初登場は『 ウルトラマン』第22話「地上破壊工作」。
地下4万メートルの世界に生息していた地底人によって地上への侵出のために送り込まれ、夜間に都市部を破壊した。
地底人達はハヤタ隊員が ウルトラマンである事を見抜いており、
洗脳してテレスドンと共に地上を破壊させる事を目論んでいたが
光が苦手なため、ベータカプセルが発した強烈な閃光によって全滅してしまった。 正直間抜けである
テレスドンも 科学特捜隊を苦戦させこそしたがウルトラマンとの戦いでは終始圧倒され、
何度も投げ技を喰らって地面に叩き付けられた後、絶命した。
このエピソードで監督を務めた実相寺昭雄氏は「スペシウム光線で止め」というパターンを嫌っており、
氏が監督した他の回でもウルトラマンはスペシウム光線を使っていない。
特に有名なのは ジャミラが登場する第23話だろう。
その後第37話「小さな英雄」にて ジェロニモンによって蘇る。俗に 「再生テレスドン」と呼ばれる。
初代とは首の角度が異なり、後頭部がやや張っている。
共に復活した ドラコと共に大岩山にて科学特捜隊を襲撃するが、
ムラマツキャップ、フジ隊員、アラシ隊員がそれぞれのスーパーガンを使用した「トリプルショット」で倒された。
帯番組の『 ウルトラファイト』では着ぐるみの劣化から口先が丸くなっている。
また、このスーツが『 帰ってきたウルトラマン』第3話でそのまま流用され、
そのままテレスドンとして登場する予定だったが、あまりにも劣化による形状の変化が大きかった為、
「デットン」という別の怪獣として登場する運びとなった。詳細は当該項目を参照。
その後は頭部を新規造形のものに挿げ替えて再びテレスドンとなり、『レッドマン』に出演した。
『 ウルトラマンパワード』にも登場。初代と区別して 「パワード・テレスドン」とも呼ばれる。
かつて地上を支配していた地底人“太陽の民”が再び地上を自らの物にする為に放った怪獣。
初代とは異なり全身銀色で、鎧を着こんだような機械的な姿をしている。
夜行性で光には弱いが、後に 目に遮光フィルターを付けて出現した。
その体重の重さから移動する度に大規模な地震を起こし、地中を進みながらビルを次々崩落させていったが、
ストライクビートルの放ったマグネシウム弾で目を攻撃され、弱った所をパワードのメガスペシウム光線で止めを刺された。
ちなみに今作の太陽の民もやっぱり変身時の光で全滅した。
彼らは嘗て救ってくれたエルドラの神の石像を崇めていて、 バラージの要素も加わっている。
……が、隕石衝突から地底へ避難させてくれた時に、 彼が「隕石衝突の影響が納まるまで待て」という意味で言い残した「再び光が訪れる時を待て」という言葉を、 「自分が来るまで待て」という意味に取り違え、待っている間に現人類が繁栄してしまったという間抜け要素も加わってしまっている
『 ウルトラマンマックス』への登場も企画されていたらしいのだが、
一般の人気投票で一位になったゴモラに出番を譲る形になっている。
『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』にも登場。
第1シーズンでは惑星ボリス野良怪獣として登場し、第1話、第2話、第7話とかなり出番が多い。
第7話では ネロンガと共に ブルトンに呼び出され、レイの ゴモラを相手に共闘したが
リトラに気を取られ、溶岩熱線で狙い撃ちしている内にネロンガやブルトンと同士討ちする結果になってしまった。
この時頭を抱え、「 /(^o^)\ナンテコッタイ」なポーズを取っている。
第2シーズンではレイオニクスバトラーの ゼットン星人(肝心の ゼットンは奥の手として温存していたらしい)の相棒。
対戦相手がフック星人の ドラコと対戦という因縁の勝負だったが、 キングジョーブラックにドラコ共々倒されてしまった。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリアルの手により怪獣墓場から復活。
