発生

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発生 - (2010/03/02 (火) 16:46:39) の編集履歴(バックアップ)


技のモーションに入ってから数え、攻撃判定が生じた時点でのフレーム数を指す。
例えば発生6Fと表記されている技の場合、攻撃判定発生前の動作5F+攻撃判定の最初の1Fという形になる。
飛び道具を放つタイプの技の場合は、飛び道具の攻撃判定が生じるまでのフレーム数になる。
なお、当然ではあるが攻撃判定の発生タイミングを任意にずらせる技では一意には決まらない。
一般的に発生nフレーム、nF、nフレなどと言われ、同じ効果ならこの数字が小さいほど高性能とされる。
アーケードの場合、筐体自体の速度設定が変更されている場合もあるので、
実時間とゲーム中のフレーム数から割り出した時間がずれることもある。

また、中段、ガード不能、極端な高火力など、特殊な性能の技はたいてい発生が遅い、
もしくはモーションが大振りで判りやすくなっており、モーションに入ったことを確認してから対処できるようになっていることが多い。
技の演出として暗転を伴う場合は暗転nF、発生nFなどと呼ばれるが、
暗転nFとは暗転の演出時間ではなく、技のモーションに入ってから暗転が始まるまでのフレームを指し、
後者は暗転中の時間を差し引いた発生の事を指す。
基本的に暗転時間には人間が十分リアクションを取れるだけの時間が確保されており、
無闇なぶっぱはほとんどの場合ガードが余裕で間にあい、下手をすると暗転返しから超必殺技をカウンターでもらうことも。
例外的に、暗転中や暗転後即座に発生するためガードが間に合わない技も存在するが、
こうした技は事前情報として知られて対策されている事が多いため、ゲージを持っているだけでも相手が警戒し、
ガード方向にレバーを入れている時間を増やすことになるので、やはりぶっぱは危険とされる
(脅威が無い訳ではない。そのため、確保したゲージをプレッシャーにして主導権を握るという戦術もある)。


MUGENにおける発生

AI対AIが主流のニコニコにおいては、原作格ゲーとは異なり
発生フレームがキャラクターの強弱を決定する要素と捉えられることはあまりない。
これはAIが牽制の差し合いをせず、またガードの切り替えが早いことに起因するのだが、
プレイヤー操作になると途端に浮き彫りにされ、場合によっては運ゲーないし無理ゲー化する。
最初からプレイヤー操作を問題にしていない狂以上のキャラクターならいざ知らず、
そうではないはずのキャラクターであっても発生数Fの高速中段持ちだったり、
画面端まで数フレームで届く攻撃がノーリスクで使えたり(某近未来病人も一応ゲージは使う)するのも珍しくない。
商用格ゲーでは技の発生フレームをひとついじっただけでダイヤに影響を及ぼしかねない要素でもあるので、
ゲームバランスを詳細に考慮した原作再現系のキャラに混じって戦わせるつもりであるなら、
自分のキャラクターをどの程度の強さに設定したいかをよく考えながら、慎重に設定する必要がある。