今条マリ子

OHEN(オーエッチイーエヌ) 応援とは、愛! 深くその人を愛し笑顔で励ますことっ!」

週刊少年サンデーで連載されていた高橋留美子女史による漫画『らんま1/2』の登場人物。
担当声優は 小林優子 女史。
原作では茶髪だが、SFC用格ゲー『超技乱舞篇』では金髪に変わっている。

青春学園「格闘チアリーディング」部員。
応援する選手を勝たせるために対戦相手を倒す格闘チアリーディングの使い手で、
彼女の応援する試合に敗北は無く、青春学園の勝利の女神と謳われる人物。
試合に勝つため(勝たせるため)なら対戦相手への直接攻撃含め、どんな妨害や卑怯な手段も厭わないが、
彼女曰く応援とはであり、汚い手と罵られても「愛する人のためには笑って泥まみれになれる」とまで言い切っている。

その登場はとある日の風林館高校と青春学園の女子バレー部対抗試合において、
いつものように対戦相手のバレー部員のほとんどをバトンの直接攻撃でダウンさせる事で勝利に導いた所から始まる。
自分の青春には「恋」が足りない、とアンニュイな気分で風林館高校を去っていく最中、
何の因果か風林館高校の剣道部主将・九能帯刀と出会い、彼に一目惚れしてしまう
(ちなみにいかにも惚れっぽそうな言動だが、一応九能が初恋だったようだ)。

一方、前述のバレー部の対抗試合には助っ人として天道あかねも参加していたのだが、
卑怯な手によりコテンパンにされた悔しさから泣き崩れてしまっていた。
そんな姿を見ていた早乙女乱馬(女らんま)が、その敵を討つ為に九能への応援勝負という形で挑戦状を叩き付ける事になる。

「応援相手への愛が必要」な格闘チアリーディングにおいて、九能を応援することに気が乗らないらんまは苦戦を強いられる事になるが、
そこへ天道あかねが剣道部の防具を身に纏い、九能の対戦相手に成り済まして乱入。
九能への応援から九能の対戦相手への応援という形に勝負をすり替えた事で、
らんまとマリ子、九能とあかねの四つ巴の戦いを繰り広げる事になる。
結果的に勝負はあかねと乱馬のコンビプレーによって決まり、マリ子は二人の愛の力の強さに敗れた事を認め、
九能から潔く身を引く事となった。なんで?

(以上、Wikipedia及びピクシブ百科事典より引用・改変)


『超技乱舞篇』における性能

原作では正直そこまで存在感のあるキャラでも無かったマリ子も、格闘ゲームで謎の参戦を果たす。
しかしその性能はぶっちゃけ最強クラスの一角であり、本作の強キャラを語る上ではまず避けては通れないほどの圧倒的な存在感を発揮している。

持ち味はバトンを投げる飛び道具で、必ず画面端まで飛んでいく性質を持つ優秀な飛び道具。
ただし、地上で投げる「バトンカッター」は硬直の長さから扱いづらく、見てからジャンプで簡単に回避されてしまう。
では何が強いのかというと、これを空中から出すいわゆる斬空系の「フライングバトンカッター」があまりにも優秀過ぎること。
まずジャンプ中の慣性を一切殺さずにその場から斜め下にバトンを飛ばす技なのだが、これが地面に到達すると何とそのまま低空を滑るように前に進んでいく
しかも出す際の高度制限がほぼ存在しない為、ジャンプ直後に出すこともジャンプの降り際に出して一緒に飛び込んでいくことも可能。
これが何を意味するかというと、まず降り際のバトンを地上ガードしてしまうとそのままマリ子自身のジャンプ攻撃が連続ガードになって固めに移行、
下手に飛んで落とそうとすると早出しのバトンが空対空で決まり、距離が離れていても接地後のバトンが低速で進んでいく為攻めの起点になってしまう。
これらが出す側のマリ子のジャンプ方向とタイミング次第となる為、
結果的に機動力の低いキャラはこのバトン一つで冗談抜きに立ち回りを封殺されてしまうほどの制圧力を誇るのである。

また、これだけの性能の飛び道具を持ちながら意外と近距離も出来るのがマリ子の凄い所で、火力も決して低すぎるということは無い。
側転しながらキックする「タンブリンキック」は発生してからちょうど側転の手が地面に着くまで全身無敵。
攻撃判定が強くリーチも長いため、無敵が切れても判定の強さで牽制技を潰していくことができる。
無敵を活かした対空・割り込みといった使い方が可能で、ダメージと削り能力共に高い。

ただし、バトンカッターはその性能の高さの反面、画面内に一つしか存在出来ず弾速も遅いため、
上手く回避されてしまうと一時的に立ち回りが一気に弱体化してしまうという弱点がある。
特に二段ジャンプを持ち空中での機動力が高い女らんまシャンプーには下手な距離で撃てなくなり、
中でもらんまは真上への対空手段に乏しいというマリ子の弱みとも噛み合ってしまうため天敵となっている。

隠し技でもある最大奥義の「飛天ポンポンウニボンバー」は、真上にジャンプして持っているポンポンを投げ付ける技。
画面半分の距離を進んだ後、一定時間画面内に攻撃判定を残したまま留まる。
最大奥義の例に漏れず出すまでに長い準備時間が必要で実用性はお世辞にも高くはないのだが、
削り能力に優れておりガードさせれば体力の約1/3を奪い、出始めは無防備だがポンポンを出し切ってしまえば反撃される危険性は低く、
相手はジャンプで避けるかガードするしかない。
マリ子はバトンカッターにより隙を作りやすいので、狙う価値は比較的ある方と言える。
プレイ動画


MUGENにおける今条マリ子

Fervicante氏よる、『超技乱舞篇』のドットを使って製作されたマリ子が存在。
現在は海外サイト「Brazil Mugen Team」にて代理公開されている。
操作方法はシンプルな4ボタン方式で、原作ゲームの技や演出が一通り揃っている。
AIもデフォルトで搭載済み。


「青春 応援 勝利 それがマリ子のSADAME(エスエーディーエーエムイー) 運命。」

出場大会



最終更新:2024年10月06日 22:46
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