プリン

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プリン - (2021/08/15 (日) 10:20:58) のソース

#image(250px-039Jigglypuff.png,left,float,title=体がプリンでできているとかいうわけではない,width=300) 



 分類:ふうせんポケモン
 タイプ:ノーマル/フェアリー(第6世代から)
 高さ:0.5m
 重さ:5.5kg
 特性:メロメロボディ
&space(12)(直接攻撃を受けると時々相手をメロメロにする/先頭だと異性のポケモンが出易くなる)
&space(15)かちき(能力を下げる技や特性を受けた時、とくこうが2段階上がる)
&space(15)フレンドガード(隠れ特性・味方のダメージを減らせる)
#clear

&font(18,b,i,#ff69b4){「まるくて おおきい ひとみで さそいこみ}
&font(18,b,i,#ff69b4){ ここちよい うたを うたい あいてを ねむらせる」}
 
任天堂の育成RPG『[[ポケットモンスター]]』に登場するポケモンの一匹。初代の『赤・緑』から皆勤賞のポケモン。
また、同社の『[[大乱闘スマッシュブラザーズ]]』にも出演している。
「ププリン」から進化するポケモンであり、「つきのいし」を使用することで「プクリン」に進化する。
スマブラ、及びアニメ『ポケットモンスター』でのCVは[[かないみか>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:かないみか|]]女史。
英名は「Jigglypuff(ジグリパフ)」。直訳すると「jiggly(小刻みに揺れる)puff(膨らみ)」。
それに伴い、外国版のアニメやスマブラでは、日本版での鳴き声の「ぷり~ん」等が、
英語版では「Jigglypuff」やそれに順ずる鳴き声に言語ごとに変更されており、
同じアニメやスマブラでも、多少異なるプリンを見て(聞いて)いることになる。

丸い体をしたポケモンで、大きな瞳が特徴的。
この瞳で相手を誘い込み、声の[[波長を操作して>鈴仙・優曇華院・イナバ]]相手を眠くさせる歌を歌う。眠らせてどうするのかは不明である。

[[カラーリング>カラーパレット]]については微妙にはっきりしておらず、体色のピンクの濃さや瞳の色が媒体ごとに異なっている場合が多い。
一応6世代以降の原作ゲーム中においては「体は薄いピンクで瞳は緑がかった青」のようだ
(色違いだとピンクがやや濃くなり、瞳はよりはっきりした緑色になる)。

アニメ版では、最初はプリンなのに歌えずサトシ達3人の奮闘でどうにか歌えるようになる。
プリン自身はとにかく歌うことが好きなため、純粋に自分の歌を最後まで人に聞いてもらうために歌っているのだが、
前述の通り歌を聞いた相手は途中で眠ってしまう。そうなると怒ってふうせんポケモンの異名に違わず丸々と膨らみ、マジックで[[顔に落書きをしていく>花中島マサル]]。
初登場はカントーだがその後のオレンジ諸島やジョウトへと続くサトシ達の旅路に&b(){その身一つで影から付いていっている}。
なんだかんだ言って自分を歌えるようにしてくれたサトシ達が好きなんだろう。
なお一度だけ「ぼうおん」の特性を持つポケモン・ゴニョニョに最後まで歌を聞いてもらったことがあり、仲良くなった…
と思ったら、その後バトルをしたゴニョニョが疲れて眠ってしまったのを歌によるものと勘違いし、結局落書きをしてしまった。

その後はBW編の第4期EDに登場するのみで本編には長らく姿を見せていなかったが、
サン&ムーン編にて、サトシ達がカントーに訪れた際に&b(){実に14年ぶりに登場した。}
相変わらず歌っては眠ってしまったサトシや[[ロケット団]]達に落書きをしていったが、
最初から眠っている[[ネッコアラ]]に対しては落書きしようとしてもことごとく躱されたばかりか、
&b(){逆にプリンが落書きをされてしまうという羽目に。}だが逆にそれで仲良くなったようである。

