アドル・クリスティン

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#image(binan_ph_072.jpg,title=冒険家にして一流フラグブレイカー)

日本[[ファル>メイル]][[コム>剣帝レーヴェ]]の看板作品にして、今日のコンピュータRPGの礎を築き上げたと言われる
アクションRPGゲーム『イース』シリーズの主人公。
基本的にはゲーム内で台詞がないタイプの主人公で、他のキャラとのやりとりもナレーションで説明されることが多い。
だが、OVA作品やドラマCD、『イースvs空の軌跡』などでは台詞があり過去作の中でも喋っているものもあった。
声は『[[GUILTY GEAR]]』シリーズで[[カイ=キスク]]を演じた草尾毅氏が主に担当しているが&link_aname(*1){*1}、
最新作のPSvita版「セルセタの樹海」では、梶裕貴氏が新たに担当する事となった。

&nicovideo(sm6428833)

『イース』シリーズは(一部の外伝を除き)全て、彼が書き綴った冒険日誌を原点として翻訳・小説化されたものという設定がある。
燃えるような真っ赤な髪の毛が特徴の冒険家であり、VI以降からは「赤毛のアドル」という異名で呼ばれる程の有名人にもなっている。
明るく心優しい性格であると共に、好奇心・冒険心が非常に強く、多くの未知に自ら積極的に飛び込んでいく傾向がある。

元々は山奥の片田舎で生まれ育った少年であり、外の世界に憧れて16歳で旅立ち、
17歳の時に「常に嵐が吹き荒れ、近寄る船を全て沈没させる呪われたエステリア島」の噂を聞き、冒険家の道を志す。
冒険心旺盛なアドルはその噂に強い興味を持ち、周囲の制止も聞かずに単身で「生還者のいない」というエステリアへと出発。
その後は案の定嵐に直面し、乗っていた小船は沈没するも、彼は奇跡的に島への上陸を果たしたのだった。

そして彼は住民達から、エステリアに起きている異常事態について話を聞き、その問題の解決を図る為に冒険の旅へと出発。
旅の中で、彼は後に相棒となるドギとの出会いを経て、かつて古代に栄えた王国『イース』の謎に迫っていくのだった。

この最初の冒険こそが、記念すべき初代作品『イース』である。ちなみにこの初代だが、
1987年に第一作が発売されて以来&b(){実に20作以上のリメイク・移植作品が発売された}モンスターRPGでもある。
今現在、国内は勿論世界においても、この記録は塗り替えられていない。
(ただし中には、オリジナルからかなりの独自変更を行った作品もあり、
「&b(){ファルコムの社員が、内容に怒りカセットを叩き割った}」という噂が立っているモノまで有る)

その後も彼は、古代王国イースの更なる未知に迫る『イースII』、
相棒ドギの故郷で起きた異変の解決を図る『イースIII/フェルガナの誓い』、
セルセタの樹海で起きた太陽の仮面を巡る戦いこと『イースIV/セルセタの樹海』、
古代錬金術が伝わるとされる幻の都ケフィンの謎を解き明かす『イースV』、
世界の果てとされるカナン諸島に残された有翼人の伝説を紐解く『イースVI』、
アルタゴ大陸の命運を賭けて五大竜との出会いを求める『イースVII』など、
溢れる冒険心を抑える事なく、多くの冒険に挑み続けてきた。
これについては、ドラマCDにて本人も「自分が冒険バカだという自覚がある」という発言をしている為、筋金入りと言えるだろう。
こうした冒険への欲求の中には自分の冒険を通して一人でも多くの人が夢を持ち、広い世界に目を向けてくれれば、
という想いもあることをアドル自身が語っていたことがある。


……勘の良い人なら既に気づいたかもしれないが、これらの冒険は全て&b(){世界の命運を賭けた}規模にまで発展している。
古代の遺産で世界がヤバい。
(余談だが、これらの異変はVIIを除いて全て、&b(){イースが生み出した遺産が原因}である事が
 後のシリーズで発覚している……危険すぎるぞ、この古代文明)
&b(){そしてアドルは、その全てを解決に導いている}為、RPG史上最も多く世界を救った主人公の一人とまで言われている。
RPG以外での活躍も含めるなら、一応[[上>マリオ]]はいるのだが……

