彼を癒すのは、村人の感謝と妻と子の微笑みなのである。

首から提げている3つの[[髑髏>ゴーストライダー]]は、貧困による飢餓で亡くなった子供達(自分の子ではない)のものであり、
子供達に報いる為という意味合いを持っている。

#image(sary.gif,title=なんというリア充(ただし金銭面は除く))
僧侶ではあるが妻子持ちであり、美人の妻サリーと息子のダッタ([[ガイル]]の娘であるクリスとペンフレンド)がいる。
(舞台が1987年の『[[ZERO>ストリートファイターZERO]]』シリーズの時には、サリーは17歳。この時ダルシムは35歳なので、18歳差の夫婦である。
『ZERO2』の設定資料によると、サリーのプロフィールは 155cm 40kg の B82 W57 H86 とあり、当時はダッタを出産して3ヶ月目である。)
インドでは本人の意思に関わらず、少女が早婚させられることが色々と問題になっているが、
サリーとダルシムは非常に仲が良く、お互いに望み合った結果の結婚であるようだ。
ダルシムは妻と共にヨーガの修行をし、空腹を忘れる術を会得している(妻であるサリーも若干我流ながら会得している)が、
息子のダッタはまだ子供ということもあり、そのような修行が出来ない。
その為、彼にとってストリートファイトとは、大切な息子の養育費の為にでもあるのだ。

このように見た目こそ色物ではあるが、『ストリートファイター』シリーズでも屈指のシリアスなキャラクターである。
また本人も色物扱いされるのを嫌っているようで、『ストIV』では浮遊している所を[[ルーファス]]が目撃し、[[宇宙人>バルタン星人]]と思い込まれたときには、
珍しく声を荒げて否定している。
ライバル戦では[[セービングアタック]]で「人の話を聞き給え」、[[ウルコン>ウルトラコンボ]]を決めると「いい加減にしたまえ…!」、
KO時に「私は[[宇宙人>エイリアン]]ではない!」と主張し、勝利台詞で「私は[[宇宙人>長門有希]]ではないと言っている!」と怒りを顕にしている。
&s(){「ヨガシャングリラ」でKOすると「どの口で(ry」とか言いたくなる程シュールな光景を見ることが出来る。}

しかし「元祖色物」という肩書きからか何なのか、作品毎の[[カットイン]]やら[[挑発]]やら立ち振舞い等から、
シリアスな設定も片隅に追いやられてしまうような「イロモノ臭」をちょくちょく際立たせているのも事実である。
『ZERO』シリーズではより聖者としての側面が強化され、日毎強くなる負の波動を感じ取り、悪の根元である[[ベガ]]と対峙するものなのだが、
『ZERO3』におけるエンディングでは、ベガの持つサイコパワーにも匹敵するようなエネルギーを、
「ヨォォォーーーガァァァーーー……ヨガッッッ!!!」の掛け声とともに発し、サイコドライブを破壊してのけている。
その後、「ヨガマスター・ダルシムの&bold(){神秘のヨガパワーにより…}」というモノローグが流れる。幾らなんでもサッパリし過ぎである。
要は[[腕が>ブロッケン]][[伸びる>ネクロ]]のも、[[ワープ>サイロック]][[する>サイバー・クジャッカー]]のも、[[火を噴く>カルノフ]]のも、&b(){ヨガパワーがあるから何らおかしなことではないのだ}。
ヨガすげえ。
一方、後述する『[[SVC>SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS]]』では、
[[色]]との掛け合い時に''「ヨーガヨガヨガヨガヨガ!」''と色の呪縛を解こうとするも&s(){逆に悪化}手遅れだったために効かなかったことから、
ヨガパワーは必ずしも万能というわけではないようだ。

『V』では頭にターバンを巻き、白鬚をたくわえるというデザインチェンジを受けて参戦。
個人のストーリーモードでは「自分一人だけで道を究めるのではなく世の者全ての調和」を目指し、
マヘシュをはじめとする地元の警察にヨーガを教えている。&s(){腕を伸ばしたり火を噴く警察官は想像したくない}
また、『III』の[[オロ]]も同ストーリーに登場しており、ダルシムからは「仙術を極めた仙人」と尊敬されている。

