ロフィルナ連邦共同体

ロフィルナ連邦共同体
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基本情報
公用語 ロフィルナ語
本部 セトルラーム共立連邦
ルドラトリス
形態 任意団体
同君連合
加盟 ・正規加盟国:7ヶ国
・副加盟国:3ヶ国
指導者 ・公王(女王、女大公、公陛下):アリウス・エルク・ヴィ・セトルラーム=レミソルトインフリー
設立 ロフィルナ連邦条約
・共立公暦0年8月19日

 ロフィルナ連邦共同体は、アリウス女大公を元首とする同君連合。旧ロフィルナ圏を糾合する形で成立した。全ての加盟国に主権が保障されることから、統一した政府は存在しない。通常は各国代表によって構成される連邦総会が全体の意思を司る。列強三ヶ国(セトルラーム、ユミル・イドゥアム、オクシレイン)による協力体制のもと、主権の在り方を巡る複雑な内部情勢の変遷を辿ってきた。全体の基本方針としては、勢力間の均衡維持に努めるものであるが、個々の歴史問題(特にロフィルナ王国)を巡る加盟国同士の対立がネックとされる。


歴史


外交

 ロフィルナ連邦圏に属する全ての国家は共同防衛の義務を担っており、安全保障政策において強い連帯を保つ。
一方、オブザーバーとして加盟する国家はそうした義務を持っておらず、同盟外の協力関係に留まった。

ジェルビア星間条約同盟(通称、共立同盟)

 セトルラームが主導する別枠の防衛同盟。エルクール大公国を除くロフィルナ連邦の全加盟国が批准している。

ルドラトリス安全保障盟約(通称、安保同盟)

 当共同体にとって安保同盟は最も重要なセクターを占める友好団体の一つであり、合同火力演習を定期的に実施している。
その他、経済交流も盛んでセトルラーム連邦を中心に関係加盟国との技術協力も進んだ。
アリウス女大公は連合帝国における叙勲の返礼としてトローネ皇帝に名誉公爵の称号を与えた。

連邦加盟国

セトルラーム共立連邦

 イドゥニア宇宙域の過半を占める星間国家で、実質的な連邦共同体の盟主。議会制民主主義に立脚した立憲君主制を採用する。
全世界に投入可能な強度の宇宙軍を有し、安保同盟にも加盟した。ロフィルナ王国の封じ込めに手を焼いている。

ラマーシャ公国

 中央大陸中西部に位置する。国土の大半が砂漠で占められた。立憲君主制国家。共立と民主主義を基本理念として各国間の利害調整を担う。
セトルラーム主導の現体制下でロフィルナ王国軍と対峙せざるを得ない現状に強烈な不満を抱いた。世界共立の在り方に一家言を持つユピトル連合と一定のコネクションを築いている。

ファルランベルク王国

 中央大陸西北部に位置する。立憲君主制国家。主たる産業は肥沃な北部に集中しており、砂漠化の著しい南部と格差が生じた。
帝国領を挟んだ北に王政連合と接しており、大陸間の玄関口として栄える。ロフィルナ王国による戦争犯罪から、同類扱いされてる現状に激烈な怒りを表明した。

フィンスパーニア王国

 中央大陸西南部に位置する。立憲君主制国家。砂漠が広がる北端を覗いては比較的穏やかな気候に恵まれた。海洋を挟んだ南に大南洋諸国と接し、貿易の窓口として栄えている。
ロフィルナ問題を巡る戦争回避の一環として、北に国境を接するラマーシャ王国とともにセトルラーム主導の現体制を転覆させる計画を練った。

セルクレム王国

 ロフィルナ王国から海を隔てた西方に位置する。立憲君主制国家。ミサウェール大陸東方の一部分を領有した。
大陸間を結ぶ重要なシーレーンとなっている関係上、南半球の国々とも緊密な貿易の窓口を築いて久しい。
セトルラームに対して強烈な不満を表明するジェルビア三国(ラマーシャ、ファルランベルク、フィンスパーニア)とは一定の距離を保った。

シャンルリ王国

 フィンスパーニア南方に位置する立憲君主制国家で、小さな島を領有した。国家経済の殆どが一次産業に傾いて久しく、高度なテクノロジーを持たない。
海底遺跡を始め、彩り豊かなジャングルなど数多くの観光資源に恵まれている。ロフィルナ問題を巡る加盟国同士の紛争に懐疑的で、中立の立場を貫いた。

ロフィルナ王国

 中央大陸西側の大部分を領有する。共同体の盟主を自称する軍事大国。共立同盟の威力を傘に着ながら瀬戸際外交を展開する戦闘狂と評された。数ある小国家群の中では規格外の戦力を擁する。敵対勢力に対して度々軍事恫喝を繰り返しており、暴力的な行動が際立つことから制裁対象となって久しい。共立同盟、連邦加盟国としては一定の交渉窓口を持つものの、数々の犯罪行為が露呈し、イドゥニア世界における火薬庫、恥部、触れてはならぬ蛮族の掃き溜めとして認知された。そのため、同盟国からも信用されておらず、事実上の仮想敵国として見なされているのが現状とされる。経済的に困窮の度合いを深めているにも関わらず、依然として多くの戦力を温存するなど、複数軍閥による先軍政治の様相を極めた。その問題行動の数々から、イドゥニア星系連合においては投票権の全てを凍結されて久しく、共同体内でも孤立している現状がある。

エルクール大公国

 ロフィーリア女大公が治める絶対君主制国家。成立の経緯から当初はユミル・イドゥアム連合帝国にのみ属していた。
共立公暦700年における合意をもってトローネ及びアリウスによる共同元首制へと移行した。現在は連邦共同体の一構成国としても振る舞う。

オブザーバー加盟国

イドラム皇帝直轄領(通称、イドゥアム帝国)

 安保同盟繋がりでオブザーバーとしての加盟を果たした。最重要友好国。共同体加盟国との貿易を活発化させている。

民主ユピセヴィオ公国

 数多くのセトルラーム企業が進出する。民主制国家。安保同盟繋がりでオブザーバとしての加盟を果たした。

問題点

 ロフィルナ問題を巡る加盟国間の不和が生じて久しく、解体の危機に瀕している。将来的には、ラマーシャ公国主体のジェルビア連合体制に移行する可能性も指摘された。
共同体内で燻るセトルラームへの不満について、アリウス女大公が裏から糸を引いているとの陰謀論も囁かれているが、真偽の程は定かではない。
過去のセトルラームの植民地支配を激しく非難するユピトル連合の工作員が相当数浸透している可能性も指摘されており、フリートン大統領が火消しに追われている現状がある。

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国際組織
最終更新:2025年07月05日 23:01