リョウガ(ReBURST)

登録日:2012/03/22 (木) 00:27:25
更新日:2024/11/11 Mon 06:27:27
所要時間:約 7 分で読めます




ポケットモンスターReBURST』の主人公。

頭に付けたヘッドギアが特徴的な少年。
荷物はヘッドギアのスペアばかりだとか。

頭はあまり良くないが異常に高い身体能力を持ち、1話では自分の何倍もの大きさの岩を軽々持ち上げる怪力ぶりを見せた。

否定的な言葉が大嫌い。
特に『無理』という言葉に対しては敏感。「無理じゃない!」という口癖と共にそれと正反対の行動を行おうとする。この性格を知っているミルトに時々利用される。

弱い者は見捨てない、正義感の強い少年。仲間のちょっとした裏切りに対して寛容な心で許す「優しさ」も持ち合わせている。
好戦的な面もあり、強そうな相手を見るとワクワクせずにはいられない。

旅に出たまま行方不明になった父ガリュウと憧れの伝説の剣士アルカデスを探す為に故郷・時護りの里を出て旅する事を決意。
ポケモンは持っていないが父の残したBURSTハートによりゼクロムのBURST戦士に変身可能。

旅の途中とある組織の諜報員ミルトや見習いジャーナリストのヤッピーを仲間に加え悪の組織GG(グレートガベル)やライバルとなるハリルとの出会い、BHS(バーストハートサバイバル)における多くのBURST戦士との戦いを経て大きく成長した。
性格や実力から仲間達からよく信頼されている。

ちなみに最初はBURSTハート内のゼクロムとは心が全く通じあえていなかった。
だが、レンドと出会いゼクロムと対話した事により完全なるBURSTが可能となる。
そして、必殺技「電撃完波(ライトニングパーヴ)」を身につけた。



追記修正お願いします。

















と、ここまで聞けばよくあるテンプレ熱血主人公である。
だが魅せ方や表現等に非常に問題があり、結果的にウザイ主人公になってしまった。

その高い身体能力のおかげで、ポケモンの立つ瀬が無くなっており、ポケモンを使って乗り切るような場面も、自分の身一つで切り抜けてしまう。
また、
  • 作中では不自然なまでに皆から褒め称えられる。
  • 自身の身体能力の高さを見せるためにポケモンを噛ませにする(デンチュラより速く崖を登る、バッフロン二頭を素手で止める、イワパレス二匹を素手で持ち上げる)
  • 新キャラを出しては殆どがリョウガの踏み台にされる。

等、典型的なメアリー・スー的な演出が目立つ。

ダメ押しに、言動もやたら自己中じみていたり上から目線なところがある。

特に不評が多いBHS編においても、主人公ならばポケモンを賭けの対象にしている大会主催者と金目当ての参加者に異議を唱えるべきところで「強い奴がいてワクワクする」と戦うことしか頭になく、

「勝つのはオレだ――!」

と突然叫びだす、捕らわれた仲間をまったく助け出そうともせず心配するそぶりすら見せない、ハリルとフロードの戦いの邪魔をする(明らかな反則)等、手がつけられない。

そのくせ「仲間やライバルがいるから強くなれる」などと主役らしい台詞を吐くが、仲間を思いやったりライバルに敬意を払うとか一切なく、行動が伴っていないので、説得力は皆無である。
事実強い奴と戦いたいが為に、その道を選んで仲間を危険に晒すなどしている。
その後のクーガ村でのカルタに対しての言動はもはや主人公失格といってもいいほどの酷さ(少なくとも昨日の今日に母親を亡くした人に向ける言葉ではない)。

口癖だったはずの「無理じゃない!」も最近になっては殆ど使われず(最近思い出したかのごとく使った)、頭が悪いはずなのに中途半端に頭を使う描写が目立ったりとキャラ付けにもブレが多い。
しかも頭使った結果が、かの有名なスーハー


また、ゼクロムとのバーストに関しても、否定的な意見が目立ち、他のBURST戦士の例に漏れずそのデザインは不評。特にゼクロムの力の源である尻尾をオミットしている点は致命的である。
3巻の表紙だとそれがよく分かるだろう。

さらに、ゼクロムなのに空を飛べない点も問題ありと言え、BURST戦士が元のポケモンより弱体化している疑惑の槍玉としてよく挙げられる。
あと、いきなり伝説ポケモンだと成長の話の広げ方がかなり狭くなるという懸念もあった。
そもそもリョウガは前述の通りBURSTしなくても異常な身体能力を持っている為、BURSTの利点の不明瞭さに拍車をかける結果となっている。

また主人公なのに旅の動機が曖昧で正直何がしたいか分からないので読者の共感を得にくい。
そのせいかライバルのハリルのほうが『主人公っぽい』と言われる事もしばしば。

何より、先述のように身体能力を見せるためにポケモンをダシにする他、絆を結んだはずのゼクロムをその2、3週間後に賭けの対象にする、「仲間やライバル」の中にゼクロムやゾロアをカウントしていない等、ポケモンの扱いが基本ぞんざい。ポケモンの主人公としては致命的な欠点を抱えている。
この点については他の登場人物も似たようなものだが、だからこそ主人公だけはポケモンを労わるべきだろうに。
肝心のゼクロムとも、技の練習(BHS直前)以来全く絡みがなく、音信不通になってしまった。

また、最近ではラグとミルトの女性キャラ二人(+カルタ?)に惚れられており、軽いハーレム状態になっている(本人は恋に鈍感なので気付いていないが)
ついにリア充になりました。
しかし惚れるまでの描写が不足している。

仲間を闘いに巻き込ませないためとはいえ自分だけでアルカデスに会うために仲間であるラグとカルタのBハートを『寝ている間に盗む』という主人公のやることとは思えない事をやらかした。
B戦士にとって大事なパートナーであるBハートを盗むなど許される行為ではない。
しかしこの行為に関して当のカルタとラグは全くお咎め無し。むしろ笑って許している。二人ともパートナーを奪われかけたというのに何故笑って居られるのだろう…
宝石の中にポケモンが入っているというのに主人公も仲間も蔑ろにしすぎだろう。
ひとのものをとったらどろぼう!





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最終更新:2024年11月11日 06:27