エーテルカートリッジ
[解説]
新世暦に旧人類が世界に溢れる魔素をエネルギー資源として活用する為に研究開発された新基軸の技術である。
魔素の発見と野生化した生体兵器である魔獣の体内に発生していた魔力臓器の研究により、魔素を空気中から吸着、蓄積し、エーテルに変換する機構を科学的に再現したものが、このエーテルカートリッジとなる。
魔素の発見と野生化した生体兵器である魔獣の体内に発生していた魔力臓器の研究により、魔素を空気中から吸着、蓄積し、エーテルに変換する機構を科学的に再現したものが、このエーテルカートリッジとなる。
試作段階ではおよそ12〜15マギア程度のエーテルを蓄積する事が可能となり、新人類を創造した後は新人類の高度な魔力臓器も研究する事で20マギアまで改良する事に成功した。
旧人類はこれを様々なエネルギー源として活用、当然ながら武装のエネルギーにも使われるようになった。
旧人類はこれを様々なエネルギー源として活用、当然ながら武装のエネルギーにも使われるようになった。
この当時は旧人類自体に資源の余裕が無かった為、消耗品となる弾薬類はこういった再生可能エネルギーに頼らなくてはいけないという事情もあったわけだが……
聖華暦において
旧人類が滅び新人類が地上の覇者となった聖華暦においては、200年ごろまでは科学技術の産物であるエーテルカートリッジは普通に使われていたのだが、科学技術の排斥と禁止を取り決めたヴァース条約の締結によって、幻装兵やその武装に内蔵されているものを除いてほぼことごとくが廃棄された。
当然ながら様々な分野でのエネルギー不足を招き、魔導工学による代替品の研究開発が行われた。
しかし、この当時の研究結果は『再現不可能』というものだった。
しかし、この当時の研究結果は『再現不可能』というものだった。