ハリウッド映画『ストリートファイター』では、&b(){ヨガとはまったく無関係のインド人科学者}ダルシム博士として登場。
シャドルーに拉致され様々な研究を強いられている非戦闘員という扱いは、映画スタッフの苦慮が伺える。
その為『[[ザ・ムービー>ストリートファイター#id_2cc731ec]]』『[[リアルバトル・オン・フィルム>ストリートファイター#id_7dcb0dda]]』共にプレイアブルキャラに入っていない。
映画ではシャドルーが捕縛した軍人[[チャーリー>ナッシュ]]を改造([[ブランカ]])にするという別の意味で活躍している。
ちなみに改造するのは終盤、シャドルー基地が壊滅寸前の所である。改造なんてしてる場合じゃないだろ!
なお、その後改造装置の爆発に巻き込まれた際に白衣は引き裂かれ半裸になり、頭髪も失い、顔面は煤で真っ黒。
聴診器が首飾りの様に垂れ下がり流れた血で額に化粧をしたような跡が…という''どこかで見たような風貌''に変わり果てた。
%%映画スタッフの苦慮が(略)。%%
『ストリートファイターEX3』ではこの影響か、特定キャラとのタッグ用「メテオタッグコンボ」はブランカとのツープラトンになっていたりする。

SNKサイドの手により制作された『[[SVC CHAOS>SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS]]』にも登場。
だが、この作品のダルシムは手足が&b(){ゴムの如くニュルニュルしなり、あからさまに「ゴムゴムの散弾銃」な[[特殊技]]}が存在するなど、
どう見ても[[海賊王に俺はなる男>モンキー・D・ルフィ]]です、本当に(ry
なお、その特殊技が以降のダルシムに搭載された例は今の所ない。まああっち考案のオリジナル技だし、[[採用される方が例外>ダン]]だが。
その他、フロントダッシュで異常なポーズをとったり、異様に長い挑発「運命…貴様が負けるのも運命なのだよ」、
掛け合い時にたびたび''「ヨガー」''と相槌を打つなど、この作品のダルシムは何かがおかしい。
件の挑発内容は『ストII』の勝利台詞のひとつで、『ストIV』でも汎用勝利台詞の一つとなった。戦闘中に挑発として採用するかどうかはともかくとして。

初代を除いた『[[MVC>MARVEL VS. CAPCOM]]』や『[[CVS>CAPCOM VS. SNK]]』シリーズのシナリオ面での活躍を知りたい方は、
[[混沌の神>シュマゴラス]]や[[自らが悪と思う者をすべて敵視する男>キム・カッファン]]の項目を読めば、
ちょっぴり幸せになれるかもしれない。

#region(実際のヨーガとの関連性)
#image(dhalsim001.gif,title=ヨガッ!ヨガッ!ヨガッ!)
[[格闘スタイル]]は修行により手足の関節を自由に外す(痛みは&del(){[[波>ジョナサン・ジョースター]][[紋>ジョセフ・ジョースター]]}無我の境地に至る事で和らげているのだろう)ことで可能にした[[長い>Mr.ファンタスティック]][[リーチ>モンキー・D・ルフィ]]、
[[炎を噴く>ライデン#raiden]]、[[テレ>スパイラル]][[ポート>麻宮アテナ]]等……どこがヨーガなのかは謎である。
[[体が柔らかい所>プラスチックマン]]だろうか…。

考えられる理由としては、健康ヨーガを知っている人は多いだろうが、本来「ヨガ」とはインド発祥の宗教的な修行法のことで、
ダルシムが使うのはこれによって身に付けた神秘的な力ということだろう。
[[炎を>つぐみ]][[噴く>シーク・マハール]]のは古代インドの火の神「アグニ」の力を借りて幻の炎を出しているというのが公式設定らしい。
幻の炎なので実際に燃える事はなく、ダルシム自身が炎に腕を突っ込んでも無事であった。(『SFZERO2 ゲーメストムックストーリー』より)
しかしヨーガでは食べ物の消化を「体内の火で燃やす」と考えており、
優れたヨーギー(ヨガ修行者)はこの炎を出すことが出来ると言われており、これをモデルにしたのかもしれない。
自在に関節が外せることについてだが、宗教は肉欲に支配されず己が肉体を制御することを目標の一つとしている為、
[[ヨーギーだというなら自然なこと>○○だからしょうがない]]である。
空腹を忘れる術&link_anchor(*2){*2}というのもこの一環だと思われる。

