逆転検事2

登録日:2011/07/18 Mon 02:00:15
更新日:2025/03/10 Mon 02:06:24
所要時間:約 5 分で読めます





彼の前に開かれた≪2つの道≫


今、選択の時が迫る―――


逆転検事2』とは、カプコンから発売されたゲーム作品の一つ。
ニンテンドーDS向けに2011年2月3日に発売された。

逆転裁判シリーズ第7作目となる作品であり、逆転検事シリーズの第2作。
天才検事・御剣怜侍を待ち受ける新たな事件!
彼に突きつけられる選択の時…激動の“逆転劇”が今、始まる!

●目次

プロローグ

私の名前は、御剣怜侍
検事として、日々研鑽を積んでいる。

“検事”の仕事場は、法廷だけではない。
時には事件現場に赴き、隠された真実を見つけ出すことも必要だ。
検事局長直々の指名で私が呼び出されたのは美しい桜が咲き誇るひょうたん湖公園

さる要人の演説中に鳴り響いた銃声が客席を大混乱に陥れた……。

やれやれ……。

また新しい事件が私を待っているようだ。


この現場の真相、暴いてみせよう!


【概要】

基本的なシステム、流れは前作と同じ。
捜査パートではパートナーと共に事件現場を調べたり、関係者の話を聞き、情報を集めていく。
ドット絵による御剣たちの動きやキャラクターたちの個性豊かなリアクションが見られ、なかなかに楽しい。

対決パートでは証人のムジュンや犯人のライバルたちの推理の穴を見破り真相へと近づいていく。

従来の逆転シリーズにおける裁判パートのような緊張感で進める事ができ、“異議あり!”の爽快感も健在。

今回新たに追加された新要素は“ロジックチェス”

証言を拒む者に対して御剣が行う情報戦。
別名御剣ドSシステム
サイコロックと見抜くを足して2で割ったようなものと言えばわかりやすいかも知れない。
相手の反応を見極め、選択肢の中から相手のスキを追求する質問をぶつける事で情報を引き出すというもの。
サイコロックのように順序が重要なのだがこちらは証拠が必要無い。
しかしサイコロックとは違い、捜査パート中にイベントとして発生するので後回しなどは出来なくなっている。

最大の特徴は時間制限。焦らないよう気をつけよう。


【エピソード一覧】

  • 第1話『逆転の標的』
  • 第2話『獄中の逆転』
  • 第3話『受け継がれし逆転』
  • 第4話『忘却の逆転』
  • 第5話『大いなる逆転』



【登場人物】

  • 御剣怜侍
「重要なのは法ではない。真実を明らかにするということなのだ!」

検事局きっての天才検事。
検事という立場から事件の真相を追究する。

「ピンチを救うヒーロー 一条美雲 只今参上です!」

大ドロボウ「ヤタガラス」を自称する少女。
いつも元気いっぱいで、お祭りさわぎと高い所が大好き。

「証拠が現場が、ジブンを呼んでるッス!」

初動捜査を担当する刑事で御剣のパートナー。
相変わらず給料は少ないが、本作ではかなりの大活躍を見せる。

「私が裁定を下しましょう。法の神の名の下に」

凛とした立ち振る舞いの裁判官。
その聖女の様な微笑みとは裏腹に、法を背くものには容赦なく裁きの鉄槌を下す。

「親愛の証しに、ハグをイイかな?」

飄々とした言動と、それに見合わぬ鋭い考察力で相手を見透かす、ビンワン弁護士。
御剣の父親・信の弟子。

「三流検事は引っ込んでなよ、俺が一番星の推理を見せてやる」

“イチリュウ”を名乗る検事局の新人検事。

【逆転検事2でよくあること】

2ch逆転検事スレのテンプレより掲載。
ネタバレ注意。



【余談】

今作でも前作と同じく各エピソードは繋がっており、一つの物語として展開していく。
特徴としては前作とは打って変わり、物語の各エピソードの長さが非常に長くなった。
また内容もその長さに相応しい歴代屈指の重厚さを誇り、従来のファンを満足させる仕上がりとなっている。


本作は、まだ手探り状態だった前作で不評だった点がほぼ改善。
『逆転裁判』らしさがしっかりと継承されたため、シリーズとして円熟の域に達した作品といえる。

少ない不満点としては、前作ではあったゲームオーバーのバリエーションも無くなったことがあげられる。
また、作中で意味ありげなまま触れられずに終わった伏線があり(4つまでしか判明してない糸鋸の「7つ道具」など)、御剣が再登場する『逆転裁判5』の伏線かと思われたが、別にそんなことは無かった。 

2話『獄中の逆転』では、無印リーズ最終話『逆転、そしてサヨナラ』でボート小屋の管理人の飼っていた「サユリさん」らしきオウムが刑務所の檻の中で飼われていることが確認できる。(調べる事はできないため詳細は不明)。
これ以外にも、ミキコのスポンサー(KB警備*1ホテル・バンドー他)、考える人*2、ゴーユーくん*3、バグダス*4、カゼゴロシZ*5、サルマゲどん*6、闇オークションの品(釣り人の絵三日坊主の額悪趣味インテリア他)、心にかかっている鍵等、前作と同様に過去作品からのネタが多く登場している。

また今回も成歩堂真宵がモブ出演しているが、前作よりも分かりにくいところにいるので見落としやすい。

DS版は海外では公式には発売されていないため、有志によって翻訳パッチが作成されていた。
その後、13年の時を経て逆転検事シリーズをまとめた『御剣セレクション』は、Switch/PS4/Xbox One/Steamのマルチプラットフォーム、かつグローバルで発売され、外国語でも遊べるようになった。
しかしながら、スペイン語とイタリア語は収録されておらず、これらの言語圏は相変わらずおま国のままである。



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最終更新:2025年03月10日 02:06

*1 逆転裁判3『盗まれた逆転』

*2 逆転裁判『はじめての逆転』

*3 逆転検事『逆転エアライン』

*4 逆転裁判3『逆転のレシピ』

*5 逆転裁判3『思い出の逆転』

*6 逆転裁判『逆転のトノサマン』