機甲師団第六師団ミシディアン
[解説]
自由都市同盟を護る主力艦隊である機甲師団の1つ。
この師団の特徴として、その擁する機兵の9割が重機兵であると言う事だ。そして重機兵を運用するために、保有する機兵母艦の多数が単段式発着甲板を持つ軽機兵母艦である。多段式発着甲板を持つ正規機兵母艦だと、重機兵は頭がつっかえたりして二段目、三段目の発着甲板からは出撃できない事があるのだ。
この師団の特徴として、その擁する機兵の9割が重機兵であると言う事だ。そして重機兵を運用するために、保有する機兵母艦の多数が単段式発着甲板を持つ軽機兵母艦である。多段式発着甲板を持つ正規機兵母艦だと、重機兵は頭がつっかえたりして二段目、三段目の発着甲板からは出撃できない事があるのだ。
重機兵と陸上戦艦、重陸上巡航艦に重厚に護られている機甲師団であると言う理由で、魔王級魔獣バフォメットの第二次侵攻に際し、この機甲師団の旗艦はアンドレイ・スプーン准将の座乗艦として選ばれる。だがスプーン准将の支離滅裂な指揮により、第三師団フラタニル、第四師団クレッセン、第五師団タイタニアは壊滅。撤退を進言する第六師団ミシディアン提督のヨランダ・ウォレス准将をスプーン准将は罵倒。スプーン准将は提督を、女はこれだから駄目だ等と侮辱し、半狂乱で徹底抗戦を叫ぶ。
奇跡的に生き延びたブリッジ要員の1人によれば、ウォレス提督が銃を抜いたとかなんとか言う話だが、彼女が発砲するのが早かったかそれとも旗艦のブリッジがルクス級魔獣により吹き飛ばされるのが早かったかは、定かでは無い。師団壊滅後、残存兵力は第三師団フラタニルの指揮権を掌握したモーゼス・ディラック准将(当時)の指揮下に入り、その後撤退する。
奇跡的に生き延びたブリッジ要員の1人によれば、ウォレス提督が銃を抜いたとかなんとか言う話だが、彼女が発砲するのが早かったかそれとも旗艦のブリッジがルクス級魔獣により吹き飛ばされるのが早かったかは、定かでは無い。師団壊滅後、残存兵力は第三師団フラタニルの指揮権を掌握したモーゼス・ディラック准将(当時)の指揮下に入り、その後撤退する。
以下が、第六師団ミシディアンの編制である。
- 陸上戦艦×1(旗艦):機兵15機搭載
- 大型機兵母艦×1:機兵51機搭載
- 軽機兵母艦×6:1隻あたり機兵30機搭載
- 重陸上巡航艦×6:1隻あたり機兵6機搭載
- 軽陸上巡航艦×6:1隻あたり機兵3機搭載
- 強襲揚陸艦×3:1隻あたり機兵26機搭載
- 陸上駆逐艦×14:1隻あたり機兵0~2機搭載。
- 陸上輸送艦×6:1隻あたり運用機兵2機搭載(貨物として予備機を1隻あたり20機積載)
- 総運用機装兵数:404機
この機甲師団の役割は、他の師団と協力して重機兵による重厚な陣を敷き、他の師団が追い込んで来た敵を確実に仕留める事である。そのため勢子の役割をする通常型機装兵や軽機兵はほとんど編制に加わっておらず、9割が重機兵である。つまり他の部隊がいなければ、その本領を発揮することは難しい部隊でもある。
なおこの師団は通常、工業都市マギアディール近郊の基地に駐屯している。これは北や北西からの脅威に対し、即座に対応できる様にそう配置されていたのである。ただしバフォメット事変の際には中央都市アマルーナに呼び戻され、第二次バフォメット襲撃戦にて第三師団フラタニル、第四師団クレッセン、第六師団ミシディアンと共に、多数の魔獣により壊滅する。