また「ヨガテレポート」だが、これは特に優れたヨーギーが行うことが出来るものであり、仏教系のヨーガではこれを[[天眼通>秦崇秀]]と呼ぶ。
これが出来るレベルのヨーギーは、この前段階で「望むものを何でも手に入れられる力」を得ているはずであるが、そこはツッコミを入れてはいけない。
これは一から十までファンタジーというわけでもなく、実例では日本でも「魂抜け(たまぬけ)」と呼ばれる現象は報告されている。
科学的に紐解くと脳科学やら量子力学やら解説しなければならないが、話が逸れるにも程があるので割愛する。
更にヨーガの目的は「精神を統一して人生究極の目的である『解脱』に至る」ことである。
ダルシム程の境地に至ると、精神と共に肉体も空間を超越出来るのではないだろうか。
連続使用して戦闘に応用する等は、流石に格闘ゲームということで少し大げさに表現されているが。
ちなみに空間と空間を繋げる「ワープ」は不可能だとされているが、空間を超越する「テレポート」はまた別次元の話である。
(可能であるとされる仮説は既に存在し、現在研究されている。)

このように色物とされがちなダルシムだが、「ヨーガによって悟りを開いた僧侶」というキャラクターとしてはまったく間違っていない。
さすがに実在するヨーギーが本当に火を噴いたり手足を伸ばせるわけではない(はず)が、
二次元キャラクターとしては「[[一度で普通は死ぬ>○○されると人は死ぬ]][[のに、必要以上に何度も相手を切り刻む剣士>サムライスピリッツ]]」なんかと程度は同じなのではなかろうか。
……それでも、言い換えればヨーガで闘う人というのがそもそも色物なのかもしれない。
まあ[[カラリパヤット>>http://ja.wikipedia.org/wiki/カラリパヤット]]というヨーガの流れを汲む武術も実在するのだが。
#endregion

#region(余談)
橋口たかし氏の漫画作品『焼きたて!!ジャぱん』では、
作中の登場人物である河内恭介が、主人公・東和馬が作った「究極のジャぱん」を食べて''ダルシムそっくりに変化''。
地球温暖化を防ぐ為、全世界の陸地を浮遊させたなどというエピソードがある。
が、ダルシムと化した河内は世界が平和になった後も、延々と[[リュウ]]や[[ケン]]と日夜戦い続けることになり、
そんな境遇に陥った彼の「なんやて!?」でこの作品は幕を閉じた。
最終回では「協力:カプコン」の文字を冠茂の台詞の中で出していた。

…が、後に''「最終回が酷すぎる漫画の一つ」として''語り継がれる羽目になった。
まぁ序盤から出たレギュラーキャラ(しかも作中で貴重な努力家)をそんな風に扱ったから[[仕方が無いよね>○○だからしょうがない]]。
そもそもこの漫画のパンを食べた人達のリアクションはミスター味っ子や中華一番のそれなので、これも一例に過ぎないのだが。
#image(Dhalsim_Japan.jpg,width=300,title=モルジブ→ダルシムというダジャレだがいくらなんでも苦しい)
ちなみに作者の橋口たかし氏はこれより以前にコロコロコミックで「ストII爆笑!!4コマギャグ外伝」という4コマ漫画を連載しており、
特にダルシム単体でよくネタにしていた。その繋がりでこのオチとも思われる。

その他、『史上最強の弟子ケンイチ』にも先述のカラバリヤットの使い手が登場しており、『[[ゴーストスイーパー>美神令子]]』にも試験会場に現れていた。
#endregion

2012年にはカレーショップとして全国でおなじみの「カレーハウスCOCO一番屋」とのコラボレーションが実現し、
1月17日から2月29日までの間に同店の「グランド・マザー・カレー」を注文した方に抽選で、
「ダルシムスプーン」や「ダルシムマグカップ」等の&bold(){ダルシムグッズ}が当たるというキャンペーンが実施される事となった。
その為か一時期、全国のダルシム使いがCOCO一番屋に殺到したとかしてないとか。
#image(7241-1326696512.bmp,title=伸びる手がスプーン)

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***キャラクター性能
#image(dhalsim008-2.gif,title=ヨーガッ!)
変則的な動きの多い代表的なトリッキーキャラ。
リーチが長く動きが緩慢という、[[この>ネクロ]][[手の>ブロッケン]][[キャラ>アルシオンIII世]]のお手本にもなっている。
他のゲームでもリーチの長いキャラは「ダルシム系」と説明されることも多い。

