龍樹 - 聖華世界 @ wiki

龍樹

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［解説］

黒竜教における神樹で、参拝の際にはその枝と葉が用いられる。
アルカディア帝国のあちこちの都市で植えられており、4月～5月の間は赤い花を咲かせる。
赤い花を咲かせる龍樹並木は新学期の到来を彷彿させ、学生の青春の１ページを象徴する樹ともされている。
春にしか花を咲かせないため、黒竜神への献花の際にはその枝と葉に自分の好きな花を飾り付けて供えるのが一般的。

聖華暦360年頃にカナド地方を旅行していた黒竜神が地元のカナド部族から贈られたカナド桜を痛く気に入り、似たようなものを帝国で作りたいと言い出したのが発端となって品種改良が始まった。
帝国の象徴色である赤色の花が咲くように黒竜神が遺伝子構造を組み替えたことで今の龍樹が誕生した。
元々は桜であった為、花びらの形状や春にしか咲かないなど、桜の特徴を残している。

また、当時の皇帝が黒竜教の熱心な信者であったため、国を挙げた一大林業プロジェクトとなり、苗木が大量に造られ、国中の主要都市へと植えられた。
今では龍樹は帝国の街であれば何処でも見かける一般的な木となった。

余談だが、アルカディア帝国では「龍」の字を使うことは珍しく、一般的には黒竜神にちなんで「竜」の字が用いられる。
龍樹はカナド原産であることから、黒竜神がカナド人をリスペクトして、彼らの漢字表記である「龍」の字を使用していると言うのが通説である。