カナルフォード軍事大学
[解説]
カナルフォード学園に存在する、軍学校。更に言うならば、軍学校の中でも大学卒の学位が取れる高位の学校である。
無論の事、国立(アルカディア帝国国立の意味である、当然)の名門校だ。卒業者は帝国軍か、そうでなくとも帝国の門閥貴族など高位貴族の私設軍に、その後の出世が約束された士官級のキャリア軍人として着任する事になる。
無論の事、国立(アルカディア帝国国立の意味である、当然)の名門校だ。卒業者は帝国軍か、そうでなくとも帝国の門閥貴族など高位貴族の私設軍に、その後の出世が約束された士官級のキャリア軍人として着任する事になる。
基本的に4年制の大学で、1学年の学生数は200人ほど、学生総数は490人程度だ。計算が合わないと思われるかも知れないが、この大学は極めて厳しいのだ。
熾烈な入試を突破して入学できたのが200人。しかし激烈に厳しい訓練に耐えきれない者、素行や性根のよろしくない者などがどんどん撥ねられて、2年時には130人。3年時には80人にまで減ってしまう。
ここまで残った者は、大学側でも何としてでもモノにするべく、4年時に上がるときに撥ねられる者はまず出ないため、ここでも80人は残る。合計で490人と言うわけだ。
なお、留年生は存在しない。留年の規定は存在するものの、留年する前に撥ねられて放校処分が待っているからだ。
熾烈な入試を突破して入学できたのが200人。しかし激烈に厳しい訓練に耐えきれない者、素行や性根のよろしくない者などがどんどん撥ねられて、2年時には130人。3年時には80人にまで減ってしまう。
ここまで残った者は、大学側でも何としてでもモノにするべく、4年時に上がるときに撥ねられる者はまず出ないため、ここでも80人は残る。合計で490人と言うわけだ。
なお、留年生は存在しない。留年の規定は存在するものの、留年する前に撥ねられて放校処分が待っているからだ。
まあ、撥ねられて放校処分になった者にも、救いはある。何と言ってもこの大学の入試を突破できた者なのだ。
カナルフォード高等教育学校から推薦を貰って来たような者はまず撥ねられないと言うか、撥ねられる様な奴にはこの大学への推薦は出ないのが普通だ。
ともあれ、放校処分になった者たちと言えども、この大学の入試を突破できるほどの実力者ではある。捨て置くにはもったいない。
故に基本的には、大学を追い出される際に他所の軍学校のスカウトが、手ぐすね引いて待ち構えているのだ。まあ二線級の学校ではあるが。
カナルフォード高等教育学校から推薦を貰って来たような者はまず撥ねられないと言うか、撥ねられる様な奴にはこの大学への推薦は出ないのが普通だ。
ともあれ、放校処分になった者たちと言えども、この大学の入試を突破できるほどの実力者ではある。捨て置くにはもったいない。
故に基本的には、大学を追い出される際に他所の軍学校のスカウトが、手ぐすね引いて待ち構えているのだ。まあ二線級の学校ではあるが。
学費は、無料。それどころか、学生手当という名目で給与が支給される。まあ一般軍人からすれば薄給ではあるのだが。在学中の学生は、無位無官ではあるものの、士官級に準ずる軍人として扱われる。
ただしこれは、卒業後にきっちり帝国軍人として任官する事が条件である。
ここしばらく、少なくとも数十年は出ていないのだが、卒業したものの任官を拒み軍人にならなかった場合、その者には学費が利子付きで国家からきっちり請求される事になるのだ。
ただしこれは、卒業後にきっちり帝国軍人として任官する事が条件である。
ここしばらく、少なくとも数十年は出ていないのだが、卒業したものの任官を拒み軍人にならなかった場合、その者には学費が利子付きで国家からきっちり請求される事になるのだ。
大学の学生は、一切の例外なしに全寮制である。何か事情があって入寮できない場合などは、その事情を一切斟酌されずに入試の段階で落とされる。
カナルフォード高等教育学校で推薦を貰う場合なども、あらかじめその事を聞かれて駄目であるならば、別の有名一流大学への進学に切り替える様に勧められるのだ。その場合は別大学への推薦が貰える場合がほとんど。
