ソラホオズキ
[解説]
直径10〜12m程度の気嚢に水素ガスを充満してバルーンのように空中を漂う魔獣で、本体は3m程度の大きさのダンゴムシに似た形状、分類上は小型魔獣に属する。
地表15〜20mの高さを浮遊するように漂う。
カナド地方南部から帝国、聖王国中部くらいに出現し、気嚢が鬼灯のような形状と色をしているのであるカナド部族によってそう名付けられたのが一般に定着している。
直径10〜12m程度の気嚢に水素ガスを充満してバルーンのように空中を漂う魔獣で、本体は3m程度の大きさのダンゴムシに似た形状、分類上は小型魔獣に属する。
地表15〜20mの高さを浮遊するように漂う。
カナド地方南部から帝国、聖王国中部くらいに出現し、気嚢が鬼灯のような形状と色をしているのであるカナド部族によってそう名付けられたのが一般に定着している。
気嚢にお尻からぶら下がったような体勢を取っており、口から地表スレスレに触手に似た器官を数本垂れ下げて、触手に触れたものを巻き上げて捕食する。
本体の大きさから小型魔獣や小動物、人間などが主な食料となる。
本体の大きさから小型魔獣や小動物、人間などが主な食料となる。
普段は風に任せてふらふらと漂っているだけであるが、本体に危機が迫ると背中に折りたたんで仕舞われている羽根を羽ばたかせて自律的に移動を行う。
最悪気嚢を切り離して離脱する場合もある。
最悪気嚢を切り離して離脱する場合もある。
稀に風に乗って、あるいは自律的に移動して人里などに接近したり侵入することもあり、特に夜間などでは発見が難しいので、突然に人が居なくなるような事態も起こりえる。
なお前述のとおり気嚢の中は水素ガスで満たされており、ある程度の衝撃が加わったり、気嚢が傷ついて水素ガスが吹き出すと静電気着火で水素ガスが爆発する。
この爆発は半径20〜30m程度が吹き飛ぶ威力があり、翼竜などの頭の良い飛行魔獣はこの魔獣をエサとして襲ったりしないのである。
この爆発は半径20〜30m程度が吹き飛ぶ威力があり、翼竜などの頭の良い飛行魔獣はこの魔獣をエサとして襲ったりしないのである。
また、魔導砲で気嚢を攻撃すればあっさりと爆散するので駆除はさして難しくはない。
だが爆発に巻き込まれないように十分に距離を置く事を推奨する。
だが爆発に巻き込まれないように十分に距離を置く事を推奨する。
なお、気嚢は気密性の非常に高い素材であり、なにかと使い勝手の良いものである。
ただし爆発の危険性が非常に高い為、無傷で捕獲することはかなり難しい。
ゆえに取引価格がとても高価な素材となっている。
ただし爆発の危険性が非常に高い為、無傷で捕獲することはかなり難しい。
ゆえに取引価格がとても高価な素材となっている。