#image(T-1000.jpg,,width=400,title=ところで、いいバイクに乗ってるな) T-1000とは映画『ターミネーター2』及び『ターミネーター:新起動/ジェニシス』に登場する兵器。 名前の読みは正確には「&bold(){ティーワンサウザンド}」だが、一般的に「&bold(){ティーセン}」と呼ぶことが多い。 演じた(厳密に言うと「T-1000がよく使用していた姿」の演者)のは『T2』ではロバート・パトリック、『新起動』ではイ・ビョンホン。 暴走した人工知能「スカイネット」によって作成され、未来でスカイネットを打倒するジョン・コナーとその関係者を抹殺するために過去に送り込まれた。 第一作で登場した[[T-800>T-8P型]]系列と異なり、全身が液体金属で構成されており、物理学的な攻撃ではダメージを受けてもすぐに修復してしまう。 バラバラに吹き飛ばされても時間が経てば破片が再結集して復活するため、撃退方法が非常に限られる。 また、その自在に流動する肉体を活用して一度接触した人間を完璧に模倣する優れた擬態能力を持つほか、 その応用で身体の一部を剣や槍などの武器にすることで高い殺傷能力を持つ。 加えて、床など他の物体にすら擬態する事が可能であり、隠密性はTシリーズの中でも随一。 模倣には融通が効くようで、腕を二組生やして、ヘリの操縦をしつつ、もう一組の腕でサブマシンガンの発砲とリロードを行う等も可能。 ただし、どんな姿になっても「金属の塊(強度は調整可能)」であり、『2』劇中でT-800の説明によると部品が必要な複雑な機械や爆発物などの化学薬品は再現できず、 銃火器などは現地で調達して使用しているが、『新起動』に登場した機体は、機能が向上しているらしく、一部を分離して発信器にしたり槍状にして投擲する、T-800の修復なども可能になっていた。 パワーも高くT-800と真正面から殴り合いでは互角かそれ以上。 スピードは人間を追い掛けるのがやっとのT-800に対し、自動車を走って追跡できる等、単純スペックではT-800を圧倒している。 ボディの特性で人間には不可能な格闘戦(パンチを打ち込まれた部位を腕に変化させて相手を拘束する等)も行うなど、テクニカルな戦術にも長けている。 これほどの性能を持ちながらもまだ試作段階であり、いくつか弱点が存在する。 まず、T-1000は衝撃を受けると液体金属による「破損箇所の修復」が優先されてしまうため、他の機能が著しく低下し、無防備になってしまう。 旧式のT-800は人間のように見える部位はただのカバーで内部にチタン合金製の骸骨のようなフレームがあり、ここを破壊されない限りいくら銃弾を撃ち込まれようが[[スーパーアーマー]]的に戦闘を続行するため、そうした分野はT-800に劣っている。 また、溶鉱炉や強酸など、液体金属そのものを分解・蒸発させるものはさすがに耐えられない。(これはT-800もだが) また、液体故に極低温では凍結してしまい身動きが取れなくなる他、磁力によって行動を阻害される場合もある。&s(){そうなると[[マグニートー]]のような能力者が天敵かも。} 生産性・量産性もT-800と比較して劣悪であり、全身液体金属という特殊な構成のせいで拡張性にも限界があったのか、T-800と比較して派生機も少ない。 一応、TVドラマシリーズ『ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ』でT-1001という機能が向上した後継機が確認されているが、 ジョン・コナー相手に事態を打開できる成果を上げていたとは言い難かったらしく、 続編の「3」ではT-1000の液体金属による修復機能と、T-800のような金属骨格によるアーマーをハイブリット(金属骨格の上に生体組織ではなく液体金属のカバーをつける)させた、『T-X』を作る方向にシフトしている。 このT-XはT-800の耐久力とT-1000の変身能力を併せ持つが、T-1000に比べると大きく姿を変えれないので狭い隙間は通れないという欠点が新たに生まれている。 #region(劇中での動向) -『ターミネーター2』 ジョン・コナー抹殺のため、未来から送られてきた。 前作の同型の別個体とは逆にジョン・コナーを守るために未来から送られてきたT-800の妨害にあいつつもジョン及び母親のサラ・コナーを執拗に追跡。 ジョンの養父母を殺害するなどして各地で暴れ回った。 製鉄所まで追い詰めるが、液体窒素を大量に浴びてしまい、一時凍結。しかし、製鉄所の溶鉱炉の熱で再び活動を開始。 T-800を機能停止まで追い込み、サラに擬態してジョンに迫るが、 液体窒素で凍結した際に擬態能力に機能不全(意思に反して触れた物体に手足が勝手に擬態する)を起こしており、それが原因で擬態を見破られ、 サラからショットガンの連射で溶鉱炉の淵まで追い込まれ、更に再起動を果たしたT-800が放った炸裂弾によって上半身を吹っ飛ばされ、 大きくバランスを崩して溶鉱炉に落下、融解して消滅した。 &b(){逃げる自動車を無表情で走って猛追する}シーンのインパクト(と恐怖)は絶大で、無機質な殺人マシーンというイメージを視聴者に植え付けた。 &del(){[[今回は久々にターミネーター2ネタか>美神令子]]} 一方でバイクを奪う際に「いいバイクだな」、ヘリを強奪する際に(飛んでいるヘリに乗り込んできて)「降りろ」「降りろと言ったんだ」等と言ったり、 サラの反撃があと一歩及ばなかった時に口元で指を左右に振りつつ「チッチッチッ」と舌を鳴らして[[挑発]]したりと意外とお茶目な面も。 最も、挑発した直後にT-800の攻撃で溶鉱炉に突き落とされて消滅するという最期を迎えているのだが。 情報収集の為に警察官に擬態している際の台詞などからも、その特性に合わせて人間とのコミュニケーション能力が強化されている事が伺える。 -『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 1984年にタイムトラベルした直後のカイル・リース(一作目に登場した未来からやってきた戦士。ジョンの実の父)をタイムトラベルで追跡、襲撃するが、 更なる歴史改変によって既に女戦士となっていたサラ・コナーとT-800に阻まれる。 だが、自分の身体の一部を発信機代わりにして取り付け追跡を続行するが、 アジトに仕掛けられた対ターミネーター用の強酸を浴びせられ、身体が融解し倒される。 本作でも擬態能力を駆使してカイルの姿になり、物の彼とサラがいる場に現れてサラを欺こうとする場面があるが、 サラの&b(){どちらを撃っても判別できる}という理由から、適当に片方を撃つという行き当たりばったりなやり方で正体を見破られている。 (当たり前だがカイルは憤慨していた) なお、この話のカイルがいた時間軸にT-1000は存在しなかったようで、この個体がどの事象から送り込まれたのかは不明である。 #endregion 当時最新の映像技術を用いたT-1000の描写は強烈なインパクトを与えており、 『液体金属の兵器』という分野において、その後の創作に大きな影響をもたらしている。 格ゲー界においても例外ではなく、[[ネオギガス]]や[[千面人]]といったキャラクターが存在する。 ---- **MUGENにおけるT-1000 CpnCrossfader氏の制作したキャラが公開中。 映画と同じく、手を剣に変えたり、拳銃を用いて戦う。 また、床に溶け込んで相手の背後に回って奇襲する技も持つ。 挑発技は「相手と同じ姿になる」という個性的な演出になっている。 唯一のゲージ技は「Have you seen this boy?」と尋ねながらバイクでひき逃げする技となってる。 ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[T-1000],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[T-1000],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[T-1000],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。) //↓にタグを追加した場合、此処の部分にコピペ上書きするようにしてください。