ルガール・バーンシュタイン

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ルガール・バーンシュタイン - (2018/10/24 (水) 10:12:48) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/06/29 (月) 02:18:14
更新日:2024/03/03 Sun 13:53:39
所要時間:約 6 分で読めます




「勝利など容易い!」


ルガール・バーンシュタインとは「THE KING OF FIGHTERS」シリーズの登場人物
シリーズには初代『`94』から登場し、登場作品ではラスボスを務めることが多い。

●プロフィール
  • 格闘スタイル:あらゆる格闘技をマスターした総合格闘術
  • 誕生日:2月10日
  • 身長:197センチ
  • 体重:95キロ(`94)103キロ(`95以降)
  • 血液型:?
  • 趣味:格闘家を銅像にしてコレクションすること(`94)
 世界征服(ただし、数ある趣味のひとつにすぎない。銅像コレクションは飽きたのでやめた)(`95)
 復活(`98)
  • 大切なもの:悪の心
  • 好きな食べ物:好き嫌いはない
  • 嫌いなもの:正義(`94)
 正義、とりあえず自分の邪魔をする奴(`95以降)
  • 得意スポーツ:特にないが、何でもそつなくこなす

  • 担当声優:
新居利光(`94~)
銀河万丈(ドラマCD)
若本規夫(2002)
手塚ヒロミチ (吹き替え)

裏社会に生きる闇の武器商人。
でありながら、その肉体は鍛錬によって鍛え上げられており、格闘術の達人でもある。

金髪をサイドに分け、口ひげを蓄えた長身の紳士。
かつてハイデルン率いる傭兵部隊精鋭50人をたった1人で全滅させ、彼の右眼と妻子を奪うなどと、その実力は計り知れない。
しかし過去にオロチ四天王であるゲーニッツとの戦いで右目を失っており、現在は真っ赤な義眼をはめ込んでいる。

己の強さに絶対的な自信を持ち、悪の心に忠実に生きることを信条とした邪悪の風格を漂わせるイカした中年。
なお、公式設定によれば弟がいるのだが、志の相違により袂を分かっているとのこと。
だがこれまでに弟の存在が仄めかされた作品は存在しない。

常に新しい力を求めており、SNKの得意技パク…リスペクト技術に長けている。
「私、脱ぐとすごいんです」を地でいくお方で、上着を脱ぐと戦闘力が倍増する。
たぶんあれはリミッターか何かだと専らの噂。

ファンからの愛称は「ルガ様」「社長」など。

自他共に認める自爆のプロフェッショナルで、ことあるごとに自爆してはしぶとく復活するどころか、登場する作品ではほとんど自爆している。
嬉野秋彦氏のKOF2000の小説では物語の最後に京達が乱闘していたファミレスに窓を割って突如出現、
おもむろに爆破スイッチを取り出してファミレスごと自爆するという暴挙に出た。
そんな彼のせいか、後の作品のラスボスたちもこぞって自爆しだした。

なお、苗字の「バーンシュタイン」は、一応実在する名前だが、英語とドイツ語が混じった読み方である。
英語に合わせるなら「バーンタイン」、ドイツ語に合わせるなら「ベルンシュタイン」になる。


●各作品での活躍
  • 『`94』
“R”と書かれた招待状を格闘家たちに送り、KOFを開催。
秘書のマチュアとバイスにより、大会優勝チームを原子力空母「ブラックノア」に招待する。
自分が倒して来た格闘家の石像*1を披露した後、「君たちには私のコレクションになってもらう」と、大会優勝チームの前に立ちふさがった。

最初は上着を着て登場。必殺技や投げなどは行わない。また、気絶するとペットである黒豹のロデムが援護攻撃する。
そして倒すと上着を脱ぎ、必殺技を使用しだす。
ジェノサイドカッターがシリーズ最凶の猛威を振るった年で、即死級のダメージを安々叩き出す。おまけに気絶しない。
「ジェノサイッ…カッタッ!!」「HAHAHAHA!」
プレイヤーに敗れると自らの空母を爆破、自爆伝説の始まりである……

ちなみにドラマCDでは、
「床に落ちていた髪の毛が気に入らないので使用人に烈風拳」
「自分で言ったオヤジギャグに1人で大受け」
と言うキャラ付けに……


  • 『`95』
新たにオロチの「重」の力を得て、マチュアから機械化手術も受けて「オメガ・ルガール」として復活、再びラスボスに。
右腕が義手になって常にニギニギしている立ちポーズが特徴的。
本作だと復讐のために非常に冷徹な性格をしている。

最後はオロチの力に取り込まれ、自滅する形で死亡した。
正史ではここでルガールは死亡しており、以降登場するのはお祭り作品のみに。
「一族以外には扱えない」とか言ってたけど、まさしく「お前が言うな」である。

隠しキャラとして使用可能だが、ボス版の性能のまま使えるためそのあまりの高性能に対戦バランスを崩壊させていた。
主人公も大概なのだが……


  • 『`98』
お祭りバトルとして、オロチの力に飲み込まれなかった通常のルガールと、ラスボスのオメガ・ルガールが参戦。
ゲーニッツからオロチの血を奪い取り、またもや復活したとのこと。
また、マチュアとバイスが庵の元にいるためにヒメーネとアヤと言う秘書が登場。

