メタルギアREX

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メタルギアREX - (2010/09/18 (土) 22:50:12) のソース

#image(metalgearrex.jpg,width=400,title=画像は4のもの。本来ある筈の右肩のレールガンが取り外されている状態)

*&italic(){&color(goldenrod){「今から見せてやる、21世紀を導く悪魔の兵器をな!」}}

[[メタルギアソリッド>ソリッド・スネーク]]に登場する核搭載二足歩行型戦車。
様々な状況、地形から核ミサイルを発射することができる二足歩行型の戦車であり、単独での作戦行動が可能。
これにより、全世界の核バランスに大きな影響を与えた。種々の補助武器も装備することができる。
多様な種類が存在し、開発された時代や機種ごとの運用方針により異なる。

REXはシャドー・モセス事件に登場。名前の由来は、第二次世界大戦中に連合国側が日本の戦闘機「強風」に対して与えたコードネーム「Rex」から。
またその姿が肉食恐竜の[[ティラノサウルス・>ハウザー]][[レックス>バーン・ディノレックス]]を思わせる外見をしていることからも来ているとも思われる。
2005年に、アメリカ陸軍(及びDARPA(国防高等研究計画局))とアームズ・テック社が共同で開発しており、
アームズ・テック社は科学者ハル・エメリッヒ(通称オタコン)にTMD(戦域ミサイル防衛)用の撃墜弾体射出システムのプラットフォームと偽って設計させた。
撃墜弾射出用レールガン、FCS(射撃統制システム)で制御された30mm多銃身機関砲、FEL(自由電子レーザー)砲、対戦車誘導弾を装備している。

「撃墜用」とされたレールガンは、実際には[[核弾頭>A-Bomb]]を射出することを目的とし、高い加速力によって世界のどこへでも弾頭を到達させることができる核砲弾射出システムである。
原理的には大砲と同じであるため、ロケットを使用せずに核弾頭の大陸間到達が可能であり、噴射炎などを捉える弾道ミサイル警戒システムでは探知できない。
核弾頭自体にもレーダー反射断面積(RCS)低減や電波吸収素材(RAM)の使用など各種の撹乱技術が使用されており、これらの特徴からオタコンは「ステルス核」と形容していた。
ロケットを使用しないのでコスト面でも優れている他、核弾頭の運搬手段がミサイルや爆撃機では無い為に戦略兵器削減条約に抵触しないと言われている。

機体自体の密閉性も高く、堅牢な複合装甲を装備しているため外部からの攻撃を通さないが、オタコン自身の「人も兵器も弱みが無いと可愛くない」という美学から、情報収集はレーダーのみに頼るという弱点が意図的に盛り込まれた。いざと言う時はレドームを本体に収納する事も出来るので、完全な攻撃対象にだけ陥る事は無いが、収納する速度も結構遅い。 
データ上での性能はアームズ・テック社の誇張が含まれており、実際のレールガンの射撃精度は高くなく、オタコンは通常のミサイル・モジュールも装備されていたと述べている。
グレイ・フォックスによってレーダードームが破壊されたため、操縦席を開口した状態で戦闘を続行するが、操縦席のリキッド・スネークと計器を攻撃され、断末魔の叫びを上げて活動を停止した。
その後も事件の舞台であるシャドー・モセス島の格納庫内に放置されており、再びモセス島を訪れたソリッド・スネークと、オタコンの操作するメタルギアMk.IIIにより、輸送機ノーマッドの機内から制御プログラムをエミュレートして再起動、リキッド・オセロットの駆るメタルギアRAYと対決する。
シリーズ中、プレイヤーがメタルギアを操作できるのはこれが初めてとなる。
白兵戦に陥った時の事を考えたオタコンの独断で、体当たりや胴体関節での噛み付き(この時の動きは正に肉食恐竜のそれで、非常に荒々しい)、
至近距離からレーザーやミサイルを乱射するといった格闘用の動作が開発段階で秘密裏にプログラムされており、RAYほどの跳躍力ではないが多少の高さのジャンプをする事も可能。
対メタルギア兵器であるRAYとの決戦にも勝利したが、整備もされず長年放っとかれっぱなしだった物を無理矢理動かした付けが回り、戦闘終了後に機能停止した。
(小説版によると最後まで動かせたのはオタコンが陰から猛サポートを行ってくれたからであり、起動の時点で動く度にあちこちのパーツが壊れていったと言う)
量産化の際は、基本的に陸戦兵器であるメタルギアの特性から、アメリカ陸軍に配備される予定だった。

REX計画は愛国者達にも極秘で進められていたため、計画が明るみになった際愛国者達の反感を買い、当時の大統領であったジョージ・シアーズ(ソリダス・スネーク)は事件後大統領の座を追われ、事件に関わった者達も閑職に追いやられ、或いは組織から完全に辞任させられた。

1964年のソ連において、核搭載二足歩行戦車の発案者であるグラーニンによって、このREXと姿が酷似する二足歩行戦車の設計図が登場しているが、この草案が直接REXの開発に繋がっているかは作中でも定かになっていない。&link_anchor(*1){*1}
ただし、技術情報そのものは1964年の「スネークイーター作戦」以降にアメリカへある手段で渡っている。

(以上、wikipediaより転載、改変)

メタルギアソリッドでのREX。
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4でのREX VS RAY。
&nicovideo(sm10739301)

なお、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、シャドーモセス島ステージのやくものとして登場した。

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**MUGENにおいては
bartlett氏制作の3DCGを使ったものが公開されている。原作通り非常に大きい。
常時ハイパーアーマーでレドームと本体でそれぞれ判定があり、原作と同じくレドームが弱点であり、本体は硬いがレドームのほうは柔らかい。
また4と同じく格闘攻撃もする。AIは入っていないが、それでも並キャラ相手なら十分に戦える。
またスプライト枚数が多いため、非常に重いのも注意。
&nicovideo(sm11853410)
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展開からすると初代メタルギアの設計図が登場するべき場面であるが、MGSからのファンにはREXの方が馴染み深いだろうと思って敢えてREXに似せたのかも知れない。
或いは旧メタルギアシリーズのメタルギアは、この設計図の記憶を元にOUTER HEAVENが独自開発したものであったのだろうか。シリーズものの陥りやすいパラドックスである。