レムレス・スクリーマー


[解説]
800年代初頭、帝国軍は聖王国魔装機ファルネウスへの対応に苦慮していた。
純魔法行使型の魔装兵としては量産性に優れていたこの機体は、直接の戦闘能力こそ低かった。しかし、通常部隊の支援に専念することで、そのパフォーマンスを著しく向上させることができたのだ。
帝国軍は戦力の増強によって対抗していたが被害の拡大が大きく、何らかの対抗策が必要とされた。戦術面の対策は少なからず立案され効果は上がったが、長期的に見れば対抗できる能力を持った魔装兵の調達は不可欠であった。
純魔法行使型の魔装兵としては量産性に優れていたこの機体は、直接の戦闘能力こそ低かった。しかし、通常部隊の支援に専念することで、そのパフォーマンスを著しく向上させることができたのだ。
帝国軍は戦力の増強によって対抗していたが被害の拡大が大きく、何らかの対抗策が必要とされた。戦術面の対策は少なからず立案され効果は上がったが、長期的に見れば対抗できる能力を持った魔装兵の調達は不可欠であった。
ここで問題となったのは帝国の魔装兵開発能力である。従来、魔法戦士型の魔装兵が多く、その多くは通常機兵の改修で賄っていた。
また帝国機兵工匠は、機密情報に係わる暗黒騎士専用機の開発、製造、改良等で余裕は無かった。(ほとんどが個別のオーダーメイドなので無理もない)
やむなくその下請けで、部品の調達や機密に触れない範囲での整備、修理を担当していたグリムウィザーズ工房が開発を担当することとなった。
魔装兵への改装設計での実績こそあったものの、多様な術者に合わせて一定の能力を持たせる量産機の開発は荷が重く、実用化にこぎつけるまでに十数年の歳月がかかってしまった。
また帝国機兵工匠は、機密情報に係わる暗黒騎士専用機の開発、製造、改良等で余裕は無かった。(ほとんどが個別のオーダーメイドなので無理もない)
やむなくその下請けで、部品の調達や機密に触れない範囲での整備、修理を担当していたグリムウィザーズ工房が開発を担当することとなった。
魔装兵への改装設計での実績こそあったものの、多様な術者に合わせて一定の能力を持たせる量産機の開発は荷が重く、実用化にこぎつけるまでに十数年の歳月がかかってしまった。
本機であるが、本体に軽機兵用のフレームを用い、装甲も薄くして魔導炉の出力を魔法行使容量に回している。
そのため、敏捷性こそ確保しているものの脆く非力であり、直接戦闘は推奨されない。
初期生産型には呪文詠唱時に、機体から甲高い高音を発する現象があり、「スクリーマー」という渾名がつけられていた。
より生産性が改善された二次生産機(装備がオプション化され、高音現象は抑えられた)が登場した際に、タイプを区別するために機体名に加えられ、これより初期型は『レムレス・スクリーマー』と呼称されるようになった。
結果的には魔法行使能力はファルネウスに及ばず、魔法剣士型から脱却しきれていない機体であり、また生産設備の不足により配備数は多くない。
しかし支援型魔装兵の部隊配備の効果は確かで、グリムウィザーズ工房では、より純魔法行使型に改良した後継機『アルプ』の開発が進められている。
そのため、敏捷性こそ確保しているものの脆く非力であり、直接戦闘は推奨されない。
初期生産型には呪文詠唱時に、機体から甲高い高音を発する現象があり、「スクリーマー」という渾名がつけられていた。
より生産性が改善された二次生産機(装備がオプション化され、高音現象は抑えられた)が登場した際に、タイプを区別するために機体名に加えられ、これより初期型は『レムレス・スクリーマー』と呼称されるようになった。
結果的には魔法行使能力はファルネウスに及ばず、魔法剣士型から脱却しきれていない機体であり、また生産設備の不足により配備数は多くない。
しかし支援型魔装兵の部隊配備の効果は確かで、グリムウィザーズ工房では、より純魔法行使型に改良した後継機『アルプ』の開発が進められている。
[装備]
頭部にエーテル・ロケーターを搭載。魔導ゴーグルで情報処理を行い精度を上げている。
ガードローブ
可動式シールド。魔法行使中などの停止時の防御力を担保する。また、緊急脱出用のブースターも搭載。
可動式シールド。魔法行使中などの停止時の防御力を担保する。また、緊急脱出用のブースターも搭載。
テイカーロッド
魔導杖。メイン兵装。魔法行使用であるが大鎌状の刃を付けてあり、乱戦時に対応できるようになっている。(実際には虚を突いての離脱が推奨される)
魔導杖。メイン兵装。魔法行使用であるが大鎌状の刃を付けてあり、乱戦時に対応できるようになっている。(実際には虚を突いての離脱が推奨される)
レムレス・スクリーマー(アルフェ機)