カナルフォード高等教育学校で推薦を貰う場合なども、あらかじめその事を聞かれて駄目であるならば、別の有名一流大学への進学に切り替える様に勧められるのだ。その場合は別大学への推薦が貰える場合がほとんど。
それはともかくとして、寮は男子寮と女子寮に分かれている。基本2人1部屋であり、年に2回ばかり春の入学シーズンと半年後の秋とに、部屋替えがある。
部屋替えは個々人の相性などはまったく考慮せずに無作為に決められるが、これは実際の軍隊でも異動したり唐突な部隊再編などにより、よく知らない相手と同じ釜の飯を食わねばならない事に端を発している。
要するに、気が合うか合わないかは置いといて、どんな相手とでも少なくとも表面上は上手くやっていかねばならないため、その訓練と言う事になっているのだ。
部屋替えは個々人の相性などはまったく考慮せずに無作為に決められるが、これは実際の軍隊でも異動したり唐突な部隊再編などにより、よく知らない相手と同じ釜の飯を食わねばならない事に端を発している。
要するに、気が合うか合わないかは置いといて、どんな相手とでも少なくとも表面上は上手くやっていかねばならないため、その訓練と言う事になっているのだ。
こうして4年の間みっちり絞り上げられた学生たちは、きっちり非の打ちどころの無い軍人となって帝国のお役に立てる人材になるのである。
教育
この軍事大学には、機兵科と操船科の2つの学科が存在している。入学した学生はどちらの学科に進むか、入学時に選択できる。
もし学科が合わないと感じた場合、年度末に転科申請を大学当局に提出して審査の上、翌年からもう一方の学科に移る事が可能。これは厳しいこの大学で、珍しく融通が利く事項の1つだ。
まあ双方の学科でカリキュラムは違うため、転科したことにより若干の成績面での不利はやむを得ないだろう。
もし学科が合わないと感じた場合、年度末に転科申請を大学当局に提出して審査の上、翌年からもう一方の学科に移る事が可能。これは厳しいこの大学で、珍しく融通が利く事項の1つだ。
まあ双方の学科でカリキュラムは違うため、転科したことにより若干の成績面での不利はやむを得ないだろう。
機兵科は、機兵を操縦する操手の育成が専門となっている。ただしここは軍事『大学』である。並の操手を育成するわけでは無い。
ここの機兵科は、入学時点に於いてある程度機兵、それも機装兵級の機体を操縦出来る事はあたりまえ。スタートラインからして、機兵の素人でも受け入れる下級の軍学校とは違うのだ。
更にはここで育成される操手は、ただの戦闘要員では無く指揮官級、それも将来は将軍クラスになる事を目された人材たちだ。
ここの機兵科は、入学時点に於いてある程度機兵、それも機装兵級の機体を操縦出来る事はあたりまえ。スタートラインからして、機兵の素人でも受け入れる下級の軍学校とは違うのだ。
更にはここで育成される操手は、ただの戦闘要員では無く指揮官級、それも将来は将軍クラスになる事を目された人材たちだ。
ここでこの時代における、将軍クラス操手の役割について少し触れよう。
かつて旧暦(西暦)時代、軍高官や将軍たちは後方より優秀な指揮管制システムにより、参謀たちとともに緻密な計算のもと軍隊を指揮していた。当然ながら、彼ら自身が高い戦闘能力を備える必要性はまったくと言って良いほど無い。
しかし聖華暦の時代、かなり技術が進んだ830年現在に於いても、指揮通信システムの進歩発展は停滞していた。
かつて旧暦(西暦)時代、軍高官や将軍たちは後方より優秀な指揮管制システムにより、参謀たちとともに緻密な計算のもと軍隊を指揮していた。当然ながら、彼ら自身が高い戦闘能力を備える必要性はまったくと言って良いほど無い。
しかし聖華暦の時代、かなり技術が進んだ830年現在に於いても、指揮通信システムの進歩発展は停滞していた。
軍隊の指揮と言うか部隊指揮は、司令本部から伝令されたおおまかな指示や命令を、将軍や現場の指揮官がかみ砕いて実行あるいは現状に合わない命令などはあえて無視する仕組みになっている。
それ故に前線の指揮官や将軍クラスには、自己判断ができる高い権限と、それに対する重い責任がある。これはひとえに、情報や指示命令の伝達速度が遅いためだ。
無線通信もある事はあるが、戦場での通信の不確実性が極めて高いため、信頼できない。
