満点ゼミ

登録日:2012/04/16 Mon 04:42:46
更新日:2025/02/11 Tue 16:36:28
所要時間:約 4 分で読めます





満点ゼミとは、通信教育講座である。


主な特徴として、

  • 教材のテキストにはイラスト等、学習者の勉強意欲を高める工夫が施されている。

  • 半年に一回のテストで力試し。「筆ペン先生」が丁寧に採点、解説してくれる。

  • 料金が手頃で、家計に優しい。

  • 友達に会員になってもらうことで、様々な特典が受けられる『お友達紹介システム』。

  • 確実に続けられる。

  • 入会して2、3日という短期間で配達される。



また会員だけでなく、保護者からの満足度も非常に高いことで知られる。


学力向上効果については科学的に証明されており、データによると、一般的な向上率を遥かに凌ぐ。

その他にもスポーツや恋愛、運勢にも効果を発揮するとされる。


追記・修正お願いします
















「お母さん!僕、満点ゼミを始めたいんだ!」


「あら、アンタは塾に行ってるでしょ。」


「塾じゃ、どんどん先に進んじゃって、僕のニガテに合わせた勉強は難しいんだ!その点、ゼミなら…」











というのは勿論ウソで、本当は『ギャグマンガ日和』の第218幕、「今すぐ始めて友達に差をつけよう!満点ゼミ」に登場する架空の通信教育講座。


この話はタイトルからも予想出来るように、どっかの勧誘漫画のパロディ作品であり、その為随所で本家の要素がオマージュされている。


とは言え、流石は『日和』。内容は非常に悪意に満ち溢れている(良い意味で)。
というか、強ち間違っていないような……。おや?誰か来たようだ。


で、実際に「満点ゼミ」がどんなものかというと、

●教材のイラスト(イメージキャラクターの「ユルスマジ星人」)が問題を隠してしまっている。

●おまけにその「ユルスマジ星人」、外見が不気味すぎる上、
地球の子供が大嫌い』という設定を持つ。そのせいか口が悪い。

●問題文が何やら物騒。

解答が、問題のすぐ下に書いてある。

●料金が妙に高い。
月々の料金が9980円。ただし、12ヶ月分一括払いの場合、119760円のところが119700円に。
これに加え、入会費と初年度年会費が必要(いずれも高額)。

●おまけに逐一、別途料金が発生する。まさかのテスト採点に課金

●『お友達紹介システム』という名のマルチ商法。

●特典も微妙。

●マゼンタ色に拘る。

等々、突っ込みどころ満載である。


しかし、満足度の高さや、学力を始めとした様々なスペック向上効果は(あくまで作中では)本物であり、高額の料金に見合うだけの価値はある……のかもしれない。




《登場人物》

●カズキ
小学5年生の男子生徒。同級生の水野さんに片想いだが、自分に自信が無くて、想いを伝えられない。


●戸田君
カズキの同級生。(恐らく)クラス一の優等生にしてモテ男。だがちょっと前までは、自信の無い冴えない男子だった。果たして彼の秘密とは…?


●水野さん
(恐らく)カズキのクラスのマドンナ。カズキや戸田くんから好意を持たれている。


●カズキの母親
カズキが勉強へのやる気を見せたことを嬉しく思う。何気に美人で、息子とは似ていない。


●満点ハカセ
教材を説明する際のナレーション的キャラ。他の『日和』の博士キャラと違い、至極まっとう。


●ドン太君
ハカセの相棒らしきキャラ。二足歩行のキツネだかタヌキだか、よく分からない。読者に代わって疑問点を述べてくれる。



《その他》

●キャラの外見から、最初のページを見た時は、某国民的漫画のパロディだと見当した読者も多いと思われる。現に『おむすび君』と『プペポ君』という先例があった。


●作者・増田こうすけは、実際に本家の会員であった。しかし多くの会員の例に洩れず、溜めてしまった模様





ユルスマジ星人
「さぁ追記・修正するんだ、頭の悪いWiki籠りたち」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 漫画
  • ギャグマンガ日和
  • パロディ
  • 進研ゼミ
  • ドラ○もんではない
  • 勧誘
  • お友達紹介は半ば義務
  • 満点ゼミ
  • 通信教育
  • ユルスマジ星人
  • マルチ商法
最終更新:2025年02月11日 16:36