教育について
[解説]
聖華世界における教育制度と各国の教育機関をまとめています。
[自由都市同盟]
自由都市同盟における教育制度は、小等部6年、中等部3年、高等部3年、大学部4年、大学院2年~5年という物が主流である。
ただし義務教育と言う物は無い。
しかし一般市民程度に裕福な家庭であれば、最低小等部ぐらいまでは子供を学校に通わせるのが普通になっている。
各学校での教育内容は、次のような物である。
ただし義務教育と言う物は無い。
しかし一般市民程度に裕福な家庭であれば、最低小等部ぐらいまでは子供を学校に通わせるのが普通になっている。
各学校での教育内容は、次のような物である。
- 小等部:幼年の子供に基礎教育を施す。ここが最終学歴である者も多い。寒村の貧農などは、小等部にすら通えない者もいる。
- 中等部:ある程度の高等教育を施す。同盟市民の5割はここが最終学歴。
- 高等部:極めて高度な教育を施す。一般の同盟市民には、ほぼ縁が無い場所。
- 大学部:都市同盟軍士官学校とほぼ同等の学府。教育内容は極めて専門性が高い超絶的に高度な物となる。エリート中のエリートが集う場所。高等部にまで進学する余裕のある家庭の子女のうち3割は、大学部まで進学する。
- 大学院:論文を書け、さもなくば滅びよ、な場所。ここは「教わる」のではなく自ら「学び研究する」場所。ここに在籍する者は基本的に研究者、それも同盟トップクラスの者のみである。
ちなみに一部の地方都市では学校が存在せず、初等部と中等部までの教育を寺子屋で行っている。
ところで、一部学校には特殊な教育を行っている物も存在している。以下はその例を列挙したものである。
ところで、一部学校には特殊な教育を行っている物も存在している。以下はその例を列挙したものである。
- 都市同盟軍兵員訓練学校:一般に「訓練学校」「訓練校」などと呼ばれる。市民からの都市同盟軍への志願者は、基本的にまずこの学校に入学する。そして一定期間の訓練と選抜を受けて、正式に軍に配属される。特に上位の機兵への適性が高かった者などは、士官学校への推薦を受けられる。詳しくは「都市同盟軍人」を参照。
- 都市同盟軍士官学校:大学部とほぼ同等の、エリートが集まる学府。ここを卒業すると、尉官(少尉~時と場合によって大尉)として軍に任官する。入学に際しては、非常に倍率の高い入学試験を突破するか、あるいは訓練学校で推薦状を受け取る必要がある。例外として、自由都市同盟政府により士官学校と同等の教育機関と認められた一部の高等教育機関からの卒業生が、軍に任官できるシステムもある。詳しくは「都市同盟軍人」を参照。
- 操手養成科:中等部や高等部などの学校に、まれに存在。この学科の卒業生は、大概が都市同盟軍士官学校への進学を目指す。士官学校入試に対し、内申書による若干の優遇措置は受けられるが、試験免除にはならないため、落ちる者も多い。
- 機兵技術科:機兵乗りではなく機兵関連の技術者を養成する他は、操手養成科と大差ない。卒業生は士官学校もしくは上位の技術学校(中等部の機兵技術科ならば技術科系の高等部など、高等部の機兵技術科ならば工学系大学部など)への進学をする者が大半。
- その他私塾:現役引退した軍人や、他国から流れて来たもと騎士階級などの操手が、一般に門戸を開いて機兵の操縦を教えている私塾が存在。ただし私塾出身者が士官学校へ進学とか言うのは、あまり聞かれない。たいていは軍人ではなく冒険者、傭兵、トレジャーハンターなどなど、民間に流れる。
以下は、同盟に存在する各種教育機関のうち、特になんらかの形で名前が知られている物である。
[カーライル王朝・聖王国]
カーライル王朝・聖王国における教育制度は、自由都市同盟におけるそれとは少々趣を異にしている。
自由都市同盟で見られるような通常の教育機関の他に騎士学校と言うものが存在し、両者のカリキュラムはまったく異なる。
聖王国で生れた子供は幼い頃にどちらの進路に進むのか決める事になる。
