登録日:2012/10/07 Sun 17:18:02
更新日:2025/05/20 Tue 16:37:50
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カーネイジ・オンレッドとは、『
逆転検事』の登場人物である。
第5話「燃え上がる逆転」に登場する。
ヨーロッパの小国「アレバスト王国」の全権大使。72歳。
退役軍人で、内乱により「ババル共和国」と分かれる前の国「コードピア公国」においては国家の危機を何度も救い、「英雄」と呼ばれている。
加齢もあってか、現在は腰が深く曲がっているよぼよぼの老人だが、非常に強い責任感の持ち主。
事あるごとに自分の力不足を嘆いては、自らの顔面を殴る、杖を持つ手に頭を打ち付けるといった自傷行為に走る癖がある。
植物好きな一面もあり、執務室には観葉植物の他、花瓶や植木鉢、プランターが置かれている。
世話も自らの手で行っており、「私の子供のようなもの」と称するほど大切にしている。
大使館で起こった殺人事件の調査にも快く協力してくれる。
「追記・修正も出来ないこいつめ!こいつめ!」
実は、作中で一貫して敵として存在する
密輸組織のボスかつ全ての黒幕であり、
御剣怜侍に大使館で発生した殺人事件と密輸組織の関係性を示す証拠品を突き付けられたことにより、その本性を現す。
「やるねえ。検事くん。私をここまで追いつめるとはな。」
前述のよぼよぼな姿は仮の姿に過ぎず、持っていた杖も本性を現す際にへし折っている。
実際の姿は腰も曲がっておらず、威厳に満ち溢れたもの。上着にはコードピア時代に授かった勲章をいくつも飾っている。
それでもかなり無理していたらしく腰を痛めており、同じく腰を痛めたオバチャンに療養を勧める意外な一面もある。
その性格は
自己中心的にして尊大で、自分の利益と栄光にしか興味がない。
潔さを
「愚か者の偽善」と吐き捨て、自身の犯行が明らかになった後も権力を盾に抵抗するなど諦めも悪い。
また、犯罪をゲームに例え、人を殺しても全く悪びれる様子が無いなど、愉快犯的な側面も持ち合わせる。
こうした罪を罪とも思わない態度は、大使としての権限と、自国の司法機関さえも手の内に収めるほどの絶大な影響力で身を守っているがゆえのものである。
密輸組織において彼の命令は絶対であるらしく、作中で何人もの人物がその指示で殺人に手を染めている。
大使の権限と殺人が大使館内で発生したことによる治外法権を利用して比較的軽い罪に逃れようとしたが、
ダミアン・ヒンジ大使に引きとめられ、そこからの一芝居の末に密輸組織を捜査していた捜査官
狼士龍に大使の権限を剥奪させられる。
その後殺人現場が大使館ではなかったと判明しいよいよ後が無くなると、それでもなお
言い訳をして逃げようとするが
御剣に決定的な証拠をつきつけられ文字通り全てを失い、ブレイクモーションでは表向きの老人の姿以上の見るも無残な老体になってしまう。
どれだけ追いつめても最後まで罪を認めず、何度も何度も自分の地位と権利を利用しその場から帰ろうとし続けたせいで、プレイヤーからの評価は「しつこい」「しぶとい」「往生際が悪い」と散々なことが多い。
「部下との対決の方が盛り上がる」とも言われる。
続編『
逆転検事2』では日本側の密輸ルートを取り仕切る
存在が登場するが、
ネタバレ防止のせいか彼の名前は一片も出てこない。
加えて2021年現在はあちら側の
『ラスボス』の評価がシリーズでもトップクラスに高いせいで、相対的に彼の存在は軽んじられやすい。
…と、ここまで散々な事を書いたが闇組織の大ボスという立ち位置は王道な
ラスボス像であり、人をゲームの駒として操り、国家をもその舞台として混乱に陥れる外道っぷりや、最後まで一切悪びれない態度、無様な末路等の姿も悪役としては優秀である。
国内での人気はそれほどだが、海外ではいかにもラスボスな
BGM(曲名「法を超える敵」)や異議ありの発音、さらにその諦めの悪さも評価されて人気が高い。
以下ある意味重要なネタバレ
カーネイジにトドメを刺した証拠品は、差し入れのトノサマンジュウ。
その饅頭の持ち主はあの
オバチャンであり、
要するにこいつはオバチャンに止めを刺されたも(ry
本当のこと言うと最後の証拠品はシーナが託した「ヤタガラスのカギ」なんだけど。
「君の追記・修正がいかに無力で無価値で無意味か教えてやる。」
- 1話の優木誠人や2話の白音若菜は事実上この老人の配下だった。 -- 名無しさん (2013-09-15 23:09:29)
- 対決の長さが印象的。こいつはやたら時間かかる。 -- 名無しさん (2014-03-19 12:18:41)
- 往生際の悪さは初見だとうんざりするよな…二回目以降だと結構特色がでて好きなんだが -- 名無しさん (2014-06-04 23:49:42)
- 1-5の事件、クズ同士の喧嘩なんだよな。赤石は子悪党、マニーは堅気を殺した殺人犯だし。 -- 名無しさん (2014-09-06 22:36:20)
- しつこくて有名なラスボスのひとりwww -- 名無しさん (2014-12-11 00:44:45)
- カーネイジの意味が虐殺だから、出会った瞬間気づく人もけっこういるかも -- 名無しさん (2014-12-11 09:29:31)
- ↑"Carnage"の意味も分からず、ひたすらにダミアンを疑ったのは俺だけでいい -- 名無しさん (2014-12-21 08:40:01)
- ダミアンさんの揉み手が怪しすぎんだよなぁ・・・・・ 疑ってごめんなさい -- 名無しさん (2015-01-19 01:08:24)