初代『ストII』が出た当初は非常に扱いにくいこともあり、色物でありながらもあまり目立たない存在だった。
研究が進むとその牽制能力の高さに注目が集まり、ついには[[ガイル]]と並んでトップキャラへと躍り出た。
なおこの2強はスタッフの想定通りだったらしい。2強対決でもガイルに対しては有利、特に対[[ザンギエフ]]は相手に[[無理ゲー]]と言われている。
しかし[[春麗]]や[[ブランカ]]等のスピードキャラに弱く、[[気絶]]しやすいといった弱点を持つ。
シリーズが進むと、隙が大きくなったり[[判定]]が弱体化したりと中堅辺りに落ち着くようになる。
それでもその特殊な性能によって、他とは一線を画する存在である。
緩慢な動作で無敵対空等を持たない為、スピードキャラを苦手としているが、対空判定の強い[[通常技]]を持つので完封されることはない。
こなれた者がプレイすると、的確に伸ばした手足で相手の行動を事前に封じていくという「悟りの境地」の様な戦い方になったりする。
『スパIIX』以降からは、レバーとボタンの組み合わせで任意に手足を伸ばす事が出来るようになった為、
間合いに左右されずに対空技や牽制技を出せるようになった。
また[[必殺技]]のほとんどが火を吹く系統の技だが、対空投げや強化「ドリルキック」もあったりする。

←↙↓↘→の「ヨガフレイム[[コマンド]]」は[[波動昇龍]]と並んで、現在でも受け継がれている名称。
だが、このコマンドだったのは初期の頃だけで、ZEROシリーズ以降のヨガフレイムは逆向きの→↘↓↙←となっている。
しかしこの頃には既に「ヨガコマンド=←↙↓↘→」という概念がすっかり定着してしまっていたため、
現在は「''本家ヨガフレイムが逆ヨガコマンド''」という非常にややこしい事態になっている。

『ストIV』では空中「ヨガテレポート」の後に攻撃を出せたり、飛び装具や突進技回避に使え、更にモーションをキャンセル出来る「ヨガタワー」と、
非常にゆっくり進む弾速で[[起き攻め]]に使え、更にヒット後の状況では「ヨガインフェルノ」にも繋げる[[ウルコン>ウルトラコンボ]]「ヨガカタストロフィー」等など、
今までのダルシムに新たな戦法が付与されている。
『スパIV』からのウルコン2「ヨガシャングリラ」は珍しい空対地の投げ技で、掴んだ相手を[[真上から頭突きする>エル・スティンガー]]という、[[どこかで見た作品>キン肉マン]]の技。
ダルシムの攻め性能と相まって優秀なウルコンである。
初代ストⅣでは全体的に火力が高く、特に無敵昇竜からのセビキャンウルコンの火力が凄まじかったため
自分は無敵技セビキャンの恩恵にあずかれず、自らの体力が低いダルシムは苦しい戦いを強いられていたが
家庭用スパⅣからは火力のマイルド化やダルシム自身の強化もあってなかなか良い位置についている。

#region(禁じ手 ヨガ奥義)
余談であるが、初代『ストII』では''「ヨガ消えーる」・「ヨガリセット」''と言われるバグ技があった。
「ヨガファイアー」または「ヨガフレイム」のレバーコマンドを入れて、PKを同時(厳密にはKに僅かに遅れてPを押す)押し。
すると中Pと中Kの場合(ヨガ消えーる)ダルシムの姿が消えてしまう。(相手に下段攻撃されると戻る)
これだけだったら他の格ゲーにもあるまともな技っぽいが、副作用としてダルシム本人の移動ができなくなるうえ飛び道具の攻撃判定が消えてしまう。
(飛び道具相殺は起きるので何かしら処理が違う模様)
さらに明らかにバグ技である証拠として、このままタイムオーバーになるとフリーズするという恐ろしいことが発生する。
そして強Kと強Pの場合(ヨガリセット)''筐体の電源が切れる''。ガイルの凶悪なバグ技「[[真空投げ]]」に対して、事実上相打ちを取れる技として知られている。 
その威力は絶大で、筐体・基板にまでダメージを与えるとされ。[[その余りの威力から禁じ手とされている>バグ昇竜]]。
なお、双方とも家庭用では修正され「消えーる→速攻フリーズ(逆に悪化)」「リセット→弱キック」になっている。
#endregion

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**MUGENにおけるダルシム
#image(dhalsim012.gif,title=ヨガヨガヨガー)
他のストリートファイターキャラと同じく、登場作の豊富さから様々なバージョンが存在する。
その中でも代表的なものを以下に紹介する。

