ナビカスバグ

【項目名】 ナビカスバグ
【読み方】 なびかすばぐ
【分類】 ナビカスタマイザー
【登場作品】 『3』『4』『5』『6』

【概要】

『3』から登場した新システムナビカスタマイザーで発生するバグの便宜名。
「バグ」とは言うが、ゲームそのものへ悪影響を及ぼすものとは別物。
あくまでロックマンに発生するペナルティのようなものである。

ナビカスタマイザーは、わかりやすく手軽にネットナビをカスタマイズできる画期的なシステムである。
しかし、何でも出来るわけではなくある程度のルールが存在し、ルールを守らないでカスタマイズしてしまうと、ナビにバグが発生してしまうのだ。

ルール違反は基本的には以下の通り。
  • プラスパーツをコマンドライン上に置いてしまっている
  • プログラムパーツがコマンドライン上に置かれていない(この場合、バグが発生した上でプログラムパーツの効果が出ない)
  • 色が同じパーツが隣り合ってしまっている
  • リフレクトカワリミマジックなど、同系統のプログラムパーツを組み込んでしまっている(カスタム1など、複数入れても問題ないものもある)
  • 5色以上のプログラムを組み込んでしまっている(『4』以降)
  • プログラムがメモリMAPからはみ出してしまっている(『6』)
これらのルール違反をしていると、違反しているプログラムに対応したバグが発生してしまう。
『4』までは、バグが発生しているとRUNをしたときにロックマンが「すこしヘン」と言い、ロックマン画面のロックマンの姿にノイズが混ざるので判別できる。
『5』以後ならバトル中ココロウィンドウが点滅する。
またバグには1~3のレベルがあり、同じバグを複数発生させるとレベルも増加する。

基本的にはバグというだけあって、HPが勝手に減ったり、ロックマンが勝手に動いたりとデメリット効果が多いが、中には一概にデメリットとは言い難い症状もあるのであえてバグらせて運用する手もある。
作品によってバグの内容も変わり、同じような物でも微妙に効果が変わっていたりする。

バグが発生した状態で戦闘し続けることがバグスタイルの発現の条件となる。

なお、バスターMAXギガフォルダ1(『3』)・ダークライセンスサイトバッチの4つはパーツ自体にバグが仕込まれており、ルールを守っていてもバグが発生する。

バグストッパーはバグを抑制するプログラムで、組み込んでいれば一切バグが発生しなくなる。そのためかバグストッパーに対応するバグもない。
ただし、バグストッパー自体はプログラムパーツなので、コマンドライン上に置かないと意味がない。
また、『4』のソウルクリーナーも対応するバグが存在しない(そもそも十字型ではみ出しようがないのだが)。

発生するバグ一覧

バスターバグ

対応パーツ:アタック+1/ラピッド+1/チャージ+1/ブレイクバスター/アタックMAX/ラピッドMAX/チャージMAX
ロックバスターが一定確率で空撃ちになってしまうバグ。
作品によって効果が違うが、基本的にレベルが高いほど空撃ちする確率が上がる。

『3』ではレベル2までは空撃ちが発生するバグだが、レベル3ではバスターがメットガードになるという全く別のバグになる。序盤の大きな火力になるが15回までしか使えない仕様があるので注意。
『4』では空撃ちするだけの純粋なデメリット効果。
『5』では空撃ちする代わりに一定確率でチャージショットも出るようになった。バグレベルに関係なく1/4で空撃ち、1/8でチャージショットが出る。
『6』でもチャージショットが出ることもある効果が続投。ただ普通のバスターが出る確率が下がっており、レベル3に至っては13/16で空撃ち、3/16でチャージショットという非常に極端なことになる。さらにバグシュウセイを使用すると、13/16で空撃ちという部分のみが消える。
対戦でこれを生かした構築が生まれるほど実用的。

チャージショットバグ


チャージショットが別のものに変わるバグ。対応パーツの関係上『3』でしか発生しない。
レベル1でストーンキューブ、レベル2で水鉄砲、レベル3で手品のような花束になる。
ストーンキューブは使い道がいくつかあるので敢えて発生させてみるのもあり。
水鉄砲は目の前1マスにしか届かないが一応攻撃出来て炎属性の敵には倍のダメージ、水属性なのでマグマパネルを消せる。
花束は攻撃に使えない。
この花束のみ『4』の改造カードとして登場し、通信対戦で使うと相手を怒り状態にしてしまう余計な効果までついている。