&font(18,b,i,#ff69b4){「プゥ~プリュリュップ~プリ~ン プゥ~プ~リ~ン~♪」}

他にも無印編では古代文明の遺跡に出現した巨大な[[ゲンガー]]と[[フーディン]]の後に巨大プリンが登場している。
他の二体が生物をとり込んだり謎の物質を作るなどして[[怪獣]]の様な戦いを繰り広げていたのに対し、
プリンは二体を強力な歌で眠らせて顔に落書きをして帰って行くという平和な活躍をした。
巨大プリンが来る前に普通のプリンも二体に歌を聞かせたが、こちらは何の効果もなく、二体の戦いに巻き込まれ吹っ飛んでいった。

ちなみにアニメ版のプリンはかなりワガママな性格となっているが、
これは元々可愛さに定評のあるプリンが、アニメ版の顔である[[ピカチュウ]]を食ってしまうほどの人気を出されるとまずいという理由から、
敢えてああいう子供への受けが悪い性格にしようという意向があったらしい。
同様に他のマスコット人気のあるポケモンも[[腹黒だったり>ヒメグマ]]捻くれてる等、どこかしら欠点のある性格となっていることが多い。
しかし、そういった扱いの影響で、嫌いなポケモンとして名前が挙がったり、原作や『スマブラ』をプレイする際に使いたがらないという風評被害を受けた事もあった。
&s(){…どっかに[[「人気」とゲーム内で明記される程のようせいポケモン>>https://dic.nicovideo.jp/a/ピッピ(ポケモン)]]がいた気がするけど、そっちは[[どうしたのだろうか>>https://dic.nicovideo.jp/a/ギエピー!]]。}

この他、番外編で作られたオリジナルアニメ『ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷の伝説』では、ヒロインのマリナがプリンを所持。
主人公の[[スピアー]]を眠らせようと歌うのだが、スピアーは自分の羽音で歌声を無効化している。

また、アニメ版を基にしたコミカライズ『電撃!ピカチュウ』では、アニメ同様に[[カビゴン]]の回に登場するが、
この漫画ではそれまでプリンは登場していなかったため、偶々現場に通りすがった所をサトシ達に見付かり、
&b(){手掴みでカビゴンに突き出され、強引に歌わされる}という展開だった。

『ポケモン+[[ノブナガ>織田信長]]の野望』ではヒロインである[[オイチ>お市]]のパートナーとして登場。
最初の戦に味方として現れたオイチと共に主人公の手助けをすることになる。
パッケージではゼクロム、グラードン、[[ミュウツー]]、フリーザーと伝説ポケモン達と共にいる&s(){おかげで浮いている感が否めない}。
ちなみにポケノブでのプリンの性能はというと、&b(){進化前のププリン、進化後のプクリンと共に微妙}。
とはいえ近くの味方のテンションや防御を上げる特性を持っているのでサポート要員としてそこそこ。
パートナーであるオイチ自身も味方全体回復(ブショー進化後はさらに状態異常回復も付く)や、
イベントで入手できる&b(){状態異常を無効にする}専用装備「プリンのお守り」もあるので終盤でも問題無く活躍できる。
&s(){オイチが優秀なだけじゃ?とか言わない}
しかし「プリンのお守り」入手にはその名の通り&b(){プリンであること}が前提なので、&b(){プクリンに進化させると入手不可}。

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**原作での性能等
#image(purin.png,title=進化系の当時のドットは目玉がギョロリとしていて妙に不気味だった)
***種族値
HP: 115 
攻撃: 45 
防御: 20 
特攻: 45 
特防: 25 
素早: 20