#region(MASA@DAS氏製作・スパ2X仕様)
WinMUGEN版、MUGEN1.1版の両方を公開していたが、2017年2月のJ:COMのWebSpace終了によるサイト消滅で現在入手不可。
通常モードの他に、[[どこかの誰か>デミトリ・マキシモフ]]っぽい技を会得した「ダークストーカーモード」を搭載。
改変自由のため、[[待ちガイル]]でお馴染みのmimimimi氏による[[AI]]も公開されていた。
この[[AI]]は、初代ストIIっぽさを出すためにスーパーコンボなどは使わないし、ダークストーカーモードにも対応していないが、
連打によってダメージが上昇する通常投げ「ヨガスマッシュ」を多用する傾向がある。
普段は自重しているものの、体力が500を切るか12Pカラーを選択すると&bold(){「ヨガガガガガガガガガガ」}という感じに
一切自重しなくなり、一気に体力の6~7割を奪う超威力を見せる。もう一度言うが&bold(){通常投げ}である。
(この速度のレバガチャ投げは普通の人間は不可能である。AIの特権というもの)
ちなみにストZERO3のCPUも、LvMAXだとレバガチャ投げを自重しない。

またkoikoi氏によるAIも公開されていたが、OneDrive凍結により現在入手不可。
こちらはスーパーコンボを使用し、レベルによってはボスハルク並の強さを見せる。

|>|参考動画|
|mimimimi氏AI&nicovideo(sm5218263)|koikoi氏AI&nicovideo(sm11035421)|

このダルシムはヨガファイヤーなどを当てると、原作通り相手は炎上するグラフィックになるのだが、
相手がブロッキングなどで受け止めると動作可能なのに延焼しているアニメーションが貼り付いているという現象が起きる。
これを直すには、tech.stの中を「[StateDef 1103];ヨガフレイム 炎上喰らいヘルパー」で検索して

>[State 1103]
>Type = Explod
>Trigger1 = !NumExplod(1) && ((P2StateNo=1005&&EnemyNear,Time=1) || Time < 15) && !Root,Var(10)
>Anim = 5400 - Root,Var(17)*4390 + (P2StateType=S) + (P2StateType=C)*2
>(以下省略)

という記述の部分の下に

>[State 1103]
>Type = RemoveExplod
>Trigger1 = root,numtarget = 0
>ID = 1

と追記するといい。
上の方にあるRemoveExplodにtrigger2で記述をまとめようとすると、一瞬だけ表示されてしまうので注意。

#endregion
#region(3㌶氏製作・ストZERO(?)仕様)
[[ザンギュラ]]や[[ズィーガー>ナインハルト・ズィーガー]]でお馴染みの3㌶氏によるもの。
2016年4月のフリーティケットシアター終了によるサイト消滅で現在入手不可。
一見すると普通のダルシムだが、「彼方へ」と言う特殊技を使用するとどこからともなくボヤッキーの声が聞こえ、
&b(){[[今週のビックリドッキリメカ>ロボカイ]]}に改造されてしまう。とうとうヨガの彼方へたどりついてしまったようだ。
具体的に言うと、技が『[[ワールドヒーローズ]]』の[[ブロッケン]]になる。ズームパンチ繋がりだろうか。
ダルシムの手首がくるくる回り、ドリルヘッドしながらのメッサーシュミットなどはかなりシュール。
ジャーマンエクスプロージョンを使用した際、良く見るとダルシムの断面から血が吹き出ているなど意外とグロい。
奥さんが後ろで見ているがいいのだろうか。

rei氏、コケココ氏がAIパッチが製作していた。
rei氏の方は、改造モードには対応していないが堅実な戦い方をする良AIで、知らない人が見たらネタキャラだとは気づかないであろう。
また[[原作再現]]度も上がるよう改変されているので、操作性を意識する人はぜひ導入しておこう。
コケココ氏のAIは対照的に改造モード中心。ネタキャラとして扱いたい場合は、こちらのAIが良いだろう。ただし、HP閉鎖で入手不可。

#endregion
#region(Gal129氏製作・CVS2仕様)
氏恒例の原作再現仕様。
技の構成などもCVS2準拠で、グルーヴセレクト完備のほかガードクラッシュや気絶といった地味なシステムも洩れなく再現している。
AIは対人戦用のものが搭載済み。

