ポックル(HUNTER×HUNTER)

登録日:2011/11/11 Fri 00:06:20
更新日:2025/03/31 Mon 17:00:53
所要時間:約 7 分で読めます





オレはこれから世界を回って様々な未確認生物を見つけ出す

いわゆる幻獣ハンターってやつだ


ポックルは、漫画『HUNTER×HUNTER』の登場人物。

CV:環有希(旧・玉木有紀子名義)(フジテレビ版)/徳本恭敏(日本テレビ版)


【概要】

ハンター試験編で初登場。
やや小柄な体躯で、軽装の短弓使い。
また、頭には大き目の布製の帽子(ターバン?)を被っているのが特徴。

試験でのNoは53。
四次予選(ゼビル島)では痺れ薬を塗った弓矢でターゲットのプレートを奪い、最終試験進出を決めた。
最終試験ではハンゾーに降参するものの、その後は出奔したキルアのおかげで不戦勝となり、見事に(?)ハンターライセンスをゲットした。
その後は幻獣ハンターとして活躍することを宣言し、ゴンらとは別れる。

……なんか全体的にヘタレっぽい気がするが気にしたら負け。
キルアには「戦っても面白くなさそうだから」と棄権され、クラピカには喧嘩を吹っ掛けるも反論されると逆ギレ。
最終試験まで残った実力はあるのだろうが、他の受検者と比べるとどうしても見劣りしてしまう。
しかし、最終試験では「ハンターとしての資質を評価した」として設定された対戦回数は4回を与えられており、ネテロからの評価は決して低くはなかった。*1
また、上述の逆ギレ後も冷静になった後は己の実力不足を認めて精進することを誓うなど、現実が見えていないというわけでもない。
後述するが、1年そこらで7種もの技を(一応)形にしているので、ゴンやキルアには及ばないながらも念能力者としての資質もそれなりに高いことが伺える。
総じると『伸びしろのある、一般的なルーキーハンター』というあたりが妥当だろうか。

その後はリアルに長い時を経てキメラアント編でまさかの再登場。
幻獣に対するアンテナはしっかり張っていたようでカイトのチームに先んじてNGL入りしており、ポンズらと共にキメラ=アントの調査をしていたが、撤退しようとしていた矢先に敵襲を受ける。
なる能力を駆使してそれなりに善戦する。
しかし、不意打ちで毒を食らい、捕えられてしまう。

念能力:七色弓箭(レインボウ)

ポックルが有する発。
左手の親指と中指or人差し指を弓に見立てて、そこに念の矢を番えて撃ち出す能力。
オーラを矢の形で飛ばす(切り離す)ことと、伸び縮みするオーラで射出する性質から、放出系と変化系の複合能力と推測される。後述する矢にもそれぞれ必要な系統を用いている。
ポックルによれば、名前の由来通り7種類の矢を撃てたらしい……がどれもキメラアントに有効打を与えられる威力を出せなかった哀しき能力。
なおポックル本人は放出系(やや操作系寄り)だが、系統相性では変化系は隣接しておらず、相性は良くない。
劇中では2種類披露していたが残りの矢がどんな能力なのかはわからずじまいであった。

念能力のセオリーとして「既存の武器や道具と同じことしかできない能力ならば、その実物で代替するという選択肢もありうる」というものがある。*2
劇中見せなかった他の矢はともかく、この2種類は「火炎を伴う飛び道具」「弾速の速い矢」であり 兵器を持ち込める状況ならばそれで代替できる ような能力である。
兵器でなくとも、実物の弓矢にそれらの性質を持たせるといった方法もあるだろう。
ただしポックルがこれを活用していたのは 近代兵器の持ち込みが制限されるNGL内 であり、仮に特例で許可されたとしても弾薬の充分な補給ができるかは怪しく、実物の矢を使用する場合でも枝などから作れるとは言えある程度手間と時間はかかる。
それに対してこちらは自分のオーラが続く限りいつでもどこでも複数の飛び道具を用意できるため対応力と継戦能力に優れており、世界のあらゆる場所で幻獣ハンターとして活動することを想定した能力開発としては悪くない選択と言えよう。
対峙した相手が悪すぎただけで