ステータスは、HPがかなり高いものの、他のステータスは軒並み低い。
全体の平均値も相当に低いため、はっきり言って弱いポケモンに分類される。
進化系の「プクリン」になってもその傾向は変わらず、
同じく高いHPが売りで可愛いピンク色のポケモンである「ピクシー」「[[ハピナス>ラッキー]]」の劣化と言われてしまうことも。
だが初代では比較的早く仲間になり、相手を眠らせる「うたう」を覚えている上、体力を回復できる「ねむる」も覚えてくれるため、
ポケモンを捕まえたり連続バトルが多くなったりするストーリー上では割と役に立つ。
「ねむる」を使うと体力が回復したあと強制的にねむり状態に陥ってしまうが、「ポケモンのふえ」を使えば事実上デメリットを無くすことも可能。
戦闘における使い勝手はあまり良くないが、その愛らしい容姿からファンも多い。
また、トリプルバトルではその遅さと特性(フレンドガード)を利用し、
「ほろびのうた」と「トリックルーム」をコンセプトにした戦術で活用されることもある。
進化先のプクリンでは特性が変わってしまうため、これは進化前のプリンの方が活躍出来る場所があるという珍妙な事態を引き起こすことに。
第6世代(『X・Y』)では新たにフェアリータイプが追加。
フェアリータイプは格闘技半減、ドラゴン技&b(){無効}と従来の環境に一石を投じる相性関係を与えられており
前述のトリックルーム戦法が引き続き活用できれば、強力なポケモンを狩ることもできるのかもしれない。&s(){一方で鋼技に弱いため[[バレパン>ハッサム]]怖いとも言われる}
また、新たな特性「かちき」を得たことにより、夢特性プリンとは全く違う動きを見せてくれるだろう。

#region(『Pokemon GO』におけるプリン)
当初は初代のポケモンしか登場しなかったため、卵からはププリンではなくプリンの状態で孵化していた。
また、初代にはなかった[[フェアリータイプが追加>サーナイト]]されており、第6世代以降を知らないトレーナー(特に初期勢)を困惑させた。
このままでは弱いがプクリンに進化させることでタイプ一致かつ高火力の「はかいこうせん」や、
同じくタイプ一致技でプクリンの他にはペルシアンしか覚えない「じゃれつく」などの強い技を覚える。
しかし、フェアリータイプの技が有効なドラゴン・[[あく>バンギラス]]・[[はがね>ハッサム]]の3タイプは数が少なく、
あくタイプはそもそも[[該当するモンスター>ブラッキー]]がリリース初期は存在せず、はがねタイプも出現率が低い[[コイル]]とレアコイルしか登場しないため、
ジム戦のカイリュー対策でしか需要がなかった。
%%そのカイリュー対策もひこうタイプと合わせて大ダメージを与えられるこおりタイプの存在で霞んでしまうが%%
アップデートによって第二世代以降も続々と参戦し、ププリンが卵から生まれるようになった。

『Pokemon GO』の仕様上、[[ゴースト]][[タイプ>ゲンガー]]には技の無効化はされないが効果はいまひとつ。
しかもフェアリータイプは「ダストシュート」「[[ヘドロウェーブ>ベトベトン]]」などのどくタイプの技が苦手なため、相性が最悪となっている。
#endregion

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**『[[大乱闘スマッシュブラザーズ]]』シリーズにおけるプリン
|>|>|>|>|作品ごとのデザインの変遷|
|&image(PRIN_SSB.png,left,float,title=初代。骨格流用は製作期間を縮められるので)|&image(PRIN_SSBM.png,left,width=180,float,title=DX。ちょっとスリムに)|&image(PRIN_SSBB.png,left,width=150,float,title=X。前作からほぼ変わってないとか言うな)|&image(PRIN_SSB4.png,width=200,title=for3DS/WiiU。目が小さくなり、とても可愛い)|&image(プリン_SP.png,width=180,title=SP。ほぼ前作と同じだが柔らかそうな質感に)|

地味にスマブラシリーズ皆勤賞。『for Wii U』以外では[[隠しキャラクター>隠しキャラ]]としての登場。

当初プリンが登場したことには驚かれたが、
これには「ポケモンをもう一匹参加させたいがモデルを作る余裕が無い。[[カービィ]]と体型が似ているので[[モデリングを使いまわせる>EXキャラクター]]」といった理由がある。
また、初代スマブラの時期のアニメ版において、準レギュラーのような立ち位置で登場していたことも関わっているようだ。
同じく候補としてピッピが上がっていたが、ヤラレ役らしさが引き立つという理由でプリンが選ばれ、
ピッピはモンスターボールのアイテムから登場するアシストキャラとなった。

