機装兵フォグ・ガロウド
[解説]
聖華暦300年代のアルカディア帝国主力機装兵ゲア・ガロウドは、規律の取れた集団戦を行う事を念頭に生み出された機体群である。当然の事ながら、その主戦場は平坦な開けた場所である。ゲア・ガロウドは個としても十全に強力ではあったが、不整地戦闘、特に森林戦は苦手としていたのだ。
そのため帝国は、不正規戦闘用、森林戦用の機体を用立てる必要性に迫られる。ここで帝国軍はあえて一部のゲア・ガロウドを主戦場から外す事になっても、それをベースにした改造機、森林戦専用機を開発したのだ。それがこのフォグ・ガロウドである。
そのため帝国は、不正規戦闘用、森林戦用の機体を用立てる必要性に迫られる。ここで帝国軍はあえて一部のゲア・ガロウドを主戦場から外す事になっても、それをベースにした改造機、森林戦専用機を開発したのだ。それがこのフォグ・ガロウドである。
フォグ・ガロウドは森林の中での視認性を下げるためと、わずかでも機動性を上げるためもあり、装甲板である外装をほぼ撤廃する。操縦槽や魔導炉など急所中の急所だけに最低限の装甲をほどこし、後の部分は森林迷彩を兼ねた深緑色の厚い布地で幾重にも覆ったのだ。これにより防御力は致命的なまでに下がったが、機動力と森林と言う天然の防壁の中で戦う限りに於いては、乗り手たる操手の技量しだいではあるがほとんど問題にならなかった。
この機体の装備は、基本的に取り回しの良い小型武器、例えるならば小剣、短剣、手斧などが好んで用いられている。森林の中では、中型~大型の武器は樹木に引っ掛かったりして使いづらいためである。また魔導砲も牽制あるいは森林内に生息する魔獣に対応するために装備しているが、取り回しの悪い長銃タイプは避けられ、装弾数や威力は低くとも取り回しの良い拳銃タイプが好まれた。
この機体の装備は、基本的に取り回しの良い小型武器、例えるならば小剣、短剣、手斧などが好んで用いられている。森林の中では、中型~大型の武器は樹木に引っ掛かったりして使いづらいためである。また魔導砲も牽制あるいは森林内に生息する魔獣に対応するために装備しているが、取り回しの悪い長銃タイプは避けられ、装弾数や威力は低くとも取り回しの良い拳銃タイプが好まれた。