  • 赤の弓
射抜いた対象を発火させる赤い矢を放つ技。
おそらく変化系の能力でオーラを火に変換しているものと思われる。電気のイメージ修業が困難を極めることを考えると、これも修得にはそれなりの苦労を伴ったのではなかろうか。*3
劇中では兵隊蟻を撃破したものの即死には至らず、パイクを呼ばれてしまう結果となった。
なお、赤は“弓”、橙は“矢”と書かれていたが、弓と矢はそれぞれ別物扱いで各々に色があるのか……などの詳しい理由は不明。

  • 橙の矢
ポックルによれば7種類中最速の矢。
おそらく強化系の能力で推進力を強化しているものと思われる。
ただし兵隊長であるパイクには難なく掴まれて防がれてしまう程度。
そもそも他の兵隊蟻が矢を防げなかったのも「目に見えない謎の攻撃」だったことによる影響が大きいので、パイクと同じくオーラが見えていた場合にどの程度通用していたかは何とも言えないところ。


残りの5種は前述のとおり使用していないため不明だが、直前にコルトとペギーが検死していた「謎の攻撃」で殺害されたザザン隊の兵隊蟻は、頭部のうち脳に当たる部分がそっくり抉り去られるという大きな損傷を受けていた。
もしこれがポックルによるものだった場合、爆矢や大質量の石弓のような破壊力特化の矢を持っていたのかもしれない。


その後


「ふんふん、ニャるほど」


あっあっ


「そのあとの展開は?」

あっあっあっ
あっあっ

あっ

あっあっ


あっあっ  あっあっ  あっあっあっ


あっあっあっ


あっあっあっあっ


あっあっあっあっあっあっあっあっ

ポックルは歯に隠し持っていた解毒剤を用いてザザンの神経毒による麻痺を解除。
屠殺された人間の骨の山に潜り込むことで脱出の機会を伺っていた。

……が、骸骨の下に生きている人間がいることを察したネフェルピトーに発見され、捕えられる。
そして拷問(というより操作されたと思われる)を受け、念についての情報を強制的に吐かされてしまう。
その後は「あれはもう要らない」と、食用として処分された。

なおこの時の拷問シーンは、裸にされた上で額から上を脳を残して切り取られ、針のようなもの*4で剥き出しの脳に直接クチュクチュと物理的に刺激を与えて喋らせるといったもの。
そしてその度に「あっあっ」という声にならない声(おそらく脳への刺激に対する反射行動だろう)を出す。
そのあまりにエグい描写は多くの読者を震撼させ、かなり空気に近かった彼にある程度の知名度を与えた。
むしろポックルの名前よりも「あっあっあっあっの人」という認識の方が強い。
当記事も初版から長らく記事の全体に「あっ」が散りばめられていた。
アニメ版では流石に原作のままだとグロすぎたのか、頭部は無事で針で脳をかき回されるだけになり、「あっあっ」というセリフも言ってはいるが原作よりは控えめになっている。

ちなみにアニメオリジナルの軍艦島編ではポンズと動力機関の再生に尽力、ポンズとは少しいい感じになったが、別にフラグ回収とはならなかった。
手を繋いだだけである。

……しかしアニメで勝手にキャラを改変した事が冨樫先生の逆鱗に触れ、後のキメラアント編で無惨な結果に繋がったという噂がある。
真相は冨樫先生以外わからない。



項目をあっより良くするにはあっ追記・修正という方法が最も一般的であっあっあっ


あっあっあっあっ

クシャ

この項目が面白かったなら……\あっあっ/

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最終更新:2025年03月31日 17:00

*1 これはクラピカ・ヒソカと同格。最大はゴン・ハンゾーの5回で、次いでキルア・ボドロの3回、レオリオ・ギタラクルの2回

*2 特に具現化系だと出し入れ自由なメリットを加味しても無意味と判断されがち。

*3 電気よりは火の方が古くから生活に密着しているので、ある程度はイメージしやすいのだろうが。

*4 2011年のアニメでキメラアントの下級兵の触手であることが判明した。