軽機兵 ペルセシエル・シュバルツドライ

軽機兵ペルセシエルの三号機、本来は聖王国の試作機であったが、クルセイダー・セリエスの離反により聖華暦838年にロールアウトした本機も奪われた。
開発されたばかりの高出力推進機関、ミュール・ドライブ搭載機――。ではあったが、本機が強奪された際には、一号機の大破事故により残る二号機、三号機のドライブが分離され検査を行っていた最中。よって帝国に持ち込まれた際にはすでにミュール・ドライブが存在しない状態だった。
開発されたばかりの高出力推進機関、ミュール・ドライブ搭載機――。ではあったが、本機が強奪された際には、一号機の大破事故により残る二号機、三号機のドライブが分離され検査を行っていた最中。よって帝国に持ち込まれた際にはすでにミュール・ドライブが存在しない状態だった。

……だが、それでもペルセシエルの性能や、使用された聖王国の一部技術に、帝国側の技術者が目をつけた。
ミュール・ドライブを別にしても機体のポテンシャルは悪くなく、ペルセシエルの解析、聖王国と帝国双方の技術の融合をコンセプトに大規模な改造が施された。
帝国機ともまた異なる形状となり、また改造と黒く塗り替えられたことで機体の印象は、聖王国機であった時ともかけ離れた姿になる。多大な魔力を必要とするものの、バックパックの大型バーニア、そして魔導炉の強化にによる大出力を誇り、装甲の追加によって、防御力の向上も実現している。
転換炉、魔力収縮筋もまた合わせて改良を加えられ、大型バーニアと各部バーニアの小型の併用による、高速戦闘を得意とする。
ミュール・ドライブを別にしても機体のポテンシャルは悪くなく、ペルセシエルの解析、聖王国と帝国双方の技術の融合をコンセプトに大規模な改造が施された。
帝国機ともまた異なる形状となり、また改造と黒く塗り替えられたことで機体の印象は、聖王国機であった時ともかけ離れた姿になる。多大な魔力を必要とするものの、バックパックの大型バーニア、そして魔導炉の強化にによる大出力を誇り、装甲の追加によって、防御力の向上も実現している。
転換炉、魔力収縮筋もまた合わせて改良を加えられ、大型バーニアと各部バーニアの小型の併用による、高速戦闘を得意とする。
大型バックパックには公安第三特務部隊による技術検証と機体強化も兼ね、飛行能力を持っていたと伝えられる幻装兵 アークイヴァスのバックパックユニットの一部を組み込んでいる。
組み込まれているのはバックパックユニットの一部のみであるため、アークイヴァスが本来持つ飛行能力の実現には至っていないものの、大出力を活かし短時間だが、通常より高い跳躍を行うことが可能となっている。しかし、規格の異なる大型のバックパックユニットを増設しているため背部は大型化しており、扱いづらい機体となっている
組み込まれているのはバックパックユニットの一部のみであるため、アークイヴァスが本来持つ飛行能力の実現には至っていないものの、大出力を活かし短時間だが、通常より高い跳躍を行うことが可能となっている。しかし、規格の異なる大型のバックパックユニットを増設しているため背部は大型化しており、扱いづらい機体となっている

こうして聖王国の機体に帝国の技術を盛り込み、更には幻装兵の機構も一部取り込んだ、ペルセシエル・シュバルツドライ。性能も並みの軽機兵、機装兵を大きく上回る。
こうした背景もあり、機体は前線の紛争地帯に投入され、戦闘における技術検証、研究は今なお行われている。
武装は主に二本の双剣を扱い、バーニアを用いた高速近接戦闘を行う。
こうした背景もあり、機体は前線の紛争地帯に投入され、戦闘における技術検証、研究は今なお行われている。
武装は主に二本の双剣を扱い、バーニアを用いた高速近接戦闘を行う。