ゼクロム

登録日:2010/09/27 (月) 12:05:01
更新日:2020/05/23 Sat 19:26:26
所要時間:約 9 分で読めます






■データ


イッシュ図鑑No.150
全国図鑑No.644
分類:こくいんポケモン
英語名:Zekrom
高さ:2.9m
体重:345.0kg
タマゴグループ:未発見(性別不明)

タイプ:ドラゴン/でんき
特性:テラボルテージ(相手の特性を無視して技を出せる)

種族値
HP:100
攻撃:150
防御:120
特攻:120
特防:100
素早さ:90
合計:680

努力値:攻撃+3



■概要


ホワイトバージョンのパッケージを飾ったポケモン
イッシュ地方の誕生神話で語られる伝説の存在でありブラックバージョンのパッケージを飾ったレシラムとは対の存在。

黒い体と赤い眼にまるで発電機のような尻尾を持つ二足歩行のドラゴンのような姿をしている。
戦闘時はその尻尾を中心に体のところどころが青白く光る。

その全身から放たれる雷撃は、周囲のあらゆる水分を分解し、世界中を焼き尽くす程の力を持つ。

開発者によれば今までのポケモンの中でも特に「対である存在」という事を意識してデザインされたらしく、
レシラムとは逆に黒く男性的なイメージを持たされている。

対であるレシラムとは元々1体のポケモンであり、かつて双子の英雄と力を合わせてしてイッシュ地方を作りあげたらしい。
しかし、ある時双子が「真実を求める兄」と「理想を求める弟」で仲違いを起こし2人の間で争いを起こったのをきっかけに、
かつて一匹の存在であったゼクロム・レシラムも二つに分かれそれぞれの兄弟に協力した。
この際に「理想を求めた弟」の側についたのがゼクロムであり、ゼクロムは「理想を司る存在」とされる。

その後双子の争いは終結するが、彼らの子孫が再び同様の争いを起こした事に激怒しレシラムと共にイッシュ地方を焼き尽くし、
人やポケモンを虐殺した後、姿をどこかに消してしまった。

今では雷雲に姿を隠してイッシュ地方の空を飛んでいると伝えられている。

人間の意思を見極めてパートナーを選ぶポケモンであり「強い理想を抱き、希望の世界を造る者」にしか従わず、理想を全く抱かない人間には容赦なく牙を剥くという。

色違いは体色が少し黒くなり、目の色が水色、発光する光が黄緑色になる。

■ゲームでのゼクロム


パッケージを飾ったホワイトバージョンでのみ捕獲可能。ブラックバージョンでは姿を見れるのみ。

「ダークストーン」に封印されており、ブラックでは伝説のポケモンを使ってポケモンの解放を謳うプラズマ団Nに封印を解かれNのポケモンとして君臨する。
ホワイトでは逆にNのレシラムに対抗する為に「プラズマ団の城」での最終決戦時にこちらのポケモンとして捕獲する事になる。

レベルは50。
また鳴き声は「バリバリダー」。やめて!
後に再び登場した際には「ババリバリッシュ!」やめて!
……レシラムのモエルーワほどではないが、ネタにされている。

そしてバリバリダーは英語版だと「It's shocking!」。
明らかに喋っています。
ババリバリッシュは「Bazzazzazzash!」とまだ普通だが。

ちなみにストーリー的にここで捕獲しないと話が進まない為捕獲せずに倒してもすぐに復活する上、
捕獲難易度も伝説のポケモンにしてはかなり低めに設定されている。
…しかし捕獲後メニューを開く間もなくそのままNとゲーチスとの連戦からエンディング(=強制セーブ)となる為個体値厳選はかなり困難。
厳選完了するまでストーリーが進まないのも地味に厄介。

一応、捕獲前にボックスや手持ちをいっぱいにしておくと捕獲イベントがスキップされクリア後に「リュウラセンの塔」にて捕獲が可能となる為、
捕獲を後回しにしたい人は覚えておこう。ただこちらはこちらでかなり面倒。

厳選努力値調整を無視して戦わせる場合でもN戦ではレシラムとの強制対面、ゲーチス戦ではガチ耐久戦術のデスカーンといった強敵が立ちはだかり、サザンドラにはフルボッコにされる。
この辺はレシラムも同様。