ちなみに幾度となく世界を救ってはいるものの、それらは目の前で困っている人々を助けることの延長線上で起きているに過ぎない。
冒険バカとお人よしが組み合わさった結果である。
また、行く先々で世界滅亡の危機に遭うため、「歩く世界滅亡フラグ」などと揶揄されることもある。

その実力はやはり相応に高く、剣士としては一流クラス。VIやVIIでは普通の剣だけではなく両手剣や刺突剣も扱っている。
また、作品によっては魔法や精霊の力などを手にしたりもしており、
(例を上げると、火炎弾を飛ばすだけのシンプルな攻撃魔法から、[[一定時間無敵の突進攻撃>ベガ]]、更には[[時止め>空条承太郎]]など)
それ等を駆使して多くの危機を乗り越えてきた。

……ただし、次回作では必ず&b(){[[前作に手に入れてきた装備を捨ててレベルも1に戻っている>ソリッド・スネーク]]}のだから、困り者である。
まあ、ゲームのお約束といえばお約束だから仕方は無いのだが……。

おかげさまで「手に入れた装備は伝説の装備ですら路銀になった」とか、
「&b(){冒険を楽しむ為にワザと弱体化してるんじゃないか?}」という疑惑まで立っている始末だったりする。
一応、IIとVIにおいては行き倒れ状態でヒロインに拾われるため、筋力や体力の低下は自然である。
また、各小説版においても行き倒れや大怪我、ダンジョン脱出際の衝撃で装備を落してしまうなど
弱体化の描写が補完されていることも多い。
そしてps vita版「セルセタの樹海」に至っては、&bold(){アドルが記憶喪失に陥ってしまった}という前代未聞の展開からゲームがスタートする為、
弱体化には十分すぎる理由となっていたりする。

#region(そして、アドルといえば……)
誰が呼んだか&b(){[[赤毛の女たらし>アーチャー]]}。
何よりもアドルを代表する最大の特徴が、女性キャラとの凄まじいフラグ建築ぶりであるのだ。
実はこの『イース』シリーズなのだが、(部例外的な部分はあるものの)全てのシリーズに個別のヒロインが登場している。
そしてアドルはその全てのヒロインを相手に、&b(){色恋沙汰のフラグを毎度建てているのだ}。
ぶっちゃけ、エロゲーの主人公と比較しても差が無いくらいのレベルである。
その為プレイヤー間では、女たらし主人公として悪名が伝わっていたりする。

しかし……実際のところ、アドルがヒロイン達と両想いになった事は&b(){一度も無い}。
その原因は、上述した様に冒険心が旺盛すぎる事。
アドルは基本的に一つのところに長く留まる事をしない為、ヒロイン達との恋愛に発展する前に、次の旅へと出てしまうのだ。
……フラグクラッシャーにも程がある。

ただしヒロインの中には自らの使命に殉じて覚める事の無い長い眠りについた者や、力を使いすぎて命を落とした者もおり、
ヒロインからハッキリと告白されたりという事も少ない為、一概にアドルが悪いとも正直言えない。
また、初代ヒロインであるフィーナとの悲しい別れが尾を引きずっている為、
アドル自身が恋愛事から距離を置いているという解釈もできる。
ノベライズオリジナルの外伝でも、フィーナのことを忘れらない様子を見て取ることができる。

#image(heroin1.jpg,title=左から1よりレア、フィーア、女たらし、2よりリリア、6よりオルハ、イーシャ)
#image(heroin2.jpg,title=そして何故かしれっと混ざってるエルンスト。ドギェ……)

恋焦がれ、尚且つ死別などの問題がないのは
IIのヒロインで、日本ゲーム界初のOPにおいて振り向くシーンが話題を呼んだ、ファルコム作品全体でも絶大な人気を持つリリア、
VIのヒロインで、流れる蒼髪とエルフのような長耳・民族衣装が特徴的なオルハ(及びイーシャ)、
V・VI及びドラマCDに登場する海賊の娘で、男勝りでありつつ一番歳相応の乙女心を持つテラ、
III及びそのリメイクであるフェルガナの誓いに登場する、活発さに加え行動力と淑やかさも持つエレナなどである。

