「残月の幻装兵 アリアケ」
[解説]
旧大戦期に製造された幻装兵をカスタマイズし、特定のHeizの血統にのみ使えるようにしたワンオフ機 。
旧人類の滅亡後は、カナド人の中でもサナエ族において、この遺伝系統を持っている者を「戦御子」と呼んでいる。
旧人類の滅亡後は、カナド人の中でもサナエ族において、この遺伝系統を持っている者を「戦御子」と呼んでいる。
カスタマイズされた際に「特定のHeizの血統の女性にのみ操縦可能」という条件付けがされており、ゆえに「女性のみが使える幻装兵」として、カナド人だけでなく三大国家でも知られている。
専用武装は巨大な両肩アーマーに接続されたハイパー魔導キャノン。
肩アーマーの内部が操手の魔力を増幅するチェンバーになっており、けた違いに強力な法撃を放つことができるのだ。
むろん、それ以外にもプラズマソードやレーザー照射システムなどの旧人類の科学の粋を凝らした武装が施されていた。
肩アーマーの内部が操手の魔力を増幅するチェンバーになっており、けた違いに強力な法撃を放つことができるのだ。
むろん、それ以外にもプラズマソードやレーザー照射システムなどの旧人類の科学の粋を凝らした武装が施されていた。
長年、旧時代のニューファウンドランド周辺に居住していた部族連合のうちアリアケ族によって、部族の旗機として使われていたが、人魔大戦のおりに魔族の大侵攻を支えきれず部族連合はアリアケを含む幻装兵を持ち出して逃亡。
戦いと放浪の中で機体は次々と失われ、最終的に部族連合の生き残りが紆余曲折を経てサナエ族としてまとまった際に残っていたのは、ほとんど不稼働状態にまで劣化していたこのアリアケのみであった。
戦いと放浪の中で機体は次々と失われ、最終的に部族連合の生き残りが紆余曲折を経てサナエ族としてまとまった際に残っていたのは、ほとんど不稼働状態にまで劣化していたこのアリアケのみであった。
現在アリアケを管理運用しているのはタケダ族である。
部族連合は放浪中に略奪と虐殺によって生存のための物資を得ており、部族連合の後身であるサナエ族の戦力を削ぐべしとの意見に従い、人魔大戦で幻装兵を失ったタケダ族がアリアケを接収することになったのである。
サナエ族からアリアケを引き渡されたタケダ族は総力を挙げて機体を修復し、主兵装であるハイパー魔導キャノンは完全に修理できたが、旧人類時代に搭載された科学技術兵器は、修復不能で取り除かれたり威力に劣る兵器に置き換えられたりして、かなり性能が低下してしまった。
部族連合は放浪中に略奪と虐殺によって生存のための物資を得ており、部族連合の後身であるサナエ族の戦力を削ぐべしとの意見に従い、人魔大戦で幻装兵を失ったタケダ族がアリアケを接収することになったのである。
サナエ族からアリアケを引き渡されたタケダ族は総力を挙げて機体を修復し、主兵装であるハイパー魔導キャノンは完全に修理できたが、旧人類時代に搭載された科学技術兵器は、修復不能で取り除かれたり威力に劣る兵器に置き換えられたりして、かなり性能が低下してしまった。
830年代現在においてこの機体にサナエ族が触れるのは、15から20年に一度、新しいサナエ族の戦御子を決める際に、代替わりの儀式として継承者が乗るときのみである。
ちなみにこの機体は「女性にしか使えない幻装兵」として内外に広く知られているが、修復の際に操手の性別をチェックする機構がエラーを起こしており、実は男性にも動かせるようになってしまっている。
[武装]
830年現在の装備構成。
<主兵装>
ハイパー魔導キャノン×2(左右1門ずつ)
ハイパー魔導キャノン×2(左右1門ずつ)
<副兵装>
三連装エーテリックバルカン×1(左胸に搭載)
三連装エーテリックバルカン×1(左胸に搭載)
爆弾投射機(両肩アーマー上部に搭載。対非装甲目標用の小型爆弾をばらまく)
プラズマソード(兵の幻装兵 シュナイダー用のもの。オリジナルより威力が劣っている)
右胸内部は、本来武装が接続されていたスペースを丸々使って、制御用電子回路が搭載されている。
旧人類時代の遺産であるこの回路の機能は、「本来使用権限がない人物が臨時に機体を動かす際に、使用を承認する」信号を発するためのもの。
これによりタケダ族の戦士たちがアリアケを動かすことが可能になっているが、回路の稼働時は機体にリミッターがかかり、魔導炉出力は60%、ハイパー魔導キャノンの威力は本来の30%にまでリミッターがかけられ、魔導障壁は展開不可能になる。
旧人類時代の遺産であるこの回路の機能は、「本来使用権限がない人物が臨時に機体を動かす際に、使用を承認する」信号を発するためのもの。
これによりタケダ族の戦士たちがアリアケを動かすことが可能になっているが、回路の稼働時は機体にリミッターがかかり、魔導炉出力は60%、ハイパー魔導キャノンの威力は本来の30%にまでリミッターがかけられ、魔導障壁は展開不可能になる。
魔導障壁は「機体正面、機体直上、機体の左右30度」に展開可能。
展開時間は最大3分で、3分経過すると強制的に全機構がシャットダウンする。
展開時間は最大3分で、3分経過すると強制的に全機構がシャットダウンする。
本来の武装構成。
<主兵装>
ハイパー魔導キャノン×2(左右1門ずつ)
<主兵装>
ハイパー魔導キャノン×2(左右1門ずつ)
<副兵装>
ガンクラスター×2(胸部左右に搭載)
ガンクラスター×2(胸部左右に搭載)
弾薬パック(小型ミサイル、グレネード、煙幕弾、照明弾など任務に応じて変更可能)を撃ち出す実体砲システム、小口径レーザー砲、小型レールガンをひとまとめにした複合兵装。
レーザー照射システム(両肩アーマー上部に搭載)
片側16、合計32の目標を同時にロックオン可能
片側16、合計32の目標を同時にロックオン可能
ハイパー魔導キャノン同軸90ミリレールガン(左右1丁ずつ、キャノンの砲身下に接続)
専用プラズマソード
オーバードライブが可能。(エネルギー消費が3倍になる代わりに切断力が1.5倍になる)
魔導障壁の使用は特に制限なし(他の幻装兵に準ずる)。