ちなみにオロチの力を得ているため、「血に洗われて眠る星」という二つ名も持っているとよく勘違いされている。
実際にこの二つ名は二次創作であり、公式には存在しない。
更に言うとオロチ八傑衆の中でも二つ名を持つのはゲーニッツ、クリス、シェルミー、社のオロチ四天王のみであり
他の4人(マチュア、バイス、山崎、ガイデル)は二つ名を持たない。
時折、彼らの二つ名を見かける事もあるが、それらもルガールと同じように二次創作である。

ただしSNK公式ギャルゲーである『Days of Memories』ではマチュアはこの二つ名を使用されており公式に逆輸入されている。


  • 『2000』
クーラのマニアックストライカーとして登場。ジェノサイドカッターを放つ。
正史では死んでいるオロチ八傑集が消滅して去る中、何故かルガールのみは笑いながら去っていく。


  • 『2002』
「ネスツの科学力は世界一ィィィィッ!!」
と言わんばかりに、お祭り作品だからとしぶとく復活。
今作ではラスボスとしてオメガ・ルガールのみ参戦。声が若本規夫になっている。
全体的に火力が底上げされており、ジェノサイドカッター一発で4割、ディストラクション・オメガで7割程消し飛ぶ。
対決前のデモでは自らの飛空挺を自爆させ、勝利するとオロチの力に飲み込まれて消滅するが、どう考えてもやり過ぎである。


  • 『CAPCOM vs. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』
SNK側のラスボスとして参戦。
ボイスも新録、立ち絵も堂々とした姿となっている。

豪鬼と一騎打ちし「殺意の波動」を吸収、隠しボスの「ゴッド・ルガール」へと変貌した。
声にエコーが掛かり、目が光って白髪となっている。
登場シーンで豪鬼を放り投げたり、阿修羅閃空とか瞬獄殺も習得する始末。
しかし最終的には殺意の波動に取り込まれてしまったらしい。
ちなみに豪鬼に暗黒パワーを加えると「神人豪鬼(神の下に人が来て一文字になる表記)」が生まれる。


  • 『2003』
息子のアーデルハイドと娘のローズが登場。
アーデルハイドには天性の格闘センスが、ローズには傲慢な性格が色濃く受け継がれたようだ


  • 『2002UM』
CVが新居さんに戻った。全体的に能力が調整されたが、特に防御力が超強化。強パンチでもまったく減らない。
超必殺技全てになんでも判定が付いたうえCPUが強化されたので、ジェノサイドカッターから運送されたり、空対空から運送されたり、隙を見せると生MAX発動からMAXディストラクション・オメガで9割くらったりする。

  • 『KOF SKY STAGE』
中ボスおよび隠しボスとして登場。
マガキさんもびっくりな無理ゲー弾幕を放ち、いきなり近づいてきてジェノサイドカッターを放ってくる事も。


●ゲームでの性能
CPUとしての登場は大概ラスボス。
基礎性能からSNK特有の鬼AIを所持しているためとにかく恐ろしい相手。

プレイヤー操作だと、作品によって「どのルガールが使用可能かどうか・必殺技はどれが使えるのか・超必殺技はどれが使えるのか」と異なるため一概には書きにくい。

『'95』の隠しキャラ、オメガ・ルガールだとダークバリヤーの連打だけで相手を苦しめられる。
他、弱キックや空中吹っ飛ばしの性能に優れており、バグによりシリーズ最強クラスの強さを持つ京に並んで最強クラスのキャラ。
弱点は誰も援護をしてくれない事。

『'98』のルガールは全体的に性能が丸く、下から数えた方が早い強さ。
しかし、国内最大規模の全国大会「Duel」にて、いちく氏がルガールを使用。
地区予選から本戦決勝まで無敗のまま優勝するという快挙を成し遂げた。
トーナメントの組み合わせに助けられた訳ではなく、むしろほぼ全ての優勝候補と当たり、それを全てねじ伏せている。
優勝から翌年には強豪・韓国との国際戦でも勝ち星を上げる、ルガールのイメージ通りの強さを見せた。
『'98UM』ではデッドエンドスクリーマーの大幅強化でキャラランクがアップしている。

『CVS2』だと全体的に対空に優れるが、地上戦は通常技が物足りない。
烈風拳を盾や牽制に使いつつ飛び込み、ダークバリヤーでの起き攻め。更にギガンテックプレッシャーを絡めた破壊力抜群のコンボを持つ。
全体的にロマン寄りな性能だがテクニカルで破壊力抜群な独特の性能を持つ。


●必殺技
○ルガールの必殺技
  • 烈風拳
ギースからコピーした技。片手を振り地を這う衝撃波を出す。
隙が少なく牽制、起き攻めも可能。ただし、年々隙が大きくなってきている。
オメガ版は相変わらずの高性能。

