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オロチ(KOF)

登録日:2011/06/30 Thu 17:51:40
更新日:2026/10/09 Fri 21:35:58NEW!
所要時間:約 6 分で読めます






「我、ガイアと共に在り……」



オロチはSNK及び後継のSNK PLAYMORE(現SNK)の『THE KING OF FIGHTERS』シリーズに登場するキャラクターである。
本項目では、『NEOGEO BATTLE COLISEUM』に登場するオロチのコピー・ミズチについても解説する。




【プロフィール】


◆オロチ

「我より、優れる者はなし……」
格闘スタイル
不明
出身地
不明
誕生日
不明
年齢
不明
身長
不明(触媒により変わる)
体重
不明(触媒により変わる)
血液型
不明
趣味
不明
好きな食べ物
不明
大切なもの
不明
嫌いなもの
不明
得意スポーツ
不明
キャッチコピー
「地球意思」(『'98UM』)
担当声優
緒方 りお(『'97』、『'98UM』、『SKY STAGE』)
くまい もとこ(ドラマCD『'97 宿命編』)
青木 志貴(『KOF ALLSTAR』)

◆ミズチ

「天上天下……」
格闘スタイル
本能
出身地
WAREZ第8研究室の試験管
誕生日
9月15日
年齢
身長
138cm(変身前)
202cm(変身後)
体重
28kg
血液型
AB(RH-)
趣味
瞑想
好きな食べ物/好きなもの
穀物ならなんでも/自然現象
大切なもの
地球
嫌いなもの
人類
得意スポーツ
生後スポーツは何もやったことがない
キャッチコピー
「「偽り」の存在」(『NBC』)
担当声優
丸尾 恒人





【概要】


◆オロチ

『KOF』シリーズにおける【オロチ編】のキーキャラクターであり、オロチ一族の長。
地球の自然を守護し、時には試練や庇護を与える「神」に等しい存在、「地球意思」である。
肉体を持たない精神体であり、現世に現れる際には触媒となる者に憑依する形を取る。
精神体であるため不滅の存在であり、他者の思考を読む能力も有すなど、「神」と呼ばれるに相応しい能力を持つ。
また、上位存在であるためか感情というものは持っておらず、その存在は善悪といった人間の定義に当て嵌めることは不可能であり、プロフィールのほとんどが「不明」である。

人間にオロチの力(暗黒パワー)を与え、利用することもあるが、人間とは相反する力であるが故にそれは肉体、そして命を蝕み続ける。
また強大な力と引き換えに暴走の危険と隣り合わせでもあり、誘惑に負けて暴走してしまうと、人の姿をした獣同然。
こうなってしまうと人間がオロチに逆らうことはほぼ不可能。
オロチ同様、人類に害をなす化け物となってしまう。

1800年前、自然の理から外れ、自然を破壊していく人類を敵性存在と判断したオロチは、人類を滅ぼそうと画策する。
感情を持たない地球意思であるオロチにとって、人類の抹殺はあくまで乱れた地球のバランスを取り戻すための手段の一つに過ぎなかったが、眷属であるオロチ一族は自然を破壊する人類を明確に敵対視し、暗黒パワーによって制裁を加えていった。

オロチが完全に顕現し、人類を滅ぼすほどの暗黒パワーを引き出すためには、神力を持った巫女を八人生贄に捧げる必要があり、オロチ八傑集は巫女となる八人の「八稚女(やをとめ)」を次々と捕らえ、「クシナダ」を除く七人の確保に成功する。
「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」を司る「祓う者」草薙、「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」を司る「封ずる者」八尺瓊、「八咫鏡(やたのかがみ)」を司る「護りし者」八咫という「三種の神器」の一族を筆頭とした人間の大規模な抵抗により、「クシナダ」の確保には苦戦したが、オロチ自身が既に捕らえた七人を使って不完全ながらも復活を果たすことで人間たちの注意を引き、その隙を突いて「クシナダ」を捕えることに成功した。

最後は「クシナダ」を生贄として完全に顕現し、暗黒パワーによって人類を滅ぼすだけであったが、「クシナダ」を生贄に捧げる儀式の直前を狙った「三種の神器」の不意打ちにより、「クシナダ」を奪還されてしまう。
その後の激闘によって八傑集や一族を撃破され、オロチは完全に覚醒することができずに敗北し、八傑集と共に封印された。
ちなみに、この時の触媒は女性。

