「お前はこの俺が鉄人やオックス以上のロボットを造れないとでも思っているのか
わしもドラグネット博士と言われた男じゃ 鉄人やオックスを盗み出して
調べなくても ロボットは造れるわい」
横山光輝氏の漫画『鉄人28号』の登場人物。
担当声優は『太陽の使者 鉄人28号』が
宮内幸平
氏、2004年アニメ版では
有本欽隆
氏。
自我を持った電子頭脳開発に執念を燃やしているB国出身の天才科学者。
蟹のような独特のヘアスタイルが特徴。一人称は普段は「わし」だが感情的になると「俺」になる。
連載当初の原作漫画では
左足を失っており(何故か上のイラストでは右足だが本来は左足)、普段から松葉杖をついているが、
カッパ・コミクスでは足が不自由な設定は無かった事になっている。
同作トップクラスの優秀な科学者であり、
「急遽本国から呼び寄せた安物」と本人が評するロボットで鉄人と正太郎を文字通り煙に撒いたり、
乗り付けたお手製の万能カーでロビーのロボット達を次々と手玉に取ったり、
宇宙人間(超人間)ケリーと同作最強クラスのロボット・
ギルバートを制作するなど、極めて高性能な発明品を手掛けている一方で、
プライドが高くかなり独善的で偏屈な性格のマッドサイエンティストであり、研究にのめり込む余りに常軌を逸した行動をとる。
例えば本編以前、自我を持った電子頭脳開発の一環で、体の一部を機械化した宇宙人間(超人間)と呼ばれるサイボーグをより突き詰め、
死んだ人間の脳を使って体は全てロボットという倫理的にも問題ありそうな研究を進めていたが、当時助手を務めていたケリーの計算ミスにより実験が失敗。
怒りに駆られた博士はケリーを生きたまま実験材料にしてしまうという凶行に及んでいる。
この時ケリーは目覚める事が無く、博士は殺人犯として逮捕されたものの、その後は長らく強制入院させられていたとの事で、
旧友の牧村博士やジョンソンの反応を見る限り、こんな所業を働きながらも最終的に実刑は受けなかった模様。
安くはない金をかけたであろう実験体を台無しにされた恨みもあったのだろうが、
過去の回想が断片的で分かりづらいものの、実験体の爆発にドラグネット博士自身が巻き込まれており、
この時の後遺症で片足に何かしらの障害を負った恨みで改造を実行、そして実際に容体が酷くてケリー改造後に切断を余儀なくされた可能性もあり、
それが考慮されて法的責任を背負わされなかったとも考えられるが、
作中ではっきりとは明かされておらず憶測の域を出ない。
作者もそこまで考えてないと思うの
退院後は研究を電子頭脳を持ったロボットに切り替えたが、自身の理論では完成を見出せず、
やがて牧村博士が完成させた
ロビーの電子頭脳に活路を求めて来日
(普通に海外に行けていた辺り、やはり前科持ち扱いされていなかった可能性が高い)。
しかし、子供のように思っていたロビーが悪の人格に育ってしまった事に加えて、
大勢の被害者に迷惑をかけた事を心底悔やんでいた牧村博士は協力を断わったのだが、
あろう事かドラグネット博士は人類を滅ぼそうとしていたロビー自身と交渉し、
取引材料として、鉄人やブラックオックスに対抗可能なほど強く、空を飛べるロボットを製作する契約を結んでしまう。
かくして完成したギルバートは、ロビーを守るための戦いで鉄人を圧倒するが、
一計を案じた正太郎の陽動に引っかかった隙にロビーを鉄人に破壊されてしまう。
戦意を喪失したドラグネット博士は日本を去ったように装いつつ、しかしその裏で何かしらの思惑で日本に潜伏していたが、
望まぬ形で改造されて復讐者となったケリーに殺されてしまうという、因果応報な末路を迎えたのであった。
上記のように不具の肉体の持ち主なので生身での戦闘能力は低いと思われるが、
彼が自作した万能自動車は、悪路でも優れた機動力を発揮する他、
ロビーのロボット(小)を一撃で破壊可能な熱線砲を備える。
加えてロボットの電子頭脳をハッキングする機能もあり、襲ってきたロボットを支配下に置いて操ったり、
ロビーの思考を読んでその戦術を無効化し続ける等、下手な戦闘用ロボットよりも高い戦闘能力を誇っていた。
