「ヤァヤァ、カービィ。ボク、なんだかコノ星が とてもスキになったヨ。
船がナオッテ かえれるのはウレシイんだケド、たびだつのは さみしいナァ…
だから きっとマタ、あそびにくるヨォ!」
『
星のカービィWii』に登場するキャラクター。
名前の由来は魔法+ローア(Lor)。「まほろば」と掛けたネーミングにもなっている。
英語版では「Magolor」。魔法を英語のMagicに置き換えており、
同じ意味かつ同じ「マ」で始まり語感がそのまま残った形である。
天かける船「ローア」の主。ポップスターの遥か彼方にある星「ハルカンドラ」の住民と名乗り、
その星に住む
ドラゴン「ランディア」から逃げてきたらしい。
不時着する過程で船のパーツがバラバラに飛び散り、途方に暮れていた所、
カービィ達の善意でパーツを集めてもらう事になる。
そしてカービィはローアのパーツ集めだけでなく、ランディアを倒すのにも協力したのだが……。
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ネタバレ注意 |
「クックク…コレでボクは コノ星の…イヤ! 全ウチュウの 支配者とナルのダ!
そう、まずハ手ハジメに キミらの星…ポップスターから 支配してアゲルヨォ!」
実は本作の ラスボスであり、上記の話もほぼ嘘。
マホロアの真の目的は惑星ハルカンドラの守り神「ランディア」が所持する王冠「マスタークラウン」を手に入れる事であり、
ハルカンドラに存在する宇宙船「ロ-ア」に目を付け、ランディアに戦いを挑むが、
返り討ちに遭い、ポップスターに逃げ込んだ…というのが真相であった。
そこで偶然かあるいは計算づくかは不明だがカービィ達と出会い、船の修理及びランディアを討伐してもらう事を画策。
計画通りに事が進み、宇宙船の修復を完了させランディアをカービィ達に倒させた後にその本性を現し、
マスタークラウンを手に入れた後はその無限の力を使って全宇宙を支配する事を宣言。
手始めにポップスターを侵略しようとワームホールを使い侵攻するが、ランディアの協力を得たカービィ達によって阻止される。
最終決戦では、激戦の末にカービィの「ウルトラソード」による滅多切りからの巨大化した剣の一撃で倒されるも、
暴走するマスタークラウンの力に飲み込まれた事で異形の怪物に変貌し、再びカービィに襲い掛かった。
善意に付け込みタダ働きさせておいて自分は安全に高みの見物、
ランディアが悪者、自分は被害者だという虚言でカービィ達の正義感を利用、
世話になりながら最後はポップスターを征服してやるとのたまうなど今までの恩を全部アダで返すその所業から、
ユーザーに強烈なインパクトを与えた。
かつてカービィを都合よく誘導した『スーパーデラックス』の マルクを連想したファンも多かったが、
エクストラモードでエナジースフィアを全て集めてから話しかけると、
「キミ(カービィ)の存在を前から知っていた」「知り合いがキミとケンカした」という話を聞ける。
この「知り合い」が誰なのかは明かされなかったものの、十中八九マルクと思われる。
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秘宝「マスタークラウン」について |
ハルカンドラで封印されていた秘宝。
「無限の力を秘めている」とされる強大な力を持っており、守護神であるランディアの手によって守られていた。
2023年2月に発売された『星のカービィ Wii』のリメイク、『星のカービィ Wii デラックス』では、
追加モード「マホロアエピローグ 異空をかける旅人」にてその設定が掘り下げられており、
装着した者に無限の魔力を与える支配者の冠などではなく、無限の魔力をもって装着した者の心の闇を増幅して染め上げ、
装着者の身体を乗っ取ってしまう「支配する冠」であった事が明かされた。 *1
マホロアが嘘つきなのは生来の性格のようだが、確かに支配云々を言い出したのはクラウンを被った直後からで、
総括すると、マスタークラウンこそが『星のカービィ Wii』の一連の事件における全ての元凶、ひいては真の黒幕であると言える。
また、『Wii デラックス』ではマホロアは元々「全宇宙の人々が楽しめる遊園地の支配人になる」という夢を抱いていた事も判明しており、
マスタークラウンがその夢を歪んだ形で利用していたらしい事も示唆されている。
「マホロアエピローグ」で己の罪を精算し、紆余曲折を経て本当に遊園地を開業してからは本心からの親愛を感じさせる台詞も発しており、
やはり根っからの邪悪ではなく、本編ではちょっとした悪戯心がクラウンの干渉により暴走していただけであった事が窺い知れる。
なお一連の台詞から、『Wii』世界のカービィに対してかなり重めの感情を抱いているのではという推測もある
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補足:「ハルカンドラ」について |
マホロアがハルカンドラ出身というのは嘘だったが、ハルカンドラという惑星自体は実在しており、
過去のカービィシリーズでも舞台として登場した様々な異星とハルカンドラの外見はそれらの前例とは大きく異なる異様極まりないもので、
惑星というよりは切り取られた、あるいはバラバラに砕けた地表の一片に例えた方が近く、
