バグのかけら

「放っておくとバグに進化するジャンクデータ」

【名前】 バグのかけら
【読み方】 ばぐのかけら
【登場作品】 『2』~『6』

【詳細】

システムやプログラムの不具合によって生じた「バグ」が一ヵ所に寄り集まって出来た、小さな塊。
ロックマンエグゼの世界では「ジャンクデータ」と呼ばれることがあり、いわゆる不純物や廃棄物などに相当する。

外見は紫色のゴツゴツとした塊に黄色く光る何かがまばらに混じっている。
毒々しい固形物といった感じであり、長時間触れたら悪影響を起こしそうな触りたくないデザイン。
実際に悪影響を起こしているケースも複数ある訳だが。
バグボムなど「バグ」にかかわるバトルチップにもよく似た柄の物体が描かれることがある。
色合いや登場時期などから毒沼パネルは雰囲気としても近そうだが、関係性は不明。

初登場は『2』。一定数集めることでコトブキスクエアの交換所にてレアなバトルチップと交換が出来る、収集アイテムの一つとして扱われていた。
一般のナビ曰く「見つけたら回収するのがマナー」とのこと。道端に落ちているゴミを拾うような感覚だろうか。
電脳世界では看板の裏など見つけにくい場所に落ちていることが多いので、ミステリーデータの上から湧き出るエフェクト?を目印に探そう。

+ 『2』におけるネタバレ内容
それと同時に「バグ」は『2』のストーリーの根底に大きく関わるキーワードでもあり、スクエアの交換所があった場所の町には本作の組織・ゴスペルの拠点がある。
その上で、バグのかけらを利用して究極ナビ量産化プロジェクトを計画していた。
つまり交換所を利用するということは、知らず知らずのうちに組織の計画に利用されてしまっていたとも言えなくはない。
例えロックマンが交換所を全く利用しなくても、他のナビ達がせっせとバグのかけらを集めて渡していたことだろう。

続く『3』では、「バグピーストレーダー」というバグのかけら10個でバトルチップ1枚を抽出する装置が登場。
現実世界にあるチップトレーダーよりもレアなバトルチップがとても出やすいことが特徴。
基本はブラザースタイルが必須なV4のナビチップデータすらも出してくれることがあるため、有用性はそれなりに高い。
ただし、累計で30回(つまりバグのかけら300個分)利用すると…?
『4』以後にも、単なるチップ交換の装置としてバグピーストレーダー自体は登場している。

同じく『3』では、ウイルス飼育機の電脳内で飼えるウイルス達の強化のための「エサ」としても扱われている。
ナビたちにとっては悪影響を起こしたり不用品であっても、ウイルス達には栄養や食料として見られているのだろうか…?
ウラインターネット7でも、道をふさいでいるガルーが「腹を空かしている」ことからバグのかけらを50個も要求してくる。

入手方法は、『2』では固定のミステリーデータから全32個分のみ。自主的にドロップさせる手段がなく、そのため本作のみキーアイテム扱い。
余ることはないが、インターネット中をくまなく探せば交換所のチップはすべて手に入る。

『3』ではランダムミステリーデータに加えて、チップやゼニーとは別枠で入手できる。
個数はカウンターでトドメを刺した回数で増加し、1体なら1個、2体なら3個、3体なら8個になる。
スタイルチェンジのレベル上げにもバトルの回数を稼ぐ必要があるため、メットールキャノーダムといった序盤のウイルスを倒しまくると一石二鳥。

ナビ相手にカウンターでトドメを刺した場合は一度に10個手に入る。
手軽に再戦が可能で、攻撃タイミングが分かりやすく倒しやすいガッツマンにお世話になったプレイヤーも多いだろう。
このせいでガッツマンはバグのかけらマンと呼ばれたり、バグのかけら10個で1G(ガッツ)等と妙な名前の単位を付けられたりといじられている。
マスタースタイルでちょうど倒せるので1M(マスタースタイル)でもいいと思う
ちなみにバグのかけら1個なら0.1G。3個なら0.3Gである。そしてこのおかげで3のバグピーストレーダーはガッツマントレーダーとも呼ばれる。だからといってゴスペル電脳獣グレイガがガッツマン融合体とかガッツマン集合体とかと呼ばれているわけではない

『4』以降はカウンターフルシンクロ関連に限り入手不可となり、入手方法がランダムミステリーデータからは常に1個ずつのみになった。
バトル中ミステリーデータからも、最大3個までしか手に入らない。
入手しにくくなったがバグのかけら交換屋が正規の入手手段となっているバトルチッププログラムがあるため、かなりの数を集めなければならない。
一応、バトル中ミステリーデータが出てくるエンカウントパターンは決まっているので、ミステリーデータと共に出現する特定の属性付きウイルスを狙って出現率増加系プログラムを利用すれば、入手こそランダムではあるがそこそこ稼げる。

『5』はリベレートミッション中にも得られるものの、基本1個ずつしか手に入らないためやはり必要数を集めるのに時間はかかる。
コレクターズアイのゼニー版ミリオネアが登場するも、バグのかけらに対応する物は追加されなかった。

『6』ではウイルスバトラーのクリア報酬として複数個を一度に入手できるようになった。ただし、一度クリアしてからでなければ稼ぎ場として利用できず、難易度が高くなると勝利も難しくなり、クリアしたとしてもランダムでゼニーが選ばれる事もあるので安定性は決して高くない。
バトル中のミステリーデータからは最大で5個手に入るようになり、少しは溜めやすくなった。
金のミステリーデータからも3個前後手に入ることがあるが、こちらはそもそも出現率が低いので元より稼ぎには向いていない。

外伝作品の『4.5』では、バスティングレベルがSの時に、ウイルス戦の時は1個、ナビ戦の時は3個、追加報酬で手に入る。
『3』並みにバグのかけらを稼ぎやすくなっており、欲しいチップを集める為にウイルスを高ランクで倒し続けていたらバグのかけらの方がこんもり溜まっていた…ということも珍しくない。
かけらだけを集めたいなら、金曜日の野良試合の時にガッツマンより弱いノーマルナビV1を倒し続けるのもおすすめ。
本編同様の交換所やバグピーストレーダーに使えるほか、本作ではジャンクマンの最大HPを上げるのにも必要になってくる。

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最終更新:2024年12月12日 12:30