狩魔冥

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狩魔冥 - (2019/07/07 (日) 15:17:37) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/04/10(日) 11:33:03
更新日:2024/04/01 Mon 09:38:45
所要時間:約 6 分で読めます





狩魔冥とは、逆転裁判シリーズに登場するキャラクター。


狩魔(かるま) (めい)
身長:162cm
スリーサイズ:B81/W58/H84

CV:諏訪部ゆかり(ゲーム開発サポート業務担当、ゲーム本編)
  沢城みゆき(検事PV・TGS特別法廷2008・ドラマCD・パチンコ版)
  CAPCOM(鬼武者Soul)
  弓場沙織(アニメ版)
演:藤咲えり(宝塚版)



初登場は『逆転裁判2』であり、同作のライバル検事。

当時は18歳であり、成歩堂龍一御剣怜侍より7歳年下で、ヒロインの綾里真宵とは同い年。
名字から分かる通り、40年間無敗を誇っていた伝説の検事・狩魔豪の娘。アメリカで生まれ育ち、英才教育によって僅か13歳で検事となった天才少女。
父親に弟子入りしていた御剣とは兄妹弟子の関係にあたり、本当の兄妹のような関係で育つ
(だが彼女曰く7つ年上の御剣の方が「弟弟子」で、実際に冥の方が早くに父親から師事を受けていたらしい)。


凛とした美人で、左目の目尻には泣きぼくろがある。腕組みしたときに左の二の腕を右手で掴む癖は父の遺伝。
左利き。

服装も父親や御剣に倣って派手であり、裁判中のモーションもポーズこそ違えど大袈裟な身振りが多い。
何故かムチを常備しており、普段からそれを扱うため革の手袋をしている。ちなみに13歳の時はムチは短めの乗馬用のものを使っていた。
また、システム上基本的には上半身しか映らないので分かりにくいが、スカートがメチャクチャ短い。冗談抜きに膝上20cmくらいの超ミニスカとなっている。

既婚者の姉と姪が存在する。姉の飼い犬の名前はリュウ。ちなみに冥は父親が48歳の時に生まれた子どもである。


父親の教え通り、「決定的な証拠」「決定的な証言」「狩魔はカンペキをもってヨシとする」
を信条にカンペキな勝利にこだわり、時には父親や御剣と同じように証拠隠滅や隠蔽工作を行って、裁判では無敗を誇っていた。

その性格は高飛車で、プライドも高く横暴。気に入らないものは裁判中だろうとムチを振るって痛めつける。
主に被害に遭うのは成歩堂とイトノコ刑事サイバンチョ矢張政志がいると集中的に矢張、たまに御剣、1回だけ真宵。
そのムチムチの様はまさにドSな女王様であり、ムチに打たれてMに目覚める者もいるとか。

色物キャラに厳しいが(もっとも逆転シリーズのほとんどのキャラは色物だが)、女性には比較的優しい。ただしナツミは別。
普段は高圧的であるものの実際はやや臆病で、威圧感を放つキミ子やゴドーにはムチを振るわないなど、ちゃんと人は選んでいる。ただ権力には屈さないようで、裁判において一応絶対的な存在であるサイバンチョにも容赦なくムチを振りかざす。

悪く言えば感情的になりやすく、子供っぽいとも言い換えられる。年相応の女の子らしい一面もあるが、人前では滅多に見せない。所謂ツンデレ


人をフルネームで呼ぶ癖があるが、自分がフルネームで呼ばれるのは嫌がる。
成歩堂やイトノコ刑事からは「狩魔検事」、矢張からは「メイちゃん」と呼ばれ(そしてムチが飛ぶ。)、真宵からは「狩魔検事」→「冥さん」に昇格。
御剣は公では「狩魔検事」、プライベートでは「メイ」と呼び分けている。


来日した理由を「復讐」と語り、成歩堂たちは父親の仇を取る為と思っていたが…?





