エーギル - 聖華世界 @ wiki

エーギル

［解説］

液体エーテルを錬金術を用いて凝固させた固形燃料の事。
特定の手法を用いて爆発的に燃焼(昇華)させる事で、同重量の液体エーテルから生み出せる総エーテル量に対して、瞬間的にではあるが1.3倍程度のエーテルを作り出すことができるという特性を持っている。

これは、エーギル製造の際に不純物が取り除かれ、純度が向上しているためで、魔獣から取れる無属性魔素の魔石をそのまま昇華させた場合とほぼ同等のエーテルを生み出すことができるためである。

と、ここまで説明すると、ならば、わざわざ液体エーテルにせず、魔石をそのまま昇華させれば良いではないか、と思われるかもしれない。

しかし、あくまで魔石は天然物、つまりは形状は全てまちまちであるために昇華の効率が悪くなってしまう。
そこで一度液体エーテルにし、規格揃った形で凝固させることで、使いやすくしているのである。

聖華暦より遥かな昔、まだ、西暦と呼ばれていた時代に存在していた技術に置き換えると、石炭とコークスの関係が近いかもしれない。

つまり、取れたばかりの石炭が魔石、それを加工し、扱いやすく、そして燃焼効率を高めたコークスがエーギルである。