ミスカトニック大学
ミスカトニック大学(Miskatonic University)は、
H.P.ラヴクラフトが創作した架空の総合大学で、
クトゥルフ神話における重要な舞台の一つです。
マサチューセッツ州
アーカムという架空の町に位置し、ラヴクラフト作品や関連する神話体系で頻繁に登場します。
概要
ミスカトニック大学は
クトゥルフ神話において知識と恐怖が交錯する象徴的な存在です。
その図書館や研究活動は、未知なる
宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)への入り口として機能し、多くの物語やゲームで重要な役割を果たしています。
背景と特徴
- 設立年と由来
- ミスカトニック大学は1797年に設立されました
- その名前はアーカムを流れるミスカトニック川に由来しています
- モデル
- 実在するロードアイランド州プロヴィデンスのブラウン大学がモデルとされています
- 学問分野
- 考古学、人類学、歴史学、地質学、医学など幅広い分野で高い評価を受けており、特にオカルトや超自然的研究に関連する設定で知られています
- 付属図書館
- ミスカトニック大学図書館は40万冊以上の蔵書を誇り、その中には『ネクロノミコン』ラテン語版など、世界に数冊しか存在しない稀覯書や魔導書が含まれています
- これらの本は厳重に管理されており、閲覧には特別な許可が必要です
- 施設と活動
- 大学には付属病院(聖メアリー・ティーチング病院)、博物館、民俗資料館なども併設されています
- 1930年には南極探検隊を派遣するなど、冒険的な研究活動も行っています。この探検はラヴクラフトの『狂気の山脈にて』で描かれています
登場する人物
ミスカトニック大学は多くのラヴクラフト作品に登場し、その関係者も神話体系で重要な役割を果たします。
- ヘンリー・アーミテッジ
- 図書館長。『ダニッチの怪』では邪神ヨグ=ソトースとの戦いで重要な役割を果たしました
- ウィリアム・ダイアー
- 地質学教授。南極探検隊のリーダーとして『狂気の山脈にて』に登場します
- ハーバート・ウェスト
- 医学部卒業生。死体蘇生実験を行う科学者として『死体蘇生者ハーバート・ウェスト』に登場します
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最終更新:2025年01月12日 18:48