ギーグ

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ギーグ」を以下のとおり復元します。
ファミコン用ソフト『MOTHER』およびスーパーファミコン用ソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』のラスボス。
1と2のギーグは姿形も境遇もかなり違うため、同名の別人と考えた方がよさそうである。&link_anchor(*1){*1}

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**MOTHERのギーグ
&ref(ギーグ1.gif,,title=「ポケットモンスター」のミュウツーのモチーフになったとか)
**&font(i,#708090){「あなただけ、一人だけなら助けてあげてもよい。}
**&font(i,#708090){私と共にマザーシップに乗りなさい」}
1での姿はグレイタイプの宇宙人に動物の耳と尻尾が生えていて、変な形のカプセルの中に入っているという姿。
ホーリーローリーマウンテンの頂上に登場する。
地球を侵略に現れた宇宙人で、動物を狂わせたり、機械を暴走させたり、
人間拉致など各種の宇宙人的ゲリラ活動を行っていたが、主人公の歌う子守歌に戦意をそがれ地球から退散した。
(ギーグの母親は主人公の血族と面識があり、ギーグは小さい頃、主人公の曾祖母のクイーンマリーに育てられた。
 そのため、主人公の血族に伝わる子守歌はギーグにとっても幼少期の記憶に繋がるかけがえのないものだったのだろう)
戦闘中のBGMはビープ音が鳴り続けるだけというもので非常に恐怖感を煽られる。
しかしこの演出があってこそ子守唄の美しさが引立つだろう。
ゲリラ活動の意図はいまいち不明だったが、小説版では早くに母を亡くし、母親欲しさに女性を集めていたという設定がついていた。

「ウタヲ ヤメロ」
&nicovideo(sm2255084)

どうでもいいが撃破後
「ナゼ、ワタシガコンナウタニヤブレタノダ…
 ワタシハカナラズオマエタチヲ………マタ…イツカ…」
と再来の予告ともとれる発言(結局2のギーグは別物だったが)をした後、
唐突に「&b(){○○ またあおう!}」(○○は主人公名)と別れを告げられる。
直前まで苦しんでいるかのようにカタカナで表示されていた文字が最後に急にひらがなに戻るため唐突な印象を受ける。
//よっぽど子守唄により気分がすっきりしたのだろうか?
//これは単純に自身を奮起した結果だろう。アイシャルリターンを弱々しく言うわけにもいくまい。


**MOTHER2のギーグ
#ref(ギーグ.gif,,title=第一形態は巨大な主人公の顔で、第二形態はこのような姿。
一見すると顔だが見かたを変えると胎児や1のギーグのシルエットに見えるという一種の騙し絵になっている)
**&font(i,red){……ウレシイ……カナシイ…}
**&font(i,red){ネスサン……トモダチ…}
2でのギーグは未来人であり、1と同様に地球を滅ぼそうとしていた模様(こちらとの関連性は不明)。
だがコンピューター『ちえのリンゴ』の予言で2の主人公である[[ネス]]が自分を滅ぼす存在であると言われ、
ネスの抹殺を企み現代に侵攻してきた。
その後ギーグは過去の世界から手下を送っていることが判明、ネスたちはタイムマシンでギーグを倒すために過去へ遡り戦うことになる。
(なおこのタイムマシンは生物を過去へ送ることは出来ないため、ネスと仲間は魂をロボットの中にいれて最終決戦へとおもむくことになる)
2のギーグはあくまのそうちと呼ばれる機械でなんとか力を制御してはいるが、
もはや自分の力を操ることは出来ず自分の人格すら破壊してしまっている。
最終決戦のときには悪の化身ではなく自分自身にも制御できない悪そのものと化している。
とくに第二形態のギーグはもはや人格が壊れているからなのか「&b(){ネスサン・・・ネスサン・・・}」
「&b(){キモチイイ・・・}」などと電波的なセリフを連発、
背景すべてがギーグに埋め尽くされるという外見と不気味なBGMが相乗効果となり、トラウマになりそうなくらい怖い。