元となったカービィと同様に空中ジャンプを5回まで使えて小回りが効く上に、
&b(){地上をダッシュするよりも早い}ほどの速度を出せるなど空中での総合機動力はトップクラス。
空中ワザが総じて強めに調整されているが、地上戦が苦手なため、空中戦主体で戦った方が能力を発揮できる。
さらに後述の&b(){下必殺ワザ「ねむる」という究極の[[ロマン技]]}を持つ。
その一方でとにかく吹っ飛びやすい。その吹っ飛びやすさは基本的に&b(){全キャラ中1位}と言われるほど脆い。
その上プリンだけ&b(){[[シールドブレイク>ガードクラッシュ]]すると物凄く上に飛んで行き、天井が無い限り即バーストしてしまう}という、
他キャラとは一線を画する戦法を求められる両極端なキャラとしてデザインされている。

#region(各種[[必殺ワザ>必殺技]](以降「B」と表記))
各種[[必殺ワザ>必殺技]](以降「B」と表記)
-ころがる(『DX』からのNB)
文字通り転がる。空中での使用及びスティックの左右入力による方向調節が可能。
一定時間経つか何かに当たれば転がり状態は解除される。
Bを押しただけではスピードが遅く、ダメージも与えられずに膨大な隙を晒してしまう。
しかしBを押し続けることでスピードと威力と吹っ飛ばし力が増加する。
溜め後の[[ぶっぱ]]は意外と止めづらく、非常にKOさせやすい。その代償として自滅しやすいが。
斜め上に吹っ飛んだ後、この技を出しながら復帰するプリンも多いが、地上以外では方向転換出来ないので角度と速度をよく覚えておこう。

-うたう(上B)
文字通り歌う。ぷーぷりーんー。
プリンの周囲の地上の相手を眠らせることができ、ダメージの蓄積%が多いほどその効果は持続する。
スマブラにおける眠り攻撃の判定は地上でしか行われないため、対空には使えない。
当然ながら復帰には使えず、はたくをしようとして暴発して落ちていくプリンもしばしば見かける。
しかし崖は掴めるので、崖際に立った相手をうたうで眠らせ、崖捕まりからねむるを直撃させるコンボも存在する。

-ねむる(下B)
文字通り&font(b,red){相手の目の前で眠る}。
寝ている間は&b(){ダメージが回復するわけでもなくひたすら隙だらけ}、と一見すれば&b(){ただの手の込んだ&S(){[[自殺>自爆技]]}[[挑発]]でしかない}、どう考えても無駄な技。
……しかし、この技にはプリンの体の真下に&color(red){恐ろしいほど強力な吹き飛ばし判定と無敵時間}がピンポイントかつ数Fというわずかなタイミングで発生している。
これをダメージの溜まった相手に、上からタイミングよく合わせて発動させると、&font(b,red){一撃必殺レベルの大火力ワザ}と化す。
特に『DX』ではその超火力が顕著であり、&b(){20~30%程度の蓄積で当てただけで多くのキャラが即死するとんでもないバ火力}。
ただし、タイミングはプリンが眠りに就く直前のわずかな間しかなく、判定は極小、キャラが重なる際には反発力が発生するため非常に当てづらい上に、
外せば漏れなく自分が死ぬため、決めるのはかなり難易度が高い。
プリンを極めたプレイヤーにだけ放てる、まさに[[ロマン技]]である。

『X』において威力は大幅に弱体化、吹っ飛び方向が真上になった(=天井があると落とせない)、
その代わり相手の頭の上に花が咲き一時的にスリップダメージを稼げるよう変更された。
なお、同作での[[スネーク>ソリッド・スネーク]]の無線通信によると、
&b(){「寝る瞬間だけ中心部に物凄いエネルギー反応が現れる」}ことが判明した。
&s(){[[寝ることに気合いを入れてる>松岡修造]]のか、全く度し難いな}

