狩装兵 アヴァール・ロードラ
[解説]
カナドの機兵鍛冶師ユージン・ラクト・ファミリアが製作した狩装兵。ユージンの手製の記憶媒体(科学製)が搭載されており、操手の戦闘データを記録する。これにより、機体の中にデータが蓄積され、戦闘において操縦の最適化と補助を行ってくれる。
同じ物を搭載した機体は他にもアーチ・ド・ランクル、ガウウル・ザンバー、アイオン・カタールなどが存在する。この記憶媒体はユージンが制作した、殆どの機体に搭載されており、ユージン製の機兵の特徴となっている。
同じ物を搭載した機体は他にもアーチ・ド・ランクル、ガウウル・ザンバー、アイオン・カタールなどが存在する。この記憶媒体はユージンが制作した、殆どの機体に搭載されており、ユージン製の機兵の特徴となっている。
人魔大戦中期に難民として南方へと逃れてきた、ユージンを始めとするラクト族。その受け入れをしてくれた聖王国に対する、お礼の品として作られた幾つかの狩装兵の1つがアヴァール・ロードラである。この機体の装備は、狩装兵であるため、基本的に標準武装として二本の大小の刀を持っている。しかしながらこの機体は聖王国の分類では重機兵に相当する大型重装機体であったため、この二刀も通常の物に比して大ぶりである。
この機兵は前述した通り、聖王国の分類では重機兵に相当する。全高は10mにも達しており、その重量級の躯体から繰り出される攻撃は極めて『重い』。また装甲厚も尋常の物ではなく、生半可な機兵の武器では突き破る事はまずできないだろう。
半面あまりの重量故に、この機体には機敏さなどは望むべくもない、と思われるかも知れない。しかしそれは誤りである。確かに単純な移動性能という面では、この機兵はユージンが製作した他の機体には及ばない。だがこと一足一刀の間合いに踏み込む速度は、他の狩装兵にも劣らないのだ。つまり細かい機動性については、逆に優れていると言えるのだ。
その代わり、高性能ではあるのだが修理は大変な機兵でもある。ほぼメンテナンスフリーに近く、あまり壊れないのだが、万一壊れたら修理と調整に並の機兵の数段上の時間がかかるのだ。無論かかる費用も、押して知るべし、だ。
半面あまりの重量故に、この機体には機敏さなどは望むべくもない、と思われるかも知れない。しかしそれは誤りである。確かに単純な移動性能という面では、この機兵はユージンが製作した他の機体には及ばない。だがこと一足一刀の間合いに踏み込む速度は、他の狩装兵にも劣らないのだ。つまり細かい機動性については、逆に優れていると言えるのだ。
その代わり、高性能ではあるのだが修理は大変な機兵でもある。ほぼメンテナンスフリーに近く、あまり壊れないのだが、万一壊れたら修理と調整に並の機兵の数段上の時間がかかるのだ。無論かかる費用も、押して知るべし、だ。