さらに通常の攻撃では100%倒すことは不可能であり、仲間の一人ポーラの「いのる」を連発することでしか倒す手段はない。
といっても、たちの悪いことに通常攻撃で倒せないというのは実際に知らされることはなく、
第一形態・第二形態は通常攻撃で倒す上に不死身の第三形態相手でもダメージを与えている表記は出てくる為、
攻略本等で予備知識を得ずに、普通に進めていくと無限の体力を持つこいつを延々と殴り続けるはめになる。
一応「いのる」を使えばよい、というヒントも出てくるが
[[ポーキー>ポーキー・ミンチ]]の&b(){「テレパシーでもなんでも使えるもんなら助けをよんでみればいいさ。」の一言}だけである。
「そういえばポーラは冒険中、いのりを挙げてテレパシーを使ってたなあ→いのりを使えばいいのか!」
という推理ができた人はどれほどいたのだろう。
しかもこの「いのる」のコマンドは「MPいらずの規模の小さいパルプンテ」とでも言える[[&b(){ぶっちゃけ使わない}>死に技]]コマンドのため、存在を忘れ去っていた人も多いだろう。
#region(実は)
GBA版では毒状態にすればいのる無しでも倒すことは可能。
&nicovideo(sm455806)
だがこれはバグによるものであり、本来は想定されていないことであるため倒しても経験値は得られず
倒すと最終決戦の舞台に&bold(){なぜかネスの家族がいる}という画面が映し出されその後は何事もなかったかのようにエンディングが始まる。
あまりにも唐突なうえ非常に不気味である。

この他にも最終決戦の舞台から元の時代に帰れるなどGBA版にはゲームの展開をぶち壊しにするようなバグがある。
#endregion


第二段階以降のギーグは正体のつかめない攻撃を繰り出してくる。
その効果はランダムで、そのうち直接ダメージを与えるのが毎ターン手堅い威力(体力の5分の1くらい)の全体攻撃(PKフリーズと同様の硬直効果付き)やPKサンダーと同等のランダム複数回攻撃、である。
しかし攻撃力だけならむしろギーグへの道中で出会う雑魚敵の方が問題で、
&b(){[[開幕1ターン目で全体に即死級のダメージ>イフリート]]}を与える「スターマン・センゾ」、
&b(){一緒に出現するモンスターのHPを全開、倒される際に[[自爆して道連れにしてくる>ロッキー]]}「スーパーエナジーロボ」、
スターマン・センゾ同様に全体即死ダメージを与える他、&b(){全員を混乱させてくる}「[[さいごのスターマン]]」
という全員のレベルがカンストしてても下手をすれば全滅という異常な強さで、
こいつら3体が同時に襲い掛かってきたときには全滅覚悟で挑まなくてはならない。
さらにギーグに対抗するためにレベル上げをしようとすると上記の3体のほかに、重要な回復アイテム(この時点で&b(){買い物しに戻ることは不可能})を奪い取る「タコ・ソ・ノモノ」に出くわしたりする。
こいつらの影響もありギーグの攻撃自体は非常に緩やかに感じられる。

ギーグの攻撃で問題となるのは「全体にPKフラッシュと同等の効果を引き起こす」効果のほうである。
この状態異常というのが、ドラクエで例えるなら&b(){「マヌーサ、メダパニ、ザラキ、麻痺攻撃のどれかをランダムで味方全員に発動させる」}
と言うような厄介な代物で不意に回復要員が即死したりと心臓にあまりよろしくない。
それに前述の地味に痛い全体攻撃が加わるため、圧倒的力を持つラスボスというより、
もう戦いたくない、というような気持ちにさせる。非常にいやらしいボスとなっている。
見た目、精神状態、戦い方、全てに突き抜けた狂気性が感じられるボスのも中々のものである。
さらに「いのり」を続けると時にこれまで出会い、別れを繰り返してきた人々のいのりが伝わり、
その想いによりギーグにダメージを与えていく王道ながらも感動のシーンが続き、
「ほとんど主要人物でたし、そろそろ倒せそう…」とプレイヤーが思う頃に
「いのりは誰にもとどかなかった…」と物凄い絶望感を与えてくれる事もあり、多くのプレイヤーにトラウマを残したボスの一人である。
実は相手を混乱させる「ブレインショック」系が非常に効きやすいので、混乱させれば戦いが有利になる。

