冒険者組合機兵隊
[解説]
冒険者組合自衛部隊の、正面戦力。戦いの腕前は良いものの、『冒険には向いていなかった』元冒険者たちを集めて、元都市同盟軍軍人や元傭兵を教官として招聘。徹底した再教育を施し、組織した機兵部隊である。規模はそれほど大きくは無かったが、実効戦力は極めて高く、頼りになる部隊であった。
実際、聖華暦700年代の砲弾戦争の際には、冒険者組合の組織、人員、施設が反社勢力のテロ対象になった事もある。このときは一部冒険者などの英雄的行動もあったが、それ以前にきっちり冒険者組合機兵隊や冒険者組合歩兵隊が水も漏らさぬ警備を敷いており、敵対者にかけらも手を出す隙を見せなかったのだ。
実際、聖華暦700年代の砲弾戦争の際には、冒険者組合の組織、人員、施設が反社勢力のテロ対象になった事もある。このときは一部冒険者などの英雄的行動もあったが、それ以前にきっちり冒険者組合機兵隊や冒険者組合歩兵隊が水も漏らさぬ警備を敷いており、敵対者にかけらも手を出す隙を見せなかったのだ。
だがそれも、過去の話である。
聖華暦833年末から834年初頭にかけて発生したバフォメット事変。この国難に際し、冒険者組合本部のある中央都市アマルーナを護らんと出撃した彼らは、多大なる戦果と引き換えに壊滅。以前の5割にも満たない残存兵力を再編成し、新型の廉価な大量生産機である機装兵『ブロッキアーラ』を大量配備し、その機体に以前であれば操手として失格であったレベルの低い者たちまであてがって、なんとか数だけは揃える事ができた。
そう、数だけである。内実の実効戦力は、部隊規模に対して極めて貧弱。それでもなんとか通常の警備任務などはこなせるため、現状では『まだ』問題は出ていない。このまま新規の隊員たちに経験を積ませ、本当の意味で隊の再建が成れば御の字なのだが。
そう、数だけである。内実の実効戦力は、部隊規模に対して極めて貧弱。それでもなんとか通常の警備任務などはこなせるため、現状では『まだ』問題は出ていない。このまま新規の隊員たちに経験を積ませ、本当の意味で隊の再建が成れば御の字なのだが。