補正

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補正 - (2008/08/28 (木) 07:54:38) の編集履歴(バックアップ)



格闘ゲーム全般において、特定状況においてダメージ量を調整するシステムの総称。
もともと格闘ゲームにこのようなシステムはなかったが、コンボが主流になるうちに
ワンコンボで大ダメージが入ってしまうことが問題視され始めた。
単純に単発攻撃力を下げればコンボを食らっても大したダメージにならないものの
それだとコンボが出来ない初心者は相手にまともにダメージを入れられなくなるため、
このような状況を打開すべく導入された。

その調整内容はさまざまであるが、多くに共通して言えるのは自分が有利になるほど与えるダメージが減るということ。
これにより初心者はコンボが出来ずともそれなりに相手にダメージを与えることが出来、
初級者以上の人間はワンコンボで勝負が決まるということが少なくなってより深くゲームを楽しめるようになる。
……という趣旨のはずなのだが、それはコンボのヒット数が一桁でおさまっていた時代の話。
近年のゲームでは十数ヒット、場合によっては数十ヒット~百十数ヒットあるいは数百ヒットさせるコンボが
当たり前になりつつあるため単発火力自体も小さくなり、結局初心者はコンボが出来ないと話にならないという始末。
まあ補正が無いとどのゲームも即死コンボだらけになるのは事実だが…。
なおコンボゲーといわれるゲームの中には、補正に応じてヒットベクトルが変化するものも多い。

補正の効き具合もゲームによってもさまざまで、数十ヒットさせてもそれなりに減るゲームから十数ヒットを超えたらほとんど減らなくなるものまで存在する。
後者の極端な例は戦国BASARA Xだろう。このゲームは永久が多数あるが、永久で数百ヒットさせても時間内に殺しきれることはまずない。
このあたりは製作者側が長いコンボを優遇するか否かにかかるところが大きい。

ちなみに補正がかなり効いている状況でコンボするくらいならさっさとコンボを〆て起き攻めでダメージをとったほうが良いのでは?
という考えもあるが、たいていの場合ダメージに補正はかかってもゲージ増加量に補正はかからないので、
長いコンボではゲージをごっそり回収できるので決して無駄ではない。
ただキャラによっては短いコンボで〆て起き攻めしたほうがダメージ効率が良かったりするのも事実。
このあたりはそのキャラの性能に依存するところが多い。

なお少数ながら火力を上昇させる補正も存在する。ジョジョの奇妙な冒険の根性補正(自分の体力が減ると火力が上がる)などが該当。
他にも補正を回復させるシステムがあるゲームも。(Eternal Fighter Zeroなど)

代表的な補正

  • コンボ補正
ヒット数が増えるにつれてかかる補正。補正のかけ方はゲームによりさまざまで、
当てた技によって補正率が固定のものや特定の繋ぎを行うと発生する補正などが代表的。

自分の体力が減少するにつれ非ダメージを減少させる補正。
詳しくは当該項目を参照。