……尤も、一部のリメイク作品では、エンディングで特定のヒロインと結ばれてたりもするのだが。
一応、これらはオリジナルのストーリーにも大きく改変が入っているものも多く、正史にはなっていない模様である。
//この辺にきたないアドル=ランス、きれいなランス=アドルを入れたいがどうしよう←ランスがMUGEN入りしてるなら良いと思う
#endregion

ちなみに、古代時代のイースを舞台とした外伝作品『イース・オリジン』では、
時代が違う為に当然ながらアドルは未登場……かに思われたのだが。
その後公式より、おまけのタイムアタックモードでのみアドルが使用可能になるパッチが配信された。
そしてその性能はというと、オリジン本編の主人公達の上をいく高性能っぷりである……
オマケとは言え幾らなんでも強すぎじゃないですか、アドルさん。

また、同社の看板作品『英雄伝説 空の軌跡』シリーズのキャラ達と共演した外伝作品『イースvs.空の軌跡』でも、
アドルが出なきゃ誰が出るとばかり、『イース』サイド主人公の一人として当然登場。
異世界ザナドゥの平和を取り戻すべく、多くの仲間達と共に魔王ガルシスとの戦いに臨んでいる。
この作品では同じイースシリーズのキャラ達からは勿論、空の軌跡のキャラ達からもかなりの凄腕として見られていた。
(ちなみに空の軌跡側のキャラには、[[&b(){一人で一個師団を壊滅に追い込める}だけの実力を誇るとんでもない奴>剣帝レーヴェ]]もいる為、
 それを考えると相当なものである)

そして晩年(60歳過ぎと言われる)、故郷に戻ったアドルは、家族と共に暮らしながら、
自身が積み重ねてきた百の冒険の記録を整理し、そして北極点を目指して旅立ち、その消息を断つ。
17歳から半世紀あまり。まさに冒険者として、生涯を全うしたのだと言えるだろう。
&s(){………………その『家族』が誰なのかという疑問は残るが。}


#region(オマケ:米国版『イースIII』箱絵)
#image(adol_usa.jpg,title=アドル「筋肉モリモリマッチョマンの冒険家だ」)
[[・・・・すごい漢だ。]]
実にアメリカンテイストに溢れるイラストである。
今でこそ海外でも日本の所謂「萌え絵」が認知されつつあるが、未だに[[アメコミ]]ライクなイラストが主流な為、&br()日本からの移植でアニメテイストな絵のゲームだと、このギャップは大きい。

#endregion
#region(オマケ2:国内の他会社移植版『イースIII』)
#image(SFC邪神アドル.png,title=すべての元凶)
#image(PS2邪神アドル.jpg,title=PS2版初期デザイン)

&b(){国内でも大概だった。}
見つめていると夢に出て来そうである。

SFC版の移植を担当したのはトンキンハウス。この画像に加え、イースシリーズの魅力の1つであるBGMを常軌を逸した凄まじいセンスでアレンジしており、「トンキンサウンド」または「パペパプー」という1つのジャンルを確立させた程のクオリティになっている。
しかし、肝心のゲーム部分は割りとしっかりしており、高難易度のX68K版をベースにしている為、数あるイース3の中でも難しい部類に入る。

PS2版の販売元はタイトー。こちらは当然SFC版より後に移植・販売された物であるが、SFCを下回る出来で有名である。
どれ位かと言うと、クソゲーまとめwikiでSFCは&bold(){劣化移植判定}なのに対し、&bold(){劣化移植では済まないクソゲー判定}の判定をされる程である。
具体的に言うと、
・イース3原作のPC88で多重スクロールが使われていたのにPS2は一枚絵でろくにスクロールしない。
・PS2とは思えない程のBGMクオリティ。アレンジはクインテット(PC88版のイースシリーズに関ったスタッフが独立した会社)が担当したのだがそう思えない糞音質。
・ロード速度もコンシューマー初移植のPCE版以下。
・キャラデザの改悪。上の邪神は初期案だが、変更後も全体的にミスマッチな物に。
等々、挙げていくとキリがない。