『for』以降も基本的には『X』に準じているが、ふっとばし力が強化されている。
『SP』では当たった場合、通常よりも早く行動できるようになった。

-はたく(初代のみNB、『DX』からは横B)
文字通り手ではたく。
見た目とは裏腹に持続や範囲がそれなりにあり、&b(){ガードさせた際にシールドを大きく削る}。
攻撃しながら前進するので、空中ジャンプと合わせれば復帰ワザとしても使用可能。
基本空中から攻め込む関係上、相手はガードを張ることが多いため、このワザが刺さりやすくなっている。
また、『DX』以降は入力直後に上や下の入力をすると、その方向に若干ずれるようになり、抜群の復帰力を更に押し上げるようになった。
初代の[[ボーナスステージ]]「台を乗りついでいけ」ではこれを利用する前提の構造になっている。
『for』では移動距離が減少したため、結果的にリーチも減少してしまった。

-おおきくなる([[最後の切りふだ>超必殺技]])
風船のように大きく膨らみ、最大まで達した後で鳴き声と共に相手を吹っ飛ばし、しぼむ。
[[ステージ]]によって性能が左右され、相手に逃げられやすい広いステージや自分が置いて行かれる危険性のある強制スクロールステージでは使い辛くなるが、
選択されやすい終点や戦場では、ステージの台座に潜り込んでから発動することで、ほとんどのキャラが回避不能な一撃必殺の技となる。
馬鹿にできないほどデカくなるので、狭いステージや崖付近では有効に活用できる。
ただし、チーム戦では&b(){見事に[[味方もふっ飛ばしてしまう>味方殺し技]]}ので、発動する際は味方が撃墜された直後か、保持するようにしよう。

『SP』では押し出し判定が削除され、味方を吹っ飛ばすこともなくなった代わりに、&b(){一瞬だけさらに巨大化する}2回攻撃の技に変更された。
そして本家における第8世代でも似たようなシステムが導入される事になった。
#endregion

#region(初代におけるプリン)
初代ではカービィのコンパチキャラとして参戦。

「最弱のファイター?」と&b(){公式}でも称される通り、[[意図的に欠点が多く盛られている>ダン]]。
手足が短くリーチが無い、[[飛び道具]]も無いためけん制や[[立ち回り]]が難あり、技の[[判定]]面でも弱い、必殺ワザがどれも[[死に技]](と思われていた)、
そして絶望的なまでにふっとびやすい癖に上Bの[[復帰技が存在しない>ヨッシー]]、
おまけに&b(){シールドブレイクをしたら屋根でも無い限りそのままお星様になってしまう}等、開発陣はプリンに何か恨みでもあると言わんばかりの調整で、
使用すれば&b(){「テメーなんかプリンを使っても余裕で勝てる」}という[[挑発]]を込めた舐めプレイ、
言わば公式のやられ役が当初の子供達のプリンへの共通認識だった。

その一方で、圧倒的な空中戦での自由度の高さを駆使した復帰阻止が非常に楽で、
攻撃力自体は無いものの空中下A(ドリルキック)からのふっとばす力が強い上スマッシュや、
上に相手を投げる前投げから相手を場外に運ぶ[[コンボ]]等、比較的容易なコンボで相手を撃墜できるほどの火力もある。
&b(){「仕上がったプリンなら、生半可なカービィでは太刀打ちできない」}とされ、
ギミックの無いシンプルな[[ステージ]]下でのキャラランクは日本版・海外版共に中堅とされている。
あなたの周りにも、やたらと強いプリンを使いこなす友達が一人や二人いたのではないだろうか?

#endregion
#region(『DX』におけるプリン)
下を見れば[[別のピンクだま>カービィ]]、さらにその下に[[某大王>クッパ]]と、『[[MVC2>MARVEL VS. CAPCOM#MVC2]]』並に強弱の差が激しい『DX』において、
[[フォックス>フォックス・マクラウド]]、マルスに次いでベスト3に入る程の評価を受けている、れっきとした&b(){最強格}のキャラ。

