カーライル王家
[解説]
カーライル王朝・聖王国を治める王族がカーライル王家と呼ばれ、その王家の長が聖王として、いわゆる国王の地位に就く。
カーライル王家の始祖は、八英雄の1人である聖騎士王グレン・カーライル。
彼を初代聖王とし、カーライル王家の血脈は聖華暦800年代の聖王であるアレクサンドロス・フォン・ヨハン・カーライル17世まで続いている。
カーライル王家の始祖は、八英雄の1人である聖騎士王グレン・カーライル。
彼を初代聖王とし、カーライル王家の血脈は聖華暦800年代の聖王であるアレクサンドロス・フォン・ヨハン・カーライル17世まで続いている。
初代聖王は、伴侶であるこれも八英雄の1人、開闢の聖女リアンナ・アーレンハルトとの間に息子と娘の2人の子供を儲ける。
その一方である息子がカーライル王家を継ぎ次代の聖王となり、娘は分家であるアーレンハルト家を継いで公爵となった。
かつて歴史上で2度あった事だが、なんらかの事情でカーライル王家が跡継ぎを得られなかった場合は、アーレンハルト家から次代の聖王が選ばれる事となる。
この場合、聖王位を継いだ時点で家名はカーライルに改められる。
カーライル王家に養子に来るような物であるが、何故かそう言う表現は用いられない。ちなみに聖王は、男性とは限らない。
過去には女性も聖王の地位に就いた事がある。
その一方である息子がカーライル王家を継ぎ次代の聖王となり、娘は分家であるアーレンハルト家を継いで公爵となった。
かつて歴史上で2度あった事だが、なんらかの事情でカーライル王家が跡継ぎを得られなかった場合は、アーレンハルト家から次代の聖王が選ばれる事となる。
この場合、聖王位を継いだ時点で家名はカーライルに改められる。
カーライル王家に養子に来るような物であるが、何故かそう言う表現は用いられない。ちなみに聖王は、男性とは限らない。
過去には女性も聖王の地位に就いた事がある。
聖騎士王グレン・カーライルの様に、かつては王族であっても兵と共に前線に立ち、兵を鼓舞する事は数多くあった。
しかし聖華暦600年代以降に近代化が進んでから後は、王族が戦場に出る事はごく稀になる。
特に聖王自らが矢面に立つ事はまず無くなり、ごくたまに血気盛んな王子などがお飾り的に戦場に出るぐらいである。ただし聖王機をはじめとした、王族専用機と言った特別製の装兵は、聖華暦800年代においても存在する。
これらは基本的に式典用のお飾り装兵であり、実戦に出る事は考えられていない造りである事が多い。
無論、例外も極稀には存在するが……。
しかし聖華暦600年代以降に近代化が進んでから後は、王族が戦場に出る事はごく稀になる。
特に聖王自らが矢面に立つ事はまず無くなり、ごくたまに血気盛んな王子などがお飾り的に戦場に出るぐらいである。ただし聖王機をはじめとした、王族専用機と言った特別製の装兵は、聖華暦800年代においても存在する。
これらは基本的に式典用のお飾り装兵であり、実戦に出る事は考えられていない造りである事が多い。
無論、例外も極稀には存在するが……。
聖華暦600年代末期、当時の聖王は聖王国議会における発言権を放棄、更には議会への出席すらも控える様になる。
これは聖騎士団と聖導教会が国王に遠慮をする事で、議会での王侯貴族派の発言力が大きくなり過ぎた事に端を発していた。
これを憂慮した聖王が、聖王国議会のバランスを取るべく身を引いた、と言うのがこの件の真相である。
しかし聖王の決断は、完全に裏目に出る。予想していた以上に王侯貴族派の力が弱まり過ぎ、あげくに内部分裂すらも起こしたのである。
聖王国議会は混沌とし、その混乱は聖華暦800年代の現在に至るまで尾を引いているのだ。
これに関しては、「聖王国貴族」の項目に詳しい。
これは聖騎士団と聖導教会が国王に遠慮をする事で、議会での王侯貴族派の発言力が大きくなり過ぎた事に端を発していた。
これを憂慮した聖王が、聖王国議会のバランスを取るべく身を引いた、と言うのがこの件の真相である。
しかし聖王の決断は、完全に裏目に出る。予想していた以上に王侯貴族派の力が弱まり過ぎ、あげくに内部分裂すらも起こしたのである。
聖王国議会は混沌とし、その混乱は聖華暦800年代の現在に至るまで尾を引いているのだ。
これに関しては、「聖王国貴族」の項目に詳しい。
聖王国議会より身を引いて以来の聖王の仕事は、国家の象徴としての意味合いの物が主となっている。
聖王国議会で決議された案件は、最終的に聖王の下へ届けられ、そこで承認されたものが可決となる仕組みだ。
貴族の任免なども、この仕組みの上で行われる。悪く言ってしまえば、聖王の仕事は承認のサインを入れるだけとも言える。
しかし形式的とは言え、最終的な承認は聖王の権限であるため、完全な無力とまでは言えないだろう。
聖王国議会で決議された案件は、最終的に聖王の下へ届けられ、そこで承認されたものが可決となる仕組みだ。
貴族の任免なども、この仕組みの上で行われる。悪く言ってしまえば、聖王の仕事は承認のサインを入れるだけとも言える。
しかし形式的とは言え、最終的な承認は聖王の権限であるため、完全な無力とまでは言えないだろう。