これらのアドルはファンからは「[[邪神アドル>KOS-MOS]]」と呼ばれ、恐れられている。
#endregion

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**原作ゲームにおけるアドル
所謂、[[見下ろし型の2DアクションRPG>リンク]]であったが、近年は3Dへと進化を遂げた。
2D時代は剣を抜いて「敵に体当りする」ことで攻撃を行うというシンプルなシステムであったが、
敵キャラと半キャラ分ずらして攻撃すると相手を突き飛ばし、自分はノーダメージという、
通称&b(){「半キャラずらし」}と呼ばれるテクニックで、高いゲーム性の獲得に成功した。
ゲームクリアに要する時間は短く、周回プレイに明け暮れた挙句に最上級難度を縛りプレイする猛者も多い。

また、3D対戦ゲームとなった番外編『イースvs空の軌跡 オルタナティブサーガ』では、
スタンダードな性能と高い水準のステータスを持つ、器用万能型のキャラとなっている。
その癖の無い操作性や、一部性能がぶっ飛んでいる上位キャラ相手にも十分闘える性能から、
初心者から上級者まで広く使用されている。

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**MUGENにおけるアドル・クリスティン
暗黒内藤氏が作成したものが2体存在している。
-&b(){『イースV』ドット絵バージョン}
#image(adol_Ys5.gif,title=)
Vのドット絵を用いて作成されているが、Ⅲ及びフェルガナの誓いで登場したリングアーツやVIで使われた剣魔法、
オリジンで搭載されたバースト攻撃など、今までのシリーズで見せてきた多くの攻撃手段を使えるようになっている。
ボイスはVII及び『イースvs.空の軌跡』のものが使われているが、
「喋るアドルはアドルじゃない」という人の為に、オン・オフ機能も搭載されている親切設計。
ブーストモード発動時では、原作同様の凄まじいごり押しが可能になっており、イース経験者はにやりとする事間違いないだろう。
AIは未搭載であり、作成は自由とのこと。
-&b(){『フェルガナの誓い』バージョン}
#image(adol_YsF.gif,title=冒険が人生のすべて)
グラフィックをフェルガナの誓いのプリレンダリング画像に変更したバージョン。
アクションや操作がよりフェルガナ順守になったり、技の発生等ドットverと比べて細かな差異がある。
ドットverとの大きな違いは、投げ技としてイース7のスキル「星方陣」が搭載されている点である。
但し、原作の様に高性能高威力ではない。が、コンボに組み込める為なかなか便利な技である。
また自分専用のBGMを持っており、試合中には「翼を持った少年」が流れる。
更にPC88・MSX2・X68K・PCE・MD・FC・SFC・PS2・フェルガナの各種音源を選べ、ON/OFFも可という親切設計。
&s(){…え? パペパプー? ニャニャニャニャー? SFCとPS2なんてなかった}
更新によりパペパプーもニャニャニャニャーも選択可能となり、この2種音源を選択していると&b(){[[カットイン]]が上記の邪神に変貌する。}
こちらもAIは未搭載であり、作成は自由とのこと。
//性能については説明する自信がない……「結構以前と性能違う」とは言っているけれど←こんな感じでしょうかね
//すみません、どなたかadol(Ys5).gifとadol(YsF).gifを削除して下さい。画像サイズミスです。

***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[アドル・クリスティン],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[アドル・クリスティン],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[アドル・クリスティン],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー
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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
アドル自身の描写について本文中で触れたので、こちらでは『イース』というゲーム全体の仕様について。
元々この作品はPC-88というプラットフォームの関係から無声であり、
ファルコムによるオリジナルにおいてはシリーズ展開がWindowsに移行してからもこの仕様が続いた。
一方、他社による家庭用機移植やメディアミックスの中には、
各媒体の性質に応じて独自のキャスティングによる声優が当てられたものも存在した。
それが近年になって、ファルコム自らPSPにてシリーズ展開するようになり、
それらPSP作品(Win版から引き続き無声のままだったI&IIを除く)及び並行して制作されたドラマCDでは
統一されたキャストが採用されているため、これが現時点での公式CVであるといえる。
なお、このキャスティングに関してはそれ以前の作品に関わった声優を多く起用していることが公言されており、
特にアドルやドギなど一部キャラは既にそれらにおいて同じ役を演じたことがある人が当てられた。

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//主人公,赤毛,剣士,|CV:草尾毅|

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