バトル中HP減少バグ


戦闘中に勝手にHPが減少して1まで下がるバグ。純然たるデメリット効果。
ムラマサブレードとのコンボなど、使い道もなくはないが基本的には発動状態での戦闘は危険である。
レベルが上がると減少速度が増加する。
『5』では対応パーツのバグがダメージHPバグに置き換わっている。
ダメージHPバグは「ダメージ時異常発生バグ」という別の種類のバグとしてもカウントされ、のけぞり効果やのけぞり判定のある強制移動効果のある攻撃を受けるとバトルHPバグのLvを上げる。
これによりのけぞり判定を受けると1つのパーツで2種類のバグが発生してしまう。
強制移動効果によるのけぞり判定は実際にパネル移動が起こっていなくても発動する。
『6』では最初から両方発生するようになった。

カスタムダメージバグ


カスタム画面を開いている間HPが減少するバグ。
上の物と同じ特徴があり、HP減少は1で止まりレベルが上がると減少スピードが速くなる。
早めにカスタム画面を閉じてしまえば被害は少なく抑えられるので、素早い判断が求められる。
『4』のみ、「組み込む色は4色以内に収める」のルールに違反した場合でも発生する。また、この条件でのバグを回避できる不具合(?)も存在した。
『5』では「カスタム画面を開くと一定量のダメージを受ける」効果に変わっている。
レベル1で20、レベル2で40、レベル3で80減少する。
カスタム画面を長く開いても問題なくなったが、代わりに一定数のダメージを必ず受けてしまう。
こちらとは別に改造カードダークチップによる発生バグとして、効果がこれまでのカスタムダメージバグとよく似た「カスタム中HPバグ」がある。
『6』では同種のナビカスで発生するバグは後述の「カスタム枚数減少バグ」になった。
「カスタム中HPバグ」と「カスタムダメージバグ」(『5』のものと同じ、オープン時のダメージ)も改造カードによるバグで発生する。

カスタム枚数減少バグ


カスタム画面で選択できるバトルチップの枚数が減少するバグ。
『3』ではダークライセンスを組み込むと発生する効果。
デメリット効果でしかないので、ダークライセンスを組み込むときはバグストッパーを忘れないようにしよう。

『6』では効果が少し変わり、戦闘開始一定ターン後からバトルチップが1枚ずつ減っていく効果になっている。
レベル1で4ターン、レベル2で3ターン、レベル3で2ターン後から減っていく。
最低数は2枚で、1枚にはならない。
一定ターン後から発生するので、それまでに相手を倒してしまえば何の問題もない。
バグシュウセイを使えば減った枚数分は復活する。

移動バグ


戦闘中の移動に関わるバグ。『3』と『4』、『5』と『6』で内容が大きく違う。
『3』と『4』では戦闘中勝手に移動するバグ。
『3』ではレベル1で上、レベル2で下に勝手に移動し、レベル3では混乱状態になる。混乱はランダムな方向に移動する効果なので非常に厄介。
『4』では、まずレベル1が混乱状態になる効果で、レベル2で前、レベル3で後ろに勝手に移動する。
『4』の混乱は操作が反転する効果で、『3』より制御しやすくなったので繰り下げられたのだろう。

『5』と『6』ではエリアの端から端までワープ移動するバグになっている。レベルによる差は無い。
一度移動してしまうと中央列に戻ることが困難になるが、ワープ移動ゆえに置物や飛び道具を越えて移動できるので、使い道がないわけではない。
また、1マス分の移動時間で端まで行けるので、対戦で使われると行動を読みにくくなる。

パネル変化バグ


ロックマンが移動すると、移動前にいたパネルが変化するバグ。
『3』ではギガフォルダ1のみで発生するバグで、レベル関係なく移動したパネルが毒沼パネルになる。

以降の作品ではシューズ系など足に関係するプログラムで発生する。
『4』ではレベル1だとヒビパネルに、レベル2だと穴パネルに、レベル3だと毒沼パネルになる。
『5』ではヒビパネルのみになり、発生確率が変化するように。レベル1だと1/4の確率で、レベル2だと1/2の確率で、レベル3だとマグネットパネルなどによる強制移動や移動とのけぞりが同時に発生した場合を除いて必ずヒビパネルになる。
『6』もヒビパネルのみで、レベル1での発生率は『5』と同じ1/4だが、レベル2で3/8、レベル3でも1/2と発生率が下がっている。

