登録日:2011/03/09(水) 18:12:38
更新日:2024/12/18 Wed 17:27:17
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ポケモン×人間――
いまだかつてない革命的ポケモン物語!!
『
ポケットモンスターReBURST』とは、2011年3月9日から2012年10月10日まで、『
週刊少年サンデー』にて連載された漫画。
原作者(←ここ重要)は楠出尽。
作画は「妖逆門」の
田村光久。
登場ポケモンは全て『BW』にて追加された種族のみ。
『ポケモン』漫画としては初の週刊連載。最近ガタが来ているのでは……と心配されていた『サンデー』起死回生の一発と注目されていた。
が、いざ蓋を開けてみると……。
我々の予想の遥か斜め下を行く突っ込み所満載、起死回生どころか、逆に『サンデー』に止めを刺しかねない出来だった。
なんとこの作品、従来のポケモン同士が戦うバトルではなく、BURSTハートというアイテムによりポケモンの力を取り込んだ人間(BURST戦士と呼ばれる)同士のバトルをメインに据えるという、非常に斬新な内容を取り扱ったのだ。
人間メインで戦う関係か、肝心のポケモンそのものにスポットがほとんど当てられずほぼ背景扱いの空気。
それどころかポケモンを道具のように酷使しているとも取れる設定や描写もあり、多くの『ポケモン』ファンからポケモンという存在を蔑ろにしているのではないかという意見も挙がり、非難が殺到。
連載開始直後からアンチ、反省会、お通夜スレが乱立・加速の大盛り上がりとなった(この項目が出来たのも連載開始直後)。
中には「ゲーフリや小学館に苦情を出した」という人まで現れる始末。
2chではアンチスレが事実上の本スレと化した。
また、メインのBURST戦士達のデザインは総じて不評で、出来の悪いコスプレとまで言われるほど。
それらの理由から『ポケモン漫画』ではなくバトル漫画として見るのが無難である
……かと思われたが、連載が進むにつれ、
- 中身が薄く矛盾点が目立つ設定の乱立
- ツッコミ所満載の超展開(スーハー等)
- 描写、説明不足
- 魅力に薄いキャラ達
……等々、単純に漫画としてのクオリティの低さが露呈。
ポケモン云々を抜きとしても普通に問題作である事が判明し、順調(?)に駄目漫画の道を驀進。
初期設定すら投げられまくりで、問題点を指摘するのも飽きられる程。
新キャラを出しては使い捨てたり、やたらお色気に走ったりと迷走は止まらない。
単行本の売り上げも芳しくなく、噂では三桁しか売れなかったとか。というか売れなさ過ぎて具体的に何冊売れたか、2020年代現在も未だに公表された事が無い。
某所のレビューは、既存の『ポケモン』や『ポケモン』とは関係ない他作品に喧嘩を売るような内容で、あまりに酷かったためか削除された。
『サンデー』編集長曰く、株ポケと3年前から企画を温めており、
「既存のポケモンの延長じゃ意味がない」
「主人公が自分で血と汗を流さないと」
という考えからこのような設定になったらしい。
……アニポケや『ポケスペ』等、他の『ポケモン』作品の主人公も十分に血と汗を流していると思うが……。
こんなに不評にも関わらず、何故か打ち切られず、約1年半連載された。大々的に宣伝してしまったせいで『サンデー』も退くに退けなかったのだろうか。
一度打ち切りっぽい展開にはなったが結局連載は続き、多くの『ポケモン』ファンがガッカリしたとか。
『批判でも世間に反応があれば続ける』らしいが……それでいいのかサンデー。
一応、擁護するなら作画の田村氏のおかげで女性キャラのデザインはなかなか好評で『唯一の評価点』とも言える。
そのため萌え漫画として評価する向きもあるようだ(一部のキャラにはパクり疑惑があるが)。
ただ、肝心のキャラ付けや設定の掘り下げ等が不足しまくっているため外見は良くても中身が薄いキャラが多く、それのおかげでいまいち萌えられないという声も。
因みにシナリオ担当は前述の通り楠出尽という人物だが、何故か10話以降は「シナリオ協力」という表記に変更されている。
……恐らく作画の田村光久に責任を全て擦り付ける為だと噂されている。
そもそもこの楠出尽、この漫画の以前は何の作品を手掛けたかは、「ググっても全く出てこない」という謎の人物。
楠出尽→くすでじん→デスク陣というアナグラムでないかという憶測もあった。