しかし660年前、オロチ一族の力に魅せられた八尺瓊(八神)の行動によって八傑集の封印が解き放たれ、八傑集は八尺瓊(八神)を唆して「血の契約」を結び、草薙に対する敵意を吹き込んで「三種の神器」の盟約を破棄するよう唆す。
オロチ本体の封印は八咫が厳重に監視していたため解くことができなかったが、草薙と八尺瓊(八神)を敵対させることに成功した八傑集はその他一族と姿を隠す。

以後、彼らは現代に至るまでにオロチの封印場所を見つけ、封印を破るべく力を蓄えていたようである。

そして、ルガールがオロチの力に近づいたことから、本格的に行動を開始。
『'96』のストーリーが始まる少し前、八咫の末裔の片割れである神楽マキがオロチ四天王「吹き荒ぶ風のゲーニッツ」に殺害されたことでオロチの封印は解かれ、復活に向けた一族の活動はいよいよ活発化することとなる。


◆ミズチ

複合企業体「WAREZ」によって生み出された、オロチのクローン……のような存在。
前述のようにオロチ自体が実体を持たない精神体であるため、ストーリー上では「遺伝子と呼べるのかどうか」と曖昧な表現がされており、オロチのコピーであることは確かだが単純なクローン技術の産物ではないことが窺える。
戦闘時にはぶかぶかの白いズボンを履いた黒髪の少年が変身するという流れになっており、服ごと再構成するかのように変身するオロチとはこの点でも大きく異なっている。



【デザイン】


◆オロチ

プロフィールの記載からも分かるように、設定上は憑依する触媒によって姿が変わる。

『'97』ではクリスを触媒としているためか、白いスラックスと茶色の革靴を身に着け、裸の上半身に黒い文様を浮かび上がらせた白髪の成人男性の姿を取った。
ちなみに、『'97』の登場シーンは「屈んだクリスが立ち上がるとオロチの姿に変化する」という流れだが、その際にズボンや靴も変化する。
つまり服装は現代人の感性に合わせたオロチ本人(?)のセンス。

呪術的な文様が浮かんだ裸の上半身に、下半身はズボンに革靴履きという、現代要素と神話要素が入り乱れたような奇抜な格好ながら、そこから醸し出す神々しさから高い人気を誇る。
ストーリーに神話の要素を加え人気を得た、シリーズ全盛期の象徴ともいえるキャラクター。

当初イラスト案では「クリスが素っ裸で光る玉を持って戦う」というジョー東の尻とは別次元のヤバいものだったとか。当然却下された。
他には真吾をオロチにする案もあったとか。

『KOF』シリーズ10周年記念サイトの開発者コメントコーナーでは、1800年前の決戦の様子を思しきドット絵が寄稿されており、束ねた白い長髪に白地に青の模様が入った着物を着ており、唇に青い口紅を塗っているなど、女性を触媒としたような姿になっている。


◆ミズチ

前述のように変身前の姿はクリスとも異なる黒髪の少年。
オロチと違って服は変身前後で変わらないため、登場シーンではぶかぶかの白いズボンだけを履いて体育座りしている。

変身後の姿はオロチと瓜二つだが、ドット絵には大幅な修正が加えられており、グラフィックが新規に描き下ろされている動作も多い。
また、髪やズボンの色味がオロチと異なり、オロチがクリーム色寄りの白だったのに対して青白く冷たい印象の白になっている。「白って200色あんねん」



【作中での活躍】



◆オロチ

  • 『KOF'97』
前年のゲーニッツの登場によって存在は示唆されていたが、満を持して登場。
『'96』でようやく四天王の一人が登場し、これからと思われたところで残りの四天王共々一気に登場するというサプライズでプレイヤーの度肝を抜いた。
「THE KING OF FIGHTERS」を利用し、格闘家の熱闘から生じる膨大な精神力を得て、オロチは四天王「炎のさだめのクリス」を触媒とし復活を果たす。
しかし、今回も「クシナダ(が転生した京の彼女のユキ)」を捕らえることに失敗したことで不完全な復活となり、結局は草薙京・八神庵・神楽ちづるの現代の「三種の神器」に敗北。
四天王共々再び封印された。


