ハクオロ

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ハクオロ - (2012/11/02 (金) 09:04:27) の編集履歴(バックアップ)


「この名、胸に刻んで逝くといい 滅せよ!」

Leaf(リーフ)より発売された18禁SLG『うたわれるもの』の主人公。
アルカナハート』でお馴染みエクサムによる格ゲー『AQUAPAZZA』にも参戦している。
アニメ、コンシューマー版や『AQUAPAZZA』での声優は小山力也氏。

大怪我をしていたところをエルルゥによって救われた正体不明の男性。
絶対に外せない仮面をつけているが、記憶喪失のためその理由は本人にもわからない。
当然ハクオロというのも本名ではなく、エルルゥ達の亡くなった父親から借り受けたものである。
当初は村で平和な生活をしていたが、とある騒動が切っ掛けで、国全土に及ぶ戦乱に否応なく巻き込まれていくことになる。

+ その正体は……(本編のネタバレ)
人々にウィツァルネミテアと呼ばれ崇められている、太古の昔より存在する「うたわれるもの」。
ハクオロの正体はその半身が顕現した姿である「空蝉」である。
元々は学者のような人間であったが、認知外の高位存在と同化してしまいこうなってしまった。
後の時代では「アイスマン」と呼ばれたことも。

なお、仮面が外せなかった理由は、特殊な繊維によって脳髄に直接縫い付けられているためであり、
この繊維が脳に作用することによって、身体能力や免疫力が向上している。
そしてこの効果を人間達が研究した結果生まれた実験体の亜人間達こそが、エルルゥ達の先祖であったりする。
つまりハクオロは作中の舞台に生きる人間達の父とも呼べる存在なのだ。

+ これだけではなんのことやらな人の為に時代背景・設定等の解説
そもそもこの獣の特徴を持った亜人間だらけの文明もまだ未発達の戦乱の世界、地球の遠い未来の姿なのである。
この世界で呼ばれる「古代」(つまりは我々における現代)において、ある考古学者は立ち入り禁止区画に踏み入り、
謎の巨大生物らしき化石を見つけるが、それの存在を隠蔽しようとする者の手によって拳銃で撃たれ瀕死の重傷を負う。
その際飛び散った血液の一部が化石にかかり、その化石の意識を呼び覚ましてしまう。
「願いを叶える」という謎の化石の声に対して死に際した考古学者は静かに眠らせてくれるよう頼むと、
その願いは考古学者自らの身体を差し出すことで叶えられ、両者は一体となって永い眠りに就く。

次に挙げる「創成期」では、環境の激変によって地上に人が住めなくなり、人類は地下に潜って生き存えていた。
この時代では膨大な時間と技術を費やし地球を再生する事に成功したが、完全に管理された揺りかごの様な施設内で過ごす事となったあまりに永い時間が、
自然環境に適応する耐性を人類(以後旧人類)から奪ってしまっていた。

そんな中「古代」の氷河の中から仮死状態のまま凍結された人間が発見され、さらにその男が被っている仮面らしきものは彼がいた時代(「古代」)より更に数百万年以上も昔のものだということが分かる。
「創成期」に生きる旧人類が失ってしまった耐性や適応力を持つ「古代」の人類唯一の生き残りである彼を旧人類達はアイスマンと名付け、
彼の遺伝子を元にした実験体-動物の耳と尻尾らしき器官をもった生物(亜人間)を作り出し、
自分達を地上に適応させるための実験(恐らくは、動物の持つ生命力や環境適応力を人間にも付与する為の遺伝子合成実験とその性能試験)を行う。
しかし計画半ばで1人の研究者が情に打たれ、自分達の恐ろしい所業に苦悩した末にアイスマンと実験体たちを地上へと逃亡させる。

地上に逃れた彼らは子を授かり平和に穏やかに暮らしていたが、特に重要なサンプルであるアイスマンを手放したままでは居られなかった旧人類達によって研究所へ強制的に連れ戻され、
アイスマンの妻となっていた実験体ミコトは解剖されてしまう。これに激怒したアイスマンは突如巨大な異形へと変貌、我を忘れて暴走し衝動の赴くままにその力を振るい出す。

死を恐れ、強靭な肉体を求めて愚行を繰り返す旧人類達を、怨嗟と皮肉を込めて未来永劫死ぬことの出来ない、とても生物とは思えないような赤い異形の粘液体へと変異させ、
また緊急異常事態に他施設からの断絶や攻撃を恐れる声を聞き、彼ら以外の施設の全てを一瞬にして破壊した。
アイスマンは深い愉悦を感じつつも同時に制御不能になった自分の破壊衝動を止めることを望む様になる。
その想いを受けた特別な実験体であるムツミが『死』という形で願いを叶えようとし、施設をハッキングして人工衛星からのレーザー攻撃を敢行するも彼を殺しきることは出来ず、
仕方なく『眠り』という形で封印する事で、彼のその望みはようやく叶えられた。

