ゴルドス

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ゴルドス - (2020/01/01 (水) 11:06:45) のソース

#image(gordos789.jpg,width=450,title=1999年の再販版パッケージ)

トミー(現タカラトミー)の販売していた玩具『ゾイド』シリーズに登場するゾイドの一体。
中生代[[ジュラ紀>アロサウルス]]に生息していた草食恐竜「ステゴサウルス」をデザインモチーフとしている。

#region(ゾイドについての簡単な説明)
ゾイドというのは簡単に説明すると、
惑星Ziに生息している野生の金属生命体([[収斂進化>クルエルティア]]により、大半は地球の動物に似た姿をしている)に、
電気信号で操縦するためのコクピットを搭載し各部を改造して武装させた、別名「戦闘[[機械獣>マジンガーZ]]」とも呼ばれる[[サイ>ブロッケン]][[ボーグ>ガイガン]]兵器である。
そのため搭乗式のロボット兵器としての性質も強いが、機種や個体毎の差はあれどゾイド自身の意思や感情・性格も存在する。
このように乗り物ではあるが[[車>car]]というよりは馬のような動物としての性質もあるのも特徴であり、パイロットの事も「ゾイド[[乗り>ライダー]]」と呼ぶ。
ゾイドの心臓である「ゾイドコア」はビーム兵器の運用すら可能にする非常に高性能なエネルギー生成元でもあり、
戦闘用の兵器としてだけでなく日常の労働力として広く使われる他、家畜やペットとして人間と共に生きるゾイドも多い。
また生物を改造して作り出される関係上、兵器としては生産・運用に自然環境の影響(個体数の増減や絶滅等)を受け易いのも特徴。

玩具としては組み立て式のプラモデルであるが、ゼンマイや電動モータにより独特の動きをするのが大きな特徴である。
それも車輪などによる駆動ではなく、足による歩行で前進するものがほとんどである点が他の玩具とは大きく異なり、
足だけでなく[[口や背びれや尻尾を同時に連動>ディメトロドン]]させて動かす事で、妙に動物的で生き生きとした動きを実現していた
(ただしゴルドスの背びれと尻尾は連動しない。連動するのは足と口と首、おまけで背中の105mmキャノン砲)。
玩具としての大きな魅力の一つがこうした動きのギミックだった事が、同じプラモデルである[[ガンプラ>ガンダム]]やミニ四駆などとの最大の違いだったと言えるだろう。
&s(){バンダイも対抗馬として『[[レボルト>>https://www.nicovideo.jp/watch/sm16839624]]』シリーズを作ったが、奇抜すぎて受けなかったようだ。}
#endregion

このゴルドスは惑星Ziに生息している野生のステゴサウルス型金属生命体を改造して作り上げた、
ヘリック共和国軍の電子戦用ゾイドという設定になっている。
背びれが高性能のレーダーに改造されており、偵察や情報収集に力を発揮する。
ただ電子戦向けなので武装の火力は低く、一般仕様だと大型ゾイドにしては戦闘能力は低め。
ただし大型ゾイドなので、重量のある武器も搭載可能で、
大型ゾイド向けのロングレンジバスターキャノンを装備した長距離砲撃仕様も存在する。
この仕様だとバスターキャノンの優れた火力と元々の優れたレーダー性能を活かした精密な長距離砲撃が可能で、
遠距離砲撃戦ではかなりの戦闘能力を誇っている。
しかし旧式機であるため、敵の新型電子戦機[[ディメトロドン]]相手には成す術もなくやられている
(火力では上回っているはずなので、レーダーを無効化された後に奇襲を受けたのだろう)。

生憎、子供に電子戦機の重要性は分かりづらいし、そもそも[[裏方仕事>黒子]]で華も無いので、ただの弱ゾイド扱いされる事が多かったのが残念だが。
なお、帝国軍が50年ほど後にゾイドの操縦用コンピューターをハッキングして同士討ちをさせる、
(当時の)最強ゾイド「ダークスパイナー」を造る事になるのだが、それはまた別の話。

玩具としてはダークグレーのカラーで1984年に発売、後の1999年にも緑にカラーが変更されて再販されている。
[[ビガザウロ]]系列のゾイドの一つであり、動力ユニット及び脚部のパーツ・ギミックはビガザウロと同じものが使われている。
ビガザウロ系列には他にゾイドマンモスと、かの名機[[ゾイドゴジュラス>ゴジラ]]がある。