  • 『KOF2003』
『'97』で封印されたオロチの魂はちづるが厳重に監視していたものの、「遥けし彼の地より出づる者」と名乗る謎の勢力の介入が発生。
ちづるは「遥けし彼の地より出づる者」に半ば操られるようにして「KOF」を開催し、大会後の混乱に乗じてアッシュ・クリムゾンがちづるの「八咫鏡」の力を奪ったことにより、オロチの封印は解かれてしまった。


  • 『KOF XI』
「遥けし彼の地より出づる者」の一角であるラスボス・禍忌が、オロチの覚醒を促す目的で「KOF」を開催。
ただ、オロチは西洋の地球意思に連なる「遥けし彼の地より出づる者」たちの呼び掛けには応じず、彼らの目論見は外れることとなった。


  • 『KOF XIII』
オロチの封印が解かれた影響か、『'96』で死亡したはずのマチュアとバイスが復活。
最終的にはアッシュの暗躍によるタイムパラドックスで全てが「なかったこと」になったものの、オロチの魂は封印状態に戻らず後述のバースに取り込まれていた模様。


  • 『KOF XIV』
『XIV』では、ラスボス・バースが取り込んでいた魂の一つとして登場。
バースが弾け飛んだことで世界各地で復活した死者(?)の一人として蘇るが、活動する前にまたしても三種の神器に封印される。
だが、一緒に封印されていた四天王は復活に成功しており、依然としてオロチの脅威は去っていない。

SNKヒロインズにもシェルミーのエンディングに登場。
BOFの面々(京、庵、アテナ、テリー、ナコルル)とバンド対決を繰り広げるが、依り代もなくいつの間にか降臨していたオロチは、シェルミー・社・クリスのバンドそっちのけで最前列でハチマキと団扇を装備しながらアテナの応援をしていた。
自前でグッズを用意するくらいにはアテナのことが好きらしい。 
まあアテナはルガールが明確に嫌うほど全うな正義サイドの人物なので、彼女のことは好きになってもおかしくはない……のだろうか?


◆ミズチ

  • 『NBC』
ミズチルートのラスボスとして登場し、大会決勝戦の相手としてプレイヤーの前に立ち塞がる。
しかしその存在はかなり不安定なものであったらしく、決勝に敗れた直後に急激に肉体の老化や劣化が進んで衰弱し、そのまま死亡した。
自身のエンディングでもオリジナルであるオロチに呼びかけられてオロチと一体化してしまい、どの道消滅する。

そもそもミズチルートはバッドエンドルートの1つではあるのだが、戦闘中のボイスはオロチより豊富な割にデモでの台詞はほとんどなかったりと、他のバッドエンドルートのラズボスよりも明らかに描写が薄く、特殊やられのボイスである「ありえん……!」という台詞からありえん(笑)と揶揄されることも……。



【オロチ八傑集】


暗黒パワーを使用するオロチ一族の中でも、特に優れた八体の存在。
封印が解かれた660年前から転生を繰り返し、当代まで存続し続けている。
その中でも風・地・雷・炎の力を扱える四体がオロチ四天王と呼ばれ、上位の存在とされる。
一族としての使命が顕在化するまでは普通の人間のように暮らしており、人間社会での表の顔を持っているメンバーも少なくないが、その本質は紛れもなく人外の存在である。

風を司るオロチ四天王。牧師風の格好をした男性。彼が着ている服がオロチ八傑集の正装である。
口調こそ穏やかだが、その行動原理はオロチを復活させるためであり、上述の通りちづるの姉を殺害している。
660年前にも当時のゲーニッツ(に相当する存在)が、八尺瓊を堕落させ現代まで続く草薙と八尺瓊(八神)の対立を生み出した。
竜巻を生み出す「よのかぜ」とKOFらしく強いコマ投げの「やみどうこく」が彼を象徴する技である。
ただ、強さの殆どがCPU特有の超反応のせいと言われており、実際に使ってみると案外難しいボスキャラとしても有名だったり。

地を司るオロチ四天王。大柄な男。
普段はバンドのギタリストとして活動しており、その関係から庵を個人的に敵視している。
覚醒前はその肉体を活かした力強い打撃技中心だが、覚醒後は投げ技を中心とした投げキャラとなる。どちらも接近戦に比重を置いているのは変わらないが。

雷を司るオロチ四天王。髪で目を隠したセクシーな女性。
社と同じバンド所属で担当はキーボード。ファッションやプロレスを好み、戦闘スタイルもプロレス技中心の投げキャラ。
覚醒後は一転して設置技や飛び道具を使う立ち回りキャラとなる。
性格も覚醒前はセクシーでノリのいい性格だが、覚醒後は冷徹でオロチ一族としての面が濃くなる。