ブラック2では殿堂入り後、地下に埋もれたNの城にいるNと戦い、ダークストーンを譲り受けて「リュウラセンの塔」の最上階で復活させた後、捕獲する。
レベルは70。

アルファサファイアでは、レベル100のポケモンを1匹加え、キンセツシティ近辺に現れている『おぼろの洞窟』に「大空を飛ぶ」で向かい、奥にあるリングを調べると出現。レベルは50。
この作品で色違いが解禁された。

ウルトラムーンではウルトラスペースゼロの岩ステージで捕獲できる。レベルは60。


■対戦でのゼクロム


レシラムとは逆に非常に高い攻撃と高い物理耐久を持つ禁止級。

電気とドラゴンという固有の複合タイプを持ち、この組み合わせは半減される相手が少なく攻撃面で優秀。

また命中と威力が100とバランスがいい「クロスサンダー」、命中85と少し不安定ながら130という破格の威力を持つ「らいげき」と、
専用の高性能な物理電気技も取得可能で、物理アタッカーとしてかなり優秀。
タイプ相性からカイオーガルギアホウオウキラーとして期待は高かった…

が蓋を開けてみれば
  • 伝説最遅(一応同速の奴はそこそこいるが)
  • 特殊耐久が低い
  • 最メジャーである・ドラゴン技に弱くすぐ落ちる
  • 上記三点が祟りカイオーガにはむしろ返り討ちにされ、ホウオウも火傷が怖く後出しできない
  • 伝説ルールは電気の通りが良くない
  • というかまともなドラゴン技がない物理竜の時点でお察し
ハッキリ言って 弱い 。オールスターカップ・クリスマスカップともに散々な結果に終わった。

さらに物理のサブウェポンも「ストーンエッジ」や「かみくだく」「しねんのずつき」等相性補完には微妙な技ばかり。
この重厚感ある外見に反して何とじしん」を覚えられない
その上「きあいパンチ」はともかく「かわらわり」すら覚えず、習得可能な最強の物理格闘技は何と 「いわくだき」
ちなみに似たような体格のパルキアは全部覚える。どういうことだってばよ…。

特殊技には相性補完に優秀なサブウェポン「きあいだま」や比較的撃ちやすいドラゴン技「りゅうせいぐん」等があり、
特攻もまあまあ高い為二刀流もありと言えばありなのだが、ぶっちゃけ技スペースが足りない。
攻撃はもちろん、ただでさえ激戦区の素早さ・それなりに優秀な物理耐久・落としたらまずい特殊耐久とコイツには捨てられる能力がないのである。

ダブルでは「物理ドラゴンは役に立たない」風潮が強いが、やはりこいつもその通りだった。
二刀流にして動かしやすくするにもディアルガパルキア、対のレシラム・ホワイトキュレムと言う特殊特化型がゴロゴロいる為別にゼクロムでやる必要が見えない。と言うかこの4匹と違ってノオツーで軽くお亡くなりになる。
一応BW2で「おいかぜ」を習得できるようになった。が、代わりに技が「でんき技・ドラゴン技・まもる・おいかぜ」と言ういまいちなんとも言えない構成ばかりと化した。

そんなゼクロムだがXYでは(少しだけ)追い風が吹き始める。
まずはでんきタイプの麻痺無効。ここで禁止伝説唯一のでんきタイプである事から個性が見出されるように。
そして特殊技の威力の軒並み低下に加え、特防を補強する「とつげきチョッキ」の登場で欠点も補強しやすくなった。
何よりファイアローの一致攻撃を半減で受けられるのが大きい。
いよいよ伝説有りの公式大会「ポケモンバトルレジェンド」の開催が決定した今、どこまで輝けるか期待…

されていた。
しかし第6世代で初登場したフェアリータイプそれを許さなかった
特に伝説戦では新伝説・ゼルネアスの存在が重い。素で先手を取れない上に仮に先手を取っても攻撃特化の「らいげき」で確1が取れない
つまりゼルネアスに出られると死、あるのみである。
しかも大概カイオーガと並んで現れて抹殺してくる。つまり有利対面なんざありゃしない
結局結果は散々なもので終わった。
ORASでもゲンシグラードンメガレックウザと言う存在に悉く弱く、しかも味方としての相性も良いとは言えない。