基本的に男子は、騎士学校に行く場合が多い。
しかしそれが全てではなく、聖王国で研究が盛んな魔導の道に進むため、騎士学校以外の道を選ぶ者もまた多い。
最終的には子供の意見を聞きつつも、親が進路を決定する事になる。
自由都市同盟で見られるような通常の教育機関の他に騎士学校と言うものが存在し、両者のカリキュラムはまったく異なる。
聖王国で生れた子供は幼い頃にどちらの進路に進むのか決める事になる。
基本的に男子は、騎士学校に行く場合が多い。
しかしそれが全てではなく、聖王国で研究が盛んな魔導の道に進むため、騎士学校以外の道を選ぶ者もまた多い。
最終的には子供の意見を聞きつつも、親が進路を決定する事になる。
一般の教育カリキュラムは、魔導関連について学ぶ機会が多い他は同盟のそれと大差ないため、ここでは騎士学校について述べる。
聖王国の騎士学校は、高等部までしか存在しない。
騎士学校の卒業後は、基本的に聖騎士団に入隊する者が多いが、別の進路に行くことも可能となっている。
聖王国の騎士学校は、高等部までしか存在しない。
騎士学校の卒業後は、基本的に聖騎士団に入隊する者が多いが、別の進路に行くことも可能となっている。
ここで騎士学校中等部について、特記すべき事柄がある。
騎士学校中等部の卒業時には「立ち合い試験」と言うものが存在している。
そしてここで上位の成績を収めた者は、そのまま直接に聖騎士団へと入隊する場合もあるのだ。
これを特待騎士と呼ぶ。
特待騎士は騎士団での任務や訓練を受けつつ、高等部までの教育を騎士団に所属する魔導士から受ける事となる。
家庭教師の様な形だと言えば、理解が及ぶだろうか。
騎士学校中等部の卒業時には「立ち合い試験」と言うものが存在している。
そしてここで上位の成績を収めた者は、そのまま直接に聖騎士団へと入隊する場合もあるのだ。
これを特待騎士と呼ぶ。
特待騎士は騎士団での任務や訓練を受けつつ、高等部までの教育を騎士団に所属する魔導士から受ける事となる。
家庭教師の様な形だと言えば、理解が及ぶだろうか。
[アルカディア帝国]
アルカディア帝国においては、教育機関の7割を軍学校が占めている。
大多数の軍学校は同時に士官学校も兼ねており、帝国軍に多数の士官を供給している。
ちなみに数は少ないが、学業のみに特化している「普通の」教育機関も存在している。
だが帝国においては、非常に珍しい存在だと言えよう。
帝国においては、軍学校小等部の高学年になれば授業の一環として、従機の操縦訓練が存在するほどである。
どれだけ帝国が軍事に傾倒しているか、この事からも容易に窺えると言う物だ。
大多数の軍学校は同時に士官学校も兼ねており、帝国軍に多数の士官を供給している。
ちなみに数は少ないが、学業のみに特化している「普通の」教育機関も存在している。
だが帝国においては、非常に珍しい存在だと言えよう。
帝国においては、軍学校小等部の高学年になれば授業の一環として、従機の操縦訓練が存在するほどである。
どれだけ帝国が軍事に傾倒しているか、この事からも容易に窺えると言う物だ。
帝国の軍学校も、基本的には高等部までしか存在しない。
大学部が存在する学校もあるが、極まれな例外的存在である。
帝国臣民は高等部卒業時に軍への入隊資格が貰える。
そして軍に入隊するか、あるいは在学中に見つけて置いた別の就職先へ行くか、専門大学へと入学する。
帝国では魔道大学、錬金大学、機兵工芸大学等々の様に、大学としては専門大学が多く、多数の学部を持つ総合大学は数少ない。
大学部が存在する学校もあるが、極まれな例外的存在である。
帝国臣民は高等部卒業時に軍への入隊資格が貰える。
そして軍に入隊するか、あるいは在学中に見つけて置いた別の就職先へ行くか、専門大学へと入学する。
帝国では魔道大学、錬金大学、機兵工芸大学等々の様に、大学としては専門大学が多く、多数の学部を持つ総合大学は数少ない。
以下は、帝国に存在する各種教育機関のうち、特になんらかの形で名前が知られている物である。