それ故に前線の指揮官や将軍クラスには、自己判断ができる高い権限と、それに対する重い責任がある。これはひとえに、情報や指示命令の伝達速度が遅いためだ。
無線通信もある事はあるが、戦場での通信の不確実性が極めて高いため、信頼できない。
そしてそのために、将軍クラスの人物が機兵に搭乗し、前線で陣頭指揮をすると言うのはこの時代珍しくない。いや、主流だとも言えよう。故に指揮系統の崩壊を狙った敵軍が、将軍機を集中攻撃するなどはよくある事例である。
だからこそ、将軍級の操手には並の操手を超える戦闘能力が必要であり、それが無くばいかに戦術、戦略面で高い才能を持っていたとしても宝の持ち腐れになってしまうのだ。
例えば今は自由都市同盟に居るかの鬼才エルトシャン・グレイブは、操手としての技量は二流だと卑下しているものの、それでもそこそこの敵手と相対して勝利できるほどの戦闘力は持っているのだ。
だからこそ、将軍級の操手には並の操手を超える戦闘能力が必要であり、それが無くばいかに戦術、戦略面で高い才能を持っていたとしても宝の持ち腐れになってしまうのだ。
例えば今は自由都市同盟に居るかの鬼才エルトシャン・グレイブは、操手としての技量は二流だと卑下しているものの、それでもそこそこの敵手と相対して勝利できるほどの戦闘力は持っているのだ。
勿論の事だが、この軍事大学の機兵科では機兵操縦だけを教育されるわけではない。
機兵の構造や簡単な整備、陸戦における戦術、戦略のイロハから応用に至るまでの座学を徹底して叩き込まれ、肉体的にも下手な歩兵が顔面蒼白になるほどの鍛練を積まされる。
卒業の後には、帝国に対する忠誠心篤く、同胞たる帝国臣民には情け深く、同僚たる同輩には厳しくも信頼し合い、しかも技量面でも下位の軍学校主席卒業者レベルを超える、理想的な良い意味でのエリート士官操手が完成しているのである。
機兵の構造や簡単な整備、陸戦における戦術、戦略のイロハから応用に至るまでの座学を徹底して叩き込まれ、肉体的にも下手な歩兵が顔面蒼白になるほどの鍛練を積まされる。
卒業の後には、帝国に対する忠誠心篤く、同胞たる帝国臣民には情け深く、同僚たる同輩には厳しくも信頼し合い、しかも技量面でも下位の軍学校主席卒業者レベルを超える、理想的な良い意味でのエリート士官操手が完成しているのである。
話を戻して、今度は操船科についてだ。操船科は基本的に、陸上艦や水上艦における軍艦の艦橋(ブリッジ)要員を育成する学科である。どちらかと言えば、陸上艦の場合が多いが、水上艦要員コースに進む者も幾分は存在する。
艦橋要員は軍艦内におけるエリート階層であり、艦の指揮系統そのものである。軍艦の乗員には機関員、見張り員、砲手などなども存在するが、それらは別の軍学校で育成されるため、この大学では存在しない。
基本的に艦橋要員は、艦長以下航海長、砲術長、(艦にあれば)水雷長、通信長などが存在する。操舵をするのは基本は航海長(航海士、操舵手)だが、時と場合によっては艦長が操舵する事もままある。
艦橋要員は軍艦内におけるエリート階層であり、艦の指揮系統そのものである。軍艦の乗員には機関員、見張り員、砲手などなども存在するが、それらは別の軍学校で育成されるため、この大学では存在しない。
基本的に艦橋要員は、艦長以下航海長、砲術長、(艦にあれば)水雷長、通信長などが存在する。操舵をするのは基本は航海長(航海士、操舵手)だが、時と場合によっては艦長が操舵する事もままある。
これら艦橋要員はすべからく、将来的には艦長に出世する事が見込まれる職であるからして、操艦技術については誰もが並以上に訓練して保有しているのが普通だ。
この大学の操船科は、基本的に大きく陸上艦コースと水上艦コースとに分かれている。それぞれのコースは、その中で航海長コース、砲術長コース、通信長コースの3コースに更に分かれる。
水雷長に関しては、存在しない艦艇も多いため、砲術長コースのカリキュラムに含まれているが。旧暦時代の常識で言うならば、自動車教習所で免許を取る際に、原付教習が含まれる様な物だろうか。
この大学の操船科は、基本的に大きく陸上艦コースと水上艦コースとに分かれている。それぞれのコースは、その中で航海長コース、砲術長コース、通信長コースの3コースに更に分かれる。