持ち前の空中機動力で、判定が強い空中前Aや空中後ろAで壁を張り、相手にひたすら纏わり付きながら、
何か引っかけた瞬間にジャンプ→空中前(後ろ)A→空中ジャンプ→空中前(後ろ)A…という運びコンであっという間に場外の遥か彼方へ連行してしまう。
もちろんプリン自身はそこから悠々復帰可能で、よしんば相手が戻ってきたとしても地獄の復帰阻止ループが行える。
他方、地上戦は空中と違って各種挙動が非常に遅いため不得手である…のだが、シリーズ中最強の火力を誇る「ねむる」を絡めたコンボが、
0~10%程度の超低%からでも相手側がずらしをミスれば&b(){即死}となる超破壊力を備えるため、
相手側は数少ない崩し手段の&b(){投げから即死}する事態にも警戒しなければならない。
ねむるのコンボルートは非常に多彩で、特に上方向全般への空対空となる空中上A(空中に足場があるゲームなので狙う機会は多い)や、
相手を引き寄せる横B「はたく」から繋がってしまうし、他にも受け身をミスってダウンしたり、そもそも受け身方向や寝っぱを読まれたりしたら、
即座にカッキーンという爽快な[[SE]]と共に足場の隅に転落してしまう。
かわいい見た目とは裏腹に、地上、空中どちらにいても簡単な始動から致命傷を与える&b(){本作最大のパワーキャラ}、それがプリンなのである。

他方、防御面はというと、体重はもちろん言わずもがなの軽さなのだが、&b(){軽すぎるせいでコンボから抜けやすい}ために即死連携の類には逆に耐性がある。
単発が重いフィニッシュ技にはトドメを刺されやすいので利点というには疑問だが、
少なくとも上位キャラは機動力でガンガンコンボを繋いでくる連中ばかりなので有効に働く場面が多い。

弱点としては機動力、というよりは単純にスピード(最高速)が低いことが挙げられる。制動性は高いが、相手に追い付くのが難しい。
他の上位キャラはステップから見えない速度での差し込みを持つのに対し、プリンは能動的に攻めるのが大の苦手なのだ。
そのため戦術は殆ど「空中で待機しながら相手の突撃をいなして空中後ろAで迎撃」、もっと簡単に一言で表現すると「待ち」の一本に絞られる。
結局の所その待ち戦術は隙の少ない飛び道具を持たないキャラには有効だし、遅いとは言ってもあくまで『DX』基準なので、
生半可な飛び道具を撃っている隙に差し込む程度の機動力はあるが、その「隙の少ない飛び道具」を持つキャラに該当するのが、
よりによって&b(){キャラランク1位}のフォックスなのが大問題。
突き詰めていけばフォックスとの戦いを避けては通れないゲームのため、
「フォックス1キャラにだけ弱いが他のキャラに圧倒的に強い」というメリットが&u(){メタゲームによって否定されている}のが痛すぎる。
このため、お手軽強キャラという評価の割に、[[上>フォックス・マクラウド]][[位>ファルコ・ランバルディ]][[7>ゼルダ]][[キャ>キャプテン・ファルコン]][[ラ>ピーチ]]の中では&b(){使用人口が最も少ない}のが現状である。

以上のように最強格であるにも関わらず大会で勝ち残るには厳しい面のあるキャラなのだが、
そんな評価を受けていても「スマブラ5神」の内の1人に熱心なプリン使いがおり、
彼の操るトレードマークの緑のハチマキを締めたプリンが各地でねむるを叩き込んでいる。
|世界大会EVOで活躍するプリン&br()&nicovideo(sm24018279)|極限まで操作精度が高ければ不利キャラにも真っ向勝負が可能&br()&nicovideo(sm29289945)|

#region(嫌われキャラとなった歴史的な瞬間)
前述のスマブラ5神とは厳密には特定の5人を指す言葉ではなく、『スマブラDX』で抜けた実力と人気を持つプレイヤー上位5人のことである。
現メンバーになってから長く代替わりしていないため、今となっては彼らを指す言葉で間違いないが、
2000年代後期までは「先代スマブラ5神」が活躍していたのだ。

そこに当時は若手だった当代5神が切り込んで行くのだが、彼ら(の内特に若い2人)がメインとして使っていたのが&b(){プリン}である。
つまり、「トッププレイヤーに切り込めるのは彼らが強いのではなくキャラが強いだけ」というレッテルが張られ、
彼らは強キャラ厨として[[ヒール>ガオガエン]]扱いされてしまったのである。
その2人の内1人は、その逆境に耐えきれずフォックス(こちらは強さとともに人気も高い)にキャラ替えしてしまったとインタビューで明かしている。