#region(アニメ『ゾイド-ZOIDS-』では)
アニメ『ゾイド-ZOIDS-』では、機体色が白くキャノピーが青い「ホワイトゴルドス」と呼ばれる機体が登場。
50年前の戦争で足を損傷し、部隊が撤退する際に放棄されたにも関わらず、いつか仲間達が戻ってくると信じ、
砦として利用されていた遺跡を守り続けていた(しかしパイロットは、自らの愛機が戦争を忘れて自由になる事を望んでいた)。
とある事情で遺跡を訪れた主人公であるバン達を襲撃するが、遺跡の中に残されていたパイロットの日記から事情を知ったバンに足を応急修理される。
その後賞金稼ぎアーバインとの戦いで危機に陥ったバンを身を呈して庇った後、バンの「お前の戦争は終わったんだ!」
という言葉を振り切るように遺跡へと戻っていった。

この話は第3話として放送されており、久しぶりの復活であったゾイドの、
「ただの機械とは違い、命と自らの意志を持っていて人間と絆を築く事もある」
という基本設定を最序盤に丸々1話使ってしっかり描いたのは、このアニメの評価が未だに高い一因となっている。
%%この個体以外のゴルドスは噛ませ扱いしかされていないが。%%
#endregion

#region(イギリスのコミック版ゾイドでは)
バトルストーリーやアニメなどのゾイドシリーズの中では比較的地味な扱いの多いゴルドスであるが、
かつて[[マーベルコミック>アメコミ]]のイギリス支社であるマーベルUK社から発行されていたゾイドコミックでは、
(ゾイドは日本発祥の玩具であるが、人気は海外が先行していた
 と言うか日本で失敗した『メカボニカ』を海外で『ZOIDS』として発売して大ヒットしたので日本でも『ゾイド』として再販したと言う経緯がある。
 なお『[[トランス>コンボイ]][[フォーマー>メガトロン]]』の方は、元ネタである『ミクロマン』や『ダイアクロン』の時点でヒット商品である)。
ゾイド同士の戦争に巻き込まれたドリュー・ヘラー(子持ちのオッサンだけど主人公)率いる地球人一行が、
パイロットであるアンドロイドを破壊して鹵獲したGorgon(ゴルドスの英名)を中盤以降頻繁に使用しており、事実上の後半の主役機的な扱いだったりする。
まあ、「終わり無きゾイドの戦争と、巨大な陰謀に翻弄されるヘラーとその仲間達」というストーリーの都合上、そんなに活躍する機会は無かったのだが。

余談ではあるが、このゾイドコミックのストーリーを手掛けたグラント・モリソン氏は当時まだ無名のクリエイターだったが、
現在は『[[バットマン]]』や『[[New X-MEN>X-MEN Children of The Atom]]』などのストーリーを多く手掛ける、[[アメコミ]]界の超大物クリエイターとなっている。
#endregion

#region(その他ゲームでのゴルドス)
東芝EMIが製作したファミコンのゲーム『ZOIDS 中央大陸の戦い』では、序盤に仲間に出来る割に、
前述の長距離砲撃仕様を意識したのか比較的火力が高く、序盤の戦闘の柱として活躍してくれる。
余談になるが、MSX版ではゴルドスがいない代わりに彼のポジションをディバイソンが担っている。
#endregion

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**MUGENにおけるゴルドス
#image(goldos.gif,title=実際のMUGEN上でもかなりデカい)
[[ディメトロドン]]などの作者であるヨップル氏(Youtubeでのユーザー名はHGGA12氏)が製作した手描きのものが存在している。
他の大型ゾイド同様、常時[[ハイパーアーマー]]で投げ技が効かないという特殊な仕様になっている。
ディメトロドンなどに比べてかなりサイズが大きく、画面半分を埋め尽くすかというような凄まじい巨体を誇る。
その巨体故ジャンプ力もほとんど無く、移動速度も遅いと機動力は低い。
基本的には全身の武装によるビームや砲弾などの飛び道具で戦う。
これらの飛び道具はゲージを消費するのだが、ゲージは自動で増加するのでほとんど気にせずに連発出来る。

