ヴェラスティール・アンク
[解説]
聖王国に所属する機兵。もともとは700年代にシリウス船団で運用された第6世代機兵ヴェラスティールであったが、シリウス戦役に参加した聖王国出身の騎士が対戦した際に、その聖王国の紋章によく似たシルエットに感銘を受け、「この機体は聖王国にこそふさわしい」と考えて残骸を持ち帰り、レストアした物である。
その騎士はもともと同盟のカルマッド社製の機兵カヴァリエーレを主に使用する騎士団出身だったので、そのつてでカルマッド社に機体を持ち込み修復を依頼した。
シリウス船団の機兵技術は時代の最先端を行っていたので、カルマッド社も苦労しながらも精力的に取り組み、失われた部分の再現のみならず、さらなる改造まで施された。
その騎士はもともと同盟のカルマッド社製の機兵カヴァリエーレを主に使用する騎士団出身だったので、そのつてでカルマッド社に機体を持ち込み修復を依頼した。
シリウス船団の機兵技術は時代の最先端を行っていたので、カルマッド社も苦労しながらも精力的に取り組み、失われた部分の再現のみならず、さらなる改造まで施された。
主な改造部分は、両下腕に装備された双剣『ウィンド・カッター』の搭載である。これは武器としてだけではなく補助翼としても機能し、大型化した背部浮遊装甲とともに空力特性の向上に寄与している。
この結果、燃費が改善し本体の軽量化が進んだ分、装甲配置を見直すことでより近接戦使用に調整されている。
この結果、燃費が改善し本体の軽量化が進んだ分、装甲配置を見直すことでより近接戦使用に調整されている。
欠点は浮遊の際の反動の修正に目途がつかなかったので、火器を搭載できなかった点である。この結果この機体は機動力による奇襲を専門とする機体となった。
現在は建造から100年近く経つが、改修を加えられながらその騎士の家系に受け継がれている。その特異な外見の為、儀礼的な役割を担うことが多い。しかし、機動性は今でも一線級で通用する性能である。