先述の通りフォックスのような飛び道具で待ちができるキャラには不利であり、得てしてそういった相手には時間をたっぷり使って隙を伺いながら、
ラインを上げていかなければならないのだが、このような風潮のため「時間がかかるのは&b(){プリン側に問題がある}」という誤解さえ生まれてしまったほど。
「[[ガイルに待たれるザンギが悪い>○○ほうが悪い]]」ぐらいの暴論である。

一方でそのふわふわとした立ち回りは無法なほど強力であり、
突き詰めてしまえば接近して殴らなければいけないフォックス以外のキャラには安定して[[待てる>待ちガイル]]。
そしてそこから破滅的な火力のねむるコンボ、もしくは画面外連行からの無限の場外攻めが始まるため、
フォックスさえ無視すればとんでもない強キャラというのはあながち間違いでもない話なのだ。

このことから、&b(){レアキャラ使いがプリン戦だけフォックスにキャラ替えする}という現象が発生してしまうのも視聴者受けが悪いポイント。
2D格ゲーで言うなら、とんでもなく強い[[ザンギエフ]]のような扱い(視聴者側の感情も投げキャラに対するソレそのもの)であり、
それに対して誰もが[[ガイル]]にキャラ被せする状態と言える。

DXトッププレイヤー「スマブラ5神」の中にすら、このキャラを相手にしたくないと公言する人が居るほど、
そのキャラ性能はもはや憎悪されていると言っていい。
そのスマブラ5神の一人は前述の通りプリン使いであり、無数のフォックスをバッタバッタと切り捨てながら、
2017年以降のプレイヤーランキングでは遂に頂点に立っているほどの戦果を挙げている。

絶妙な間合い管理から繰り出される空中後ろAによって最後のワンタッチを許さない鉄壁の防御スタイルは、
ワンタッチされれば脆くも崩れ去る体重の軽さをもってしてもなお堅牢であり、皮肉にもその硬さによって更に嫌われる…
という負のループに陥ってしまっているのが現状である。
当人がどれほど繊細な操作を行い、「不利キャラ相手に技量で差を埋め薄氷の勝利を挙げ続けている」というのが真実だとしても、である。

『スマブラDX』における20XX年問題(「全プレイヤーのプレイヤー性能が極まったら全員フォックスになってるね、強すぎて!」というジョーク)は、
皮肉にもプリンが頂点に君臨するために実現しようとしているのである。
#endregion

#endregion
#region(『X』におけるプリン)
『X』ではリストラ有力候補だったが、無事参戦
([[アドベンチャーモード>ストーリーモード]]「亜空の使者」ではクリア後に特定の場所で戦闘イベントが発生するだけで絡んではこないが)。&link_anchor(*1){*1}
前作まではレギュラー戦「シンプル」のやさしい難易度をクリアすることで登場するファイターだったが、
本作では先述の亜空の使者での扱いもあってか、ウルフとトゥーンリンク同様、終盤に解禁される。

こちらではようやく本来のキャラ設定(?)通りの低い火力に抑えられ、実際にランクも最下位クラス。
空中機動力の高さは健在なのだが、攻撃性能が単純に劣悪すぎて、これだけでは補うことができなくなった。

特にねむるが他の作品と比べてかなり低火力なのが辛い。花によるスリップダメージが付いたものの、
ベクトルが真上になったことで確定で撃墜できる状況が減った。
殺しきれないとこっちが死ねるため、&b(){だからどうした}感が非常に強く&b(){ロマンすら許されない}悲しみを背負うこととなった。

#endregion
#region(『for』におけるプリン)
『for 3DS/WiiU』でも初代からのよしみである為かやはり参戦。『3DS』では対戦回数だけで見るなら一番最後に使えるようになる隠しファイターに。
そして、&b(){『WiiU』では[[ネス]]と共に初期キャラクターとして登場}。遂に初代のキャラクター全員が初期キャラとして揃い踏みすることになった。