ただ、禁止級伝説唯一のでんじは無効と言うのは意外と大きく、スカーフを持つことが多いゼクロムにとってはかなりの利点である。
ゼルネアスの影響でドラゴン伝説は数を減らし、ゲンシグラードンの影響でひこう伝説は逆に数を増やしている為、でんき技は通しやすい。
伝説を取り巻く一般ポケモンにはかなり刺さる。鉄蛇モグラはどうしようもないレベルで不利だが。
耐久が防御寄りである為、アルセウスの剣舞珠「しんそく」を乱数で耐えたりもする。伝説戦は死なない事が何よりも大事なのだ。
まあいかく1発入れれば無振りレシラムでもしんそく1発程度なら耐えるし、ディアルガならそもそも半減なのだが

とまあ、それなりに働けるスペックはある。
ただこの第6世代におけるゼクロムが参加できるルールがゼクロムにとって不利に働きすぎているのである…。

ただし、シングル戦であるグローバルショーダウンは別。
ダブルで不安定な「げきりん」が安定する上、何よりルギアのマルチスケイルを特性によって貫通しつつ、タイプ一致で弱点を突けるのである。
この点が評価されて、グローバルショーダウンではなかなかの健闘を見せた。
…のだが、実際言えばルギアとは素の素早さで負けている為スカーフがばれる危険性が異常に高い。
グローバルショウダウン自体も、あまり開催機会が多くないのも難点か。

最近は何故か特殊寄り両刀型となって採用される事が多い。結果、クロスサンダー以外はほぼ特殊と言う有様。
逆に言えば攻撃力150と言う利点を半ば放棄していると言う事でもあり、元が物理竜だと考えるとやはり涙を禁じ得ない。
でんきタイプの伝説は額面通りの能力で働いてはいけない何かがあるのだろうか…

そして第8世代。剣盾ではHOME経由で一足早く使用可能に。
新たに「りゅうのまい」「ワイドブレイカー」「ボディプレス」と使い勝手の良い技を習得した。
特に今まではどうしようもなかった鉄蛇とモグラへの有効打となる「ボディプレス」や、待望の素早さ強化の「りゅうのまい」の習得は大きい。


これにより、額面通りの物理構成もかなりやりやすくなった。
防御系の積み技が一つもない為、ボディプレスがダイマックス無しでは使いづらいのが悩み。
また、相方と違い現状存在する伝説ポケモンに対してでんき技で弱点を取れないのも痛い所か。


■アニメでのゼクロム


ベストウィッシュ第一話にて登場。
ロケット団サトシの戦いの中、突如暗雲を纏って乱入しピカチュウが電気技を使えなくなってしまう。
シューティーにはこれが原因でかなり屈辱的な負け方をしており、一部の粘着な視聴者から恨まれている。

その後は研究所にて再び登場。ピカチュウが電気技を使えるようにしてあげた。
原因はゼクロムなんだけどね。

これらのことからやはり上記の人達からのピカチュウストーカー説が浮上してるとかしてないとか。

…しかしその後はアニメで全く登場せず、結局何がしたかったのか分からずBW編は終わってしまった。
この事に関しては封印作品となったあの回が問題無く放送されていれば何らかの形で登場していたのでは?という予想が多いが…


また映画『ビクティニと黒き英雄ゼクロム』ではかなりの活躍。
CV:高橋英樹
数キロはあろう雲を吹き飛ばす雷撃とエネルギーと素敵GNドライブ、そしてドスの聞いた渋い声がダンディ。
タイマンで圧倒したレシラムを救出したり、サトシを助ける等大活躍をした。

一転『白き英雄レシラム』では脅威的な強さを誇るラスボスとして登場。
変形・飛行・回転する皆のヒーローゴルーグを圧倒しガチで殺しかけた悪者。
正直に書くならレシラムではゴルーグが圧倒的にカッコイイ。うん。
その分敵としての強さはかなりのもの。
つか活躍は映画で観よう。


■ポケットモンスターReBURSTでのゼクロム


主人公であるリョウガのBURSTハートとして登場。
彼と初めてBURSTした際の『ゼクロムに…!』は多くの読者に衝撃を与えたとか。



ゼクロム「ババリバリッシュ!」

DAIGO「俺のパクリ?」

ゼクロム・ダイゴ「寧ろお前が誰だ」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/