以下、ネタバレ注意。















天才検事の娘だった冥は、幼い頃からそのプレッシャーを感じていた。
自分が天才ではないと誰よりも自覚していた彼女は、周囲の期待に応える為に天才であり続けるしかなかった努力家だった。

しかも、彼女のコンプレックスを更に刺激する存在があった。それは、兄弟子にあたる御剣。
本当の天才であり、一足先に検事になった御剣は常に自分の前に存在し、冥がどんなに頑張ってもその背中を見つめる事しか出来なかった。

冥にとって御剣は兄のような存在であると同時に、ライバルであり、越えるべき壁でもあった。
しかし当人は冥を一流の検事として認めていながらも、対等の存在としては全く意識していなかった。


そんな中、尊敬していた父親の狩魔豪がDL6号事件の真犯人として、時効ギリギリで殺人罪で逮捕される。

その事実を知った時の冥の心情は(本編では直接描写されないが)、かなり複雑なものだったことだろう。
しかしその一方で、自分が越えられなかった父親と兄弟子に勝ち、父親の罪を暴いた弁護士の存在にも興味を抱いていた。
「彼に勝てば、自分が超えられなかったレイジを超える事ができる」…そう考えた彼女は、日本に行く事を決意。

成歩堂たちに語った「復讐」とは、父親の罪を暴いた事による仇打ちではなく、成歩堂を倒すことで御剣を超える事であった。


父親譲りの実力で成歩堂を苦しめるも、彼女もまた成歩堂の強運とハッタリ、そして依頼人を信じる信念の前に敗れた。
それまで自分の信念だった「カンペキな勝利」「無敗記録」を叩き壊されたことで、そこからは彼女の心境にも徐々に変化が見られるようになっていく。

『2』の最終話「さらば、逆転」ではコロシヤに肩を狙撃され、冥の身を案じる御剣に無理矢理病院に連れて行かれることになるが、
真宵を人質にされて黒幕の弁護を強いられる成歩堂、その事情を知って決め手を打てない御剣を救う大きなきっかけを作る。

そして本編の最後で御剣に対して見せた表情は、あまりのギャップに多くのプレイヤーを悩殺した




逆転裁判3
その後はアメリカに帰国していたが、御剣にある事情から呼び戻され、成歩堂たちと共に事件の捜査を行った。
ちなみにこの時点で父親は死刑が執行されている。
『2』と比べると性格がやや丸くなっており、「カンペキな勝利」に拘る姿勢こそそのままだが、証拠隠滅などは行わないようになった。



逆転検事
メインキャラの1人として登場。国際検事として各国を飛び回っており、国際警察と連携して密輸組織を壊滅させるために動いている。
なんと、同作では13歳頃のロリメイちゃんが見ることができる。これだけでも『逆転検事』を購入する価値はあるだろう。
この頃は「私は真実の味方」と発言しており、完璧な立証の上での完璧な真実を見出す事を目指している。



逆転検事2
引き続き登場。出番が減ってしまったため、『1』ほどではないが活躍する。
ちなみに『2』の発売発表後の質問で一番多かったのが「狩魔冥はまた登場するのか?」という質問だったらしく、彼女の人気っぷりが伺える。
また、作中で「例え慕っていた父親であろうと、その罪と向き合い償わさせなければならない」と語っている。



逆転裁判5
直接の登場はないが、第2話にて成歩堂が『2』の事件を思い出す際に少し触れられている。



【アニメ版】
オリジナルエピソードで幼少期の姿が描かれ、その頃からムチを持っていたことが分かる。
テレビシリーズシーズン1は『逆転裁判2』までのストーリーである為、ラストではアメリカに帰国している。
シーズン2では、オリジナルエピソード『届け逆転のメロディー』で小学生の頃の冥が登場。
『華麗なる逆転』で再び来日。現場の捜査の際にコート姿を披露している。



【その他】
ブラウザゲーム『鬼武者Soul』に「カプコンヒロインズ ブースターパック」の武将のひとりとして参戦。
担当声優は公式サイトやゲーム中で見られる武将プロフィールにて「CAPCOM」と表記されている。

イベントクエスト『絢爛カプコンヒロインズ』では「時のねじれ」により美雲と共に本作の世界に飛ばされてきたようで、
やたらバカバカ言ったりムチで戦ったりしている。





「狩魔の項目はカンペキな追記・編集をもってヨシとする。」

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