#endregion
#region(Manobaru(aka AKu Ma)氏製作・MVC仕様)
[[MVC>MARVEL VS. CAPCOM]]仕様という事で機動力が上がり、かなりの高性能。
ただしAIは搭載されていないため、動画での出番はほぼ無い。
&nicovideo(sm8795110)

#endregion
#region(REDHOT氏製作・MVC2仕様)
上記AKu Ma氏MVCダルシムを参考に製作されたMVC2ダルシム。
やはりAIは搭載されていない。

#endregion
#region(NRF氏製作・ダルシムwithクローンズ)
&b(){[[ダルシムズ]]}の項目参照。動画に出てくるダルシムの大半はこれ。
完全にネタキャラであるが、強力なAIを標準搭載しているため侮ってはいけない。
&b(){甘く見ていると、お前もダルシムになるぞ。}

#endregion
#region(Rajaaboy氏製作・Rajaaダルシム)
mugen1.0専用。ストzero+アレンジ。こちらも強いAIを搭載している。
普通(?)のダルシムとして、最近見かけるようになってきた。

#endregion
#region(castagnopolis氏製作・ダルシムXI)
SVCのスプライトを使った、KOFXI仕様のダルシム。
#endregion


#image(Dhalsim04.gif,left,title=ヨーガッヨーガッヨーガッ)
&br()
**&space(3)&color(red){&bold(){&i(){&size(26){「戦士としての誇りがお前にはあるのか?」}}}}
#clear()
----
***出場大会
''シングル''
#list_by_tagsearch_cache([大会],[シングル],[ダルシム],sort=hiduke,100)
''タッグ''
#list_by_tagsearch_cache([大会],[タッグ],[ダルシム],sort=hiduke,100)
''チーム''
#list_by_tagsearch_cache([大会],[チーム],[ダルシム],sort=hiduke,100)
-[[【テーマ別】良キャラチームトーナメント]]
''その他''
#list_by_tagsearch_cache([大会],[その他],[ダルシム],sort=hiduke,100)
''削除済み''
#list_by_tagsearch_cache([削除済み大会],[ダルシム],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ダルシム],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ダルシム],sort=hiduke,100)
''非表示''
#list_by_tagsearch_cache([非表示大会],[ダルシム],sort=hiduke,100)
}
***出演ストーリー
[[MUGEN STORIES INFINITY]]
[[MUGEN学園カラス部]]
[[科学特捜隊と奇妙な生徒達]]
[[でんせつと!]]
[[ナイトメア・ハンターズ]]
[[覇亜斗の拳 ∞聖女伝説]]
[[リュウが咲く!]]
[[ロック・ボガードの憂鬱]]
***その他
-[[月刊MUGENランキング]](10月号)
***関連項目
[[ダルシムズ]]

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
本編や設定等では明示されていないが、一般的に考えて「ヒンドゥー教」か『V』でターバンを着用したことから「シク教」、
あるいはそれをモデルにしたフィクションの宗教の僧侶であると思われる。
ゲームの性質上、[[実在する宗教の名前は出し辛い>ザビー]]のだろう。

&aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}}
イスラム教の「サウム」(イスラム暦の毎年9月、日の出から日没まで飲食は勿論、喫煙やエ【ピー】も禁じられる。
「ラマダン」と呼ばれる事が多いが、これはアラビア語で「9月」の意味)は世界的に有名だが、
実は仏教やキリスト教にも断食の習慣はある。
仏教は、釈迦が6年間の苦行(断食含む)を経ても悟りを開けず、苦行を捨てた(「中道を悟った」という)ことから、
公式には断食は「中道を逸脱したもの」として忌避されているが、
タイの国教として知られる上座部仏教の僧侶は、瞑想を補助する修行の一環として正午の食事以降は物を食べない。
キリスト教では、カトリック教会は「灰の水曜日」(復活祭の46日前)と「聖金曜日」(復活祭直前の金曜日)には
3食1食は十分に採り、残り2食は少なく抑える「大斎(たいさい)」があり、
正教会も聖枝祭([[イエス・キリスト>ジーザス]]のエルサレム入りを祝う祭日。復活祭の1週間前)前の6週間の「大斎(おおものいみ)」など年4回の断食期間がある。
イエスも四十日の断食を幾度もこなしたとされている。
現在でも別に特別な修行僧でもなんでもなく、熱心なキリスト教徒の中には四十日の断食を成功させている人はいる。

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//色物,妖怪,ヨガ,インド人,火炎ブレス,褐色,ハゲ,僧侶

復元してよろしいですか?