毒沼はデメリットが強いが、『4』では善ならナンバーボール系のダメージを増やすために、悪なら自分からダークソウルユニゾンに入るためにあえて発生させることもある。
『5』『6』の対戦ではあえて発生させて相手からのスチールゼリーグランドマンなどの、効果や攻撃が穴に妨げられるチップ対策に用いられることが多い。
実はCPU戦でもエリア侵入型の敵や、攻撃の一部が穴から出ないネビュラグレイ対策になる。
エアシューズ持ちのクーモス系などには効果がないが……。

フィールド変化バグ


戦闘開始時に、自エリアのノーマルパネルが別のパネルに変わるバグ。
セットポイズン?
レベル1でヒビパネルに、レベル2と3で毒沼パネルになる。
上のパネル変化バグと同様、ヒビパネル化なら活用する手段はある。

チップ使用バグ

対応パーツ:バスターMAX

バスターMAXに仕込まれているバグ。
選択されているバトルチップを勝手に使用する状態にしてしまう。(Aを高速で連打しているような状態になる)
バスターをMAXまで強化しているのだから、チップなぞに頼るなということだろうか。
それでもバトルチップを使いたいなら、バグストッパーは入れておこう。

ゲージバグ

対応パーツ:クイックゲージ

ゲージがヘビーゲージ状態になる。
クイックゲージのバグとして非常にわかりやすい。
レベルによる差は無い。
エグゼ5にあればバランスブレイカーとなっていたバグ

サポートバグ


サポートが発生しなくなる。
そもそも通信対戦でしか意味のないプログラムなのに、それを組み込んだうえでわざわざ無駄にするということになる。

リザルトバグ/コレクターバグ


リザルト画面の戦利品が必ずゼニーになる。ひたすらゼニーが欲しい時には有効。
ただし、必ずバトルチップが手に入るバトルなどでは「No Data」になってしまうので注意すること。
『6』では、ネットナビ戦でこのバグが発動していると、EXナビ・SPナビであっても落とすナビチップが無印ナビチップで固定される。

エンカウントバグ


ウイルスとのエンカウント率が増加する。
『5』まではレベル関係なく最大まで増加する。『6』ではレベルが高いほどエンカウント率が高まる。
戦闘では特に効果を及ぼさないので、バグスタイルに変化したい時には丁度いい。
また『6』でははみだしが可能になった関係上、コマンドライン上にパーツを置きつつはみ出させることで、プログラムパーツの各種機能とエンカウント率増大のバグを同時に適用でき、「特定の相手の出現率を上げる」という用法が可能となっている。

最大HP減少バグ

対応パーツ:サイトバッチ

最大HPが常に減少する。レベルに関係なく半減となるが、『4』のみ-500。
設定では、サイトバッチによる能力の急上昇にロックマンの体が付いていけないため起こる症状。
要するにサイトバッチの仕様で、『2』のサイトスタイルも同じ効果がある。
『3』ではバグストッパーで無効化できるが、『4』ではバグストッパーが入らないため無効化できない。

ココロウィンドウバグ 情緒不安定バグ


ココロウィンドウが「平常」「フルシンクロ」「怒り」「不安(『6』では疲労)」のどれかにランダムで変わるバグ。
ココロウィンドウ自体は『4』から登場したが、このバグは『5』からの登場になる。
ランダムな為安定はしないが、うまくやればフルシンクロ&怒りの威力2倍効果を利用し続けられるためかなり強力。とはいえ、平常と不安(疲労)の確率が高い。
暗転中も変わり続けるので、カットイン時に怒りorフルシンクロなら2倍になる。
悪状態とココロカウントが0になった場合、およびソウルとクロス中は変化しなくなるので特に影響はない。
不安(疲労)のときにカスタム画面に入るとソウルユニゾン(獣化)ができない。クロスは問題なくできる。
また、獣化中にカウンターをとってもフルシンクロできない。

ステータスバグ

発生条件:5色以上のパーツを組み込む

『4』からのルールである「組み込む色は4色以内に収める」に違反すると発生するバグ。
戦闘開始から一定時間、ロックマンに状態変化が発生する。
大抵は混乱だったり盲目だったりするが、低確率で無敵やインビジブルになることもある。インビジブルのときは開幕音がなるので判別できる。
5色組み込むと5秒、6色組み込むと10秒効果が持続する。
『4』のみ、この条件でのバグを回避できる不具合が存在した。

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最終更新:2025年01月04日 21:42