カッパ・コミクスに収録された際には、「ロビーのロボット王国計画」がカットされたため、
宇宙開発目的のサイボーグ研究に失敗したドラグネット博士が、開発をロボット研究に切り替えて完成させたのがギルバートという事になっており、
事件の発端も「国立科学館に展示されていた所、ケリーによって盗み出された」という展開に変更されている。
この改変の結果、ドラグネット博士もギルバートが盗まれると同時に、自宅で殺害されているのが発見される、という形になっている。
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他媒体でのドラグネット博士 |
1963年のモノクロアニメ版では第25~26話に登場。
当初の原作通りロビーの電子頭脳を研究したいがために取引をしたドラグネット博士が、ギルバートを造って鉄人と戦わせているが、
第27話以降のアニメ版がオリジナルの展開となったために、ロビー事件の終息に伴いギルバートと共に国外に脱出したまま退場となっている。
そのため、宇宙人間(超人間)ケリーの一件は描かれておらず、死亡していない。
『太陽の使者 鉄人28号』にも第16話でケリーと共に登場するが、名前が同じだけで容姿や物語は全く異なる。
登場するロボットもギルバートではなく、全くデザインが異なる「ギルダー」という名称の機体であった。
長谷川裕一氏による『皇帝の紋章』でもギルバートの開発者であるスウェーデンの科学者として登場。
戦災孤児のケリーとアリスを引き取って養子にしており、近所の住民達からは仲の良い親子と評されていたが、
彼の目的は二人を生体実験用の素体にする事であり、ケリーは(本人の意志であったとはいえ)ギルバート操縦用の改造人間にされてしまう。
更にケリーが失敗した場合はアリスを次の実験材料にするつもりだったが、それを聞いて激怒したケリーに絞殺された。
それ故、アリスからは「私たちの父は”鬼”だった」と評されており、仮初の親子関係は崩壊してしまった事が窺える。
なおアリスは本作のメインヒロインで、後に正太郎と結ばれた事が示唆されているので、本作ではドラグネット博士が正太郎の義父という事になる。
あくまで縁組上の話で血縁関係は無いし、来日後にアリスは敷島博士の養子として引き取られているので縁組上の関係も解消されたかもしれないが。
今川泰宏監督の2004年版TVアニメでは、戦時中に同盟国日本で牧村博士と共に「超人間計画(第23話)」に従事していた事になっている。
戦後は宇宙開発競争に没頭し、月面開発用ロボット・ギルバートをロケットで打ち上げるために来日したが、
死んだと思われていた超人間ケリーに殺されてしまう。
PS2のゲーム版ではギルバートの開発者として名が挙がっているものの、来日するなりX団に殺害されてギルバートを奪われたらしく、
本作では何の悪い事もしていないのに立ち絵や会話シーンもないままナレ死扱いとなっている。
横山光輝キャラ大集合で有名な『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』では、
物語の重要な要素「シズマドライブ」の開発者の一人であり、発端となる事件「バシュタールの惨劇」に関わった重要人物、
シズマ博士の容姿がこのドラグネット博士のものである。
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MUGENにおけるドラグネット博士
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
同氏製作の
クリスティーンをベースに作られており、原作の万能カーで戦うキャラになっている。
一部技も共通しているが、必殺技に改変元にない「放電」が追加されている他、
超必殺技には「怪光線」が採用されるなど差別化されている。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2026年08月21日 18:10