デザインは『ポケモンFR・LG』以降を準拠に一新。前作と比べて目玉や前髪(?)が一回り小さくなっており、
各種技で目線が攻撃している方向を向く、投げワザや最後の切りふだで膨れっ面をする、被ダメージ時に口を大きく開けるなど表情が豊かになっている。
%%というか今までが無機質すぎた%%

ねむるの判定が大きくなり狙いやすくなったのだが、『for』はいかんせん地上戦重視の調整がされていたために得意の空中戦が生かしづらくなり、
本作ではキャラランクが&b(){1弱}に位置してしまっている。

#endregion
#region(『SP』におけるプリン)
全員参戦と言うコンセプトもあって『SP』でも参戦。ただし『64』初期キャラとMiiを除く全てが隠しキャラとなったので、プリンもその対象内に入る。

全体的に空中攻撃の着地[[硬直]]が大幅に短くなったり、ジャンプ+攻撃ボタンで即座に空中攻撃が出来るようになったりと、
前作より空中システム面が強化されたため、空中機動性が重要なプリンにとっては大きな恩恵となっている。
必殺ワザの隙も全体的に減少しており、特に下Bは相手にヒットした場合、より早く行動できる点は大きい。

キャラランクとしては依然として最下層かそれに近い位置ではあるものの、少なくとも満場一致の1弱というわけではなくなっているようだ。
#endregion

以上のようにいろんな意味でロマンキャラ。他の格闘ゲームだと[[炎邪]]に近い性能のキャラである。
『X』以降の3作で最下層かそれに近い位置を維持しているのもそれを端的に表しているとも言えるか。

余談だが、スマブラでは対戦後の結果発表にて、負けたファイター達は優勝者に拍手をするのだが、
プリンの場合、[[わけが分からない>キュゥべえ]]らしく、首を傾げることしかしない。%%手が短すぎて届かないからとか言うな%%
一方で[[同じ体型のピンクボール>カービィ]]は頭頂部に向かって拍手しているが(拍手ではなく両手を振って称賛している説も)。
//「わけがわからない」はスマブラ拳より
初代ではプリンのみ拍手をしていなかったのである意味浮いていたが、
『DX』以降は[[アイスクライマー]]や[[ミュウツー]]といった一部のファイターも拍手をしないので唯一ではなくなった。

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**MUGENにおけるプリン
現在、2体のプリンが確認されている。

#region(ぼうし氏製作 スマブラ仕様)
-ぼうし氏製作 スマブラ仕様
現在はぼうし氏のサイトが消失したので正規入手不可能。
スマブラの再現キャラであり、ふわふわと飛び回りながらの戦いを得意とする。
また、作者による[[AI]]も搭載されていた。

#endregion
#region(WilloughbyJackson氏製作)
-WilloughbyJackson氏製作
海外の製作者によるもの。
ディスプレイネームが「Jigglypuff」(プリンの海外名)になっている。
こちらは、「おうふくビンタ」「のしかかり」などまともな技もあるものの、
「Murder-Chain of the Sandman's Happy Song」などという物騒な技もあり、相当にカオスである。
五右衛門氏によるAIパッチが作られている。
|[[アイツ>ピーター・グリフィン]]との対戦&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=dknU2nFLiwo){320,240}|[[スーマリ>スーパーマリオ1-1]]編&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=y153CAu5KYc){320,240}|
#endregion

***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[プリン],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[プリン],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[プリン],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー

----
&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
『X』発売前から「キャラのリストラがある」と公式で告知されており、
アニメには久しく出ておらず、もはや(当時)500匹近くいるポケモンのうちの一匹にすぎなかったプリンは「リストラ最有力候補」であり、
実際開発内でもプリンは『X』には登場しないことが半ば決定していた。
しかし&b(){「初代スマブラユーザーからの思い入れが強いから」}ということで、[[ギリギリに参戦が決定した模様>ソニック・ザ・ヘッジホッグ]]。
「亜空の使者」での扱いや、キャラ配置が31番目にまで下がっていたこともそのためなのかもしれない。
こういった事情もあるので素直に「参戦したことを喜ぶべき」というプリンユーザーもいる。これぞキャラ愛。

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//|CV:かないみか|,任天堂,ポケモン,一頭身,シンガー,弱キャラ,強キャラ