ちなみに「ほぼ日刊イトイ新聞」によれば2のギーグの台詞は、
糸井重里氏が口で言ったものをプログラマーが一文字一文字入力していくという方法を取ったらしい。
しかも部屋にいるのは糸井氏とプログラマーのふたりだけ。&b(){新手のホラーか?}
プログラマーの人は泣きそうになったとかなんとか。そりゃそうだろうなぁ……

またギーグを形作っている一部である、糸井氏の幼少時のトラウマとして、映画館で間違ってみてしまった映画のレイプシーンが語られている。
その際むんずと鷲掴みにされ、ボールのように歪んだおっぱいが糸井少年の脳を直撃したという。
あのギーグの造形やセリフには、犯罪とエロティシズムが隣り合わせになったときの恐ろしさ、愛すべき生ものっぽい部分が表現されているということらしい。

他にも、ギーグのグラフィックは一見すると人の叫び顔のように見えるが、黒い部分に注目してみると、なんとヒトの胎児の形が浮かび上がってくる。
ラストバトルの部屋もまた内臓っぽい外見であり、コレを子宮等に見立てる見方も一部には存在している。
まあ結局何を言っても作中でのギーグは謎を多く残したまま倒されてしまうのだが。

しかし小説版MOTHER2では、ギーグは[[ある人物>ポーキー・ミンチ]](MOTHER3では重要な人物)と合体し、
巨大な[[脂肪の塊>ハート様]]となってネスたちに襲い掛かり、ネスの手によって葬られると言う物になっている。
ギーグが葬られた後、世界が新しく書き換えられ、その人物はネスの兄として復活する形となった。
ひねくれた性格であったが、世界の書き換えによって性格も全く逆に変わり、さわやかで弟妹想いな好青年になっている。

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**MUGENにおけるギーグ
fhqwhgads7氏によって製作されたものと、The_none氏によって制作されたものがある。
どちらもその姿はMOTHER2のギーグの姿である。そのためとてもでかい。
「ギーグからのこうげきのしょうたいがつかめない!」といった原作最終決戦における
メッセージを反映してか、凶悪キャラのような正体のわからない攻撃をする。
性能は[[AI殺し]]が非常に多く、[[ストーリーモード]]のようにプレイヤー操作前提で撃破するためのキャラクターだと思われる。


・The_none氏作
原作のギーグを完全再現したというわけではなく、
『HλLF LIFE』のヘッドクラブが飛んできたり、[[メタルギアソリッド>ソリッド・スネーク]]のザ・ソロー戦の様に
攻撃を受ける際に叫び声が入ったりと原作とは特に関係ない演出も多い。
また、『エターナルチャンピオンズ』のオーバーキルを&b(){無条件で使う事がある。}
一応レバガチャやボタン操作で脱出できるが、失敗すると[[FATALITY>究極神拳]]かつ[[FATAL K.O.>即死攻撃]]。[[絶命奥義]]も真っ青である。
この他にも精神的ブラクラ系統の画像が戦闘中にいきなり表示されたり、
海外ゲーム「Waxworks」のグロテスクな主人公死亡シーンが相手をK.O.した後の画面にでたりと
ブラクラ画像が各所にサブリミナルのごとく仕込まれているなど、
&b(){精神的にかなり悪影響が出る可能性がある}ので使用はあまりお勧めできない。
別の意味で18~21禁位だと思う。
ここを読んで嫌な予感がした人はmcmか何かで一度SFFを覗いておいた方がいいかもしれない。&b(){ただしショックを受けても保障はしない}
なお、&b(){このような直接的なグロはMUGENオリジナルであり原作ゲームにこのような描写はない。}
デフォルトLifeが2000あり、ATK・DEFは100という、数値だけ見ればただのLifeの大きいだけのキャラだが、
常に画面内をゆっくりと動き回っている(しかも本体がどこにいるのかよくわからない)ので攻撃を当てることが難しい。
おまけにライフバーを隠してくる(ギーグの相手側のライフは上に数値で表示される)ため、
どこまでギーグのLifeが減ったのかがわかりにくいという、RPGならではの仕様になっている。