田村光久も精神的にかなり追い詰められているような部分がちらほら見受けられ、そうでなくとも漫画家としての経歴に汚点を残された、ある意味で被害者。
……微妙なバースト戦士のデザインや固い戦闘描写等々、田村にも全く責任が無いとは言い切れないが。
しかしこんな作品でも好きな人も少なからず存在する。
本作に限った事ではないが、ファンに対し罵倒をぶつけるのは控えるべきである。
……だが一方で、一部にはアンチスレに突撃する等の信者も確認されているのも事実。
ファン・アンチ両方に言える事だが、きちんとマナーを守って住み分けしよう。
【ストーリー】
ここはポケモンが実在する世界。
とある小さな里に住む少年リョウガは行方不明の父と謎の剣士アルカデスを探す為に旅に出る……。
【登場キャラ】
◆リョウガとその仲間達
主人公。ゼクロムにバーストする。
行方不明の父とアルカデスを探すのが目的で、ポケモンより高い身体能力を持つ。
やたらマンセーされており
メアリー・スーくさいキャラなため、見ていて不快な主人公という人が多数。
「ある組織」に所属するエージェントの少女でヒロイン。ポケモンを使おうとするたび妨害される。BHS編以降完全に要らない子と化している。
ヤナップそっくりな人間。ジャーナリストを自称するクズ。こいつの元ネタにされたヤナップのファンは憤慨したとか。
アギルダーにバーストする忍者少年。
村を救うためにBHSに参加し賞金をもとめた。リョウガが優勝し賞金を貰い、村を救った後、旅に加わる。最近、急成長した。
得意技は「抜け殻影分身」。アギルダーの抜け殻って何…?この世界での"とんぼがえり"は虫タイプの必殺技らしい。
チョロネコにバースト女の子。
『楽して儲ける』が信条の悪女でリョウガに惚れて彼の旅に同行、新たな仲間に。希望だった。
◆キーキャラクター
最初は謎の剣士だったのが、いつの間にか最強のBURST戦士ということになった。
正体は人物でもポケモンでもなく「力」。試験を乗り越えることで最強の力を手に入れることができ、力を手に入れた者は「アルカデス」と呼ばれる。
アルカデス力とはBハートなしで17タイプのポケモンにBURSTできるようになるというもの。ただし力を使いきると石になってしまう。
この力を得たガリュウはゼクロムを家に置いて旅立ち、フロードはレシラムをその場で捨てた。
リョウガの親父。リョウガが幼い頃に旅に出たまま謎の石を残して行方不明に。
実はアルカデスになりGG(グレートガベル)と戦っていたが力を使いきり石になり死亡していた。
◆一般人
世界お宝ランキング4位の人物。
デンチュラを連れている。
おそらく作中で一番ポケモンしている人物で、彼の発した「デンチュラ!いとをはくだ!」に希望を与えられた読者も多い。
年長者ポジションで旅に同行するかと思われたが、次の話では綺麗サッパリ消滅。
ガントルにバーストする孤児院運営者。
かつてガリュウと共に戦った過去を持つ。
リョウガに戦い方を教え、ガントルのBURSTハートを託したが忘れ去られている。
シンボラーにバーストするかつてガリュウと共に戦った仲間。
ガリュウの命令でリョウガをアルカデスに合わせないよう襲いかかってきた。
しかし、リョウガの力を認めてシンボラーのBURSTハートを託した。
◆BHS関係者
バーストハートサバイバル司会の姉ちゃんでマトモにポケモンした人その2。しかし使用用途は作業員程度。
困った時のサバイバル、困った時のお色気とりあえず普通にポケモンさせた等、テコ入れの塊のようなキャラ付けだが、出番は中途半端。
◆
GG(グレートガベル)
本作での悪の組織。
最初の方は良心的にすら見える軍団という見方もあったが、悪役らしい非道が目立つ。
詳しくは項目にて。
【主な用語】
◆
BURSTハート
本作品の最大の鍵にして問題点。これのせいでポケモンの「道具化」に拍車がかかっているという指摘がある。
詳しくは項目にて。
◆余談
実は初代ポケモンゲームにポケモンとBURSTした人がいたりする。
「追記・修正なんて『絶対』無理よ!」
「無理じゃない!!」
読者「これでポケモン漫画って言い張るなんて『絶対』無理よ!?」
サンデー「無理じゃない!!」
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最終更新:2024年12月18日 17:27