水雷長に関しては、存在しない艦艇も多いため、砲術長コースのカリキュラムに含まれているが。旧暦時代の常識で言うならば、自動車教習所で免許を取る際に、原付教習が含まれる様な物だろうか。
航海長コース以外を選んでも、最低限の操船技術は叩き込まれる。無論航海長コースであれば、その上にも過酷な操船訓練が課せられるが。
そして陸上艦コースならばともかく水上艦コースに於いては、1学年の内から何度も何度も艦、それも揺れが激しい駆逐艦に乗せられて、船酔いの克服が図られる。どうしても克服できない者は撥ねられて放校処分になるか、1年の終わりまで必死で耐えて機兵科への転科申請を出すのが一般的だ。
そして陸上艦コースならばともかく水上艦コースに於いては、1学年の内から何度も何度も艦、それも揺れが激しい駆逐艦に乗せられて、船酔いの克服が図られる。どうしても克服できない者は撥ねられて放校処分になるか、1年の終わりまで必死で耐えて機兵科への転科申請を出すのが一般的だ。
船酔いを克服した学生には、2学年以降から水上艦実習と言う名目の練習航海が待っている。実際に魔獣の出る海での実戦形式航海は、学生にとって悪夢に等しい。
自由都市同盟の海よりは魔獣が弱いのは、救いだろうか。まあそれでも3学年の終わりごろには、平気な顔をしている物だが。
自由都市同盟の海よりは魔獣が弱いのは、救いだろうか。まあそれでも3学年の終わりごろには、平気な顔をしている物だが。
陸上艦コースに於いても陸上艦実習は存在するが、実際のところ水上艦実習よりは随分と気楽な模様だ。魔獣禍についても一般の軍が対処してくれる場合が多く、まず学生たち自身が魔獣や野盗などの犯罪者、そして他国の軍とぶつかる事は無い。
……まあ、何事にも例外はあるのだが
……まあ、何事にも例外はあるのだが
ちなみに操船科に於いても、入学時に最低限でも機装兵級機兵の操縦ができる事が必要だ。そうでない者は、入学試験で撥ねられる。
何故ならば陸上艦に於いても水上艦に於いても、本来は艦橋要員としての教育を受けて来た士官が、その艦直属の機兵部隊に配される事は、よくあるためだ。
何故ならば陸上艦に於いても水上艦に於いても、本来は艦橋要員としての教育を受けて来た士官が、その艦直属の機兵部隊に配される事は、よくあるためだ。
ここで艦直属の部隊というのは、その艦の組織図それ自体に含まれる機兵部隊の事である。普通、軍艦は多数の機兵部隊を載せて戦場へ赴き、戦場の真っ只中で機兵部隊を発艦させる。
だがこれはあくまで他所の隊を『お客さん』として載せているのだ。そして大規模な艦にはこの『お客さん』ではない、その艦に直属の機兵部隊が付属している事がある。
だがこれはあくまで他所の隊を『お客さん』として載せているのだ。そして大規模な艦にはこの『お客さん』ではない、その艦に直属の機兵部隊が付属している事がある。
操船科を卒業後、軍艦の艦橋要員に空きが無かった場合は、大抵はその直属機兵部隊の指揮官あるいは副長、場合によっては高級指揮官の副官職が宛がわれる事が多い。
ちなみに勘違いされている事が多いが、副官はNo.2ではなく秘書的な役割の軍人の事である。No.2は副長なので、間違いの無い様に。
ちなみに勘違いされている事が多いが、副官はNo.2ではなく秘書的な役割の軍人の事である。No.2は副長なので、間違いの無い様に。
そんなわけで、操船科であっても機兵を用いての操縦訓練は、どのコースでも重要なカリキュラムだ。この単位を落とす様では、卒業は覚束ないだろう。
同時に機兵科のところでも述べた様な陣頭指揮に固執せざるを得ない事情から、なるべく指揮官の死亡率を減らし指揮系統の断絶を防ぐべく、個人の気力体力戦闘技術も徹底的に鍛え上げられる。それは機兵科の、歩兵が蒼褪めるほどのキツい訓練と、なんら遜色は無い。
同時に機兵科のところでも述べた様な陣頭指揮に固執せざるを得ない事情から、なるべく指揮官の死亡率を減らし指揮系統の断絶を防ぐべく、個人の気力体力戦闘技術も徹底的に鍛え上げられる。それは機兵科の、歩兵が蒼褪めるほどのキツい訓練と、なんら遜色は無い。
当然ながら、その他にも艦隊戦における戦術、戦略や、艦隊指揮など、更には艦という巨大機械についての基礎知識やダメージコントロールなど、機兵の知識や整備、その他の座学もきっちり4年間で叩き込まれる。
