ゲームボーイ

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ゲームボーイ - (2019/03/23 (土) 23:35:13) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/05/26(火) 19:32:46
更新日:2024/05/06 Mon 13:02:30
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\ピコーン/

GAME BOY ®


任天堂が1989年に発売した携帯ゲーム機にして、全世界で1億台以上を売り上げた驚異のハード。略称はGB。
同時に、ファミコン並にクソゲーが量産されたハードとしても有名である。


概要

電源は単3電池4本と大食らいだが、燃費はアルカリ電池でメーカー公称35時間、バッテリ残量ギリギリまで起動可能なほど良い。
通信ケーブルが別売りされ、対応ソフトでは対戦やデータの交換ができ、何台もまとめて持っている場合も珍しくなかった。
外装は床に叩きつけても壊れないほど分厚く、内部構造もかなり頑丈である。
その丈夫さは、かの湾岸戦争で、倒壊した建物から出てきた焼け焦げたゲームボーイが液晶を交換しただけで問題なく動作したという逸話があるくらいである。
まさに世界最強

画面はモノクロ四階調で表示される。この時既に、フルカラー表示は十分に可能であったが、
開発者(横井軍平)はあえてモノクロで出すという決断を行った。
「他社がカラーで出してきたらうちの勝ち」と嘯いて……。
その後、セガからフルカラー携帯機のゲームギアがリリースされたが…結果はみんな知っての通りである。
そう、カラーという最先端技術よりも小型化や低燃費、そして低価格を選んだのがゲームボーイである。「携帯ゲーム機」ならではの判断といえよう。

現在は携帯機に必須の機能となった通信機能は、このゲームボーイの時から存在していた。
通信用の端子は、装備してもそれほどコストがかからないため、「一応つけておくか」程度の認識でつけられたのだが、
初代発売7年目に発売されたポケットモンスター 赤・緑がデータ交換や通信対戦で活用したことで大ヒットの要因となり、
枯れかけていた携帯機市場が1996年後半あたりから再び息を吹き返すことになるきっかけとなった。
こうして、ゲームボーイは異例の長寿ハードとなったのである。

バリエーション(兄弟機)が非常に多く、
本体色違いの「ゲームボーイブロス」、
本体サイズはスリムに、画面は大きく綺麗になった「ゲームボーイポケット」、
GBポケットにバックライトのついた「ゲームボーイライト」があり、
後継機としては、画面をカラー化した「ゲームボーイカラー」、
そして完全新規格となった「ゲームボーイアドバンス」がある。

その他周辺機器に「スーパーゲームボーイ」なるものがある。
『ゲームボーイソフトがスーパーファミコンで遊べる!』というもの。
4種類の色調変化による疑似カラー化、一部ソフトに対応した専用の外枠、落書き等のちょっかいができるおまけ機能等があった。

後に通信ケーブル端子が付き、性能が少しアップした「スーパーゲームボーイ2」も発売された。
因みにこれは、GCのゲームボーイプレーヤーと通信ケーブルで接続できたりする。
まあ通信ケーブルで届く範囲に2台のモニターとゲーム機があるなんて一般家庭では稀なんですけどね。

ソフトはライトまでは同一の規格、
カラーは『カラー共通』と『カラー専用』があり、専用の方はライト以前の機体では警告文が表示されるのみで動作しない。
初代ゲームボーイではカートリッジと干渉してスイッチが入れられないため、起動すらできない。
後者には専用デバイスを赤外線通信で連動しないと遊べないため、物理的な意味でカラー専用も存在している。
さらにどういうわけかカラー専用なのにモノクロ機でゲームが遊べるソフトもあったりする。

アドバンス用ソフトは完全にアドバンス専用だが、
ゲーム機本体にはこれまでのソフトとも互換性があり、これがアドバンスが飛躍的に普及した要因のひとつとなった。
ニンテンドーDSではアドバンス用ソフトのみ、DSiは完全にDS用ソフト専用となっており、互換性は失われつつある。

因みに「ゲームボーイアドバンス」本体には、
フロントライトを新たに追加した折り畳み式ボディの「ゲームボーイアドバンスSP」、
バックライト液晶かつ携帯ゲーム機最小サイズを実現した「ゲームボーイmicro」がある。ただしミクロはアドバンスソフト専用で、ゲームボーイソフトは使えない。

なおアドバンス本体は、向かって右側のランプが緑から赤に変わると電池の残量が少なくなっていることを示している。
RPG等をプレイしている時に赤くなった場合セーブし終わるのが先か、電池が切れるのが先か、プレイヤーとゲームボーイとの熱き闘いが始まる。
現在では、ゲームボーイと名のつく全機種の修理サポートは終了している。
今持っているものは大事にしよう。 

現在、ゲームボーイ対応ソフトの中には内蔵電池の経年劣化によりセーブ機能が失われたソフトも多い。
メーカーでも対応してくれないので、民間の修理業者に頼るか、自分で電池交換技術を身につけよう。

交換自体は先の尖ったニッパー(ケースを開ける為のドライバーの代わり)と細いマイナスドライバー(電池をハンダから剥がす為)とビニールテープがあれば十分。
ただし金具や端子を壊さないよう作業にはやや細かさが求められる。

ファミコンにはないステレオサウンドをアピールするためか、最初期のゲームボーイ本体セットには専用ステレオヘッドホン(DMG-02)が付属していた。
専用ヘッドホンとはいうものの、他の家電やゲーム機にも使いまわせるごく一般的なミニプラグの汎用品で、耳穴に突っ込むタイプのいわゆるイヤホンである。
黒をベース色に、左右の識別兼アクセントとしてイヤホン部には青色と赤色の部品を組みこみ、ささやかながら玩具感をアピールしている。

なお説明書によると、ヘッドホン端子にはこの専用ステレオヘッドホン以外繋いではいけないらしい。
が、価格改定に伴いセットから外されたこともあり、律儀にその注意書きを守っていた人は皆無であろう。
にもかかわらず専用品以外の使用を禁止した表記はカラーまで延々と掲載され続けており、アドバンスでやっと市販品の利用が明記された。



■主なソフト(GBCまで)

テトリス
ポケットモンスターシリーズ
スーパーマリオランドシリーズ
ワリオランドシリーズ
ゼルダの伝説 夢をみる島
魔界塔士Sa・Gaシリーズ
星のカービィシリーズ
カービィのピンボール
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
ゲームボーイウォーズ
スーパーロボット大戦
トレード&バトル カードヒーロー
メダロットシリーズ
聖剣伝説 FF外伝
カエルの為に鐘は鳴る
平安京エイリアン
バトルドッジボール
もんすたあレース
ロックマンワールドシリーズ


■主じゃないソフト

ポケットファミリー
機動戦艦ナデシコ ルリルリ麻雀
ハイパーロードランナー
SDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズ
ドラゴンスレイヤー外伝 眠りの王冠
かこむん蛇
テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン
Piaキャロットへようこそ!2.2
スターオーシャン ブルースフィア
ポヨンのダンジョンルーム
ロボットポンコッツ
ぐるぐるガラクターズ
カンヅメモンスター
桃太郎電鉄



ついき しゅうせい よろしく おねか゛い します。


\ピコーン/

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