初代ウルトラマンやセブンを迎え撃つが、最終的には駆け付けたゼロに倒された。
『 ウルトラマンX』では謎の地底女に操られて出現。
溶岩熱線の他にも、体を高速で回転させて、地中から突進する攻撃を披露した。
重量感ある従来のテレスドンからは考えられないような戦術だが、 見た目がサイコクラッシャーだったので、ネタにされたのは言うまでもない。
とはいえ、12万トンの怪獣が高速で突撃するため威力は相当なものがあり、地中潜伏能力と合わせてエックスを苦戦させるが、
最後には エレキングアーマーを装着したエックスに敗れた。
また、回収されたスパークドールズをもとに「サイバーテレスドン」のカードも開発された。
本作では久々に地底人の操る怪獣となっていたり、夜間に出現している。
『 ウルトラマンオーブ』では第9、24話に登場。
第9話では惑星侵略連合の一員・ババルウ星人ババリューがオーブに変身し破壊活動をしようとした所、突如出現。
テレスドンの乱入はババリュー以外の連合の面々にとっても想定外であり、
その事態に慌てふためくニセオーブ(ババリュー)を追い込むも必死の反撃により撃退され、地中へと逃げ帰った。
テレスドン自体の出番はここで終わるものの、この戦いが9話の実質的な主役であるババリューのその後に大きく影響してくるという点では、
重要な役割を果たしたと言える。
第24話では冒頭でゴメス、デマーガなどと共に現れるも、オーブが迎え撃とうとした途端に倒れてしまい、他の2体共々そのまま絶命してしまう。
その影には、後にオーブを待ち受ける更なる恐ろしい敵の存在があった。
『 ウルトラマンZ』では第4話に登場。
この個体は体内の火炎袋の影響で昼間でも活動可能であり、『X』の個体が見せたドリル攻撃も使う。
地下開発の工事の騒音によって覚醒、街を破壊し始めたために セブンガーと戦う。
セブンガーとの初戦では有利に立ち回るものの、避難誘導のためのサイレンの音に激昂して周囲を破壊して逃走。
その後再び現れてセブンガーを圧倒し、そのままウルトラマンZ・ベータスマッシュ形態との戦闘に入る。
Zをも苦戦させるが、起動完了した ウィンダムの援護によって形勢逆転され、一度はダウンするものの、
カブラギ(に寄生した寄生生物セレブロ)が投げ与えた ジラースの怪獣メダルを飲み込み、
ジラースのエリマキがくっついた 強化地底怪獣エリマキテレスドンとして復活。
エリマキによる光線の増幅反射能力によってZとウィンダムを再び窮地に追い込むが、
Zがスピードで勝るアルファエッジ形態にチェンジ、そのスピードで気を取られている隙にウィンダムによってエリマキを剥ぎ取られて弱体化、
最後はゼスティウム光線とミサイル一斉掃射によって粉砕された。
『 ウルトラマントリガー』では第24話でメガロゾーアの出現とエタニティコアの暴走で地球の危機が間近に迫った事を感知し、
避難を開始した怪獣達の一体として登場した。
続編の『ウルトラマンデッカー』でも第6話で巨大地下空洞に生息する怪獣の1匹として登場。
グドンにより地下に引きずり込まれたデッカーを追ってきたGUTSファルコンを迎撃するように出現しており、
同回に登場したグドンや パゴスの仲間と思われる。
溶岩熱線で攻撃するも、デッカーが召喚した アギラのツノにエネルギーを溜め込んだ突進の直撃で早々に倒されてしまった。
この他、どういうわけか1975年の東宝映画『 メカゴジラの逆襲』の回想シーンにおいて、テレスドンの解剖図が映るシーンがある。
これは大伴昌司著「怪獣図解入門」にも掲載されていた解剖図で、頭・両腕・背・尾の5ヶ所にそれぞれ脳を持つという記述があり、
後述する『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』における固有スキルの元ネタになっている。
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