  • カイザーウェイブ
クラウザーからコピーした技。
腕を大きく広げ、大きな衝撃波を撃ち出す。作品によってはタメも可能。
初期の作品では烈風拳と共に連射する戦法が猛威を振るった。
2002(UM)のオメガの本技は歴代最強の性能を持ち、
  • 1段階 発生が早い上に超弾速。「カイザーウェイブ‼︎」の「カ」の時点で画面端の相手にヒットする。
  • 2段階 少し溜めると白い球体になる。弾速はやや遅いが追撃可能で反射不可。
  • 3段階 更に溜めると後述のグラヴィティスマッシュの弾になる。超弾速でガード不可で追撃可能。
おまけに溜めているルガールの後ろに凄まじい攻撃判定が発生しているので、緊急回避で後ろに回り込んだら即死したりする。


  • ジェノサイドカッター
飛び上がりながら大きく弧を描く蹴りを放つ、ルガールの代名詞的な技。
『`94』ではゲージMAX状態で食らうと、体力の7~9割をごっそり持っていかれる恐怖のトラウマ量産機。
『`98』では攻撃判定が弱く無敵時間が殆どなくなったため対空に使えなかったが、『`98UM』では相応に強化された。

  • ダークバリヤー
飛び道具を反射するバリアを張る。
『`95』からは攻撃判定が追加され、更にとにかく高性能な技となった。

  • ゴッドプレス
前方に滑る様に突進し、相手の首を掴みながら画面端に叩きつける技。ガード可能。
『'94 RE-BOUT』では超必殺技扱い、『'95』でも柴舟をこの技で倒したとみられる。
本家ではあまり使用されないが、『CVS2』ではオリコンで重宝する。


○オメガ・ルガールの必殺技
  • グラビティスマッシュ
烈風拳とカイザーウェイブの代わりに『'98』オメガ・ルガールが使用。
全身にほとんどの飛び道具を防ぐバリアを張り、その後球体に圧縮して放つ飛び道具。空中でも使用可能。
バリアを張っている間はほぼ無敵だが、スライディング技などには無防備。
『CVS』シリーズでは突進技となり、空中でも使用可能。

  • バニシングラッシュ
『'98』オメガ・ルガールが使用。
超高速で突進し、すれ違いざまに連打を放つ技。
見えない速度で高威力、ゲージも溜まりまくるというチート技。

  • ダークジェノサイド
オメガ・ルガールやゴッドルガールが使用するジェノサイドカッター。弧を描いた脚とは逆の脚で蹴り上げる。
ボス版なので超高性能。

  • ビース・ディストラクション
『2002』のオメガ・ルガールが使用。
高速で接近して隙の少ない連続蹴りを浴びせる。弱は追撃可、UMだと強はワイヤーダメージ技。


○ゴッドルガールの必殺技
  • ゴッドレーン
殺意の波動により習得したゴッドルガール版阿修羅閃空。


●超必殺技
○ルガールの超必殺技
  • ギガンテックプレッシャー
ゴッドプレスと同じように敵を掴み、壁に叩きつけてドクロ型の気柱を立ち登らせる。MAX版は画面を往復する。
一部ではマチュアの「ヘブンズゲイト」をコピーしたとも言われている。
通称「運送」で、他作品でも同様の性能の技をこう呼ぶ。

  • デッドエンドスクリーマー
『'98』で使用。
高く飛び上がって相手を踏み潰し、高笑いしながら高速回転した後マッスルポーズをキメる、という素敵な技。
当初は地味な演出だったためこうなってしまったらしい。
ジャンプ・しゃがみ中の相手にはヒットしないうえ、発生が遅いため飛び道具を超先読みしなければ当たらなかった。
『`98UM』では発生・ジャンプ速度がめちゃくちゃ早くなったので実用性が向上した。

  • ジェノサイドヘブン
『CVS』シリーズのみで使用。
鋭い連蹴りからジェノサイドカッターを放つ技。
発生が早くなんでも判定がついている。


○オメガ・ルガールの超必殺技
  • ルガールエクスキュージョン
相手を手刀で突き刺し、暗黒パワーを注ぎこんでダメージを与える。
『CVS』のEXルガールとゴッドルガールは通常必殺技として使用し、掴んだ相手を爆発させる。追撃可。

  • デストラクション・オメガ
相手を掴んだ後、高笑いしながら乱舞をお見舞いする。
フィニッシュはジェノサイドカッター。

  • カイザーフェニックス
MAX2超必殺技。
ランダムな数・ランダムなタメのカイザーウェイブを連発すると言うクラウザーさん涙目の技。
性質の異なる弾が飛んでくるため、遠距離ではほぼ確実に食らってしまう。
ただし、やられ判定の都合で連続して命中したりはしない。
しかしUMではなんでも判定が付いたので全弾直撃する。
名前の元ネタは、やはりあの御方の必殺技からだろう。


○ゴッドルガールの超必殺技
  • ラストジャッジメント
ゴッドルガール版瞬獄殺。KOしたときの背景文字は「天」
速度が遅いため扱い辛い。

  • G・エンド
Lv3専用。
手刀で突き刺した相手を掲げ、暗黒パワーを放出する。
リーチが短いのでやはり扱い辛い。






追記・修正『お手並み拝見といこうか』

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