その後、相反する感情を抱えたままの彼は封印の内で何度となく目覚めと眠りを繰り返し、いつしかその意識は「分身(ぶんしん)」と「空蝉(うつせみ)」のふたつにはっきりと分裂してしまう。

かくして旧人類は滅亡し永い時が過ぎ行くに従い、研究所に捕らわれていた実験体(亜人間)達は旧人類たちの束縛から解放されて野に広がり文明を築いていった。
機能の殆どを失った研究所の施設はムツミを始祖とする宗教國家「オンカミヤムカイ」によって「聖地」として封印され、一部の者を除いてほぼ全ての亜人間達は自分達の起源を忘れ去った。

以下、この「大陸」に多くの亜人間達が暮らす時代を「現代」として本作品のストーリーは進行する事になる。

余談になるが、アニメでのウィツァルネミテアの咆哮はテレスドンのものだったりする。


シミュレーションRPGでもある本作でのユニットとしては、所謂後方から指示を下す司令官なのだが、
本人は鉄扇を使い近接戦も並以上にこなすという万能タイプ主人公である。
カリスマも強さも知恵も備える彼は、「さん付け」「聖上」呼びがファンにもデフォルトという人気溢れる主人公である。
日常では傷んだ饅頭を食べてお腹を下したり、どちらが先に厠に入るかを争ったり、弟分をアルルゥの体当たりから実を守るための盾にしたりとお茶目な御仁である。

ちなみに18禁時代につけられたあだ名は「早漏」。理由はお察しください。
でも件のシーンは問題なく続きますのでご安心を。
ドラマCD版では「好色王」とも呼ばれる。

ニコニコでは本編の人気もさることながら、「うたわれるものらじお」での中の人の天然発言・失言の嵐が一時人気を博していた。
箱根のみなさーん!うたわれるもn(ry

「変形合体!」


AQUAPAZZAにおける性能

比較的高性能で、地上空中問わず使える、飛ばない飛び道具「風陣扇」や当身技の「流舞扇」に
発生保障のある専属ストライカーのアルルゥ……というかムックルを呼ぶ技「おとーさん!」など、
守備的な戦い方が得意なキャラクター。テンション関連でも防御力が高く、ガードクラッシュが起こりにくいなどの長所がある。
またエルルゥを呼び出し一発分のスーパーアーマーを得る1ゲージ技「トンプルチの軟膏」を駆使した立ち回りや
ゲージ技やアシストを絡めた高火力コンボなども中々に強力。
反面、ダッシュがステップ型で機動力が低かったり飛び込みが弱かったりと自分から攻めるのは苦手。
またノーゲージでは火力が低い、無敵技に乏しい、などの理由から、少々ゲージ依存度が高い。
対空性能もあまり高くなく、基本的にJAや空中風陣扇等による空対空がメインになる等の問題点も。

出が遅いもののガードさせて有利、画面の反対側から出てくるので遠距離戦や接近の布石にもなるCおとーさん! や
高威力な当身での荒らし要素に、ヒット数の多さからガードされてもガードクラッシュから
大ダメージが望めるスプラッシュアーツ「ウィツァルネミテア」など、なんだかんだで他キャラにない強力な要素も備えているのだが
初期からやや弱体化された事や、苦手キャラが増えたことから現在の評価はやや低め。
中堅下位層、場合によっては下位キャラとされる事も多くなってきた。原作通りパッとしない性能に。

MUGENにおけるハクオロ

長い間、あおひげ氏のエルルゥ(と柊・竹・梅氏の改変版)のストライカーとしてのみの登場だったが、jem氏によって遂にキャラとしてのMUGEN入りを果たした。

+ jem氏製作 原作ネタバレ注意
ハクオロはハクオロでも原作や『AQUAPAZZA』のドットではなく ウィツァルネミテア の姿となったハクオロである。
当然、その大きさは他のキャラとは比べるべくもなく巨大。攻撃もダイナミックなものが多い。
グラフィックは氏の手書きによるもので、クオリティは相当なもの。
しかしそれに比例してファイルサイズもかなり大きい(解凍前で約160MB、解凍後で 約370MB 。氏曰く、これでも大分削減したとのこと)。
DLする時はその点を踏まえること。

ちなみに見た目からしてアーマー付きのようにも見えるが、実際は違う(一部の攻撃にはついているが)。
付属されているAIが簡易ということもあってか、デフォの強さはそこそこといったところ。
とは言え6Pカラー以上を選べば常時アーマーになるので、ボスクラスの強さを求めている人も安心である。

まだβ版とのことではあるが、技は一通り揃っているため特に問題はない。
かなりの演出の長さを誇る一撃必殺技は一見の価値あり(今後演出カット機能もつけるとのこと)。


「きっと…また逢えるときがくる…」


出場大会

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