地表には緑や木々はほとんどなく人工物も廃墟が多く、この街を築いた文明は遠い過去のものである事が示唆されている。
マホロアの話によれば、未知の魔力とテクノロジーが眠る約束の地とも呼ばれる場所であり、
「ギンガをとぶキカイじかけの星」や「ユメをうむふしぎなアイテム」様々な秘宝が眠るという伝説が語り継がれていたらしい。
これを踏まえると、ハルカンドラは魔術的なオカルトと科学的なテクノロジーを高度に融合させた技術体系を備えた高水準な文明であり、
同時に過去作で騒動の発端となったスターロッドやギャラクティック・ノヴァですら、ハルカンドラが起源だった事が示唆されている。
まだ物証がある訳ではないが、『鏡の大迷宮』に登場するディメンションミラーも願望器のような性質があり、
後述する魔力の一族が用いたジャマハートとの共通点が発覚して以降は、ファンの間ではハルカンドラの遺産疑惑が出ている。
ただしマスタークラウンは物騒過ぎてハルカンドラ製かどうかは疑問が残る。
実際に解説にも「古代の人々が作ったという」という記述に加えて「数多の国や世界を巡り続け」とあったため、
案外彼らも外部から入手したものの持て余して封印したのが後世で秘宝と歪曲して伝わったのかもしれない。
状況証拠を見る限り、高度に繁栄したハルカンドラが滅亡したのもマスタークラウンのせいで、
ハルカンドラ人が滅亡と引き換えに何とか封印した可能性もある。
2025年発売の『カービィのエアライダー』にて、上記のように起源を同じくする事が示唆されているギャラクティック・ノヴァが、
自らの意思で 対象の願望を恣意的に捻じ曲げて叶えるとんでもない代物であった事が発覚(詳しくは マルクの項目も参照)。
「もしかしてマスタークラウンが特別物騒だったのではなく、ハルカンドラ関連のアイテムはどれもそういう物なのでは」という、
物騒に物騒を上塗りしたような考察が話題になったが、後に同作のノヴァがプププランドを滅ぼさんとする「悪意」の介在で動いていた、
すなわち物語内に登場しない真の黒幕が裏で暗躍していたことが公式から公言され、少なくともノヴァに関しては善も悪もない存在と明確に確定した。
……それはそれでノヴァに叶える願いについてセーフティを仕込まなかったハルカンドラ人に問題があったと言えなくもないが。
『Wii』以降の作品でも『ロボボプラネット』ではハルトマンが銀河の彼方の文明の技術を再現したというマザーコンピューターが登場したり、
『スターアライズ』では敵キャラであるハイネスの属する魔力の一族が科学力に長けた一族と同盟関係にあり、
「魔法と科学を融和させた偉大なる繁栄」を築き上げたものの、魔力の一族が 暗黒の物質を利用しようとしたために危険視され、
ハイネス達は科学の一族に封印された事が語られている、『スターアライズ』ではハルカンドラの前身になったと思しき文明の遺物が登場し、
しかも宇宙からの侵略種と抗争の末に転移技術の確立に成功して別の時空に移転したらしい資料が確認できるなど、
度々ハルカンドラの置き土産や遺物が物語に深く関わっている描写がある。
このように、新作が出る度にハルカンドラは、既に滅んだ過去の文明でありながら存在感を増し続けている。
余談だが、上述したハルカンドラと同盟時代から生きていたらしいハイネスは、衣服がマホロアと似ているばかりか、
素顔がマホロアの帽子と酷似しており、ユーザーからは同じ一族なのではと関連性が疑われている。
とはいえ確証という程ではないのだが、マホロアがハルカンドラと同盟関係にあった一族の末裔なら、
世間では失伝していたハルカンドラの秘宝に関する知識を有していたのも辻褄は合う。
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『みんなで! カービィハンターズZ』と『スーパーカービィハンターズ』では彼に良く似た店主マホロアが登場。
よろずやでサポートアイテムを販売してくれる。
MUGENにおけるマホロア
藍灯篭氏の製作した
MUGEN1.1専用キャラが公開されている。
ダウンロードにはパスワードが必要だが、原作を既プレイであれば特定は難しくない……はず。
キルニードルやジェムリンゴボムなど『カービィファイターズ2』の技が再現されている。
超必殺技はいずれも1
ゲージ消費で「マホロア砲」「ブラックホール」「ウルトラソード」の3つ。
AIは簡易的なものがデフォルトで搭載済み。
また、zenrai氏によってwinmugenに対応できるパッチが公開されており、更に高カラーだと狂ランクになる。
*1
この設定が明かされた際、そのような代物を被りながら精神を支配される事無く平常さを保っていたランディアの評価が地味ながら上がっており、
「マスタークラウンを守護していた」というのも、
「自らがマスタークラウンの力を享受し続ける事で宇宙を守護していたというのが実態だったのでは?」とする意見もある。
とはいえ、『カービィハンターズ』シリーズでは別世界の個体ではあるもののマスタークラウンの力に呑まれてしまった「アナザーランディア」が登場しており、
ランディアによる制御もいずれ限界が来るであろう事が示唆されている。
逆に言えばハルカンドラ人にとってもランディアにとってもマスタークラウンは抑え込むのが関の山で破壊・処理する術はなく、
破壊できたピンクの悪魔の方が正真正銘のイレギュラーだったと解釈できる。
最終更新:2026年03月27日 19:16