炎を司るオロチ四天王。小柄な少年。
バンドのボーカル担当で、誰にでも柔らかな雰囲気を崩さないが節々から慇懃無礼な部分が顔を覗かせる。
覚醒すると一転してオロチ一族としての残虐性を隠そうともせず、人類を滅ぼすことを厭わない。
覚醒前はスピードを生かしたラッシュが得意で、覚醒後はやや癖のある対空や飛び道具、打撃投げを活かしたキャラとなる。
『98UM』では他のオロチ四天王がオロチとの対決前に身をかがめて崇めているものの、彼のみオロチの媒体にされたためかオロチを讃える行動をしない。

  • マチュア
金髪で秘書服を纏った女性。クールだが超必殺技では高笑いを上げている。
当初はルガールの秘書として働いていたがこれはオロチ側の策略によるもので、彼を自滅させた後は個人的興味から庵に接近してチームを組んだ。
多段ヒットする技が多く、ちょくちょく(ゲーム的に)悪い事をしている。

  • バイス
栗色の髪で秘書服を纏った女性。マチュアとは逆に荒っぽく、挑発的な言動が目立つ。
マチュアと同じくルガールの下を離れてからは庵と共に行動している。
マチュアともども彼女らはオロチ一族としての使命感に薄く、『XIII』での復活後もオロチ復活のためというよりは彼女らの個人的興味で動いている。
投げキャラだが、打撃面も優秀な事が多い。

  • 山崎竜二
餓狼伝説シリーズからのゲストキャラクター。KOFシリーズでは八傑集の一人であるとされる。*1
八傑集の中でも特に使命感に薄く、四天王とは表立った対立も厭わない。
そのためか『XV』では裏社から「八傑衆の面汚し」として粛清の対象にされている。

  • ガイデル
レオナの父。故人。ガイデルの死後にレオナを引き取ったハイデルンは友人。
生前からオロチ一族としての自覚こそあったものの、人としての生を選んで普通に暮らしていた。
しかしガイデルが本来持つべきだった八傑集としての力は、突然変異によって娘のレオナに受け継がれてしまっていた。
そのことを知ってガイデルを見限ったゲーニッツは、ガイデルの始末も兼ねてレオナの持つ力を強引に覚醒させ、ガイデルは「血の暴走」を起こしたレオナによって妻共々惨殺された。

+ 八傑集誕生の裏話
スタッフによって語られたところによると、元ネタである八岐大蛇から「敵は8人」というアイディアがあったという。
しかし、完結編と位置付けた『'97』の時点でも四天王にマチュア、バイスを加えた6人しかおらず、残りの2人をどうにかして決めなければいけなかった。
そこで着目したのが餓狼伝説から参戦した山崎だった。
元々「蛇使い」という必殺技を持っていたことからオロチと関連付けやすく、なおかつ一匹狼的なキャラクターのため「一族の使命には興味がない」のように関係性を最低限としても無理がない。
他作品の人気キャラクターであるため気が引ける部分もあったそうだが、餓狼チームとも相談し承諾を得たとのこと。

それでもなお最後の1人がどうしても見当たらない。
オロチと関係があるキャラとなるとあとはレオナくらいだが、流石にそれは……ということで、「実は彼女の父親が八傑集だった」という裏設定が誕生したという。



【ゲーム上の性能】


◆オロチ

オロチ一族の長にして「地球意思」という圧倒的存在であり、設定上の強さは『KOF』史上最強クラス……ではあるが、『'97』登場時はCPUアルゴリズムの弱さから『KOF』ラスボス最弱の一角になった。
これはスタッフが多くのプレイヤーにクリアしてもらおうとわざと弱くしたらしい。
また、アーケード版の時点では最低限のモーションしか用意されておらず、しゃがみ動作や通常技などが一通り出揃ったのは家庭用移植版以降のことであった。
ただし、そんな未完成感の漂う状態でもキャラクターの性能自体は非常に高く、プレイヤーが使用した場合は圧倒的な強さを誇っていた。

全画面攻撃にノーモーションで飛び越し不可能な火柱やバリアー、相手の飛び道具を跳ね返し、ただの強キック(の見た目)が「ジェノサイドカッター」にそっくり(後に必殺技に昇格)など、色々とんでもない。
さすがは「地球意思」である。
なお、『'97』では「神罰に名前は必要ない」という理由で技名が存在せず、動作そのままの仮名が付けられていた。