- 本性を現すシーンを初見で見たときは腹抱えて笑ったわ -- 名無しさん (2015-01-19 01:37:08)
- ↑↑ゴーヤーン「ネチネチ・・・。」 -- 名無しさん (2015-01-19 02:11:57)
- ラスボスの中ではトップクラスに笑える部分が多いよな。と言うか、オバチャンに結構紳士的だし、オバチャンのマシンガントークにも怯まないし、オバチャンの証拠品の時の「帰ってもよいだろうか?」とかは爆笑した -- 名無しさん (2015-02-17 01:19:27)
- ジェノサイド・オンレッド -- 名無しさん (2015-03-06 02:25:24)
- ぶっちゃけ7年越しの因縁を持った葛と決着付けた時点で気分的にはもう一区切りついちゃってるから、ラストのこいつとの対決はただただ冗長だった。ゲマとミルドラースみたいな感じ。法廷に立たせられない敵って発想自体は面白かったけどね -- 名無しさん (2015-07-15 21:22:30)
- こいつに止めを刺した証拠品は「ヤタガラスのカギ」だったような? -- 名無しさん (2015-07-15 21:43:09)
- 矢張とオバチャンというダブルトラブルメーカーがいたのが運の尽き -- 名無しさん (2016-01-05 19:15:26)
- 一応最終的には自分で見せた傷とヤタガラスの鍵がトドメなんだけど -- 名無しさん (2016-04-16 09:47:38)
- 蘇る逆転のガント並みにしぶとい相手だったな。内容は検事の方が簡単だから自分はカーネイジの方が好み。大物度で言えばガントとは比べ物にならんほど小物だけどねw -- 名無しさん (2016-05-21 06:41:24)
- しぶといのは確かにうんざりするけど、ラスボスなんだししぶといぐらいがいいと思う -- 名無しさん (2016-06-23 16:24:22)
- ↑5そうです、警察に執務室の金庫を開けて貰う必要があるから(しかし保身の為のこの工作が返って自滅を招いてしまう) -- 名無しさん (2016-09-04 20:01:38)
- ↑作成が古いからかもうちょい正しくできる余地はありそうですねぇ -- 名無しさん (2016-09-04 23:18:10)
- どこかでRPGで言えばHP高いだけのラスボスと言われてたが同感 -- 名無しさん (2017-04-11 23:18:14)
- 檀正宗並にしぶといラスボス言われてて笑った -- 名無しさん (2019-01-28 06:09:05)
- 世界規模の犯罪者なのにいまいち -- 名無しさん (2021-01-16 18:37:51)
- 名前の由来、赤いカーネーション=カーネーションレッド、から取ってる…みたいなの資料に無かったっけ? -- 名無しさん (2022-05-02 15:18:45)
- 国際犯罪者の疑いが濃厚な状況ができてたわけだし、「大使だから治外法権&自国の法で裁かれるから問題なし」って言い張っても国際刑事裁判所はあるよな…って思ってた。状況証拠のみでは絶対有罪にできない逆裁世界キツすぎる。 -- 名無しさん (2022-07-31 10:38:04)
- たった今クリアした。いやー、しぶとかったけど達成感もすごかったわ。これよりも評判がいいっていう、次作のラスボスが嬉しみ。事情あって今すぐには2をできないけど、落ち着いたら必ずやります! -- 名無しさん (2023-03-02 17:53:06)
- ↑個人的には強大な悪のこっちの方が皆で協力して倒す感があって熱かったと思う、ただオバチャンの活躍をどう見るかで小者と見るか大物と見るかで評価変わるのだがw -- 名無しさん (2023-03-21 23:10:22)
- プレイ当時は対決パート丸々使ってもまだ認めなくて後半3に続いたのに驚いたな。 -- 名無しさん (2023-08-17 18:51:53)
- ところでコードピア公国が分裂した片割れがアレバスト王国って、なんで分裂前より格上になってるの? -- 名無しさん (2023-11-15 08:43:29)
- オバちゃんと矢張という、逆裁二大対犯罪者最終兵器が現場にいたのが運の尽きだったな -- 名無しさん (2024-09-12 22:35:23)
- 最後の証拠となった鍵もマニーに反撃で傷をつけられてなければ保身の工作に何の問題もなかったのも皮肉だ -- 名無しさん (2024-11-19 13:31:04)
- 殺人に対して罪の意識がないのは、犯罪組織を立ち上げる前から、人の命を奪うのが正当化されていた軍人で勲章をもらっているぐらいなのだから、命の価値の認識が低くても当然だろうなって思った -- 名無しさん (2025-04-04 19:36:10)
- 結局最後に証明したのって「控室でマニィがカーネイジを襲ったこと」であって、「カーネイジがマニィをやったこと」については証明できてないよな。「マニィに襲われたからすぐ逃げ出した」とか言えばいくらでも誤魔化せた気がするが… -- 名無しさん (2025-05-16 17:03:10)
- 逆に言うと矢張とオバチャンという逆裁シリーズにおける2代トラブルメーカー、2枚のジョーカーを切り札にしなければ勝てなかったという事実から考えると正にキングオブモンスター。2人が現場を引っ搔き回していなければ捕らえられなかった怪物とも言える。 -- 名無しさん (2025-05-20 16:37:50)
最終更新:2025年05月20日 16:37