黒竜教
[解説]
アルカディア帝国の国教である、黒竜神を信仰する宗教。
ただしこの黒竜神は、聖華暦341年を境に、その性質が大きく変化している。
真偽が定かでは無い噂によれば、聖華暦341年以前に信仰されていた黒竜神はこの時点において滅ぼされ、これ以後は新たに出現した新しい黒竜神がその信仰対象の座にすり替わったか、その座を奪い取ったかしたのでは無いか、との事である。
ただしこの黒竜神は、聖華暦341年を境に、その性質が大きく変化している。
真偽が定かでは無い噂によれば、聖華暦341年以前に信仰されていた黒竜神はこの時点において滅ぼされ、これ以後は新たに出現した新しい黒竜神がその信仰対象の座にすり替わったか、その座を奪い取ったかしたのでは無いか、との事である。
ここでは、聖華暦341年以前の物を仮に『黒竜教(前期)』、それ以後の物を『黒竜教(後期)』と分けて記述する。
[黒竜教(前期)]
聖華暦340年前後の時代においては、若干劣勢ではあれど北米大陸をほぼ二分する宗教である。
ただしカーライル王朝・聖王国においては邪教中の邪教として扱われており、この国においてはこの宗教を信仰している事がばれた場合、極刑に処せられても文句は言えないであろう。
ただしカーライル王朝・聖王国においては邪教中の邪教として扱われており、この国においてはこの宗教を信仰している事がばれた場合、極刑に処せられても文句は言えないであろう。
黒竜教の開祖は、聖華暦150年代の教主(後に初代教皇を贈り名される)ガエターノ・テイト・ジャンダードである。
彼は当時、皇帝より『黒』や『赤』に並ぶ、『黄金』の色を許された高位の貴族であった。
爵位は公爵なのか侯爵なのか、記録が曖昧ではっきりはしていないのだが、そのどちらかであった事は確かである。
彼は当時、皇帝より『黒』や『赤』に並ぶ、『黄金』の色を許された高位の貴族であった。
爵位は公爵なのか侯爵なのか、記録が曖昧ではっきりはしていないのだが、そのどちらかであった事は確かである。
しかし彼はある時啓示を受け、『ご神体』に出会ったとされる。
彼は直後、家督を嫡男に譲ると出家し、『ご神体』を祀る神官となった。
だがしかし、出家はしたものの彼はジャンダード家に院政を敷き、権力は手放さなかった。
そしてその権力を用い、立ち上げたばかりの『黒竜教』を一大宗教組織へと、瞬く間に育て上げたのである。
彼は直後、家督を嫡男に譲ると出家し、『ご神体』を祀る神官となった。
だがしかし、出家はしたものの彼はジャンダード家に院政を敷き、権力は手放さなかった。
そしてその権力を用い、立ち上げたばかりの『黒竜教』を一大宗教組織へと、瞬く間に育て上げたのである。
[黒竜教(後期)]
元々はゲイズ・ガロウドが帝国の人々を操るために作ったカルト宗教のような集団だった。
だが、ハーディアが主神となってからは元々あった教えは全て破棄され、彼女が考えた教えに刷新された。
だが、ハーディアが主神となってからは元々あった教えは全て破棄され、彼女が考えた教えに刷新された。
精神論や心の持ち方のみならず、現実に即した彼女なりに考えたアドバイスが教えに含まれており、経典の中には暮らしに便利な知識や主婦のライフハック的なモノまで含まれている。
なおこれらの豆知識は日々更新されており、経典が新しくなるたびにライフハックばかりが充実していくという謎の現象が起きている。
コクリューペディア。
なおこれらの豆知識は日々更新されており、経典が新しくなるたびにライフハックばかりが充実していくという謎の現象が起きている。
人間に幸せに生きて欲しいというハーディアの愛が詰まった経典は、アットホーム感と共に親しみやすい宗教として帝国人に受け入れられ、帝国人のおよそ9割がこの宗教に入信している。
黒竜教には一月一日に竜堂(黒竜教の寺院)で初詣をするという行事が存在する。
これはハーディアが仲良くなったカナド人に影響を受けたことで取り入れられたもの。
寺院での参拝、甘酒を飲むなど、カナド人の初詣によく似ている。
これはハーディアが仲良くなったカナド人に影響を受けたことで取り入れられたもの。
寺院での参拝、甘酒を飲むなど、カナド人の初詣によく似ている。
教義と戒律
黒竜教(前期):
教義:
戒律:
備考:
黒竜教(後期):
教義:
- 偉大なる黒竜神を称え、その存在を尊び、神として崇める事で救いは与えられる
- 炎は浄化を示し、黒竜神を象徴するものとして信仰される
戒律:
- 死後への希望を持つべからず。限りある生を真っ当し、よりよい未来を歩むべし。
- 力は己が為にあらず、力ある者の責務として弱者を救済すべし。
- 聖華の三女神を信仰するべからず。
- 土葬と水葬を禁ずる。死者は火葬にて灰へと帰すべし。
備考:
- お供えものはお酒か甘い御菓子と決まっている。
- 黒竜教が出資する孤児院が帝国のあちこちに存在する。
- 実は刷新された経典には科学技術に関する記述がない。ハーディアが生まれたときには既に無くなっていた技術であるため、殊更教義で弾圧をする必要はないと考え、科学技術に関しては国際法に準じた対応をすればいいと考えている。