そうして卒業の暁には、帝国と皇帝に忠誠を誓う、暑苦しい艦乗り(ふなのり)たちが完成してしまうのである。
そうして卒業の暁には、帝国と皇帝に忠誠を誓う、暑苦しい艦乗り(ふなのり)たちが完成してしまうのである。
行事
卒業式
3月初頭に行われる卒業式に於いては、カナルフォード学園周辺からだけではなく、帝国のあちこちから見物人がやって来る事になる。
卒業式のラストに、卒業生たちの被っていた制帽が高々と宙を舞うのは、なかなかの見もの。だがこの慣習が、かつて旧人類の士官学校の風習であった事を知る者は、830年現在には存在しない。
卒業式のラストに、卒業生たちの被っていた制帽が高々と宙を舞うのは、なかなかの見もの。だがこの慣習が、かつて旧人類の士官学校の風習であった事を知る者は、830年現在には存在しない。
公営機兵競技
カナルフォード都市内に存在する大闘技場(コロッセオ)は、通常時この大学が演習場として利用している。またこの大闘技場を用いた公営機兵競技もしばしば行われ、カナルフォードの観光収入に一役買っているのだ。
この公営機兵競技は、厳密には大学の行事ではなくカナルフォード全体としての競技である。だが公営であるが故に、大学からも機兵科より選抜された出場者がこの競技会に出場する事になっているのだ。
無論これに出場して優秀な成績を出した学生は、大学で機兵関係科目の成績に加味される。またこの競技会にて運営などに関わって働いた学生には、大学で奉仕活動の単位が与えられる。
この公営機兵競技は、厳密には大学の行事ではなくカナルフォード全体としての競技である。だが公営であるが故に、大学からも機兵科より選抜された出場者がこの競技会に出場する事になっているのだ。
無論これに出場して優秀な成績を出した学生は、大学で機兵関係科目の成績に加味される。またこの競技会にて運営などに関わって働いた学生には、大学で奉仕活動の単位が与えられる。
設備
無味乾燥な何の色気も無い堅苦しい見た目の校舎が幾棟も立ち並んでいるのが、この軍事大学の見た目である。
スポーツジム、プール、体育館、運動場を兼ねたグラウンド等々、肉体鍛練用の設備は充実しており、常に体を鍛えている成績上位者の姿がよく見られる。
また都市の外、郊外にはフィールドアスレチック施設が存在するが、都市の外なので危険と隣り合わせである。ここでは完全武装した歩兵スタイルの学生が、よく鍛練をしている。
スポーツジム、プール、体育館、運動場を兼ねたグラウンド等々、肉体鍛練用の設備は充実しており、常に体を鍛えている成績上位者の姿がよく見られる。
また都市の外、郊外にはフィールドアスレチック施設が存在するが、都市の外なので危険と隣り合わせである。ここでは完全武装した歩兵スタイルの学生が、よく鍛練をしている。
校内には食堂やPXも存在。PXでは娯楽品なども多少は扱ってはいる。品揃えは、故意に悪くしてあるのだが。
大学の土地の1/3は機兵科と操船科共用の機兵関連区画であり、大学独自の機兵演習場や機兵整備棟が立ち並ぶ。
更にこれとは別に、カナルフォード都市全体としての共用エリアに大闘技場が存在し、普段はそこも大学の機兵演習場として用いられている。
また土地の1/3は操船科のための軍港区画であり、小規模ではあるが陸上艦用ドック、水上艦用乾ドックや、陸上水上の港湾施設が存在。帝国軍より払い下げられた陸上艦や水上艦が、大学の練習艦として停泊している。
更にこれとは別に、カナルフォード都市全体としての共用エリアに大闘技場が存在し、普段はそこも大学の機兵演習場として用いられている。
また土地の1/3は操船科のための軍港区画であり、小規模ではあるが陸上艦用ドック、水上艦用乾ドックや、陸上水上の港湾施設が存在。帝国軍より払い下げられた陸上艦や水上艦が、大学の練習艦として停泊している。
部活・サークル活動
制度としてはあるが、部活動にかまけている暇があったら学生は単位を1つでも多く取る事を選ぶ。そうしないと卒業できないかも知れないとの恐怖は、学生たちに染み付いているのだ。
そのため、登録されているサークルは1個たりとも存在しない。
そのため、登録されているサークルは1個たりとも存在しない。