参考動画
|&nicovideo(sm9334902)|&nicovideo(sm9536879)|

1R取られると「[[You're already dead.>ヨハン・カスパール]](訳:[[お前はもう死んでいる>ケンシロウ]])」や「[[Behind you.>ロールシャッハ]](訳:お前の後ろだ)」等と
不気味な台詞(これらの台詞は&b(){原作にはない})と共に、原作同様2段階目の姿を取る。
2段階目は画面全体に喰らい判定が広がったようで、実は変わってない。
さらにこの2段階目をK.O.すると画面を砂嵐状態にしたり、テレビを消したような演出が入ったりして画面が止まる。
…が、ボタンを押せばきちんとゲームは進行するので[[八百長>神キャラ]]まがいのことをしているわけではないので安心しよう。
The_none氏は普段はこんなホラーキャラなど作らず[[こいつ>オメガタイガーウッズ]]や[[こいつ>ノア]]などのネタキャラを多数製作している人である。なのでThe_none氏の[[ご乱心>Rare Akuma]]キャラと言っていいだろう。
このキャラは心臓の悪い人にはお勧めできない。
・fhqwhgads7氏作
こちらもライフバーを隠し、背景も自分自身で覆い隠してしまう。
また設定で変更可能だが、1ラウンドを取得すると2ラウンド目はストーリーモードが開始する。

このストーリーモードは凶キャラ程度ではKOすることができない、論外キャラに近い扱いになっている。
が、きちんとした手段をとる事で通常のキャラでも倒せる様になっている。
具体的に言うと原作の様にやればいい。

#region(攻略方法)
原作では「いのる」を使うのだが、MUGENのキャラにそんな都合の良い行動はまず無い。
そこで祈る時の姿勢、つまりしゃがみ続ければ良い。
しゃがみ続けることにより、徐々に形態を変化させていく。
ただし最後は肉弾戦で倒さなければいけないので注意。
もちろん、しゃがみ続けている最中も攻撃してくるのでちゃんと避けないといけない。
回復手段を持つキャラや、[[膨大なLI>キワミ]][[FEのキャラ>ナイトメアブロリー]]、[[避け行動の性能>天楼久那妓]][[が良いキャラ>トキ]]を使うと良いだろう。
#endregion

なおこちらはThe_none氏のものと違い、グロい表現などは全く無いので安心しよう…
と言いたい所だが、いわゆるポケモンフラッシュ満載なので別の意味で注意が必要である。

***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[ギーグ],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ギーグ],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ギーグ],sort=hiduke,100)
}
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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
そもそも1の世界と2の世界はパラレルワールドである。
ちなみに[[3>リュカ]]の世界は共通する人物が登場する事から
(ある重要な人物だけではなく、3が64からGBAに変更された際に削られた3の最初の章に2の主人公である[[ネス]]が登場する予定であった)
2と同一という説と、作品内で認識されたパラレルワールドの二つの説がある。

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//↓にタグを追加した場合、此処の部分にコピペ上書きするようにしてください。

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