相手に後ろに回られても、自動では振り向かないので注意。ただし噛み付き攻撃をすれば相手の方向に方向転換が可能。
とはいえこのハイパーバイトファングによる噛み付き攻撃は、攻撃範囲が狭く相手に当てるのは難しい。
ただしread meには書かれていないが、方向キーを押しながらハイパーバイトファングを使うと突進攻撃になる。
こちらはこの巨体で全身するため相手に当たりやすく、相手をダウンさせる効果まで付いている。
非常に迫力のある技なので、人操作の時は砲撃ばかり使わずにこの技も混ぜてみるといいだろう。
&s(){ぶっちゃけ砲台に徹してるだけで強~凶クラス程度なら圧倒出来るのは内緒}

//MUGENキャラの説明部分という事も考えると、ここは強さの理由や条件が分かるように詳しく書かれている方が良い。AIが無いキャラをwatch modeで戦わせているという条件も書かないと伝わらない。そしてこのキャラにはカラーによる性能差があるため、どのカラーでどうなのかを示す1Pという記述もあった方が分かりやすい。
[[AI]]は搭載されていないが、そのハイパーアーマー持ちの性能上、
watch modeでの1Pカラー使用でも強クラス程度の相手となら充分いい勝負が出来てしまう。
(1Pカラーと書いたのは後述のようにカラーによってステータスが変化するため)。
AIの製作や改変は自由との事。
ちなみにパイロットのものと思われる[[ゆっくり>ゆっくりしていってね!!!]]ボイス(softalk音声)が搭載されている。
上記の通り改変自由なので、好みのボイスに変えても面白いかもしれない。
&nicovideo(sm11525207)

***カラーごとの性能詳細
readmeには特に書かれていないが、やはり他の大型ゾイド同様カラーによって能力が変化する。
大幅に性能が強化される暗黒軍カラーや、アニメ『ゾイド-ZOIDS-』のホワイトゴルドスカラーまで存在している。
相手にあった強さに調整する時などに利用してみよう。
|P|見た目の特徴|life|攻撃力|
|1P|黒に白ノーマルカラー| life1200|通常|
|2P|赤|~|~|
|3P|黒に緑の暗黒軍カラー|life2100|通常の2倍|
|4P|黒にピンク|life1300|通常の1.33倍| 
|5P|緑に白| life1400|通常|
|6P|白(アニメ版のホワイトゴルドス)|life1200|通常の1.33倍|
|7P|赤|life1400|通常|
|8P|青に金|life1500|通常の1.5倍|
|9P|抹茶色|life1100|通常の0.9倍|
|10P |ノーマルだと緑&br()重装備版だと水色に赤|life1300|通常|
|11P|ノーマルだと緑に黄色&br()重装備版だと抹茶色|開幕時はlife1700&br()ライフ常時自動回復有り|通常の1.5倍|
|12P|ノーマルだと緑に青緑&br()重装備版だと白に赤|life1700|通常の2倍|

通常版は12Pで&s(){何故か}[[河城にとり]]専用機となり、隠し技が使えるようになる。
隠し技は3ゲージを消費して広範囲に爆弾になったキュウリを出現させる技で、広い範囲を攻撃出来るがゲージ消費の割に威力が低めであまり役に立たない。
ちなみにボイスはゆっくりのままである。&s(){[[備え付けのボイスチェンジャー>ボン太くん]]とかじゃないのかなもう。}

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**ゴジュラス用長距離キャノン装備ゴルドス
#image(goldos_2.gif,title=砲撃用意!!)
同じくヨップル氏により、ゴジュラス用長距離キャノンと4連速射砲を搭載されたゴルドス(キャノニアーゴルドスverの機体)も公開されている。
通常のゴルドスに比べて少し移動速度が遅くなったが、防御力と火力が増大しているのでかなり強化されている。
なお、12Pはにとり仕様でなくなったが、それ以外のカラーの特徴は通常のゴルドスと同じなので、やはりカラーで性能を調整するといいだろう。
特に長距離キャノン砲が強力で、1Pカラーでも直撃すれば300近いダメージを与える事が出来る。火力が2倍になる3Pカラーなどだと威力は600まで跳ね上がる。
|&nicovideo(sm12334524)|プレイヤー操作(0:30~)&br()&nicovideo(sm13168039)|

***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[ゴルドス],sort=hiduke,100)
-[[運命に惹かれた者に捧げる!高性能タッグ大会【ステラ杯】]](おまけ)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ゴルドス],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ゴルドス],sort=hiduke,100)
}
***出演ストーリー
[[黄金の仮面伝説]](にとり仕様が第23話に登場)
***プレイヤー操作
[[除夜の鐘代わりに108体討伐]](part2、ゴジュラス用長距離キャノン装備)

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//恐竜,ロボット,ゾイド,玩具