その後『'98UM』で再登場した際には通常技の強攻撃のグラフィックが一新されており、強キックはダサいというか珍妙というか……ちょっと変わった見た目の蹴りになった。
必殺技の名前もミズチのものと同じ技名が逆輸入されたが、「格好いい」という声もあれば「俗っぽくなった」という意見もあり賛否両論。
『'98UM』の性能は『'97』より弱体化しているもののCPU戦のオロチはAIが強化されており、防御の高さもあって非常に手強い。


◆ミズチ

性能は端的に表現すると「オロチの下位互換」だが、CPUのアルゴリズムが強くかなりの強敵。
加えてボス固有の性能であるため、地面から連続して火闌降(「火柱を起こす」のミズチ版)を立ち上らせ、プレイヤーを寄せ付けない。

なお、前述したように『'97』のオロチをベースに大規模な修正が行われており、全く同じグラフィックは存在しないと言っていいレベルで手が加わっている。
その後、オロチの方も『'98UM』で通常技のモーションが大幅に変更されたりしたので、更に差別化が進んだ。



◆主な技

必殺技

  • 「衝撃波を出す」/解除(はらえ)
「解除(はらえ)……」

ほぼ縦一杯に飛び道具を貫通し多段ヒットする衝撃波を出す。
これをただ連発するだけで相手を封殺できてしまう超高性能飛び道具。


  • 「前方(斜め上)にバリアを張る」/顕斎(うつしいわい)
バリアを張り、触れた相手を吹き飛ばす。技の性質としては、ゲーニッツの「わんひょう・まめつ/とこぶせ」に似ている。
『'98UM』では当て身技。


  • 「火柱を起こす」/火闌降(ほのすそり)
「ここだ……」
「そこか……」
「ここか……」
「そこだ……」

画面上端まで届く大きな火柱を出す。ゲーニッツの「よのかぜ」に似た技。
『'98UM』では発生が速くなり、さらにダウン追い打ち可能になった。

ミズチ版はボイスが追加されたことで更に「よのかぜ」っぽくなっている。


  • 「相手の飛び道具を跳ね返す」/糺(ただす)
「糺(ただす)!」

飛び道具を吸収し、気弾にして打ち返す。ルガールの「ダークバリアー」や、麻宮アテナの「サイコリフレクター」と同じ系統の技。
CPUはほとんど使ってこないため、技の存在自体を知らない人も多い。


  • 御大(みほ)
「はぁーっ!」

ミズチのみ使用する、空中版の「糺」。
技を放ったあとは後方に跳ね返るようにして着地する動作が挟まるため、隙は大きめ。


  • 誓約(うけい)
オロチ版ジェノサイドカッター。
上述の通り元々はただの立ち強キックだったがミズチから必殺技に昇格。そのため他の技のような仮名は設定されていない。



超必殺技

  • 「相手を引き込んで魂を抜く」/大神(おおみわ)
「儚いものだ……」
「飛べ……!」

不思議な力で相手を引き寄せ、触れると発動する投げ技。
ただし、引き寄せている間は無防備なため、距離次第ではリーチの長い技や飛び道具を撃つチャンス。『'97』オロチの弱点の一つ。

ちなみに、オロチは相手を引き寄せている間無言だが、ミズチが使用する場合は「ふふふふふふ……!」「はっはっはっはっはっ!」などとちょっとうるさい笑い声を漏らしている。


  • 「画面全体に光を浴びせる」/混(まろかれ)
「さぁ、無に還ろう……」
「さぁ、無に還ろう……」

驚異の全画面攻撃であり、オロチの代名詞。
オロチといえば全画面攻撃、逆もまた然りである。
画面中央でヒットすれば体力の7割が消し飛ぶ*2が、ガードされれば隙だらけなので反撃し放題。
オロチのこの技のあまりのインパクトにより、後に多くの格ゲーキャラに似たような技が搭載された。



「愛も憎しみ(追記)も、人なるものの全て(修正)を、今ここで無に還そう……」

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最終更新:2026年10月09日 21:35

*1 KOF独自の設定であり、餓狼伝説などでは普通の人間。

*2 画面の左右半分ずつに交互に攻撃判定が発生するため、画面中央付近だと両方がヒットし大ダメージとなる。