天狐の首飾り - 聖華世界 @ wiki

天狐の首飾り

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［解説］

精霊・仙狐が封じられている聖遺物。
聖華暦496年にカナド地方を旅していたカナド人の商人が岸壁に埋まっている所を掘り出した。
当初は丸い卵型の容器のような形をしていたが、川の水で綺麗に洗い流したところ殻が崩れて中から白い狐の首飾りが出てきた。
旧人類の細工物だと勘違いした商人はこれを聖王国の貴族に売り渡した。

この首飾りは値打ち物とされ様々な有力者の手に渡り、紆余曲折有り最終的にはエーデルワイス家の元に収まる。
エーデルワイス家はこの首飾りを手にしてから飛躍的に繁栄し、天狐の首飾りは家宝として大事に祀られるようになった。
その中には精霊が封じられてるとは知らずに・・。

契約後

聖華暦822年にエーデルワイス家の長女リサ・エーデルワイスがこの首輪を身に着けて精霊・仙狐の契約者となる。

契約された時にある種の精神汚染を受けており、首輪を決して手放せなくなっている。
いや、正確には捨てること自体は可能である。実際、リサは何度も首輪を処分しようとした。
しかし、首輪を手放してから数日が過ぎると段々と首輪が恋しくなり、一週間が過ぎると首輪が欲しくて欲しくて堪らなくなってしまう。
一ヵ月ほど首輪を手放したこともあったが、気が狂いそうになってしまったため、あらゆる手段を講じて首輪を取り返した事もあった。
以来、リサは首輪を捨てる事を諦め、せめて無くさないように常に身に着けるようになった。

この首輪を使う事によって、シェンフゥはリサの身体を操ったり、精神干渉をすることができる。
シェンフゥは妖力を維持する為、リサと定期的に接触をして『食事』という行為をしないといけない。
食事を嫌がってリサが抵抗しようとすると、シェンフゥはこの首輪で身動きを封じたりする。
とはいえ、リサには嫌わられたくないので、使用は最低限にとどめている。

首輪の中は異空間になっておりワンルームマンションみたいな部屋になっている。
部屋の中には仙狐のお気に入りのゲームや大事なコレクションである漫画やライトノベルが山のように積まれている。
しかし、色々誤算があり仙狐は愛しのマイホームとは別れる事になるのだが・・。